Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

心。

2013-06-30 16:50:53 | daily life
先週の木曜から金曜にかけて、
10社ほどの建築関係のアトリエを周り、
雇ってくれないかと頼みに行った。

この10社は200社以上の建築会社やアトリエのあるNYCの中で
特に入りたいと思い、そして絞り込んだ会社だった。
またアトリエを中心にしたのはいくつか理由があるけど、
訪問して雇ってもらえそうなそんなフレキシビリティがあると
考えたから。大企業だと組織構成がしっかりしているので、
いきなり訪問してきた人をやとうということはないと経験から
感じていた。

しかしその予想を反して7社には人事部やスタッフの人としか話ができず、
結果はこちらから連絡をするまで待ってくださいの一点張り。
簡単に言えば門前払いと行った感じだった。
そして残りの3社のスタッフと少し時間をいただいて話したところ、
ビジネスカードをもらってそこにメールすればすぐに返信をするよと。
ただそのうちの2社からは申し訳ないけど採用できないっていう
ことのメールをいただいた。
そして残りの一社はまだ結果まちの状態。

けっこう淡々と書いているけど、実際はそれぞれの会社に電話する前、
そして訪問する前、本当に不安だった。特にすごく行きたい会社に関しては。
正直、電話する前は数時間ほど現実逃避をしていたし、会社を訪問する時は
いや行こう、もうちょっと待ってからいこう、やっぱり雇ってくれなさそうだし止めよう、
などを一つ一つのアトリエの門を目の前にして15分ほど葛藤していたときもあったし、
その15分が永遠と想えるほど長く感じるし、本当にアメリカに来てからここまで
緊張したのも少なかったようにも想える。
ただ最後にはここで逃げ出したら絶対後悔するって一心で会社に入って、
自信があるようには振る舞おうとしていたけど、緊張しながら、
スタッフの人に雇ってくださいと頼んでいた。

この結果は本当に悔しいし、まるで今まで自分の人生が否定された気持ちにもなる。
ただ一方で逃げ出さずにやりきった自分に少しだけ自信がついた。
一歩進んだおかげで、また現実を直視できたおかげで、
また次に何をやるべきか分かるようになってきた。
今回の失敗で得た教訓は絶対に次の成功につなげたい。

そう、そんなこんなをしているうちにいい言葉を見つけた、
"I can accept failure, everyone fails at something. But I can't accept not trying"
- Michael Jordan
今はこんな感じに考えている、失敗したら悔しさを何倍にしても返してやろうと。