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風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

953) 幾年経るとも要心あれ(大震災から2ヶ月)

2011年05月11日 | 東日本大震災
 大震災から2ヶ月が経ちました。未だ死者不明者数も定まらず、多くの方が不自由な暮らしを強いられていますが、私の周囲では節電問題以外はほとんど話題にならなくなっています。かくいう私も4月11日14時46分は意識していましたが、本日の14時46分は気づかずにいましたので、人のことをとやかく言う資格はありません。


 4月17日の当店前説で、岩手県宮古市姐吉地区で観測された津波の遡上高が38.9メートルに達し観測史上最大規模になったと申しましたが、その一方で同地区での住宅被害が無かったことが各メディアに取り上げられています。

 その理由は「先人の教えを住民が守ったから」。この「先人の教え」は姉吉地区の海岸から高台へ伸びる坂道の途中に建つ石碑に刻まれています。

 「高き住居は児孫に和楽 想へ惨禍の大津浪 此処より下に家を建てるな 明治九年にも 昭和八年にも 津浪は此処まで来て は全滅し 生存者は僅かに 前二人 後に四人 幾年経るとも要心あれ」


(-宮古市姉吉 2009/10/12-)

 姉吉地区には南部藩士時代に2度訪れました。1度目は本州最東端のトドヶ崎を訪れた時でしたが、この時はこの石碑の存在に気づきませんでした。数ヵ月後に姉吉の海岸を再訪した際に気づきカメラに収めたのですが、当然このような惨禍が訪れる事など全く考えず、「私的岩手通史の旅」が現代に至った時の資料としてレンズを向けました。もしあの時にこのような大地震と大津波が発生していたら・・・。



 今回の大津波、恐らく慰霊碑という物があちこちに建てられることでしょうが、後世のためにこのような「先人の教え」として然るべき場所に刻むことも必要になることでしょう。


2010/05/11の一品・・・お休みでした
2009/05/11の一品・・・お休みでした
2008/05/11の一品・・・257)岩手散歩 一関市(県最南端の地)

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