アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

今週の騎乗馬

2007-05-31 21:58:17 | 競馬
今週は精鋭7鞍。
2場開催が2週続き、どの陣営もなかなか思うようにレースが使えないようで、
他の騎手を見ても凄い勢いで騎乗数が減っているところだが、
アンカツのほうは安定して精鋭が確保できていて一安心。
今週は久々に全勝を期待できる感じだ(実際は無理なんだけどw)。



土曜 中京
6R 3歳未勝利 芝1800m オメガバリュー
平田厩舎、ステイゴールド産駒の3歳牡馬。
平田厩舎はベッラレイアを管理する新進気鋭の厩舎だが、アンカツは初騎乗だね。
デビューからスタートが悪く、まったく良いところの無い競馬が続いたが、
前走の新潟でようやく見所のあるところを見せてくれた。
道中中だるみのレースを後方で脚を溜めていくと、
直線へ入って弾かれたように伸びてきて2着に入線。
左回りはまず合うだろうし、後はスタートさえ決めれば。
ここは非常に難解な一戦。人気を裏切ったノーキュアノーペイと、
人気薄で突っ込んだアドミラビリス、オメガバリューの3頭が上位か。
どれも安定感に欠ける事この上無い感じでなんか荒れそうな気がするが、
オメガだけは人気通りに走って欲しいものだ。

9R 白藤賞 芝1800m ファーストレイター
五十嵐厩舎、ダンスインザダーク産駒の3歳牝馬。
ランペイアは回避したようだ。相手が消えた。
どこからどう見たって1強。圧勝濃厚。
単勝は1.2倍くらいになりそうだ・・・。

11R 関ヶ原S 芝2000m マイネルファーマ
中村厩舎、フォーティーナイナー産駒の4歳牡馬。
ハンデ頭は実績上位のロックスピリッツで57キロだが、
この馬は近3走の内容が非常に悪く(最後伸びなくなった)、カモに近い。
56キロ(牝54キロ)が4頭で、そのうちキョウワスプレンダは未だ力戻らず。
残りのカネトシツヨシオーら3頭が人気の中心となることになるが、
どれも安定感にはかなり欠け、隙だらけ。カネトシが一番しっかり走るだろうか。
後はファーマを含めた55キロ組以下、ようするに大混戦ムード。
昇級でも、サクラオリオンとファーマは人気しそう。
昇級としてはかなり楽な相手関係になったといって良い。いきなりチャンス。
楽な相手を迎えたとはいえ、それでも昇級。まずは自分の形で走れるかどうか。
先行馬が複数いるので、いかに上手く3番手あたりに取り付くかだろう。




日曜 東京
1R 3歳未勝利 ダート1300m イーサンラヴ
高橋裕厩舎、マイネルラヴ産駒の3歳牝馬。
芝のデビュー戦で1番人気を背負うも完敗。
ダートの2戦目で逃げて2着に粘って初勝利目前だったが、
そこから馬体が減り続けたのが原因だろう、あまり良いところなく連敗。
前走でようやく馬体を戻して、先行して粘って3着。再び初勝利目前。
なんだが、ここは前走3着内の馬が6頭いて混戦ムード。
そう易々と突破することは出来なさそうだ。チャンスは当然あるんだが。
俺の見た限り、ジェイケイセラヴィ、サルバトールボス、イーサンラヴ、セトノジェネシス、
この順番で、4頭が頭一つ抜け出していると思う。

3R 3歳未勝利 芝2000m ブランニューデイズ
戸田厩舎、ホワイトマズル産駒の3歳牡馬。
札幌のデビュー戦で追い込み届かず5着。
回顧では、コーナーで置かれ気味になるも追って上々、
次は勝てるだろうと書いている。その時の印象を信じる。
今回の相手は、逃げるスタリオンシチーと追い込むメジロアルタイス。
極端な脚質の2頭が勝利寸前で、今回で勝負っぽい感じがする。
が、井上さんが現在の未勝利なら断然と書いてたけど、まさにその通りで、
使い込んで未だに未勝利の馬が相手ならばなんとでもなるだろう。
仕上げも上々な感じだし、久々に戸惑わなければ圧勝まで。
今回適度に負ければ次は圧倒的人気濃厚、勝てば昇級して相手関係が厳しくなる。
馬券的な妙味は今回しか無いだろう、期待大。

9R 芍薬賞 ダート1400m ブライトロジック
松田国厩舎、フサイチペガサス産駒の3歳牡馬。
現級2戦目、この条件も2回目。当然上積みは充分にあることだろう。
期待からすると物足りないことで一杯だが、
今回は相手が弱くセイコースペシャルと一騎打ち。どちらが上に来るかだけ。
こちらがまず1番人気だろう。いい加減このクラスでは負けてられんのだが。

11R 安田記念 芝1600m ダイワメジャー
上原厩舎、サンデーサイレンス産駒の6歳牡馬。
アンカツ手記・木曜日
安田記念には、頼れる相棒ダイワメジャーで参戦します。
G1ホースにも堅実な馬、ムラ駆けするタイプ、いろいろありますが、
彼はまず崩れることがない真面目な気性をしています。
昨秋に毎日王冠、天皇賞、マイルCSを3連勝した時など、
乗っていて何か安心感のようなものがありました。
信頼する上原厩舎にお任せした30日の追い切りも無事に完了したようで、
後はレースを待つばかり。
メジャーの力さえ出し切れれば、まずぶざまなレースにはならないと思っています。
この馬に乗せてもらったのは、昨年4月のマイラーズCから。
いきなり勝たせてもらって、2戦目が安田記念でした。
そのレースでは3番手キープからよく粘ったのですが、
最後に踏ん張り切れずに4着という結果。
ただ、2着のアサクサデンエンからはハナ、首差でしたから、
大崩れしたわけではありません。
今年の外国馬は、昨年圧勝したブリッシュラックこそ不在ですが、
ダイワメジャーに鼻差先着したジョイフルウィナーが来ています。
手合わせしてみて、香港馬のレベルと手ごわさは十分に感じました。
他にも3頭が参戦してくるので油断なりません。
戦法についてはいつもと同じ。
後方一気という脚質ではなく、前に付けて踏ん張るというのがパターンです。
今年も、自らハナに立つことはないと思いますが、
先行集団に付けて、直線で抜け出すという得意の形に持ち込みたいと考えています。
鍵はペース。
前走のように緩やかな流れになって上がり勝負という展開ではゴール前が少し心配。
平均的に速く流れて、上がりが35秒そこそこのレースになれば好勝負になるはずです。
長い直線は問題なく、左回りも大丈夫。
昨年以上の成績を残せるように頑張ってきます。 



というわけでようするに、力さえ出せば、ということ。
その為には、ペースが鍵、スローじゃなければ大丈夫、であり、
スローになる可能性が限りなく0%に近い今回、
何も心配することなく、頭で買うことが出来るだろう。
昨年は外々を動かれて非常に鬱陶しいレースだったんだが、
それでいて一度は抜けて最後はジョイフルウイナーと鼻差。
アンカツが全てを掴んだ今ならば、昨年以上は楽に行けるだろう、
ドバイの舞台でも、いったん持ったままで抜け出しにかかったように、
とにかくどんな状況でもいったんは抜け出しを図ることが出来る。
後は、後続を引きずり込んでなし崩し的にゴールするだけ。
怖いのは、メジャーの仕掛けに乗らずに4角で徹底的に溜める馬。
今回で言うとエアシェイディくらいだろうか。
4角である程度ついて来る馬は全部振り切れるだろう。

アンカツ手記・水曜日

2007-05-30 21:47:10 | 競馬
気づいたら朝、を久々に体験してしまったw

火曜日のホウオーに関する回顧は、ほぼ思ったことと同じだった。
敗因は入れ込みということで良い。秋にはきっと巻き返してくれるだろう。
それにしても、ウオッカの強さには改めて脱帽の様子で、
「よく桜花賞を勝てたなあ」と感心してたので笑ってしまったw
ウオッカはやはり凱旋門へ向かうようなので、
スカーレットとの再対決は来年以降に持ち越しとなりそうだ。
それまでに、エリザベスでカワカミを撃破しておきたいところだ。
後は・・・キングトップガンは芝でもやれるよってとこかな。


アンカツ手記・水曜日
昨秋に毎日王冠、天皇賞秋、マイルCSを3連勝したダイワメジャーが、
暮れの有馬記念、3月31日のドバイデューティーフリーを3着に終わりました。
表面的には後退した印象もありますが、それほど深刻にはとらえていません。
有馬記念は、マイル戦のあと一気に距離が延びて2500mという状況、
よく踏ん張ったと思っています。
ゴール前で、距離実績のあるステイヤータイプに追い上げられながら、
3着を外さなかったあたり、持ち味は充分に発揮できました。
残念だったのが前走のドバイ戦。芝の1777mで守備範囲の一戦。
現地での追いきりの内容も良く、好勝負の手応えはあったのですが、
前半スローで流れたのが響きました。
結果、上がりが思った以上に速くなってしまい、
切れる脚を使えるアドマイヤムーンからコンマ8秒離される完敗でした。
ずっとドバイのレースを見ていると、激しい先行争いがほとんどなく、
淡々と流れる競馬が主流だったのです。
だからドバイデューティーフリーも嫌な予感はしたのですが、
あそこまで展開が落ち着くとは・・・。
これまでも何度か繰り返しているように、
あんな形で直線の瞬発力勝負になると弱点があるのです。
ただ、タイム的には評価できます。
1分48秒台で駆ければ勝ち負けになるのが例年。
1分48秒7で駆けたダイワメジャーが走らなかったのではなく、
勝ったアドマイヤムーンの1分47秒9が異常に速かったという事。
3着という成績に、悲観も落胆もしていません。
今回はベストといえるマイル戦。
地元の東京競馬場で出来るというアドバンテージもあり、
何とか巻き返したいと思っています。
中身については明日書いて締めます。



有馬記念とドバイデューティーフリーについて。
有馬については、良くやったという印象しかない。
アンカツが言うようにドバイの方が残念だったわけだが、
アンカツの印象で、ここまで遅いとは・・・という文章が出るほど、
それほどにペースが落ち着いてしまったということで、
メジャーにとっては最悪の展開になったというわけだ。
日本国内のスローだと、マイラーズCを完勝しているけれども、
さすがに国際レースとなるとそれに合った馬がいるから厳しいね。
(それでも3着に走り立派に国際的な馬になったんだが)

今度はコンゴウリキシオーと香港の逃げ馬を迎え、
間違いなく、どうひねってもハイペースになるレース。
有までも走ったし、今なら内からでも大丈夫だとは思うけども、
出来れば、余計なことを考えなくても良い外枠が欲しいね。
メジャーは、二の脚が異様に速い馬であって、
スタート自体が素晴らしい馬ではないからね(妹のスカーレットと一緒)
まあ、遅れたりすることはないから心配は要らないんだけども。

で、レースを迎えるにあたって、最後の本追い切り。
これまでは軽め軽めで仕上げてきたが、
直前ということで、道中は強めで追いきられたようだ。

南Wコースでシュフルールを3秒も先に行かせてそれを追いかける調教。
普通の馬ではとても追いつかない差だが、調教でも横綱のメジャーは違う。
あっという間に追いつくと、さらに並ぶ間もなく突き抜けて、
ゴールの前ではもう馬なりで流す余裕でフィニッシュ。

61.8-47.9-35.7-12.5

素晴らしい時計を計時した。
流して走っているのに、相変わらずレース並の時計を余裕でマークする。
メジャーって、ダートの1000mに出たら日本レコード出すんじゃないか?w
1回見てみたいのは、この馬が栗東の坂路を走ったらどうなるか?ってこと。
49秒台は軽く出すんじゃないかと思うが、
48秒台も普通に出しそうな気がして怖いw

直前の動きは完璧と言って良い。中身は伴っていると信じよう。
後はレースへ行って、いつものようにレースを組み立てるだけ。
昨年は外から被せられた為に思うようにスパートできず、
それでもかなり粘って4着に残った。昨年のレースを見るたびに思う。
今なら何とでもなると。去年より相手も弱くなるしな。

ダービーを終えて

2007-05-28 22:13:01 | 競馬
フサイチホウオーのダービーを何回か見直している。
まあ、何回見ても敗因は明らかというか、
どの新聞でもどの解説者も、そして松国さんも語る敗因は一つ。
「レース前からテンションが高く、その通りにかかったこと」
ということに尽きるわけだ。誰が見たってそうなる。
実はパドックはちょっと見て無いんだけども、
どうやらパドックでの周回の後半から、何かおかしかったみたいだね。
返し馬に入るとき、かなり首を上げて振りながら入ったなあとは気になった。
気合いの入っている馬によくあることなので、良い風に捉えていたんだけども、
ゲートに近づいてくる時。ここはさすがに「あれ?」と思わざるを得なかった。
あからさまに口を割ってたからなあ。
画面に写された入れ込むホウオーの姿に、場内は大きくどよめいたそうだ。
致命傷その1。

この地点で、もう全力を出せる状況は限られてしまっていた
それはすなわち、ある程度のハイペースになって(これは普通に期待できたはず)
中団から後方の外目を気分良く追走すること(上手くゲートを出れば大丈夫)
これによってのみ、入れ込みをプラスに転ずることが出来たはずだ。

が、スタートで終わったw 致命傷その2にして、負けた最大の要因。
まさかのヴィクトリー出遅れ。
ホウオーはまずまずのスタート。ホウオーばかりを見ていたのだが、
外の馬がなんかごちゃついたのは視界の隅に入った。
1角に入っていく映像で、なんか違和感があることには気づいたが、
遅れているのがヴィクトリーってのをはっきりと見て、もう眩暈がしたねw
アサクサキングスが先手を奪った地点でハイペースの目が完全に消えた。
自分も残りたいサンツェッペリンが喧嘩をしに行くわけが無いのだから。

しかし、まだここまでならギリギリなんとかなったはずなんだが、
これは当然というか何というか、暴走馬ヴィクトリーの抑えがきくわけもなく、
かかって一気に前に進出していく。致命傷その3。
ヴィクトリーが来るまでのホウオーは「何とか折り合っている」のだ。
どう見ても、中団の後ろ、オーラの後ろ辺りで折り合いかかっている。
ヴィクトリーがもうちょっと待ってくれたら、おそらくつられることもなかった。
完璧なタイミングで、外をスルスルと行ってしまった。
気合いの乗っている馬が外から交わされたら、行きたがってしまうのは当然。
別にホウオーに限った話じゃない、競馬をやってりゃ誰だって知ってる光景。
ホウオーも自然とペースアップしてしまい、アンカツも無理に逆らわなかった。
この判断は素晴らしかったと思う。この判断でロスは最小限だったはずだ。
あの局面で喧嘩する意味は何も無い。

そんで致命傷その4。
ひっかかったヴィクトリーがなんと4番手でいきなり折り合う。
今でもこの点にツッコたくて仕方ない。何だそれ、どういうことだよw
あんだけ落ち着いたペースの中を一気に行ってしまうんだったら、
そのまま行ってしまえよホント・・・。
一脚使って折り合うってのはよくあることなんだけども、
ヴィクトリーがそんな半端に利口な事をするとはw
ヴィクトリーが留まったおかげで、スローペースが完全に決定。
ホウオーも5、6番手で上手く折り合ったのだが、
ロスしたものを取り返すような展開にはなってくれなかった。

後は、地味に力を消耗しながら走って直線に入り、
余力の無いままにダラダラと走ってゴール。
こんなレースで力が出せるわけが無い。
絶対に力を出せていない。不運を重ねたレースだった。


最大の目標である日本ダービーを負けたのはなんとも悔しいわけだが、
1日たって、しゃあなかったなあと思っている。
この日を迎えるまでに、いろいろと嬉しい思いと悔しい思いをしてきたわけだが、
その全てが「充実した時間だった」と言える。
ホウオーについて、いろいろ考えたり喜んだり悔しがったり悩んだりした時間、
その全てに後悔など無い。本当に充実した時間をくれた。
無念なことも一杯出来てしまったが、
福本氏の漫画のアカギさんの言葉を借りるならば、
無念が人(今回は馬か)を輝かせるのだ。
秋には菊花賞がある。JCがあって有馬記念があって、
来年には天皇賞も宝塚記念も。望めば海外のレースも。
選択肢はいくらだってある。これで終わったわけじゃない。
まずはゆっくりと休んで欲しい。
また秋に、挑戦者として逆襲しようじゃないか。



まあ、チャンピオン(ウオッカ)はいないだろうけどw




ホワイトメロディー 関東オークスへ
予想通りにホワイトメロディーは関東オークスに選出された。
前走は負けてしまったのでどうするかとヤキモキしていたが、
希望通りのレース選択でとても喜んでいる。
選出されたメンバーを見る限り、圧倒的に抜けているね。
距離と馬場に戸惑わなければ、負ける要素はほとんどなさそう。
距離に関しては、マルブツトップの妹なんでね、
まず大丈夫だろうと思っている。
このレースをがっちりと仕留めて、ダートの女王路線に入って欲しいな。
ユニコーンSで激突する何頭かの牡馬の怪物組とぶつからなければ、
いくらだって稼げると思うよ。今回はその下準備だ

来週の特別騎乗予定馬

2007-05-27 19:57:24 | 競馬
ダービーについては、明日にでもじっくり考えてみるか。
かからずにあの競馬だったなら、堂々と抜けていただろう。
本来なら、オーラの1馬身後ろ、ウオッカの前にいたはずなんだがねえ。
1角ではオーラの後ろにつくことが出来ていたのに、
ヴィクトリーが上がって行った後について行ってしまった。
急に外から交わされて馬が頭に来たんだろうね、平静を失った。
テンションの高い馬には日常的にあることだ。
ただ入れ込むだけならまだ問題なかったし、交わされるだけでも問題なかった。
二つ重なったことで終わってしまったということだろう。



土曜 中京
白藤賞 芝1800m ファーストレイター
五十嵐厩舎、ダンスインザダーク産駒の3歳牝馬。
未勝利戦を圧勝、続けて挑んだ特別戦でも2着に好走。
早くも現級突破に王手をかけた状態。
相手をざっと見てみたが、見落としがなければランペイアと一騎打ち。
相手は典型的な追い込み馬で、中京である事を考えると、こちらが人気か。
◎がずらっと並びそう。まあ、ランペイアの過剰人気ぶりを考えると分からんけど。
2頭の馬連は2倍前後になりそうな感じがする。
1週前の調教は抜群、力を発揮して順当勝ちを期待。

桶狭間特別 芝1200m 未定

関ヶ原S 芝2000m マイネルファーマ
中村厩舎、フォーティーナイナー産駒の4歳牡馬。
4走前に先行競馬を始めてすっかり安定、この形が合っている。
前走、22戦目にして初めて1番人気を背負い、人気通りの快勝。
フォーティーナイナー産駒とは思えない、芝長距離での安定ぶりだが、
2000mくらいがちょうど良いんじゃないかと思う。
今回は昇級になるので相手はグッと強くなるが、それより展開が問題。
楽に前で競馬できると良いんだが、鍵になりそうな馬が2頭。
エメラルドS2,3着のイアオニードル、コスモプラチナが相手のようだ。
それから、休み明けのマチカネウマジルシが行くかもしれない。
どれも前で競馬する馬で、この3頭との兼ねあい次第。
上手く先手を奪ってしまうか、競らないように4番手を取るか。
それとも行ききれずに後方になってしまうか。展開次第。


日曜 東京
芍薬賞 ダート1400m ブライトロジック
松田国厩舎、フサイチペガサス産駒の3歳牡馬。
前走は同条件、終始外々を回って、最後は伸びきれずに3着まで。
時計的に、不発だったなという印象。もっと走れるはず。
先週除外されているはずなので、今回は出走可能。
相変わらずアンカツが調教で乗り続けている条件馬。
それに相応しい結果が欲しい。
登録がやたら多いので見ないが、どんな相手でも好勝負は可能。
きっちり勝ちきる為に、後一歩だけ前進が欲しい。

麦秋S ダート1600m 未定

安田記念 芝1600m ダイワメジャー
上原厩舎、サンデーサイレンス産駒の6歳牡馬。
日本馬の勢力図はほとんど変わらず。
スズカフェニックスとエアシェイディは昨年まったく五分の関係だったが、
スズカの方が一歩だけ抜け出してきた格好。
エアのほうも、上手く乗ればスズカ程度には走るはずだ。
それから、ハイペース逃げのコンゴウリキシオーが充実してきた。
この3頭が国内組では相手になるだろう。
メジャーから見れば、スズカですらはるか格下の存在。
まともに力を発揮すれば負ける相手ではあるまい。
香港馬はよく分からん。が、香港馬が相手になるんだろうなw

さっき、「競馬には出走した18頭がすべて絡む」っていうような事を書いたが、
メジャーに関してはこれに当てはまらない存在。
スローなら自分でペースを作ってそのまま押し切ってしまうし、
絡まれるとかしてハイペースになっても、消耗戦になって自分だけ残るという、
神馬サイレンススズカに近い存在の、何とも頼れる存在。
ホウオーとスカーレットは無念だったが、雪辱をメジャーに託そう。


江ノ島特別 芝1800m 未定


日曜日の結果

2007-05-27 12:11:26 | 競馬
いやあ・・・こんなこともあるもんだなあ。
普通にと思っていたのだが、まるで競馬にならなかった。
競馬は18頭でやるものだ
強弱に関係なく18頭が絡む
という、まあ当たり前の事を改めて見せ付ける形になったね。
いくら強くても、自分の形にならなければ話にならない。
アンカツが書いていたように、ホウオーはカメのように完成した馬では無いので、
自分の形に無いレースは辛すぎたということになるだろう。
当然ながら、まだ3歳春でありこれで話は終わりではない。
充電を経て、また成長して帰ってきて欲しい。
とりあえずホウオーよ、今年1年お疲れ様でした。
最後の結果はあれだったが、充分すぎるほどに楽しませてもらったよ。



4R ナムラシンドバッド 1着
普通のスタートから馬なりで。
妙に行きっぷりが良く、最初中団にいたはずが、
いきなり逃げ3頭の後ろ、5番手辺りに顔をのぞかせている。
かかってはいないが前へ前へって感じ、これをがっちり抑えながら。
ペースは藤田が逃げてドスロー、なるほどこれは行きたいだろうと納得。
それでもしっかりと抑え込んで、外をちょとちょろする馬に惑わされず待機。
4角へもゆっくりと入っていって、じわじわと進路を外へ。
左前のサンライトプリティと右横のシルクアプサラスの間を突こうとして、
1回はシルクに内に押し込まれたが、それを弾き返して進路確保。
追い出すと溜めていた分が爆発、並ぶ間もなく突き抜けて、
ラスト100mはほとんど追わずに圧勝のゴール。
形は先行だが、持ち前の末脚が爆発した良いレースだった。
ダービーデイ、幸先良くスタートしたな。


9R ブレーヴハート 10着
そこそこのスタートからいつも通りに引いて後方から。
後方5番手からの競馬で、思ったより前になったかな。
が、800mが49秒弱のとんでもないスローに。
このレースに限った話じゃないんだが、
今日の府中の芝のレースは全レースがドスローの前残り。
先頭と2番手、3番手以外の先行騎手が、
何を考えているのかがちょっと不明な状況になっている。
その上で、内ラチ沿いしか伸びなくなっているような???
このレースは途中からペースが上がって、カイシュウタキオンは突き抜けたが、
自分の競馬をしたブレーヴハートは完全に不発だった。
まあ、これは仕方ない。これは無理。

で、これはちょっと考えないといけないかもしれない。
いくらホウオーが強くても、前に33秒台で上がられては、
さすがに物理的にどうにもならんことになる。
スローになればヴィクトリーは自滅すると思うが、
ウオッカあたりに残られる可能性が出てくる。
まさかダービーに関してペースの心配をしなければならんくなるとはなあw
自身の最大能力を殺してでも、多少出ておく必要があるのか。
まあ、ゲートを出てから考えて瞬時の判断になるだろう。
大丈夫だと信じているが。頼むぞホウオー&アンカツ!


10R フサイチホウオー 7着
いやあ・・・これはちょっと想像できんかったw
ゲート入り前から妙にテンションが高かったのは気になったが、
なんとかなるだろうと思っていたのだが。
五分のスタートを切って、馬なりでじわじわと。
大誤算だったのは、ヴィクトリーが出遅れて後方にいたこと。
そして最悪だったのが、ヴィクトリーが引っかかって外を上がっていったため、
それにつられるように浮上してしまった。
7番手、ヴィクトリーを前になんとか踏みとどまって追走。
そこから4角へかけてはスムーズに追走しながら上がっていったと思うんだが。
直線に入ったときの形としては悪くなかったと思うんだが、
追い出してまるで伸びなかった。完全に不発。
ヴィクトリーが遅れたことでペースが完璧に落ち着き、
さらにこの馬に外をまくられたことが痛かったと思う。
とにかくヴィクトリーに破れた感じ。

これが競馬ってことかねえ、とにかくびっくりしたわw
ウオッカは強かったな、これはまあ満足だが。


11R ヘイアンルモンド 3着
まずまずのスタートから追っつけ気味。
置かれることなく、中団の馬群の中、7番手くらいか。
1400mのペースは本当に久々で、やはり追走は忙しそう。
3角から4角へ入るあたりでちょっと気合いを入れているし、
4角にさしかかるところではなんと鞭が入っていた。
コーナーを立ち上がってさらに鞭を入れてゴーサイン。
それなりに勢いに乗って直線に入ったのだが、
前と横に1頭ずつ置いて、なかなかその間を割ることが出来ない。
スペースは充分にあって、脚さえあれば余裕で割れる間隔なんだが、
100mくらいに渡ってエンジンがかかってこない感じ。
叩きまくってようやく突破、追ってさらにじわじわと加速。
G前に来て先行勢が失速するところ、相対的に詰めてきたが、
3着までが一杯だった。非常に苦しいレースだった。
どっからどう見ても1400mは短かった。よくぞ3着に食い込んだ。
ダービーでがっくりしてるだろうに、良い仕事をしてくれたな。感謝。


12R ダディーズドリーム 18着
そこそこのスタートから後方待機。
人気も無いし追い込みに一発を賭ける形。
良い感じで後方2番手を走っていたのだが、
どこかで躓いたか何かしてバランスを崩したか、
大きく置かれてしまって勝負にならなかった。流してゴール。
直線の動きを見ると故障したわけではないと思う、まあ仕方ないね。

日曜日の騎乗馬と予想

2007-05-26 19:55:36 | 競馬
4R ナムラシンドバッド ▲
矢作師
「前回がちょっとだらしなかったが、もっとタメて行ったほうが良いのかも。
状態は変わりなく良いので、巻き返しを」
やはり師も同じ考えか、前走はちょっと前過ぎた感じ。
東京なんだから、ゆっくりと行けば良いだろう。
アンカツだし、スタートで出たなりに競馬を進めていくことだろう。
調教の動きも良く、相手関係も結構軽い感じ。
豪快に全馬交わし去る事を期待。ついでに馬場の見学も出来るな。
ちょうどホウオーが通るところを走ることになりそう。


9R ブレーヴハート ◎
加藤征師
「前走のようにジックリと構える形がこの馬には合っているようだし、
やっと軌道に乗ってきた。
クラスが上がるが、素質的には充分やれるはず。チャンスがある」
山田助手
「体が引き締まって良い感じ。楽しみ」
調教では、先週に一杯追って、今週は微調整をした感じ。
前走時よりも調教の動きが良く、さらに上積みがありそうだ。
アンカツが乗って4戦、ついにこの馬が力を発揮する形を見つけ、
これからは追い込み馬として、再び重賞戦線を目指すことになる。
中山で33秒6の脚を繰り出す馬だ、絶対に条件で留まる馬じゃない。
ちょっと遠回りしてしまったが、きっと重賞に手が届くだろう。
今回は、アンカツもよく知っているカイシュウタキオンが人気の中心。
それから、エイシンニーザンやファイトクラブ、ダイヤモンドヘッドなど、
準OP馴染みの面々で、だいたいの力は分かる。
カイシュウタキオンを目標に、外から強襲して併せ馬の形に持ち込むか。
出来れば一発で突破して欲しいねえ。楽しみだ。


10R フサイチホウオー ◎
松田国師
「府中の2400mでのG1で好勝負するには、太目が残っていては駄目。
追いきった後で518キロですが、これは皐月賞時と同じ。
当日は506キロ前後になると思います。
ゆったりと自分のペースで走れさえすれば」
「日を追う毎に絞れているし、馬が自分で体を作っているんです。
どの角度から見てもうまくいきましたし、後は鞍上に任せたいですね」
他のどの馬よりも厳しい調教を積んできたのは明らか。
しかも少しではなく、圧倒的に厳しい調教を積んできた。
それでいて、馬体重がコメントのような感じなのだから、
はっきりと成長をしているということだろう。
積んだ調教が全て身になり、力を発揮する方法も分かった。

全てはダービーを勝つ為だけに。
精魂込めて頑張ってきた。
普通に走って正しい結果を。

ヴィクトリーが逃げて、サンツェッペリンも出て行くだろう。
アサクサキングスも含めて、まず平均ペースになる。
遅くなったとしたら、逆にヴィクトリーが消えるだろうからありがたい。
こちらはまずは出たなりの競馬が確実。
それほどスタートは速い馬では無いので、後方集団の一角か。
アンカツはもちろん考えているだろうけども、
外のフライングアップルの動きにだけ気をつけて欲しい。
とにかく外々をゆっくりと走ることが大事、外に被されるのだけは避けたい。
最初の入りで一番外目を回ることが出来たら、後はそのまま回ってこれば良い。
アドマイヤオーラが中団辺りから競馬することになりそうなので、
良いカモになりそうだ。これを目標に進出で良いだろう。
直線までじっくりと行って、33秒台の脚を繰り出すのみ。
ホウオーならば、33秒の前半の脚を繰り出して圧倒できると信じている。
ラスト100mで豪快に抜けて、2馬身差程度の勝利と予想する。
2着争いは、ウオッカ、ヴィクトリー、フィニステールあたりと見ている。
まあ、今回は2着以下はどうでも良いんだけどもw


11R ヘイアンルモンド ◎
松山師
「前走は抜け出してフワッとした分、外から差されてしまった。
他の馬と並んでいれば結果は違ったはず。
引き続き状態は良いし、どんなレースでも出来るから1400mでも大丈夫。
改めて期待したい」
「能力も高いし、状態の良い時だからね。乗り役さんの腕にも期待して」
アンカツが乗って2戦、早くも現級突破に王手。
最初に乗ったときは、調教では動く馬だがここまでとは思わなかったな。
久々の1400mでも、◎が並ぶ存在になるとはね。
前走は逃げる形を取ったが、フサイチウィードに絡まれてしょうがなかった。
逃げるとあれがあるからどうにもならん、非常に強い競馬だった。
今度は1400mだし、速い馬もかなりいるので、
中団前あたりから差す形になりそうだ。
久々の中団に戸惑わなければ、あっさりだろう。


12R ダディーズドリーム △
松田博師
「前回が完調手前。休み明けを使った効果は大きいだろう。
このレースは2年連続で3着。東京の長丁場が合うようだから」
調教の動きはそこそこという感じで、まだ完調ではない。
ないが、前走時よりは良くなっているだろう、多分。
実際にこのレースで2年連続3着であり、
この条件が合っている事を疑う余地は無い。
ポップロック、トウカイトリックははるか格上の存在だが、
それ以外の馬となら実績でも負けていない。
かなり軽い構成なので、なんとか3着争いに食い込んで欲しい。

土曜日の結果

2007-05-26 13:32:38 | 競馬
メインレース以外は素晴らしいレースでしたw
明日へ向けて弾みがついたかな。
さあ、ダービーをきっちりと頂こう。



2R ミザルー 7着
そこそこのスタートから、追っつけながら前へ。
最初の出脚は良くて、マホロバ以外の内の馬達を上回っていたが、
そこはやはり外枠ということが、同じ程度ではどうにもならず、
結局枠なりに8番手辺りからの競馬に。
追走に梃子摺っているという感じは無かったが、
4角からの勝負ところで他を上回るような勢いも無し。
走ってきたなりに外を回って直線に入ったが、そのまま雪崩れ込んだ。
期待したような力は発揮してくれなかった、休み明けの影響と考えたい。
力を判断するのは、次の一戦見てからだろう。


3R ホウショウループ 2着
昨日の強い雨はやはり残っており、今日の馬場はやはり重馬場から始まった。
爽やかに晴れているためかすぐに稍重に戻ったが、どこまでやれるか。
絶好のスタートを決めて、スイスイとラチ沿いを進出。
ハナを奪い取れる勢いだったが、アントランが無理に出て行くのを見て、
余裕で引いて2番手からの追走に。
ウインスペンサーがかかり気味に進出していく形で、ペースにまったく澱み無し。
このペースを見越してだろう、少しずつ前との間隔をあけながらの競馬。
勝負どころの4角でいったん5番手まで下げながら脚を溜め込み、
見事なコーナーワークですぐにポジションを上げると、
先に抜け出しを計ったモンサンミシェルと、粘るウインスペンサーの間を突いた。
鮮やかに間を割って伸びてきたんだが、モンサンは捕まえられず。
今日は相手が強かったが、素晴らしい競馬だったな。
馬場は回復傾向にあったのが良かったし、とにかく立ち回りが完璧だった。


5R キャッスルトン 4着
やや立ち遅れ気味。最初はゆっくりとしていたが、
ちょっと気合いを入れると凄い勢いで進出開始。
かかっている感じは全くなく、単純に行き脚がついてからが速い。
こんな馬とは思っていなかったのでびっくりしたw
しかも外枠から内ラチ沿いにいきなり滑り込んでいる。
一気に6番手まで進出すると、そのままラチ沿いを追走。
前2頭がかかって大暴走で超ハイペースで進行、
このペースをグイグイと出て行くような行きっぷりで4番手に。
4角回ってもまだ手応え充分。
直線はそのまま狭い内ラチ沿いに向かってスパート。
狭いところをこじ開けてよく伸びていったんは3番手に上がったんだが、
最後はちょっと脚が上がってしまったようで4着に差されてしまった。
ちょっと道中の行きっぷりが良すぎた感があって負けてしまったが、
これならば500万突破は即だろう。


10R ダイレクトキャッチ 4着
もっさりしたスタートでゆっくりと位置取り。
それなりに行き脚がついて、後方5番手から。
他にも遅い馬が多く、思ったよりも楽に前目の位置を取ることが出来たな。
終始外目を手応え良く追走、じっと脚を溜めていたのだが。
オースミダイドウとコンティネントが共謀したため、
完全に平均以下のペースに落とされてしまった。まったく予想外。
4角前から自力で進出していく羽目に。
勢い良く外目を進出して直線に入ると、追って良い感じで伸びだしたが、
ペースが遅かった為になかなか前との差が詰まってこない。
ラスト100mあたりからダイレクトはさらに加速した感じで、
内で3着争いを繰り広げる各馬を一気に捕まえにかかったが、
わずかに届かずに4着に敗れてしまった。
中京の18でこんなペースではどうしようもない。目一杯に頑張った。
こんな格もコースも小さなレースに出るべき馬ではなかったな。残念。


11R タガノデンジャラス 8着
好スタートからゆっくりと進出。
外から出て行く馬を行かせて、中団8番手になった。
ニホンピロキースが行ってアドマイヤメインが追う形、
デンジャラスも予想よりも後ろ目になったが、それでもやはりペースは速い。
このペースならば、なかなか良いところについていると言って良いだろう。
ジックリと溜めて末に賭ける形をとっているようだ、
4角にかけて他馬が動き出したところでも動かず。
インピッタリに回って内を突こうと考えていたのだと思う。
3Rと同じような形をとろうとしていたと思われる。
が、内はまったく空く気配無し。どの馬も下がってこない。
結局、コーナーを回ってから一気に大外まで持ち出すことになって、
じっくりと待った意味が鮮やかに消えたw
出してみたがほとんど伸びず。作戦が完璧に裏目に出たな。
まあ、まともでもこの時計はちょっと厳しかっただろうけども。


12R キングトップガン 1着
ちょっと立ち遅れ、半馬身程度か。
左右のゴールドイモンとアグネススピリッツが速かったため、
厳しい展開になりかかったが、
追っつけて追っつけてなんとかアグネスの前に出て行くと、
ゴールドイモンは予想通りにハナへ行ってくれたこともあり、
さらにコーナーワークを利用して4番手のインに取り付くことが出来た。
行くまでにちょっと無理をしたので、道中はちょっと押さえ気味。
外から動こうとする馬が何頭かいたが、こちらはインでじっくりと。
4角にかけて、手応え良くラチ沿いぴったりに回ってくると、
直線に入って前を行く2頭の狭いスペースへ一瞬で飛び込んでいった。
馬に脚があればどんなスペースでも抜けれるって奴の典型だね、
あっという間に抜けて先頭に立つと、後続の追撃を完封。
着差はわずかだが、楽勝だった。
アンカツの落ち着きが目立った良いレースだったな。

土曜日の騎乗馬と予想 と アンカツ手記特別編

2007-05-25 22:07:20 | 競馬
ダービー直前特別手記
いよいよ、フサイチホウオーで挑むダービーが迫ってきました。
この日、発表された枠順は(7)枠15番。
3着に敗れた皐月賞は、最内の1枠1番でした。
広いとはいえない中山競馬場の上、
スタートが悪かったのが重なって後方で我慢する展開に。
直線で外に持ち出さなければいけないロスも響きました。
それに比べると、今回は日本一広い東京競馬場。
正直、どの枠でも構わないと思っていましたが、
スムーズに運べるこの枠なら文句はありません。
皐月賞のように苦労しなくとも、いいポジションにつけられるはず。
期待が膨らみました。
天気予報によると、週末に降雨の確率があるようですが、
ホウオーの場合、少々降っても気になりません。
力強い走法をしており、少しぐらいしぶっても平気。
むしろ、非凡なパワーを生かすには、プラスとさえ思っています。
ホウオーは、新馬戦をのぞいては一度も引き離して勝ったことがありません。
相手なりに駆けて、最後にちょっとだけ出るというのがパターンであり脚質。
ダービーでも、直線で楽に飛び出すというレースにはならないとみています。
数頭並んでの我慢比べの中、わずかでも抜け出せるかどうか。接戦です。

ダービーといえば、競馬の最高峰。
僕自身、04年のキングカメハメハ以来となる2勝目を、手にしたいと願っています。
1番人気になると思いますが、ダービーだからといって、
特別にイレ込んだり、気負ったりすることはありません。
皐月賞馬ヴィクトリーなど強い馬はいますが、
相手馬のことは考えず、強い気持ちでレースに臨みます。
追い切りの動きは、今までで一番良く、馬の仕上がりには何も不安はありません。
まだまだ粗削りながら、無限の可能性を秘めたホウオーの力をうまく引き出して、
ダービー制覇を成し遂げたいと思っています。
期待していてください。


今週は特別にもう一回。
ダービーは特別なレースだが、アンカツは気負うところが無い。
さまざまなことを考慮にいれ、順当ならば勝てるという結論を得て、
無駄に力まず、しかし気合いを内面に充満させている。
ダービーを勝つ騎手に相応しい状態でレースに挑むことだろう。
手記の締めにある「期待してください」の言葉がなんとも心強い。
そうそう言える言葉じゃないね、これは。

競馬において、
1番人気の馬が勝つ確率は約33%
単勝2.0倍の馬が勝つ確率は約40%
競馬に絶対は無い。無いどころか負ける可能性のほうが高い。
誰もが勝ちたい思いで挑んでいて、それがG1となればなおさらのこと。
それでも、負ける気がしないレースというのがある。
予想とかそういうことじゃない。
レース前から、これは勝つだろうとはっきりと分かるレース。
今回のレースは、そんなレースだと感じている。


さて、ダービーを前に、リズムに乗っておきたいね。


2R ミザルー ◎
萩原師
「前走時より馬体が絞れてきている。
右回りの方がベターも、ダートの短距離に適性が感じられる」
右回りのほうが良いと言うのは、前走の結果からだろうか?
あれは、そりゃ惨敗になるだろって感じの競馬だと思うが。
父のスウェプトオーヴァーボードはエンドスウィープの直子だが、
日本で走る産駒を見ると短距離の短いところに良積が集中。
間隔をあけて状態はかなり良さそうなので、期待している。
やはり相手が弱く、この実績と臨戦態勢でも3番人気にはなりそうだ。
楽に勝ち上がる大チャンスなので、なんとか物にして欲しいものだが。
久々のレースと1000mに戸惑わなければ、
人気が予想されるマイティーロード程度はぶっちぎっても良い。


3R ホウショウループ △
友道師
「トモに疲れが出て一息入れたが、仕上がりは万全。
前走の内容からも良馬場なら好勝負」
今日の名古屋は1日中雨が降っていてうざかった。
残念ながら、明日はパンパンの馬場は望めそうも無い。
前走は、稍重程度の馬場だったが、それでもちょっと合わなかったとのこと、
ただでさえ相手が揃っているところで、良馬場希望の声なので、
やむを得ず評価を下げることにした。
馬場が緩んでは馬が全力を出せないのは間違いなさそうなので、
よほど上手く立ち回らないと厳しそうだ。


5R キャッスルトン ▲
「使い減りしなくなったし、以前よりもパワーアップしている。
自己条件で前進期待」
前走は間隔を空けた事で馬体が18キロ増えた。
さらに馬体減りしなくなったというコメントなので、
今週の鋭い調教がそのまま身になっていると考えたい。
いきなりG1挑戦をしているため、能力的には未知数の存在だが、
500万くらいならばなんとかならんかと希望的観測で購入w
休み明けで妙味があるし相手関係も浅いので、連軸にしても良いと思ったのだが、
休み明けで追い込みという脚質を考えると、単複だけで見学ってのが妥当かな。
正直、他のメンツもよく分からん。かなり微妙。
未勝利を勝った時に相手にしなかったメイショウタージャが人気の一角なので、
今回しっかりと発揮できるかは置いといて、
キャッスルの力が通用することだけは疑わなくても良いだろう。


10R ダイレクトキャッチ ▲
上原師
「馬場を気にして本来のフォームで走れなかった。
叩いた上積みはあるので、良馬場なら」
明日は晴れるはずなので、NHKマイルほどに酷い馬場にはならない。
ならないが、望んでいたパンパン良馬場の希望は消えている。
アンカツが乗ってないものとして冷静に考えて、好走するにはかなり厳しい条件。
逃げ、先行馬(かなり強力な)がずらりと揃って、
展開がほぼ確実に向いてくれるであろうことだけが救い。
まあ文句を言ったって天気は変わらないし、
与えられた条件で力を発揮すべく、じっと我慢の競馬だろう。
出来うる限り外へ出して、馬場の良いところを走ってどこまでくるか。
ホウオーに迫った馬の力に敬意を表して、単穴から下げずに考えている。


11R タガノデンジャラス ▲
松田博師
「余裕があるように映るが、体型的なものなので問題はない。
順調に来ているし、前走と変わりない出来で臨めそう。
好レースを期待している」
アドマイヤメインが速めのラップを刻みたい意向。
終わってる馬だがストーミーカフェもハナを主張しそうな雰囲気。少し競りそう。
ニホンピロキース、インティライミの2頭が早めに行って3,4番手だろう。
この4頭がかなり速いペースを作りそうな予感。
デンジャラスは5番手か6番手からの競馬になりそうだ。
前走は極限すぎる瞬発力勝負で敗れてしまったが、
折り合って適度の切れ味勝負になれば、この相手ならば上位。
(ペースが速くなりすぎ無い事は祈っているが)
重い馬場は苦手な馬だとは思うが、稍重程度ならばまったく問題なし。
今回は前を行く馬は敵じゃないと思う、後ろから来る馬との力関係だけだろう。


12R キングトップガン ◎
寺井助手
「外傷で間隔はあいたが、坂路で51秒台と動きが良い。
前々でスムーズなら期待できる」
外傷を負ったとの事だが、今週の動きを見れば文句無し。
その不安はまったくないと考えたい。
展開としては、特別に速い馬と言うのはいないが・・・。
前に行くとしたら、シゲルダンプウとゴールドイモンだろうか。
力が下の馬を行かせて、3~4番手くらいからの競馬になりそう。
強敵は見当たらない。北海道での連勝時と同じように、
好位から堂々と抜けて力の違いを見せつけるのみ。

今週の騎乗馬とアンカツ手記・木曜日

2007-05-24 22:57:29 | 競馬
土曜 中京
2R 3歳未勝利 ダート1000m ミザルー
萩原厩舎、スウェプトオーバーボード産駒の3歳牡馬。
ダートのデビュー戦が軽快感に欠けながらも4着。
芝の前走は、出遅れたのに前に行って脚をなくして9着と、まったく参考外。
7ヶ月の休養を経てここが復帰となる。
常識的に考えればあっさりと蹴っ飛ばせば良いんだろうけども、
仮にも井上さんが選んだ馬の1頭であるからして、ちゃんと考えないとな。
で、調教の動きを見てあっさりと納得。これは良い馬っぽいね。
未勝利馬とはとても思えない素晴らしい動きをしているね。キレまくり。
相手関係としては、1200mで1分14秒が限界の面々とまさに未勝利戦。
中京のダート1000mはまた特殊な条件なので、大きく変わる馬もいるだろうが、
その可能性を最も持っているのはこの馬だと今から言っておきたい。
これ、多分人気するだろうな。


3R 3歳未勝利 芝1800m ホウショウループ
友道厩舎、ミスターグリーリー産駒の3歳牝馬。
2Rから一転して、必勝を期す馬が集ったハイレベル戦。さすがは芝の1800m。
単純に見て、勝負になりそうな馬が7頭。さらに初出走組は分からない。
2戦連続3着中のループもその一角なのは当然なのであるが、
さすがにこれだけ揃うと自信をもってとは言えないね。
ループのデビュー戦は、インを追走しながら最後もジリジリ伸びての3着。
前走は2番手追走も思ったより伸びずに3着に後退の内容。
ちょっと切れ味に欠ける感じがするが、阪神が合わなかったかもしれない。
京都に変わって今一度見直してみたいね、
坂路調教の動きも抜群だし、能力は充分だから期待は持てるはずだ。


5R 3歳500万 芝1800m キャッスルトン
松田博厩舎、ダンスインザダーク産駒の3歳牝馬。
短い距離で差し損ねていたが、ダンス産駒らしく1600mになって未勝利脱出。
その後いきなりG1へ挑んだがさすがに惨敗、
調整の為に放牧に出て先月復帰、スイートピーSを叩き台にして今回だ。
ここ3戦不発だが、G1と、G1帰りでバタバタの1戦と、休み明けの前走。
仕方ないなと思わせるレースばかりであり、今回が勝負どころ。
今回走れないようでは、この先の出世は覚束ないだろう。
調教の動きもグッと良化しているので、伏兵の立場だがちょっと期待している。
伏兵と書いたが、別に相手が強いわけでもなんでもなく、
ダノンマッハとアドマイヤゴルゴがそこそこ、スーサンライダーが休み明け、
それくらいのメンバーではあるので、微妙な人気になるかもしれん。


10R 白百合S 芝1800m ダイレクトキャッチ
上原厩舎、スペシャルウィーク産駒の3歳牡馬。
休み明けを使って、調教の動きはかなり良化したようだ。
本当は日本ダービーへ出走したかった馬であり、
ここならば格好をつけたい・・・ところだったんだが。
今回の白百合Sはまさに残念ダービーの様相を呈していて、あまり格上感が無いw
やることといえば、持ち前の瞬発力を生かすべく、
出たなりのところでじっくりと脚を溜めていくだけだけどな。
まさに単穴だねえ。


11R 金鯱賞 芝2000m タガノデンジャラス
松田博厩舎、エンドスウィープ産駒の5歳牡馬。
頭数は12頭となって、さらにメンバーもそこそこ。
なんとかG2・・・ってとこかな。
ローゼンクロイツを中心に、ヴィータローザ、スウィフトカレント、
そしてアドマイヤメインがどれだけ走るかが注目だろう。
この相手ならば、はっきりいってこれまでと大して変わらんな。
というか、2走前に4着だった大阪杯の方が圧倒的に相手が強かった。
あれだけ走れば、あっさり勝ててしまうかもしれんなあと思っている。
これは5番人気かな?上手く捌けたらちょっと期待できるかも。


12R 4歳以上1000万 ダート1700m キングトップガン
鮫島厩舎、マヤノトップガン産駒の4歳牡馬。
9Rの特別を避けてこちらへ登場。
当然ながら、9Rよりも相手関係は大幅に楽。
調教は坂路でアンカツが乗って、51.9-12.9をマーク。
正直負ける気がしない。断然人気だろうけども。


日曜 東京
4R 3歳未勝利 芝1800m ナムラシンドバッド
矢作厩舎、アグネスタキオン産駒の3歳牡馬。
デビュー戦は阪神で、出遅れながらもよく追い込んで4着。
2戦目は福島で、じっくり脚を溜めて後方から鋭く追い込んで3着に。
期待された東京での前走は、アドマイヤヒビキの大逃げに戸惑ったのか、
好位からさっぱり伸びずに6着に敗れてしまった。
そして巻き返しの一戦を再び東京で迎えることになる。
なんとも・・・難しい。能力は十分ありそうだが、適性は分からんな。
デビュー2戦の競馬からすると、位置を取りにいくと良くないかもしれないね。
東京なんだから、もっとどっしり構えていれば良さそうだ。
相手はよく分からんが、またエアシャムスが人気をするのだろう。
これは差し馬なので、これあたりを標的にして行けば。


9R むらさき賞 芝1800m ブレーヴハート
加藤征厩舎、サンデーサイレンス産駒の5歳牡馬。
ここで必勝という馬はいないようには思うが、
現級の上位勢力が5,6頭ばかり揃ってそこそこのレベルのレース。
カイシュウタキオンなんかは、あっさり抜けて良いだろうな。
決して弱い相手ではないが、かといってどうにもならない強豪はいない。
昇級で力試しとしては丁度良い相手関係と見た。
ついに発揮できるようになった素晴らしい末脚でどこまでやれるか。
脚質的に、ちょうどダービーの練習にもなるだろう。
勝ちきってくれれば、気分良くダービーに行けるだろうし、
勝てなければ、それはそれで次にゆっくりと備えてもらえれば。
俺はなんとかなる気がしているんだが。



10R 日本ダービー 芝2400m フサイチホウオー
松田国厩舎、ジャングルポケット産駒の3歳牡馬。
アンカツ手記・木曜日
23日は日本ダービーでの好勝負を狙う上でとても大切な日。
祝福するように早朝からすっきりと晴れ上がり、絶好の追い切り日和になりました。
開場の午前6時ちょうどにフサイチホウオーとともに坂路に一番乗りしました。
1本目を74秒4でゆっくりと流し、2本目が本番。
松田国さんからの「最初から馬体を併せていくように」との指示通り、
坂下から僚馬デュヴァルと並んで行きました。
最初の1ハロンを14秒7で立ち上がり、2本目からは12秒4、12秒1にペースアップ。
この辺りの手応えは抜群で、手綱を引っ張り切り。
最後の1ハロンだけは少しだけ手綱を押しましたが、ステッキは入れずにやや強め程度。
それでも相手よりも前に出ようとして、いくらか態勢有利で一気にゴールイン。
結局、ラストは12秒8で締め、51秒4という速い時計をマークしました。
馬から下りると、そこには笑顔で待ち受ける関口オーナーの姿。
「良かったね。自信を持ってレースに乗ってくれ」
力強い激励の言葉をいただきました。
僕自身もリハーサルの内容には非常に満足しています。
2週前のやや荒かった息遣い、先週のちょっとしたもたつき。
気になっていたことがすべて解消され、文句を付けるところがありません。
最高のレースに向け、最良の仕上がりで臨めるのはジョッキーとして頼もしい限り。
あとは実戦でホウオーの力を余すことなく出し切ってあげることです。
皐月賞のゴール前の勢いは素晴らしく、大きな収穫があったと思っています。
あの脚なら3歳牡馬でもトップクラス。ダービーは、1番人気に支持される流れでしょう。
ホウオーの有り余るパワーを信じて二千四百メートルを思う存分、戦ってきます。
明日は特別最終版としてレースへの心意気を書き込みます。


ということで、水曜と内容が激変w
昨日の記事と見比べていただければ明らかすぎるが、
ここまで変わるかってくらいに、手応えが変わっているねw
アンカツがホウオーの調教を褒めたのは、今回が初めて。
これまで、ホウオーには遅くともレースの2週前から騎乗してきており、
日常的な乗り運動をしている助手さんと鮫島を除くと、
徹底的にホウオーの調教に携わってきた。
アンカツが追った本追いきりの数はもう10本を越えているが、
「・・・まあレースでは走るから」が口癖になっていたw

それが日本ダービーを前にして、ついに満点の調教。
ここを目標に仕上げると、デビュー前から言われていた馬だが、
本当に見事に、鮮やかなまでに、目標のレース直前に完成したか。
馬が大きくなればまだまだ良くなる余地は当然あるだろうけど、
少なくとも現段階で出来る仕上げは完璧に成されたと考えたい。

日本ダービー馬フサイチホウオーの誕生はもうすぐだ。
明日も特別に手記があるということで、とても楽しみにしている。

おっと、調子に乗っているわけには行かないな。
今日も、無事のゲート入りを祈ります。



11R 富嶽賞 ダート1400m ヘイアンルモンド
松山厩舎、キングマンボ産駒の4歳牡馬。
昇級戦で好走して、早くも現級突破に王手。
今回の相手は、アグネスハッピー、ワールドドン、チョウカイラッキーってとこか。
1600mならばどうってことなく打ち破れる気がするが、
1400mとなれば、やはり一目置かざるを得ない。
こちらの出脚はそれなりに速いんだけど、やはり1400mベストの馬とは違う。
逃げ馬もそこそこ揃っているので、ハナは奪えないだろうし、
そもそもハナを取りに行く必要性が全く無い。
アンカツの前に鮫島が乗った2戦では、後方から鋭く追い込んでいるので、
今回もそれに習う形で良いんじゃないかな。
もし最初から行き脚がついたなら、行ってしまえば良いだろうしね。
昔から調教の凄い馬だが、本格化した今ならどんな競馬でも出来そうで、
安心して軸として買えるはず。


12R 目黒記念 芝2500m ダディーズドリーム
松田博厩舎、トニービン産駒の8歳牡馬。
トウカイトリックを見落としていて、正直申し訳なかったw
ポップロックとトウカイトリックの一騎打ちのレース。
ここに割って入るのは至難の技と思える。
が、3番手以下はやはりグダグダで、調子落ちのアドマイヤフジに、
アドマイヤタイトル、メイショウオウテ・・・後はなんだ?
ダディーが力を出し切れば、3着くらい普通にあって良い。

思えば懐かしい、府中を我が物顔で走り回ったトニービン産駒達。
中央で現役として残っているのはわずか8頭であり、そのうちの1頭。
重賞で勝負になる馬はこの馬しか残っていない。
トニービンの孫がダービーを先頭で駆け抜けた後、
直子が激走してくれると嬉しいんだがな。

アンカツ手記・水曜日 そしてホウオー追いきり

2007-05-23 22:44:04 | 競馬
アンカツ手記。水曜日
今年のダービーは、フサイチホウオーで出場します。
皐月賞のゴール前で一気に迫りましたが、ハナ、ハナ差3着。
凄い脚を使ってくれただけに残念無念。
でも、これまでにはない切れ味のあるレースをしてくれたと評価しています。
ゴール前の勢いから今度は主力視されるのも当然かと思います。
皐月賞で惜敗を喫したのは、中山コースがあの馬にフィットしていなかったのが最大の原因と考えます。
その点、今回は広い東京競馬場が舞台。
少なくとも中山のような馬場よりも力を発揮しやすいコース。
さらにうれしいのが最後の直線がたっぷりあるということ。
ホウオーの末脚が生かせる条件はそろっています。
実際に東京コースでは、これまで3戦全勝。
乗った感触では、右回りと比べて特にに左回りが巧みという気はしません。
長い直線で、最後まであきらめずにしっかり駆けてきたというのが3勝の印象。
東京が巧いというより、好相性という方が当たっているかもしれません。
僕は、04年のダービーをキングカメハメハで優勝しています。
同じ松田国厩舎なので、何かと比較されることがあります。

その答えはこうです。
キングカメハメハが、既に完成度が高かったのに対し、
ホウオーはまだまだ幼くて成長途上。そこが魅力であり、不安点でもあります。

今年のメンバーにはずば抜けた馬は見当たらず、
フサイチホウオーが断然の存在とは思っていません。
ただ、有力馬の一角を占めているのは間違いありません。
数頭横一線の大激戦を勝ち抜くには、絶好調であることが条件。
23日は、僕が乗って追い切ります。さあどんな動きを見せてくれるか。
明日詳しく書いて締めます。



意外というか何というか、相当に慎重な書き出し。
この原因はもう分かっている。
外から見た印象としては、皐月賞でもう一つのギアが見つかっている、のだけど、
乗っているアンカツだけは、まだもう一つギアがあると感じているからだ。
永遠に、乗っている人間にしか分かるまい。
カメの時に頻繁に出していた言葉、特に神戸新聞杯の後で強調していた、
グッと沈む感触がないということだ。つまり、
ホウオーの力は皐月賞程度じゃないぞ、と。
過去のコメントから今回の手記までを合わせると、そう言っていることになる。

それでも、皐月程度に走れば楽勝できるとは思うけど、
今日の追いきりでついにその片鱗を掴んだようだね。

いつも通りに坂路でアンカツが乗って、今週もデュヴァルがパートナー。
2馬身ほど追いかけて最後を強めに追う調教だったわけだが。

51.4-37.3-12.8

時計がそれなりに出るようになったことにはもう慣れてきたけど、
今回の時計は前2週のものとはあからさまに違ったようだ。
追って追ってようやく追いつく感じだったデュヴァルを相手に、
ほとんど持ったままで並びかけて、多少追っただけで圧倒。
デュヴァル自体の状態は前週とまったく変わっていない為、
ホウオーの方が明らかに激変したようだ。

どの記事を見ても、アンカツが自信満々であったとのこと。
そして「普通に乗れば大丈夫」という言葉も出たようだ。
勝てる、とは絶対に言わないんだよねアンカツは。
勝てると思ってるときは
「大丈夫」という言葉を使うのがアンカツ。
いやあ、懐かしいなあ・・・。アンカツからたまに出る必勝宣言。
メジャーのマイルCSの時は、作戦を堂々と明かして自信はありありだったけど、
あえて「挑戦」と位置づけて挑んでいたからちょっと違う。
えーと・・・アドマイヤドンの3回目のJCD以来かねえ。あの時は負けたけどw
カメのダービーの時も、普通に行けば負けないだろうと言うようなことは言っていた。
勝負事であり、他者のマークを受けやすくなるようなことや、
自身へプレッシャーをかけるようなことは、本来言うべきではないんだけど、
アンカツの場合はそのあたりを意に介さない人でありw
さらにアンカツは比較的というか相当に率直な意見を言う人であるから、
この言葉は普通に受け取ってしまって構わない。
よほどのことが無い限りは負けないだろう。
ゲートを出たところから微動だにせず、最後の直線までじっくりと。
自信満々に挑むアンカツとホウオーの姿が見える。

明日の手記でどのような心構えで挑むのか、楽しみにしたい。
2度目のダービー制覇はもう目の前にある。
後は無事にゲートに入る事を待つだけだ。





ダイワメジャー 1週前も順調
ホースマンの1年が終わって、新しい1年である2歳馬のデビューは再来週。
その間は1週間。ちょうどエアポケットの位置にあるのが安田記念だ。
今年の1年を無事に終えて、俺らは大満足しているはずだがw
幸せなんてもんはどんだけあっても問題ないところ、
ここも是非ともきっちり仕留めて欲しいところだ。
府中を完全に制圧し、マイルCSを圧倒、グランプリでも3着に走破。
国内に専念していれば1点台の断然人気に推されるところだが、
ドバイ帰りの一戦となるため、さすがに微妙に人気は落とすだろう。
4倍~5倍でスズカフェニックスと人気を分け合うことになるかな?
ちょうど買いやすいオッズになってくれて何よりだ。

今日の追いきりは、コパノスイジンを先に行かせて、
一杯に追われるスイジンに対して、持ったままで並びかけて併入。
64.86-37.3-12.6 をマークしたようだ。

上原師
「検疫が終わって元気で帰ってきたからね。
今日も楽な手応えで良い動きだった。
若い頃は教えなければならないことがあったから、
62秒台の時計を出していたけど、
今はほとんど完成されているからその必要も無い。
後は実戦で力を出してもらうだけ。
香港馬は層が厚いから侮れないけど、メジャーも大人になった。
今ならいろんなプレッシャーもはね返せる」


余裕綽々だな。こちらはもう完成された馬。
アンカツの作戦も完璧に固まっている。
レースだけでなく調教横綱でもあり、いつでも万全の状態で出走が可能。
今回はコンゴウリキシオーがいるため、最高の展開になる。
超ハイペース大歓迎の先行馬、という常識を覆す存在。
今年が最後になるかどうかは分からないけど、
まだまだ馬に相応しい勲章を積み重ねて行きたいよね。
まずは安田記念を制して、完全無欠のマイル王の座を確保。
それから宝塚へ、そして秋は、秋天連覇?マイル連覇?JC挑戦?香港遠征?
どこへ行っても、きっとやってくれるだろう。


ホウオーやスカーレットを思うとき、期待感ばかりが膨らむんだけど、
メジャーを思うときは、なんというか安堵感が漂うなあw