サトシアキラの湾岸爆走日記(自転車でね♪)改

一言:ここは俺が引き受けるから、早くクリスマスを……!

ぼくらの 第24話・「物語」を観て寸評&総括

2007-09-27 20:53:11 | 舌足らずアニメ感想(放送終了もこちら)
 ギガッす!ただいま監督のブログを見てみたら、コメントの数に軽くコーヒーを噴きそうになった私です、皆様ご機嫌いかがでしょうか、私は風邪気味ですこんにゃろー。

 取り敢えずこの24話単独で見てみると、戦闘がとにかく良かった。覚悟を決めた、俺に軽く殺意を抱かせた初期の彼とは比べものにならない、『漢』になったウシロの壮絶かつ悲壮な斗いに、朝6時半から観たにもかかわらずアタマが冴え渡った。

 パン囓りながらの長期戦はどうかと思ったけど、俺もオリジナルで書いたロボットもののプロットには、本来『仕事場』であるはずのコックピットにベッドとか冷蔵庫とか置いてあるから(そのロボットのエネルギー源が人間の生命、というのは因縁か何かでしょうか…考え過ぎか)文句は言えませんwまあそれも相手がベテランだったということを描く上では良かったのかな。

 で。
 全体を通してみると…この監督、こういった人間が不幸になる(戦った本人達はどうか知らないが、少なくとも遺された人間達などにとっては)物語は不得手なんじゃないかな。
 『猫の恩返し』なんて、どっからどう見ても明るそうな作品だし、この『ぼくらの』の最中に垣間見えた暖かさ、みたいなものの描写は良かったと思う(それが改変で物議を醸したあの子の回だったとしても)。

 その割に、出来た人間の子供達の話はあっさりと終らせてしまった(ダイチ、モジ等)というのも少々寂しいが、あれはあれで余計な手を加える方が愚かだと思う(トロを焼く、みたいなもんだ)し。無難とも縮こまってリスク回避したとも言えるが。

 うーむ、それでも前半、原作で終っている部分の纏め方はまあこんなものといえるのではないか。問題は後半、オリジナル展開に入って明らかに『ぼくらの』という作品のテーマであろうと思われる『子供の斗い』から少し乖離してしまった点か。
 完結してない作品をオリジナルで完結させろというムチャを要求された監督への同情もあるけどなぁ…

 

 難しい。もう俺にはアニメを纏める&ソウカツする精神的余裕がないかも知れない。

 とりあえず、色々と考えさせてくれた時点で『悪くはない』作品ではあったのかなぁ。戦闘も、『500メートルもあるロボットが動いたらこんなかなぁ』と思わせてくれたし。


 しかしこれだけは言える!

 OPは神!
 これだけは譲れない。



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2 コメント

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乗機の中で生活するぐらい必要 (owain)
2007-09-28 22:40:35
ひさしぶりです

> パン囓りながらの長期戦はどうかと思ったけど、
>俺もオリジナルで書いたロボットもののプロッ
>トには、本来『仕事場』であるはずのコックピッ
>トにベッドとか冷蔵庫とか置いてあるから

そんなものは甘い

あの宮崎駿が漫画化した、第二次世界大戦の戦車部隊のエース オットー・カリウスの自伝では、ロシアの冬の湿地帯での凄い戦い振りが描かれてますよ。

・いつ赤軍の攻撃があるかわからないので、夜明け直前から深夜まで、ティーガー戦車の中で待機。戦車内で生活。エコノミークラス症候群?それ何?という世界
・毎日外ではソ連軍の砲撃、爆撃。攻撃音がしたらとにかくすぐ移動して、敵の攻撃から逃げる
・戦車内に暖房兼用のランプ持ち込むが、すすだらけ。風呂にも全く入れない。匂いがこもるしシラミだらけ
・トイレは、大は暗くなってから一人づつ交代、小は戦車内で砲弾の空薬莢に溜め込んで済ませる
・それでも、夜に外にでて食事をしていると、ソ連軍の目くら撃ち爆撃で、運悪く乗員が二人死亡なんて事態もあった
・夜は、戦車外に出て、地面をはいずりまわって最も効率のいい移動コースをてってして調べる
・カリウス隊が整備と休養のために、他の部隊に任せていたら、その部隊はここまで徹底できず、あっさりやられた
Unknown (サトシアキラ@管理人)
2007-09-29 00:14:13
>ロシアの冬の湿地帯での凄い戦い振りが描かれてますよ。

 うわぁ…つくづく嫌な戦場ですね。とある映画(タイトル忘れた)に、ドイツ将校に変装したアメリカ兵が、疑問を持つ敵に対して
 『何だその服装は!だらしないと東部戦線に送っちまうぞ!』とハッタリをかけて乗り切るシーンがありました。
 確かに東部戦線には行きたくありません(笑)。当時でも東だけは嫌だったんでしょうかね。

 しかし、本当にソ連を相手にしたくはありませんね。め○くら撃ちでやられては浮かばれません…

 それでは。

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