アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

南部杯

2012-10-07 18:16:12 | 競馬
競馬に関係ないけど、可夢偉は頑張ったね。感動した。
こないだ、世界の果てまでイッテQスペシャルでやってた、
タイの木の車祭りでやらかした男には見えなかったw

競馬に戻って、アンカツとしては土日ともにこんなものか。
今週のメインである南部杯を大いに楽しみたい。
毎日王冠のカレンブラックヒルは強かったね。
父親の良い所をよく引き継いでいるようだ。
古馬のレベルが低くなっているので、そのまま秋天も通用しそう。
敵はルーラーシップくらいしかいないだろう。





G1・南部杯(盛岡1600m) アドマイヤロイヤル ▲
橋田厩舎、キングカメハメハ産駒の5歳牡馬。
上位馬の回避で出走枠に滑り込んだ。
ギリギリでの選出だが、前走の2着が効いた格好。
ここでもう一つ賞金を積んでおくことが出来たら、
この先のローテが非常に組みやすくなるだろう。
2頭のG1級がいるが、割って入りたい一戦。


格上でかつ実力最上位なのがエスポワールシチー。
現役の最強馬と言っても差し支えはあるまい。
09年のフェブラリーSで当時の最強級だった3頭に食い下がって4着。
そこから10年にかけて、自身が最強の座に上り詰めた。
同年のアメリカ遠征でガタッと崩れてしまったが、
復調して、現在は落ち気味の力を維持するような感じになっている。
スマートファルコンやゴルトブリッツなど、
年が経過し新しく現れてくる王者に敗れながらも、
「生き残る」ことで何度も最強の座に帰ってくるようだ。
絶対的に強かったかつての力はもうないが(昔はもっと強かった)
過渡期の現在ならば堂々の主役と呼べる存在。
ローマンレジェンドやらナイスミーチューなどの現在の新勢力は、
近年に現れてきた王者級の力にはまだ程遠いので、
ここからJCダート、東京大賞典へ向けて、不動の本命馬と呼べそう。

もう1頭、格上なのがかつての短距離王スーニ。
09年にJBCを制して短距離王の座についた後、
しばらくはその座を維持していたが、10年夏から突然低迷期に。
11年の夏に立ち直って再度王者の座に就いたが、
今年に入ってまた見所のない走りを続けている。
実績上位のため、常に59キロ近くを背負わされているので、
最初に背負ったハンデを跳ね返すのに苦労しているとも取れるから、
一概に終わっているとは言えないわけなんだけども、
良い時は斤量を背負っても走っていた馬なので、
やはり現在は不調期なのだと考えて問題ないと思われる。
今回は久々に斤量が57で期待するところもあるだろうけど、
そのプラス分を距離の1600mが相殺、なおかつマイナスにしている。
マイルで走る馬じゃないでしょう、この馬。
現在は短距離戦の前半のペースに全くついていけなくなっているので、
マイルの距離で追走を楽にって気持ちがあるのかもしれないが、
エスポワールシチーがいる今回はやはり苦しいだろう。
4着争いはすると思うが。

実績は大してないが実力は現役屈指に思われるのがナムラタイタン。
デビューから6連勝でOP特別を2勝。
その間に、セイクリムズン、セレスハント、オーロマイスターと、
後の重賞・G1の勝ち馬を全く相手にせずぶっ千切っており、
本来なら自身がその立場以上にいないとおかしいのだが、
何故だが知らないけれど6歳の今でもG3級に甘んじている。
連勝が途切れてから15戦しているが、そのうち10戦がOP特別。
いくつか分岐点はあったよう思えるが、
最大の敗因?は、11年の1月に大和Sを使ったこと。
ここで2週間後にあった東京の根岸Sを使っていたならば、
そのままフェブラリーS、かしわ記念ルートに入っていただろう。
一度入ってしまえばそのままずっといられるのが交流ダート戦線。
その入り口を間違えたことで現状に至っている。
今回初めてG1に臨むことになったけども、
現在の交流ダート戦線の上位馬にことごとく圧倒しているこの馬なら、
入ってしまえば現有戦力を一気に出し抜くはず。
注目はエスポワールシチーとの力関係。
東京マイルの鬼のこの馬に盛岡マイルが合うことは疑いの余地がなく、
もしかしたら一気に頂点に立つかもしれない。可能性は結構ある。
これに対して連戦連敗のロイヤルにとっても大きな壁だ。

交流G3戦線の常連ダイショウジェット。
定期的にG3で賞金を積んで、それを長年やっているので、
どのレースでも自由に登場してくる。
G1にも何度も挑戦していて、やるべきことをしっかりやっているが、
実力は明らかにトップクラスには及ばず、G3の上位の1頭程度。
もう9歳になっていてさすがに落ちてきそうなものだが、
今のところはそんなに衰えが見られない。
数年前は、リミットレスビッドとかメイショウバトラーあたりが、
新興勢力に座を譲らず延々と交流戦線を走っていたが、
今はサマーウインドやらセレスハントと並んでこの馬がその立場。
交流重賞では地方馬に負けない限り上位入線となるので、
9歳だけどももうちょっと頑張れるだろう。
まあ、G3も勝てないのにG1ではさすがにしんどいと思われる。
東京で行われた昨年の同レースは5着に大健闘したが、今年もそんなものか。

重賞で2着を拾いながら賞金を加算しているメイショウタメトモ。
この馬はナムラタイタンとは真逆の素晴らしい効率のよさ。
何故か誰も登録しなかった11年の川崎記念に滑り込み、
3着がボランタス、4着がクリュギストという、
同距離のG3・白山大賞典でももう少しましだろというメンバーの中で2着。
これを元手に、マーキュリーC、BGCと滑り込んで2着で賞金加算。
交流重賞戦線は短距離から2000までだと年寄りが居座りがちになるが、
2100を超えると盲点になるのを華麗に生かして現状に至る。
渋太く走るが別に強いことはなく、G3の上位の1頭程度の存在。
いつも自分なりにきっちり走る事は褒められるべき事だが、
同時に強い敵には素直に白旗を上げる負け方をする馬なので、
今回もエスポワールシチーやナムラタイタンに勝つことはないだろう。
ダイショウとスーニを相手に4着の座を争うんじゃないかな。

地方勢ではナイキマドリードが抜けている。
中央馬が相手になってもG1でなければそれなりに戦える強豪で、
ダイショウジェットあたりよりも上であると思うが、
いかんせん、この馬は守備範囲が1400までだろう。
マイルになって良くなるとはとても思えないし、
それで相手にG1級がいるのでは厳しい。
これも4着争いに加わることはありえると思うが、
距離を考えると6着か7着が妥当ではないかと。
他の地方馬では好勝負は無理。


現在のロイヤルは、ナムラタイタンに常時1~2馬身くらい負ける存在。
エスポワールと戦うことでナムラタイタンの位置が今回見えるわけだが、
ロイヤルの現在の立ち位置も一緒に見えるだろう。
オーソドックスに行けば、3着に収まるのだろうが、
今回は出走頭数が少なく目標を定め切っての一戦なので、
これまでとはちょっと違う力が見れるかもしれない。
追いかけるべき存在を常に作ることが大事な馬だが、
ここはまず現役最強の馬が逃げていて、
それを宿敵と呼べる馬が追走しているわけだから、話は楽。
序盤はメイショウがそこに加わっているだろうけども、
4角前から交わして前の2頭に標準をあわせ、
それなりに長い直線でロイヤルのやれる限りの走りを見せてくれれば。
交わせなかったらそれはそれ。今後の大きな目標になる。
このレースの大きな目的は賞金を加算することだけども、
現在の立ち位置を知れるというだけで参戦する意味がある。
今ロイヤルがどこにいるのか。楽しみだ。
ただ肝心の状態は、追いきりを見る限りボチボチくらいだけども。
それでもエスポワールもタイタンもそんなに仕上がってる感じがないので、
差し引き0くらいに考えてみたい、という願望w


レース展開とかは考えても意味はあるまい。
エスポワールが逃げてメイショウが2番手、
ナムラが3番手で、ナイキとロイヤルが4番手、
ダイショウとスーニがその後ろからだろう。
有利不利も何もない力比べになる。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tappy)
2012-10-07 20:43:30
 とりあえずエーシンジャッカルは、故障ではないみたいですね。もたれっぱなしで追えなかったようです。
 カレンブラックヒル、完全になめてました。強かったですね。まさにダイワメジャー二世というところでしょうか。天皇賞で勝てれば、最強に近づきますね。
 明日はいよいよアドマイヤロイヤルの初GⅠ挑戦です。相手は2頭。何とかその一角崩しをできるといいですね。どうしても終い脚色が一緒になるので、その前に何とか抜け出せるといいですが。キンカメ産駒の最近のダートでの活躍ぶりに乗っていきたいですね。
Unknown (yamazo)
2012-10-08 00:34:46
ペガサス、久しぶりの勝利の美酒!
と、思ったんですがねえ。。
まあ、らしいっちゃあ、らしいんですけどね(笑)
明日は今週の主役!アドマイヤロイヤル!!
なんとかナムラを掴まえて賞金加算をしてほしいですし、エスポワールまで掴まえちゃうなら、それはそれで(笑)ですね。
ブックの調教短評に太目とあるんで、馬体重が心配ですが。
て、ブックに地方の馬柱があるのに違和感ありありでしたけどね(笑)
明日もWIN5もありますし、京都大賞典もありますからね!
競馬を明日も満喫したいですな!

そして火曜は、いよいよアニキの最終戦。
いつもは観戦日が楽しみですが、今回ばかりは楽しみとは言えません。。
火曜が終わったら、もう現役プレイヤーとしての金本知憲を見るコトは無いわけですからね。
複雑な心境ですわ。

その前に明日の競馬ですな!
京都大賞典 フミノに距離不安を個人的に持ってるんで、ちょっと捻って買ってみたいと思ってます。
南部杯も良い結果が飛び込んでくるコトを期待したいです!!
惜しかったなぁ… (ミヒマルGT)
2012-10-08 03:40:07
やっぱりよれますね、オルフェは。
スミヨンも右ムチで必死に訂正しようとするも、まだよれようとするんだから。遊んでますね。

すかさず図った様に差したペリエはさすがですなぁ…
オルフェはJC→有馬記念でしょうか?
スミヨンなのか池添なのか、池添ならJCで勝って天を突き刺すガッツポーズと雄叫びでアンチの神経を逆撫でしてください。
2チャンでスレ立ちまくってるけど、うっとうしいんだよあいつら。
Unknown (元笠松常連)
2012-10-08 09:18:56
凱旋門賞の壁は、とてつもなく高く厚いですね。

ディープインパクトとオルフェーブル、競馬史に名を刻むであろう怪物でも越えられない壁。
自分が生きてる間に、歴史的瞬間が見れたら良いなと思いました。

改めてペリエの凄さを感じました、アンカツさんが地方出身騎手のパイオニアなら、ペリエは外国人騎手のパイオニアだと思いますので。
Unknown (sankyo)
2012-10-08 14:10:14
>tappyさん
それは良かった。一安心です。
4角からもう流してたのは無意味な労力を使わせなかったってことですね。

俺は単純な走力ではカレンが一番強いとは思ってましたが、はっきり言って距離が厳しいと思っていました。
(マイルどころか14くらいがベストだと思ってたんですがw)
どうやらそんなこともなく、2000まではすんなり行けそうですね。

抜けたら抜けたで派手に止まる馬ですが、
(万が一突き抜けるようなことがあれば、オルフェ顔負けの止まり方をしてくれるでしょうw)
この強敵相手でその心配は無用かと思いますw 何とか連以上を確保したいですねえ。


>yamazoさん
狭いところをこじ開けて並びに入ったときは、
まず勝っただろうと思いましたが甘かったw
まあ、それで勝てるならこんな連敗しないよなあとしみじみ思いましたがw
同時に、今回は相手の強さも認めざるを得ないと思います。

南部杯ですが、みんな仕上げ途上だと信じていますw
ロイヤルの動きも正直なところ良くないですからね。
まあ、実戦に行けば走ってくれると思います。
せっかくの現状を知る好機なので、力を出し切って欲しいですね。

今年はいろいろと引退しましたねえ。
金本の最終戦、長嶋の打点を越える事を願っています。
ちなみにこちらは福地と宮出が引退ということで、まさに青天の霹靂。
いやいや、君ら代打の1番手と2番手なんだから、普通にウチの主力ですがな・・・w
本人の決めたことなのでしゃーないですが、残念でなりません。
CSで大暴れして日本シリーズで引退して欲しいと願ってます。


>ミヒマルGTさん
ヨレますね。鞍上が全然制御できてませんでした。
初期のオルフェーヴルが思いっきりこんな感じだったんですけども、
池添が癖を掴んで乗ってたので最近はそうでもなかったんですが、
2戦目では致し方ないでしょう。そんな簡単な馬じゃないことは分かりきってるので。
仰る通りに馬に遊ばれたレースでしょう。しかし凱旋門賞で遊ばれるとはw

それに対してペリエの馬は本当に見事なレースをしましたね。
ペリエも斤量の問題でアンカツみたいなことをしてますけども、昔は日本で本当によく勝たれましたもんねえw
JC有馬は普通に行けば負ける要素はないでしょうが、
相変わらず普通じゃない馬だけになんとも言えないでしょうかw


>元笠松常連さん
正直、今回のレースは凱旋門の壁ってよりも「オルフェの壁」が厚かったという感じで・・・w
今回のメンツならどこからどう見たってオルフェが5馬身くらい抜けて強いんですけど、
鞍上が馬の癖をつかめていなかった、陣営が癖を伝えきれなかった、それに尽きると思います。
前哨戦の前にここのコメント欄で書きましたけども、
最初のスミヨンの「簡単な馬だ」というコメントには、嫌な予感しかしませんでしたわw
これまでに池添が悪いって言う人間を本当にたくさん見てきましたけども、
あんな難しい馬が騎手のせいなわけないでしょうに・・・。
(極端な話、騎手がわざと馬を暴走させようとしても、普通の馬ならオルフェみたいな悪さはしませんよw
 それくらいちょっと考えりゃ分かりそうなものなんですが)
結果は本当に残念で無念でしたけども、そこの点だけはすっきりとしましたわ。


全く仰る通りで、アンカツが地方騎手の道を拓き、ペリエが外国人騎手の道を拓いたわけですね。
「鞭一本でどこにでも」ってのが、期待される未来。あるべき姿だと思います。
いつかそんな日が来ると良いなと思いますが、
その道筋を作ったペリエの晴れ姿を久々に見るのは嬉し・・・いってよりも、
今回はやっぱり「何すんじゃ」でしょうかw
週の始めに「今回は乗る馬いないからオルフェ応援するよー」とか言ってましたからねえw
Unknown (時雨)
2012-10-08 14:44:42
こんにちは。いよいよ南部杯ということでまた熱くなっています。
ロイヤルの状態は一息といったところでしょうが、どうか今後に向けていいレースになることを期待して、一生懸命応援します!

凱旋門は内心期待していただけにショックな映像でした…
もともと私は乗り代わりに対していい思いはなかったので(もちろん、池添騎手がいきなり凱旋門行って雰囲気に飲まれず競馬できるかと言ったら…ですし、池添騎手なら勝っていたともあまり思わないのですが)、勝つためにわざわざスミヨンに替えてこの結果では、はっきり言って納得いかないです。
私も「簡単な馬」とのコメントには非常に違和感を覚えていたので、本番でこういう結果になってしまい残念でなりません。
去年、ウインバリアシオンを応援していたぶん散々痛い目に遭った馬ではありますが、これまでの馬と全然違う、面白い馬でもありました。凱旋門の称号取らせてあげたかったです…。

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