アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2010-08-30 20:09:53 | 競馬
土曜 札幌
2R オールアズワン 1着
「前半にガーッと行くところはあったけど、
 それでも好位で流れに乗って行くことができた。
 少し早いかなと思ったけど、
 ゴーサインを出してからの反応も良かった。
 器用さもあるので、距離が延びても問題ないよ」
今回も好スタートから楽に先団についたが、
少し行きたがっているところは確かにあった。
左右から包まれるような格好になったからかな。
絞って抑えながら1角を回ると、自然と縦長になったので、
それで落ち着いて6番手の外を走ることが出来た。
1番遅いラップが12.5という、札幌2歳Sの標準レベルの流れに。
これから大きい所を戦って行きたいオールアズワンにとって、
これ以上存在しないような最高の舞台になった。

ラスト600あたりまでジッと脚を溜めて行くと、
4角に入るあたりからジワッと進出開始。
動き出したらとにかく桁違いに速く、
ラスト2ハロンのところで既に11秒台になっているか。
4コーナーの入りの所で6番手の外だったのが、
大外からコーナーを回りきったところで既に先頭に立っており、
さらに気合を入れると一気に後続を突き放して勝負を決めた。
ラスト100は流してのフィニッシュなのだが、
勝負を決めに行った所の脚が物凄かったね。
300から100で見たら、11秒フラットに近いんじゃないか。

昨日も書いた通り、勝ち時計の1分49秒7は完全に重賞勝ちレベル。
現実に、札幌2歳でこの時計より速く走った馬は過去2頭しか存在しない。
それはジャングルポケットとロジユニヴァース。ダービー馬だな。
オールアズワンはこれでいてまだかなりの余裕を残していたので、
現時点では前記2頭に匹敵する力があると考えて良さそう。
(一般的に、芝の時計はダートの時計より不確定要素が大きいが、
 札幌芝の時計は年によってほとんど変動しないので信用して構わないだろう)

ある程度自信はあったが、やはり初戦のレベルは凄まじく高かった。
これからどのような成長を見せてくれるかが楽しみな馬だ。
前走で負けたグランプリボスに雪辱したいが、
1800の舞台ならば負けることはないだろうと思う。
来年はそれぞれの得意分野で活躍することになるだろう。




4R ダンシングロイヤル 2着
「今日は気持ちが入りすぎていたので、
 今後はマイルくらいまでは保つように、
 他馬が来た時も慌てさせずにジックリ運んだ。
 前は捉え切れなかったけど、
 最後は良い切れ味を見せてくれたし、
 リラックスして走れるようになれば楽しみだよ」
離したらどんだけでも行ってしまいそうだったのは間違いないようだ。
徹底的に我慢を重ねて、ガッと行かないことを教え込んだ競馬。
今回の競馬でそれを覚えてくれたら良いが。
ぶっ飛ばしてたら勝っていた可能性が高い気がするが、
特に若いうちの暴走は生涯に傷をつけるからね。これで良いだろう。
(スプリンターにしようというならまた話は別になるけど)
ラスト600まで我慢し通しだったが、よく持ちこたえられた。
あのテンションの馬で、終いに脚を持ってこれたのだから大したもの。
調教で感じれた通りに、素晴らしい能力を持っていそうだ。
次は順当に勝ちあがれるんじゃないかな。

それにしても、向正面で外に飛んでいる理由を知りたいんだけどなあw
我慢するにしても、あんな外まで飛んでいく意味はないんだが。
前に進ませてくれないストレスが外に向かって行った感じなのだろうか?
最初はハナを奪う勢いから2番手のインを走っていた馬が、
4コーナーでは8番手の大外に位置していて、
道中の間に交わされた6頭を直線だけで差し返すという、
ちょっとやそっとではお目にかかれないレースぶりになったw




6R メイショウピゴット 失格
「突かれる形になってからはいいけど、
 スタートが速い割に、強引に行かないとなかなか前に行けない。
 それで外枠から位置を取りに行った分、
 周りに迷惑をかけてしまった」
1角で内に切れ込んで行ったのだが、
ここで内を走っていた数頭の進路を狭め、
その内の1頭であるバトルドンジョンが故障して競争中止に。
これによって、発端であるピゴットは失格になった。
断言するが、バトルが競争中止してなかったら騎乗停止になることはなかった。
(競争中止と言っても、むしろ他馬よりも被害は小さく、軽く躓いただけ。
 それで歩様がおかしくなってしまったので念のために止めたという部類のもの)
ピゴットが切れ込み終わって、被害馬が立ち直った瞬間には、
各馬各騎手がそれぞれ小さな処理をして、それなりの格好に収まっており、
そのまま流れて行った程度の話。ついてなかったとしか言いようがない。
札幌記念のジャミールでも同じ事をやっていたけどそれは正しくて、
外枠から先手を取りたければ、それくらいに強気に出ないと話にならない。
結果的にこんなことになってしまったが、
最初の位置の取り合いはルールを守りつつの喧嘩なのだから、
これをもって臆病になる必要など何一つない。
被害馬は明確で競争中止しており、また加害馬も分かっているというのに、
採決委員が失格を即決できずに20分を超えて延々と迷ったくらいの話だからね。
この結果を気にしていたら札幌で競馬は出来ない。

仕方ないと書いたが、制裁対象であった事もまた間違いはなく、
仕方ない事はないとも言う事は出来る(どっちだw)
もうほんの少しだけ前に出てから内を締めていたらこんなことはなかったのだが、
今回こんなことになってしまった原因としては、
ピゴットの特性に加えて、今回のレースを迎えるに当たっての様々な状況、
いろんなことが組み合わさっている。
まずピゴットという馬は、スタートが抜群の割に二の脚が異様にない。
それから、伸びだすと止まらないがエンジンがなかなかかからない。
それによって未勝利戦を惜しい所で延々と落としてきた馬であり、
これを勝たせるためには、逃げることが出来たら最善なのは明白だった。
アンカツが乗るまでにも様々な騎手で何度かチャレンジされているのだが、
なかなか行ききれずに常に中団からの競馬を強いられていたところ、
今回、未勝利も終盤の終盤に来た所、絶好の外枠を得た。
さらにこのレースの先行馬は2頭だけで、後は差し馬ばかり。
これはもう、とにかく前に行きたい。今度こそ。スタートは良いのだから内を絞ってでも。
俺も予想で書いたけど、ピゴットよお願いだから動いてくれと書いた。
無理してでも行きたいし、出来そうな状況がズラリと揃っていたわけだ。
そして今回も素晴らしいスタートを決めた。条件は整った。
仕掛けて頑張って出て行く。最初は間違いなく先頭に立っている。
しかし最初は速いが二の脚の遅さもやはり顕在で、
馬は頑張っているものの、内の馬も徐々に差を詰めだしてきて・・・。
出れないように締めるならもうこのタイミングしかない。
ここでアンカツは後ろを見ている。今なら行けると思ったのだろう。

結果はレースをご覧の通り。
決断はセーフであり、アウトだった。変なこと書いてるなw
ピゴットは内を締めにいってこんな結果になったわけだが、
それとは別に、内の各馬もそれぞれが内に向かっており、
かなり厳しい空間での戦いになっていた。
長々と書いたが、ようするにみんなが勝負をしてたって事だ。
単なる不注意だったわけではないので、やっぱり仕方ないと思う。
もう一度チャンスが訪れるとしても、この状況なら攻めるべきだと俺は思う。
なので、レースぶりについては納得している。


アンカツ的には仕方ないで終わりなのだが、
ピゴットにとっては本当に残念な結果になってしまった。
2番手追走のリヴィエラはどうやら引っかかってしまったらしいが、
(映像を見る限り、それを抑える気は微塵もなかったようだが・・・)
これに不必要なまでに絡まれながら、最後まで本当に良く頑張った。
今回の3着は強いの一言。初めて強い競馬をしてくれた。
過度なプレッシャーをかけられて、逆に覚醒したのだろう。
レースが終わって、次のスーパー未勝利は必勝だと言おうと思っていた。
それが失格で、これで3歳での中央競馬はほぼ終了・・・。
未勝利馬が500万に挑戦を始めるケースはほとんどない。
(フルゲートなら除外確定で、まともに使っていけないので。
 裏技としては、どこか500万に滑り込んでそこで5着以内を取って、
 それでもってスーパー未勝利に出る事は出来るわけだが・・・)
地方に出て何勝かすれば戻ってくることは出来るが、
しばらくは遠回りをすることになってしまった。
しかし砂でも走れる馬だと思う。きっと帰ってきてくれるだろう。
またいつの日か、アンカツが乗ることがあったら嬉しい。
今回はあまりにもハードラックだった。
これからの競争生活の幸運を心から祈りたい。








日曜 札幌
3R サクラボールド 9着
「初めてなので何とも言えないけど、
 3角から内にモタれて、進む感じがなかった」
ハナを奪うつもりで出て行っていると思うが、
ガラパ、ウエスタンウェイブにはまったく歯が立っていない。
それでも好位で流れに乗っていつもの競馬をしたんだけど、
途中からついて行けなくなってしまった。
ラップを見る限り、1000mくらいまではついていける範囲。
そこから置いていかれたような感じになっているが、
なるほど、ここから12.5-12.3-12.1となった流れが、
この馬にはまったく未体験で厳しかったのだと思う。

函館での4戦はラスト4ハロンが52秒から53秒のレースを戦っていた。
それが今回のラスト4ハロンは50秒1。
単純計算で12馬身から18馬身くらい余分に動かれたということ。
これでいて前半のペースもそんなに遅くはなかったため、ひとたまりもなかった。
ついて行けなくなってしまったのも、やむを得ないところだ。
残念ながらこのレースは完全に力負けだと思う。
札幌のほうが函館よりコンマ5から1秒くらい速い時計が出るのだが、
一応は自己ベストの時計で走っているし、頑張ってくれたと思う。




4R メイショウトカチ 5着
「調教でもガツンと行くし、
 今日も馬の後ろに入れるとグンとハミを取っていたので、
 気持ちがないわけではないと思うが、
 ダラーッと同じペースで走っていた。
 少し時間がかかるかも」
別にやる気がないわけじゃないのに駄目だった、という話。
なんとも前途多難なお言葉を頂いてしまった。
アンカツがそう言う以上は、しばらく様子を見たい。
希望を見出すなら、同じペースでダラッと走っていたわけだから、
やる気なように見えて、実際には全く走る気がなかった可能性はある。
もしくは、作戦を変えたら走るかもしれない。
まあどのみち、使い込んで行ってのことだから、しばらく様子見だね。




5R アドマイヤマスター 6着
「発馬後に両サイドから前に入られてしまって、
 ポジションが悪くなってしまった。
 最後まで脚は使っているが、
 ジワジワとしか伸びなかったので差が詰まらなかったよ」
これは最初でほぼ勝負が決まってしまったか。
そんなに遅いスタートを切ったわけではないんだけど、
外のアルアラビアンがめちゃくちゃ速かった上に、
いきなり内に切り込んできたからたまらなかった。
内のオメガキングコングもこちらより速かったから、
完全に挟まれてしまう格好に。押してたら終わってた。
さすがはアンカツで、華麗に落馬の危機を回避しているのだが、
それで勝負圏内からは去ることになってしまった。
せめてペースがもっと速ければ良かったんだけどね。
全てアルアラビアンにやられた感じだ。
よく頑張ったけど、5着を奪えなかったのは無念。




9R ビービーガルダン 4着
「内枠だけが不安だったので、
 行く気でテンから仕掛けていったんだけど、
 外からジワーッと行くのがこの馬のスタイルだから、
 思うように行けなかった。
 不安通り勝負どころでは前にも外にも馬がいて動けず、
 開くのを待ってから追い出したが、届かなかったね。
 今日は力を出し切れなかったよ」
ガルダンという馬は、スタートセンスも抜群にある馬で、
大半のレースで、スタートした瞬間から先頭にいるか、その集団にいる。
その上で、他馬の様子を見届けながら位置を決める馬なのだが、
今回は出たところで中団よりもやや後ろ程度。
即座に立て直して仕掛けたところ、すぐに反応してくれて、
ジェイケイセラヴィの内にまで滑り込んでは行ったが、
前にはサープラスシンガー、ポートジェネラルの壁があり、
ジェイケイセラヴィに外を塞がれた形で待つことになった。
今回はジェイケイが外でいきなり半馬身リードしている格好だったので、
こちらのスタートが五分だった地点で、既に選択肢がなくなっていた。
ガルダン本来の出を見せられなかったのが敗因の一つ。
本来なら、ジェイケイやら他の馬より前にいて、
相手に位置を選択させながらジワッと行くのがガルダンの競馬だ。

それから、逃げた2頭があまりに弱く、その上互角だったという大不運。
どっちか片方ずつ下がってこれば良いものを、
飛ばす速度も同じならばてるタイミングも同じ、
ただガルダンの前を無くすためだけに「形を作ったままに」下がってきた。
外にジェイケイセラヴィがずっといたため、どうにもならず。
下げながら、ジェイケイが出た後に出るしか選択肢がなかった。
スプリント戦でこんなことをしていたら、さすがのガルダンでも間に合わないw

まったく力を出せなかったのだが、それで4着なのはさすがだろう。
本番ではレースレベルが上がるので、今回前にいたような障害物はいないはず。
(具体的に言うと、ローレルゲレイロ頑張れよって話なんだがw)
調教を見て好調程度で全開ではないなと感じたけど、
次はピークの状態でレースを迎えることになる。
それでさらに斤量差もなくなるので、この馬の優位は揺らいでいないと考えている。




10R ローズバンク 8着
コメント無し。

スローに感じたんだけど、実際はそれほどスローじゃなかった。
ただ、外を回っては間に合わなかったね。
3週目に来て、大分追い込める感じになってきてるんだけど。

休み明けだし仕方ないだろうとは思うんだけど、地味に進路を間違えていたw
この馬だけをジッと見ていた人は気付いただろうけど、
4角で外に持って行った所、前の馬が揃ってこちらの軌道に入ってきて、
こりゃいかんって感じで内に行きたそうにしているアンカツがw
加速がついてしまった後でそんなことが出来るはずも無く、
外に出て、届かない程度に追ってお終い。
まあ、内に行ったからと言って絶対に届いてないから、
気にするような話でもないんだけどね。

お休み前に

2010-08-29 17:41:38 | 競馬
今週はもう、やれやれというかw
ぶっちゃけ多くの方がそうだろうと思うんだけど、
「まあ良いか」って感じになったんじゃなかろうかw
どうも昨日で気合が抜けてしまったね。

それでガルダンの気合も抜けたわけじゃないだろうが、
スタートからひと息で、押して5番手インに出るのが精一杯。
アンカツのコメントを聞いても、やはり出て行かなかったようだ。
根本的な能力とセンスが高いので、それなりには動いてくれて、
ゲレイロみたいに本当にえらいこっちゃって感じにはならなかったがw
後は、外をジェイケイセラヴィにずっと抑えられており、
前の2頭は隊列を作って出る隙間なし。
全周パトロールでも確認できたが、運に任せるしかなくなっている。
1枠でもスタート速いから大丈夫でしょと言っていたが、
これだけ出ないと、さすがに今回みたいな目に合うこともあるだろうな。

それでも、函館SSのワンカラットのように、
前がガラッと開いてくれたらあっさり抜けれたと思うんだけど、
今回は前を走っていたサープラスシンガーとポートジェネラルが、
一緒に下がってくるという最悪の下がり方。
形を作って下がってきたので、間に突っ込むことが出来なかった。
どちらかの速度が変われば、狭くとも隙間を突けたんだけども、
本当に嫌な下がられ方をしてしまった。
(2頭はブービーとシンガリ。まさに行っただけ)
ついてない時ってのはこんなもんかねえ。

まあ、本番での上積みがあるのは間違いないし、
斤量がさらに1キロ軽くなるのはさらに大きなプラス。
ローレルゲレイロも今回みたいな間抜けなレースはしないだろうし、
前に行って下がるだけの変な馬もいなくなるから、
そう悲観することもないだろう。
重賞で1番人気を背負うこと4度、うち3度馬券圏外に消えている馬だが、
消えた中では一番マシな走りでもあったしね。
北海道ならポカはないだろうと考えていたが、
北海道だったから、これだけで済んだって考えておくべきかなw



今週何もなかったというわけではない。というか、素晴らしい収穫があった。
最初の勝利にちょっと舞い上がっていたことからも分かるだろうけどw
オールアズワンの強さは間違いなく重賞上位のものだった。
怪我をしなければクラシック出走はほぼ決まりだと言ってしまおう。
いろいろとネット上を回っている限り、世間ではまだ舐められている感じがするが、
今年のうちに重賞を取れるだろうと思っている。
これはマジカルポケットよりも自信があるね。
それから、新馬のダンシングロイヤルも能力は大したものだと思うし、
今年アンカツが乗る2歳は本当に良いな。
これから年末にかけて、次々と期待馬が出てくるだろうが、
ここまでにデビューした馬で、
牡馬クラシック(オールアズワン)
牝馬クラシック(インパクトゲーム、モスカートローザ)
マイル~中距離(マジカルポケット)
これで来年まで全てを戦っていけそうなのが凄い。
とりあえず、現3歳世代みたいなことにはならずに済みそうで何よりだw




さて、来週から2週間はお休み。
俺的にはカメ産駒の応援に切り替えようかなと思っているけど、
同時に、明日更新してからはのんびりと休養させてもらおうと思います。
(いやまあ、現実は悲しいかな仕事で厳しいわけですがw)
どこかでやろうと思っていた、
オグリキャップの思い出と、サダムイダテンの思い出は書いてみたい。
今の段階で、自分の中で決めている事はそれだけですかね。
G1でもあればいろいろと語ってみても良いんだけど、
小倉と新潟の2歳重賞を語ることなんてありませんしねw
まあ、思いついたことをちょこちょこという感じで。
そうしているうちに、あっという間にローズSの週がやってくることでしょう。
復帰週は3日開催だし、飢えを渇かすには丁度良いですかねw

日曜日の結果

2010-08-29 11:44:08 | 競馬
3R サクラボールド 9着
好スタートから仕掛けて前へ。
それなりに行き脚がついて、ハナを狙う感じだったけど、
内から出て行ったガラパのほうが明らかに出ており、
また外からウエスタンウェイブも出て行って、
これらに脚色で完全に負けていたので、待機して4番手から。
とりあえずは良い位置に取りつくことが出来た。
平均ペースだったと思うが、さらにウエスタンが前に絡みに行く。
そんな流れの中で、ボールドは1000m前に手応えが怪しくなった。
追っつけていたがだんだんついていくのが苦しくなり、
4角を前にして鞭が2発3発と入ったのだがついて行けず、
直線に入った所では既に前の3頭に完全に置いていかれてしまった。

過去の成績からして凡走したように見えるかもしれないが、
この馬自身、おそらく自己ベストの時計で走っている。
やれる事はやったと考えて良いだろう。全力を出した。
その上で勝てなかったということだ。これはもう仕方ない。
5着も外してしまったが、今回の相手関係ではどうしようもなかったね。
選択したレースがあまりにも悪かったとしか言いようがない。

今日は駄目だったが、スタートセンスがあるし、地方に移って頑張れる馬だと思う。
これで諦めることなく、現役を続けて欲しいね。




4R メイショウトカチ 5着
ゲート入りをかなり嫌がっていて、ちょっと嫌な感じ。
ゲート内で隣のプランスデトワールを威嚇した感じもしたw
スタートは決まって、軽く仕掛けたがあまり反応せず。
急いでも仕方ないのでそのままゆったりと入って行った。
立ち遅れ気味だったプランスが外をスッと上がって行ったので、
それに対して何かむっとしたような感じで動こうとしたような。
1角で外に飛んでしまいそうな感じだったが、
丁度外にいたマイネクイーンと馬体をぶつけるような感じにして、
なんとか収まることが出来たという所。

2歳新馬で少頭数となれば当然か、ペースは遅く凡戦の気配。
そんな流れだったが、イマイチついていける感じがない。
一緒に走っていたマイネは3角からスッと押し上げて行ったが、
こちらは全く反応せずに4角でも後ろ。
コーナーを回るところで少しだけ加速してきた感じがあったが、
それだけで、最後までまったく伸びてこずに終わった。

少頭数だけあってかなりレベルが低めのレースだったのだが、
このレースで良い所がなかったというのは残念。
というか、やたらと重苦しいなということしか感じれなかった。
470キロと馬体は大型というより中型なんだけど、
大型馬のように重苦しい動きに終始していた。
使ってどれだけ変わってくるのか、注目したい。




5R アドマイヤマスター 6着
まずまずのスタートを切ったのだが、
出てすぐにアルアラビアンが内に切れ込んできて前が無くなった。
上手に引いたが、同時に内のオメガキングコングに行かれたので、
物理的に行き場がなくなって中団後ろからの競馬に。

誰もアルアラビアンに絡まないのでスローペースに。
2番手が団子で物凄い密集状態でレースが進んだ。
インにいるマスターは何も出来ない位置だが、
これはむしろ望むところ、こうなったら運任せのイン突きで良い。
団子を前に見ながら、ジックリを脚を溜めて進む。
勝負どころでようやくペースアップして少しずつ馬群がばらけていくところ、
内でばてるオメガキングコングを交わして中団に浮上すると、
直線はインを突いて必死の追い込み。
流れが遅く前にはとても届かなさそうだったが、
ここは5着が大事な為に必死の追い込み。
アンカツが5着争いで必死に追っているのを久々に見たw
マスターも頑張って走ってくれたのだが、
残念ながら最後にきっちりと交わされて6着になってしまった。

最初の攻防が痛かったが、それ以外はだいたいスムーズ。
残念ながら、少しだけ運が足りなかったというところだろう。




9R ビービーガルダン 4着
普通のスタート。この馬としてはちょっと遅かった。
内で包まれるわけには行かないから、仕掛けて進出。
外にいたジェイケイセラヴィに前に入ることを許さず、
何とか進路を確保して5番手のインからになった。
ちょっと行きっぷりは悪いが、それでも流れに乗っていたし、
後は進路を確保して・・・というところだったのだが。

前を走っていた2頭が絶妙のタイミングで失速してきて、
外に出れないポジションになってしまった。
やむなく下げてそれから外に持ち出して出てきたが、
スムーズさを欠いては4着までが精一杯だった。
何というか、これ以上ない最悪の展開にw
前にいた2頭が弱すぎたのが辛かったねえ。
ポートジェネラルあたりに邪魔をされるとは。
これは参った。

見たまんまで力負けでもなんでもないが、
今日の出脚の鈍さはどうしても気になってしまうな。
先行する事はしたが、これまでで一番遅かったんじゃないだろうか。
このスピードで最内だとこういう事になり得る。
本番でこんなことでは困ってしまうわけだが、
次は1キロ減って本調子でいけるだろうから、
巻き返してくれるだろうと期待したい。

それにしてもまあ、ガルダンは2倍台前半の人気を背負うと馬券圏外に消えるよなあw
これが、京阪杯、阪急杯に続いて3度目のことだ。




10R ローズバンク 8着
馬体はこんなものなのだろうか。
五分の出からじっくりと入って後方3番手から。
早々に外に出ても良かったと思うのだが、
外にラークキャロルがいたからかは分からないけど、
まずはラチ沿いで距離を稼ぎながらゆっくりと追走。
ペースは遅いが行きっぷりは上々で、
4角に入るあたりの手応えもかなり良かった。
ただ、スローだった分だけ前の集団が団子で、
どこに行くか迷って、外を決断したと思うが。
が、これが最悪のところに突っ込んでしまうことになった。
中団の馬が揃って外に並んだことでさらに回されてしまい、
(回っている途中で、こりゃ駄目だとインに進路を変えようとしたと思うw)
最後はそれなりに伸びてはいるが、とても届かなかった。

まともなら、5着のラークキャロルは交わしていたと思う。
が、まあ今日の展開ではそこまでだっただろう。
根本的には無理のある展開だった。
今回のようなレース内容は、この馬については常に覚悟していること。
状態も上がるだろうし、次走に期待したいと思う。

日曜日の騎乗馬と予想

2010-08-28 18:41:35 | 競馬
パトロールを見直してたらなんか腹が立ってきたw
こんなんで停止になるとは、アンカツの不運も大したものだ。
でもまあ仕方ない。処分を決めるなら確かに失格だ。
裁決委員も、困りつつも停止にしないと競争中止馬の立場がないから、
仕方なくやったってことが分かるからね。
2週前にホワイトが騎乗停止になったパトロールを見直しながら、
これはないわ・・・と思いながら、諦めてますw


オールアズワンが期待以上の内容で勝ちあがってくれた。
インパクトゲームが究極の上がり勝負で魅せた馬とするなら、
オールは総合力の高さで、札幌で走った歴代の名馬と並ぶ走りを見せてくれた。
札幌の2歳未勝利1800mとしては異例の、12秒前半がずっと続く流れで、
これを自分で捕まえに行って独走態勢に入った後、
他馬と競っているわけでもないのに加速して11.7でフィニッシュ。

勝ち時計は札幌2歳Sの平均に達していると書いたが、
今回の勝ち時計1分49秒7(単騎独走)より速かったのは、
ロジユニヴァースの1分49秒1と、ジャングルポケットが1分49秒6のみ。
ナムラマースとサンディエゴシチーが1分49秒7。
ストーミーカフェが1分49秒9。後は1分50秒以上かかっている。
シンプルに、例年の勝ち馬より上のレベルにあると考えて良さそうだ。
しかも相当高いほうのレベルに。期待はしていたが、やはり嬉しいね。
クラシックはもうこの馬で良いんじゃねえかと思えるレベルだが、
まずは次走の走りを楽しみにしたいと思う。


ダンシングロイヤルは慎重に事を運んだようだ。
ただ、内にいたのが大外になったのは馬の問題だろう。
この馬は速かったので問題なかったが、
向正面で前を走る馬が最内から大外に出て行く動き。
3番手以降の騎手はちょっと面食らったんじゃないかw
危ない所はあったが、とりあえずは競馬を理解してくれたか。
上質のマイラーに育つことを祈りたい。








3R サクラボールド ▲
久保田助手
「いつも何かにやられてしまうが、
 いつ勝ってもおかしくない力はある。
 後は相手関係一つ」
ここ7戦の平均着順が3.0着。
常に勝利を狙えそうな位置で戦っている馬である事は間違いないが、
「実際に勝てそうだったことが一度でもあったか?」となると、
実は一回もないという、非常に堅実だけど武器が何もない馬。
現状、こちらの前進を望む事は出来ず、
状態を維持しながら相手の後退を待ちつつ使われているのだけど、
最後に来て、これまでで一番強い相手達とぶつかることになった。
想定人気では、なんと6番人気で10倍弱。
しかしそれが大袈裟でないほどに相手が揃っている。
堅実さでならば決して引けを取らないが、
「勝利に近いかどうか?」となると、やはり敬遠したい馬だと思う。
この馬が具体的に人気上位馬に劣る面を書くと、それは時計だ。
このサクラボールド、本当に安定していて、
今の所は1分48秒の半ばが限界なんだよね。
他馬は47秒台の時計を持っているので、速くなると単純に無理が出そう。
そんな馬に初騎乗となるアンカツだが、どこまで力を引き出せるか。
それを楽しみたい一戦でもある。

メンバーを見渡すと、ほとんどの馬が番手~好位でレースを進め、
切れ味というより持続力を持って勝ち負けに持ち込みたい馬。
ボールドはその典型なんだろうけども、
どうだろうねえ、ハナを奪ってしまったほうが目があるのかどうか。
先頭を取ろうと思えば取れる構成だとは思われる。
ただ、書いた通りに相手がどれもこれも前で組み立てる馬であることと、
この馬自身、3走前に逃げてさっぱりだった過去を持っているので、
もしかするとこのレースで中央の生活がいったん終了になる可能性もある。
さて、どうするだろうか。もちろん出方次第ではあるのだろうが。

外から10番のウエスタンウェイブが強めに出て行くだろうから、
これを行かせて2番手に収まるくらいが理想になるだろうか。
続けて、1番グランブリーズ、4番ガラパ、5番ノーザンペガサス、
8番ビジュートップス、12番ボストンプラチナあたり、
1分47秒台での2着3着経験を持つ馬が続々と押し上げてくる。
芝の上位馬トレジャーゴッドや、スカイサーファーあたりが後ろで虎視眈々。
これらのうち5頭しか次に進めないとか、信じがたいなw

それなりに流れて、上がりがかかるレースになるだろうと思う。
そのこと自体はボールドにとってありがたいところだけど、
1分47秒台で駆け抜ける力があるのかどうか。
アンカツがどこまでこの馬の気持ちを汲んで気持ち良く走らせられるか、
それにかかってくるのだろう。
時計がない以上、単勝に自信を持つことはとても出来ない。
しかしこの馬の手堅さは過去が証拠となって残っている。
強い相手に追われながら、覚醒することを祈りたい。
健闘を祈って単複だけ買おうと思う。
後は・・・人気のない馬の単複ばかり買うのはありなんじゃないかw
どの馬が勝っても全然おかしくないだろうと思う。




4R メイショウトカチ ○
寺井助手
「乗り込みは十分で大型馬の割に気が良い。
 切れる脚はないが、バテないので距離も合う」
調教についてだが、状況を知ることが出来た。
アドマイヤコリンを前に行かせた後、
外に回って並びかけるだけにしたようだ。
相手に合わせて、あえてという調教だったということだから、
それならば仕上がりを信用したいと思う。
大型馬ということで、叩いて前進の面は大きそうだが、
気の良い馬ということで、ある程度動けると考えたい。
少頭数であることも大きなプラスだろう。
印(人気)的には、プランスデトワールが断然でマイネクイーンが2番手。
アキノバイオ、コマンドパワー、それからトカチが3番手。
残りの2頭は勝負にならないだろうという感じ。
それならば、単複で大いに楽しめるだろう。

外枠の2頭は確かに調教を見る限り勝負にならない。
同時に、上の2頭もそんなに素晴らしいとは思えない。
後はやってみないと分からないが、
良い走りをしてくれると期待しよう。




5R アドマイヤマスター ▲
込山助手
「調教では単走で上々の動き。
 前走は控える競馬にメドが立ったし、スムーズに運べれば」
3番アルアラビアンと9番グランフィールドの逃げ争い。
おそらくアルアラビアンのほうが行ききるだろう。
それなりに速いペースでレースが動き出すと思う。
続いて本命のタツパーシヴが取り付くだろうから、
マスターとしてはその内に滑り込めたら文句なしだね。
実力的にはやはり少し落ちることになるから、
少しでもこすく進んで隙を突く競馬をしたい。
1枠に同じく先行のオメガキングコングがいるので、
これよりも前に出ることが出来たら言う事はない。
大外から動くタージマハルは、ちょっと不利だろう。
その後ろにマージービート、マキシムトパーズ、ネオペンドラゴンが待機。
逃げ先行馬がしっかり揃っていることもあるし、
タツパーシヴがある程度前を掃除しに行くだろうから、
後ろの馬にとっても走りやすい展開になりそうだ。

アルアラビアンがグランフィールドを振り切って4角先頭、
それに外からタツパーシヴが並びかけて行く。
マスターとしたら、アラビアンの後ろをついて行けば良いか。
直線に入って叩き合いになるようならタツパーシヴの外へ
タツパーシヴが抜け出すようなら2頭の間へ
静かに滑り込んで隙を突くように差せたら文句なし。
強い2頭がぶつかって消耗してくれれば良いのだが。
ただその時は、後ろにいる実力馬3頭に飲み込まれる可能性が出てきて、
丁度良い感じを期待しなければならないのが難しいかも。
どちらかというと、前残りを期待したほうが好走率が高いのかな?

前が残るなら、順当にアラビアンとパーシヴが相手、
崩れるなら、パーシヴは残りつつ、マージー、ネオペンドラゴンが相手だと思う。
この強敵を相手にマスター1頭軸なんてのはどうかと思いつつ、
好走した場合の展開考えたら、相手がガラリと変わりそうなので、
そのように買ってみたい。




9R ビービーガルダン ◎
鳴海助手
「先週、今週と追い切りは単走もしまいまでしっかり動いた。
 洋芝は合うし、札幌までの輸送をスムーズに行ければ」
絶好調と表現しているメディアもあるが、それは間違いだろう。
本調子のガルダンはもっと動く馬であって、
今回は9割ちょっとくらいの仕上がりだと思われる。
そうあるべきだし、それで十分だろう。
2年連続連対、昨年は圧勝しているレースで、
今年は順調に来ている上に前走から1キロ減。
「北海道では気を抜くことがない」というアンカツの証言もあり、
この地で凡走する事はまず考えられない。負ける可能性も低い。

枠は1番となった。
向正面の2コーナーの奥ポケットから長いバックストレッチを走るので、
1500や1800のような枠の有利不利はないコースだけど、
短い距離となると早目に押し上げようとする馬が自然と多く出る以上、
極端な外枠からの先行はしにくい条件であるとは言える。
スタートから速い馬にとって内枠はかなり有利な条件。
3コーナーを迎えるまでに、直線で抜けるイメージを作れていると良い。
具体的に言うと、どの馬に続いて行くか、もしくはどの馬の横に入るか、
それをある程度絞って行って、4角でそれを無理なく出来る態勢を作りたい。
出方によっては逃げも窺うような感じで出て行って、
それで番手に収まって道を探るのが理想になる。

逃げたいのは、2番ローレルゲレイロ、11番サープラスシンガー、
それから13番のケイアイアストンの3頭になるだろうか。
枠的にはゲレイロが圧倒的に有利なのだが、
この馬はスタート自体はそれほど速くない馬であるため、
外から一気に入られる可能性が残っている。
よって、今回はゲレイロと横並びで行くのが最善と思われる。
具体的に書くと、サープラスが先手でラチ沿いに、ケイアイがサープラスの外、
そしてサープラスの後ろのラチ沿いにガルダンがついて、
ガルダンの外にゲレイロが追い上げてくるという形。
これがどの馬にとっても上々の形と言えるのではないか。
サープラスとケイアイは4角までは止まらず飛ばせるだろうから、
後ろが団子でついてくるという事はちょっと考えにくく、
外へ持ち出す事は容易であろうと思われる。
ゲレイロの外に何か来ているようだと、かなり運の要素が入ってくるが、
おそらく前4頭はそんなに遅くはない。遅くないというか、抜群に速いはず。
4角でどれかがばてるので、その隙を突くことだけを念頭に進めれば良いだろう。

それから安全な作戦としては、逃げてしまうという手もある。
もう競走馬として完成しているガルダンにとっては、
逃げるという競馬もオプションの一つ。
それをやったからと言って次に影響を及ぼすことはないし、
この北海道では逃げても最後までやる気を出してくれることが分かっている。
本気で行けば、このメンバーの中でも一番速い可能性があり、
アンカツもそれは作戦の一つとして考えてはいるだろう。
まあ、これは逃げ馬3頭が鈍かったらという条件付だ。
基本的には待機して外に出る準備を、ってことになるはず。

ウエスタンビーナスやらジェイケイセラヴィやら、
ポートジェネラル、トウカイミステリー、モルトグランデなどなど、
対抗馬ワンカラットなんかも前に出て行く馬だが、
実際にこのメンバーで戦いが起こったら、
これらは前の4頭より遅いだろうと思われる。
これらがピッタリと逃げ馬に続いてきた時にだけ、
進路確保の面で心配事が起きうるのだが、
普通に行けばそれらの心配は杞憂に終わると考えている。
4角でサッと外に出るなり間を突くなりして、
直線で早々に先頭に立って押し切りを計れるはずだ。
ゲレイロが頑張ってくれていたら、そのまま一騎打ちだろう。
ゲレイロが力尽きるなら、独走態勢に入ることになる。
追ってきそうなのは、ワンカラット、トウカイミステリー、モルトグランデあたりか。
そんな派手に荒れる事はないだろうと考える。

簡単なのは単勝。どうやっても勝つと信じている。
ゲレイロの人気がないので、馬連1点、馬単1点を買うかな。
負けるならゲレイロしかいないと思う。
ワンカラットに外から堂々と差しきる力はないと思っているが、
それを成し遂げられたら素直に脱帽だ。
脱帽と言ってもまあ、相手にはまだ斤量の優位性があるんだけど。




10R ローズバンク ▲
五十嵐助手
「洋芝が合うタイプだし休養効果で馬も良くなっている。
 少し太めなのでその点がカギ」
メディアの予想ではまったく人気がない。
10番人気とか言われてるので見返して欲しいが、
調子が整っていないことにはどうにもならない。
調教の時計を見る限りは確かに重そうな感じだが、
この追いきりで絞れていることを期待しよう。
ここ3走、急に馬体重が増えてそのままになっている馬で、
そもそもこの馬体重が正しいのかどうかも分かっていない。
それに加えて太くなってくるようならば、
さすがに今回は厳しいとなりそうな気がする。
一応、馬体重を見てから考えないといけないな。

大して良い所なく負けているので、そう強気にはなれないが、
そうは言っても別に秒単位で負けて勝負にならないとか、
そんな酷い負け方をしているわけではない。
あくまで、期待値に結果がついて来ていないというだけで、
単純に能力不足だという負け方をしているわけではない。
だからこそ、この低評価には納得できないものがあり、
出来れば今回で見返してやって欲しい。
ここである程度走れば、手のひらを返したように人気するだろう。
客の勝手な都合であれだがw ここは頑張って欲しい場面だ。

牝馬限定戦になるのは大幅なプラス。
この馬が必勝級だとか、勝負だとか、そんな馬は見当たらない。
この相手関係で10番手評価にされるとか、本当に泣けてくるが、
(昇級初戦、本場で牡馬相手に3着しており、
 その次がここだったら1倍台になっているだろう・・・)
これは絶好のチャンス、自分の走りをして好結果を。

ヤマニンミュゼットとハイタッチクイーンが逃げ争い。
それを追ってアオゾラペダル、レディパレード、ファーレサルティ、
それからタキオンコウショウあたりも前に行くだろうか。
平均からやや遅い程度のペースになりそうだ。
中団はごった返すだろうが、バンクはその後ろから。
エンジンがかかるまでジッと待って、
気合が乗ったら一気に勝負を賭ける形になると思う。
未勝利を勝ったときや昇級初戦の脚を繰り出せれば、
牝馬限定の500万程度はあっさりと抜けられるはず。
馬体重を見て状態を推測しながら、単複を買う金額を考えたい。

土曜日の結果

2010-08-28 11:14:02 | 競馬
2R オールアズワン 1着
好スタートを決めてゆっくりと前へ。
予想外に内から外から前に行く脚のある馬がいて、
自然と6番手に収まることになった。
特に1番のクークーダダの行き脚が素晴らしく、
2歳未勝利とは思えない速いペースを作り上げてくれたのは僥倖というほかない。
微塵も予想してなかったが、これからの重賞戦線を想定出来るような流れに。
道中6番手の外でジッと脚を溜めて、鞍上のゴーサインをじっと待っている。
4角前から少し促すと、サッと反応して位置を押し上げて行く。
速いペースで力尽きつつある前の5頭の動きとあいまって、
もはや別の生き物のような速度で、コーナーだけで前の5頭を飲み込んだw
楽々と先頭に立って、気を抜かないように軽く気合を入れながら。
人気通りの大楽勝となった。これでいてまだまだ余裕がある。

いやあ、これはクークーダダ以下の先行馬に大感謝だな。
勝ち時計の1分49秒7は札幌2歳Sの平均程度。
それを素晴らしい内容で勝ち上がることが出来た。
勝つだけかなと思っていたので、喜び倍増だ。




4R ダンシングロイヤル 2着
絶好のスタートを決めて前へ。
行きたくなかったところ、トップモデルが行ってくれて2番手に。
絶好の展開になったと喜んでいたら、想像だにしない展開にw

テンションが上がっていてどうこうということは書いたが、
どうもこれが相当に酷かったように思われる。
アンカツはずっと引っ張って乗っていたし、
2番手の内にいたはずが、3角前にはかなり外を走っていた。
横からの映像では分かりにくいんだけど、
正面から見たら、相当外に飛んでいると思われる。
このレースはパトロールで見てみたいわ。
吹っ飛ばないように走らせるので精一杯だったのだろう。
どんどん下がって行って後方3番手の外になってから、
他馬に迷惑をかける危険がなくなってようやくゴーサイン。
馬群の一番外を動き出したら、それはもう凄い動きで、
あっという間に馬群を飲み込み返すと、さらに前を猛追。
2番手に上がっていたランブイエを差し返して2着に上がった。
しかし勝ち馬は既に安全圏にいて捕まえられず。

まずはコメントを聞きたいが、これは相当な気性難だと思われる。
最初に行かせたら、凄まじい速度で逃げたんじゃないだろうか。
さすがに最初にそんなことは出来ないので、我慢に我慢を重ねて乗った。
この経験が生きて欲しい。競馬を勘違いしないで欲しいねw
やはり能力は非常に高かったが、危うさを持っている馬だ。
上手に育てられたら、重賞で活躍しそう。
しばらくは慎重さを求められるだろう。




6R メイショウピゴット 失格(3着入線)
失格についてはパトロールを見てから。

今日も絶好のスタートを決めて、仕掛けて前へ。
今日は絶対に逃げようという意志を見せるような気合の仕掛け。
内を絞りながら誰も来るなという意思を見せつけ、
ついに念願の先行策、しかもハナを奪うという快挙を果した。
ここから平均ペースで進めたら新しい一面が・・・ってレースだったのに。

2番手の外にやってきたリヴィエラ。
逃げれなかったのが悔しかったからってわけじゃないだろうが・・・
こちらの外に張り付いて、物凄い絡み方を始めた。
内のこちらが引くことなど不可能で、外が引かないと争いは終わらないが、
見ている限り、鞍上の丸山には抑える気配なし。
8枠の2頭がハイペースで後続を千切っての争いに。
互いに折り合ってマイペースでやってりゃ、両方確実に残ったものを、
「相手はメイショウピゴットだけだ」と言わんばかりの追撃。
前の2頭が厳しいペースで進み、好位から中団の組に流れが向いた。

そんな中でも前の2頭は能力が高く、
4角を回ってもまだそれなりに余力を持って走り、
飲み込まれそうになっても必死に食い下がっていた。
リヴィエラは力尽きたが、ピゴットはバテながらも最後まで奮戦。
頑張り通して3着を確保することに成功した。

非常に強い内容。
苦労してやっと出来たことだったのだが、残念ながら逃げたことが敗因だ。
リヴィエラというか丸山が遠慮してくれれば一騎打ちだったのだろうが、
「どっちが勝つか死ぬかだ」という勝負を挑まれてはね。
リヴィエラとの対決には圧勝したが、レースには勝てなかった。

上手くやったように見えたが、最初の切れ込みが厳しかったようで、
これだけの頑張りを見せながら、残念ながら降着となってしまった。
まともなら勝てていたと思うと悔しすぎる。
ここまでのレースで、全然先手を取れなかったことが仇になったか。
アンカツは仕方ないとしても、馬はこれで終わりか?
これは悔しいねえ。



追記。
パトロールを見たが、8が故障してなければ、せいぜい制裁3万ってところだった。
当たり前だけどスタートして全馬が内に向かいながら進むところ、
一番外から絞り込んで行ったので複数の馬が少しずつ窮屈になったのだが、
(被害を受けた馬達はすぐに立ち直っている)
それが発端で8番が故障を発祥してしまったことが全てだろう。
現実として、8番が競争中止になっているわけだから、
それの対象が15番だとするならば、考えるまでもなく確定出来たはず。
それが、確定するまで20分以上も揉めていたようだから、
この程度の動きを制裁対象としちゃって良いものかどうか、揉めていたんだろう。
ピゴットだけじゃなく全馬が集まって行っているように、
1角に向けて、全体が密集するのは当たり前のことだからね。
まあでも、発端は何だと言うなら間違いなくピゴットなので、仕方ない。
2週前には、何もしてないホワイトが停止になるくらいだからなあw
厳しく入るのはアンカツの中では当然のことだし、
内を見ながら気をつけて入っているのだがね。
残念としか言いようがない。
ピゴットの未勝利戦がこれで終わりかと思うと、これは悔しすぎる。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-08-27 21:42:30 | 競馬
2R オールアズワン ◎
鳴海助手
「初戦は時計的にも評価できる内容。
 使った後も順調だし、センスを感じる。楽しみだね」
いずれは重賞戦線を賑わすであろうオールと、
未勝利を勝てるのかどうかすら分からない面々の戦い。
よほどのことがない限り負けないだろうと思う。

札幌の1800ってのは、1500と同様にコーナーが近く、
外枠のほうが不利である条件の一つである。
あるが、1500と違うのは距離の長さ。
この距離のおかげで最初に無理をする馬が少なくなるので、
先行馬が普通に出れば先手を取れる、というところが違う。
逆に、内枠の馬が包まれて終わることも多々ある条件で、
真ん中あたりから好位に取り付ける馬が最も安全。

オールアズワンは9番から。
1から6番の馬が初戦で10番手以降から競馬をしており、
頑張ったところで内から先手を取れる馬はいないだろう。
7番に逃げ馬マイネルヴァルムが入ったことで、
これが内に寄せながら先手を奪うことだろう。
その外にオールが楽に並びかけて行く。
先行するだけなら出来そうな11番のコスモユリアが来て、
3頭がスローペースでレースを引っ張ることになる。
それから、10番のショウナンカイラス、
13番のマイネルシュベルトあたりが続いてくるのか。
後はまあ、適当に団子ってことで。
後ろで尽きそうな馬ばっかで、考えても何も分からんw

4角でコスモユリアが勝手に沈んでいくだろう。
ペースをあげるMヴァルムを1馬身前において直線へ。
軽く抜け出して少し追ったら、後は流すだけになりそうだ。
ヴァルムが交わされてやる気を失わなければ2着を守るはず。
Mシュベルト、ヒダカアルテミス、ディーエスコンドル、
このあたりが多少はマシな末脚を繰り出してくるので、
無難ならこの3頭のどれかが3着、もしかしたら2着って所。
1着はオールが走ることを放棄しない限り揺らがないだろう。
断然人気だが、それに相応しい勝利になると思う。

2着が変わる可能性は多少はあると思うが、
点数を広げたくないし、1、2着固定の3連単3点で。




4R ダンシングロイヤル ◎
岩藤助手
「除外で延びてテンションが上がってきた点がどうか。
 発馬は速い方で冷静に走れれば」
金曜の新聞において、確認した4紙でランブイエがでかでかと載っていた。
これは人気を吸ってくれるかと期待してしまったが、
現実はやはり厳しく、こちらが抜け出した人気になりそうだ。
そりゃそうだわな。この動きで1番人気にならなかったらどうかしてる。
シンワハーツクライと戦ったマジカルポケットを思い出したわ。
シンワの時も思ったが、各記者そんなに取り上げるなら、
レースでもちゃんと◎を打ってあげれば良いのになw
単勝的には、2.5倍ってところだろうかね。

別に良血ではないが、2週前から動きの良さで話題になっていた馬で、
普通に走れば勝つだろう程度のジャッジを受けている。
助手さんのコメントにもあるんだけど、
アンカツからもテンションが高い馬であるということなので、
それが悪い方向に出なければ、まあ大丈夫なんじゃないか。
調教を見る限りは、そんな大した相手はいない感じだしね。
なんか速さが違う感じがするので逃げることになるかもしれないが、
その時はゆっくりと、超スローを作るつもりで頑張って欲しい。
大事な初戦、レース運びに注目だ。

新馬だけど自信があるので単勝を厚く買ってみたいと思う。
後は、上々の動きをしているタマモトリトンへ馬単を買おうかな。




6R メイショウピゴット ▲
久保田助手
「連闘でも体調は維持できている。
 前走でも差は僅かだったし、未勝利なら力上位」
まさに大勝負を賭けてきた一戦。
ここで6着以下に負けた場合、道が大きく閉ざされる。
来週出走して5着以内を取るか、以後は500万に挑戦するかになるが、
来週の出走となると、3連闘でさすがに厳しいだろうし、
500万は当然相手が強く、さらに出走できるかどうか常に未定になる。
満足に予定を組めないのでは、普通の状態で使うことすら覚束ない。
ここで勝ちたいし、負けるにしても5着は外せない一戦だ。

メンバーは数頭が非常に強力。
前走、勝ったのだが降着になって2着だったのがリヴィエラ。
本場の京都阪神で2着を繰り返してきたのがヘヴンリーヴォイス。
函館で良い脚を使って連続3着に追い込んでいるのがバトルドンジョン。
ムラのある追い込み馬だが、関東圏で2着が2度あるのがネオサクセス。
この4頭、特に上記2頭については明らかにこちらより上。
未勝利くらいは勝ち上がらないと嘘だろうという馬だ。
安定感ならばヘヴンリーとリヴィエラの2強に引けを取っていないが、
絶対的な能力の高さとなると、さすがに強気になれない。
相手が強くなることによって、力が引き出されたりしたら良いのだが。
その可能性はそれなりにあるので、期待はしている。

逃げるのは大外のリヴィエラで間違いないだろう。
続いて13番のラパリーガが前に行くはず。
はっきりした先行馬はこの2頭しかおらず、
今回、15番に入ったピゴットとしては、
宿願だった?先行競馬をついに出来るかもしれない。
前も書いた通り、スタートは本当に抜群。
「無駄に速い」と言っても差し支えないレベルw
そのスタートから追っつけ通しなのにいつも中団追走になるんだから、
この馬のズブさは天下一品だと思うが、
今回は札幌2000の外ということで、ストレートがしばらく続くから、
誰にも邪魔されずにひたすら先団を目指すことが可能になる。
外のリヴィエラはおそらくさっさと出て行ってしまうだろうから、
これに行かれた後、頑張ってついて行くことだな。
内の馬たちが速い脚を使うとは少し考えにくく、
3番手、4番手くらいには取り付けるはず。
いや、ついてくださいw
そんでもって、ヘヴンリーヴォイスが5番手かな。
ネオサクセス、バトルドンジョンは中団いつも通りに後ろからだ。

末もしっかりしているリヴィエラがペースを上げる理由は特になく、
ペースは序盤スローペースになるだろうと思われる。
ピゴットは外の好位で流れに乗ったことがない馬だが、
今回3、4番手につけれたら、楽に走れると思う。
後ろにいる人気馬のどれかが早目に動くかもしれないが、
基本的にはリヴィエラの自発的なロングスパートでレースが動くと思う。
600から800mを速い脚で乗り切ろうとするんじゃないかな。
ピゴットはただひたすらにそれを追いかけるのみ。
それで負けたらもう仕方ないだろう、相手が強いのは間違いないから。
同時に、自分から喧嘩を売って自滅的に潰れることがなければ、
それで自動的に5着は守れているはずだ。

好位にとりつけることを前提に予想をしている。
つけなかったら、後は差し馬と一緒に頑張るしかない。
いつもそれで走ってる馬なので信頼はしているが、
VSリヴィエラって意味では、相当に辛くなるだろうね。
逆に、差す場合に5着を外すことは99%ないだろうけど。

リヴィエラ、ヘヴンリーヴォイスを打ち負かせば大金星。
1角までに良い位置をとれたらその権利あり。
幸運を祈る。3連複1点を押さえに、単勝と3連単2点で夢を見よう。

今週の騎乗馬

2010-08-26 21:58:19 | 競馬
オウケンサクラに乗らないということでどうなるかと思っていたら、
ローズSはワイルドラズベリーに騎乗予定という報道があった。
裏では調整が終わっていたようだ。そりゃそうか。

いずれ詳しく触れることになるが、
今年に入ってから、紅梅Sと白百合Sを制している馬。
負けたチューリップ賞と桜花賞について改めて見直してみたが、
チューリップ賞はかかって前に行き過ぎての負け。
桜花賞はかかりつつもなんとか宥めて行ったけど、
良い気配で外に出て、さあここからという直線入り口過ぎ、
内に寄れてアパパネと接触する感じでバランスを崩し、
それで勢いがなくなってしまった感じ。
寄れずに並びかけれてたら面白かったかもしれない。

この馬、かかり癖がある感じがするけど、折り合ったら相当に良い脚を使うね。
重賞の連敗によって白百合Sでは人気薄になったが(振り返れば人気の盲点だわな)
レースでは力上位、明らかに1枚違う脚を使っている。
これまでに何度も書いていることだけど、
現世代は2000mまでならアパパネの1強で、
自滅を誘わないとどの馬に乗っても勝つのは至難の業であると思うが、
ワイルドラズベリーは何気にまだ力負けをしていないので、楽しみかも。

それにしても昨日も書いたことだけど改めて。
今年の3歳戦はこれでもかという感じで、微塵も予想してない馬になるねえw








土曜 札幌
2R 2歳未勝利 芝1800m オールアズワン
領家厩舎、ネオユニヴァース産駒の2歳牡馬。
新馬戦は勝ったと思える態勢に持ち込んだが、2着惜敗。
こちらがどうこうというより、相手が非常に強かった。
その走破時計は、既走組で最強と思われるアドマイヤセプターと同等。
この馬も新馬勝ちを飾るに相応しい能力を秘めていた。
ただ、それが1レースに2頭いてぶつかっただけのことで、
悲観することはまったくないどころか、前途洋洋。
調教の反応も文句なしで、距離は本来予定していたであろう1800mへ。
初戦を見たところでは、真面目な感じでポカもなさそうに見えた。
自滅がないなら、後は重賞の上位級とぶつからない限り負けないだろう。

今回は相手が非常に弱い。まともに走ってきた馬が1頭のみ。
キャリアを積んで徐々に良くなってきたマイネルヴァルムが敵。
この馬が逃げるので、これをオールが2、3番手でマークしていって、
差せるか差せないか、だけのレースになるだろう。
人気はこちらが1点台の半ばで、ヴァルムが3倍台で、
後は10倍を大きく越えそうな感じがする。
あまりにも相手がいないと気持ち悪かったので、この相手は歓迎したいw
軽く捻って、札幌2歳なりなんなりに向かいたいね。




4R 2歳新馬 芝1500m ダンシングロイヤル
大竹厩舎、サクラバクシンオー産駒の2歳牝馬。
先週の1200m戦を除外されてこちらに回ってきた。
既に出走態勢にはあったが、除外によって条件が変わる。
バクシンオー産駒なので距離は短めのほうが良さそうに感じるが、
大竹師としては、距離が欲しかったとのことで歓迎していた。
最初から道を決めたくないという思いもあるのだろうし、
脚質的にも突っ込むだけの馬にはしたくないってところだろうね。
大竹師はまだ3年目の調教師で40歳と実に若いが、
既にリーディング30位に入っているなかなかの腕前。
いきなり活躍出来るだけあって、考え方もさすがに素晴らしいね。

馬の動きについては本当に言う事がない。文句なしの新馬勝ち級。
芝で動いている馬なので、不発の可能性もほとんどあるまい。
よほどのことがない限りは3着は外さないだろうし、
あっさり勝つんじゃないかと思っているが。
このメンバーの中でも一番良いだろう。
ざっと見て、ゴールデンオブジェ、タマモトリトン、
ラヴィアンクレール、ランブイエあたりが相手になるだろうか。
おそらく1、2番人気のどちらかだろうけど、
ディープ産駒ってことでランブイエが人気してくれるかもしれない。
後はメディアの評価などを楽しみにしたい。




6R 3歳未勝利 芝2000m メイショウピゴット
岡田厩舎、マンハッタンカフェ産駒の3歳牡馬。
確実に好勝負できる芝で続戦するのか、
一発大勝負でダートに挑むのか、注目していたら、
第三の選択肢、連闘で芝続戦だった。ビックリw
前走は包まれる形になって一杯に追ったのは終いだけ。
疲労が溜まるようなレースではなかったので、
そのあたりを心配する必要はないと思う。

ところで、札幌1回開催は今週と来週でお終い。
ということは、次開催からは未勝利戦がスーパー未勝利戦になる。
前走5着以内か、キャリア5戦以内の馬しか出走できないレースで、
このラス2は本当にポカをやらかせない条件。
勝てなくても5着を確保することが至上命題となる。
ピゴットの場合、前走が5着で優先権を持っているので、
別に1週後にもほぼ確実に出走できるわけなんだけども、
そこをあえて連闘してきた意味を考えると、
とにかくズブイ馬だから、連闘で喝を入れたい、ってところじゃないか。
諸刃の剣である可能性も当然あるわけだけど、
どのみち土俵際での戦いなんだから、冒険してきたって所かな。

上記の通り、最悪でも5着は拾って次開催に望みをつなぎたいのだが、
ヘヴンリーヴォイス、リヴィエラ、ネオサクセス、バトルドンジョン、
この4頭はこちらと同格か、それ以上の存在と考えて良い。
ここまで来るとどの陣営も必死だが、
ピゴットを入れて5頭は、絶対勝つって気持ちでの参戦だろう。
厳しい戦いになると思うが、とにかく力を出し切って好結果を。
たとえ負けても、残りの敵はそれほどでもないと思うので、悪くとも5着を。
さすがに3連闘は苦しいだろう。6着以下ではいったん終わってしまう。








日曜 札幌
3R 3歳未勝利 ダート1700m サクラボールド
岡田厩舎、オペラハウス産駒の3歳牡馬。
ピゴットに続いて、岡田厩舎のどうしても勝てない馬が回ってきた。
4着、2着、4着、2着、4着、2着、3着、
これがこの馬の近7走の着順。惜しすぎる。
常に人気を背負っているが、どうしても後一押しが利かない。
着順的には惜しいが、レース内容的にはあまり惜しいところがなく、
勝ち馬には完敗の形で2着を確保することが多いのが特徴か。
昨年乗って勝ったユキノクイーンと非常に似ているかもしれない。

作戦は好位粘りこみの1点。
3走前にテン乗りだった四位が、このままではいかんと思ったのだろう、
途中から喝を入れて逃げさせるレースを試みたのだが、
大した抵抗も出来ないままに4着に敗れている。
正直、解決策がまったく見えないわけだが、
(やるとしたら差しだけど、この場面でそれはチャレンジが過ぎるか。
 スタートが遅かった場合のオプション程度だろう)
アンカツの感触で乗ってどこまで走れるかってところか。

それにしても今回は相手がハード。
ハードすぎて泣けてくるが、それだけどこも切羽詰っているってことだろう。
13頭中9頭に、近3走内に3着の経験があり、
13頭中8頭に、近2走内に3着の経験があり、
13頭中6頭が、前走で3着以内に入っている。
13頭のうち11頭にキャリア5戦以上あって、
連闘しない限り、ここで終了になる馬が出てくることになる。
もうみんな必死の戦い。ボールドが抜けられると良いが、何とも言えない。
勝つ可能性は当然あるけど、頑張ったのに5着から弾かれる可能性もある。
幸運を祈るとしか。




4R 2歳新馬 芝1800m メイショウトカチ
鮫島厩舎、ファンタスティックライト産駒の2歳牡馬。
先週アンカツが乗って馬なりだが上々の反応。
今週は函館Wで助手さんが乗って、55.0-40.7-13.1
同じ新馬のアドマイヤコリンとの併せ馬で、同入しただけ。
相手に合わせたのか、相手が合わせてくれたのか、
それによって評価が結構変わってくると思うわけだが、
残念ながらこの馬の映像はアップされていないので分からない。
コメントと共に、どんなもんかを考えたい。

相手を見渡すと、そんなに良い調教時計の馬はいない。
その中でプランスデトワールが1番良さそうだけど、
映像を見るとなんとなくやらかしそうな感じがw
単純な走破能力はありそうだが、気性的に何か・・・って話だけど。
頭数が7頭なのは単純にありがたいね。
好結果を期待しよう。




5R 3歳未勝利 ダート1700m アドマイヤマスター
橋田厩舎、ネオユニヴァース産駒の3歳牡馬。
なんとかして未勝利を抜けたい馬第三弾。
このマスターは元々アンカツが乗ってた馬で、
素質はあるからなんとかしたいと言っていた馬。
手放した後も好位からジリジリ後退する競馬が続き、
着順はほどほど、惜しいといえるレースをしたことはなかった。
前走、初めて札幌に来てダート1700mを使ったのだが、
これはまずまずの走りで僅差の3着に好走。
これも勝って欲しいタツパーシヴに敗れはしたが、
条件2走目で差を詰める事は十分に可能だろう。
相手に前進がなければ、並びかけるまで行くかもしれない。
札幌の1700mという条件が合っているんだろうね。

ここは3レースほどに激しいメンバーではないが、
それでも前走掲示板の馬が8頭と、勝ちたい馬が揃った。
タツパーシヴ、アルアラビアン、オメガキングコングなど、
こちらよりはっきりと上の馬も3頭いる。
そう簡単ではないだろうが、死力を尽くして勝利を目指したい。
これも当然ながら5着確保は至上命題。




9R キーンランドC 芝1200m ビービーガルダン
領家厩舎、チーフベアハート産駒の6歳牡馬。
上々の調教で連覇への態勢は整った。
前走で59キロを背負った経験も生きてくるだろう。
57から58になるよりも、
59から58になるほうが楽なのは当たり前。
背負うものは同じなのに、感覚が違うってのは、
我々人間でも日常的に経験できることだ。
札幌も大得意の舞台で、この地では気を抜くことがない。
いつも通りの快走と共に、スプリンターズSへ向かえるはずだ。

ライバル・ローレルゲレイロが59キロを背負う。
海外遠征からの休み明けで条件は厳しいが、
この馬自身は背負える斤量だし、何と言っても底力上位。
ムラのある成績だが、この馬は戦っている舞台が違うからね。
格好はつけてくるだろう。格好をつければ連は守ると思うがどうか。
前走で負けたワンカラットも相手の1頭。
といっても、この馬にはレース内容的に上がり目がない。
調子を上げてどこまでフォローできるかって所だろう。
出来ることなら、また1枠をプレゼントしてあげて欲しいw

逃げれる馬が揃ったので、今回も5番手くらいからで良いだろう。
ゲレイロを標的にレースを進めればいいだけなので楽。
もしゲレイロが先手を取るようなら、早目に押し上げれば良い。
この地でなら、どこからでも差せるという好感触がある。




10R 3歳以上500万(牝) 芝1800m ローズバンク
小崎厩舎、トウカイテイオー産駒の4歳牝馬。
多分アンカツが相当気にいっている馬。
どれだけ凡走しても、なかなか手放そうとしない。
ここ3走も凡走していて、普通ならとっくに手放しているところだが、
休み明けの今回もまた騎乗することになっている。
能力はこんなもんじゃないということなんだろう。
俺としては、それを信じて追い続けるしかない。

4走前に乗った川田が捲くりを入れた。
アンカツが乗った前走でも変な捲くが入ったのだが、
これは本場ではあまり合っていないだろう。
この札幌でならあるいはとも思うけど、
この馬がこの札幌で勝ちあがったときには、
覚悟を決めて直線に賭ける競馬で勝ちあがったので、
やはり末脚に全てを賭ける心がけが大事だろうと思う。

まあ、現実問題としては現級で地味に負け続けているので、
いろいろと新しい手を打っていくのはありなのかも。
アンカツが思うようにやって欲しい。
500万の牝馬限定くらいは楽に抜けそうな馬なんだが、
この馬には安定感を求めにくいので、単複しか買う気がしない。

ガルダン他

2010-08-25 21:20:03 | 競馬
ガルダン 上々の気配
函館のダートコースで助手さんが乗って単走追い。
(アンカツは札幌に行っていたので調教には乗ってない)
66.9-52.2-37.4-12.4
直線に入ってから軽く肩鞭を2発入れて強めの追いきり。
やる気になればもっと動く馬なので、加減しているとは思うが、
好調を感じさせてくれた。本番前はこれで十分だろう。

今回はなんと言っても、全て予定通りに来たことが大きい。
前走はアクシデントがあった上でのレースで、
それでいて斤量59キロを背負うという厳しい条件だったが、
それを感じさせない走りをしてくれた。
ここは斤量が1キロ減って、大幅な条件良化となる。
前走で負けたワンカラットが前走以上の結果を出す事は非常に考えにくい。
(自身の全力を出す事はもちろん出来るだろうが、
 「前走と同じ内容」ってのは、確率的にありえない)
能力的にはローレルゲレイロが唯一最大の敵になるが、
海外帰りで1キロ重く、条件的にはこちらが圧倒的に有利。

ここはG1級の馬の前哨戦であり、
負けた所で何が困るという事はないレースではあるけれど、
心情的にちょっと嫌な感じにはなるだろう。
さっと勝っておきたいところだ。
圧勝した昨年よりも順調なのだから、あっさりだと思う。




ローズSはベストクルーズかな?
というのは、春にコンビを組んだオウケンサクラが博幸になるそうだ。
同厩同馬主のオウケンブルースリ(京都大賞典始動)とセットみたいな感じ。
そんなわけで、3歳牝馬は何に乗るのかなということなんだけど、
普通に考えたらベストクルーズになるのだろう。
(ラフォルジュルネやタガノエリザベートに乗ってる可能性もあるけど)
元々はこの馬でクラシックを目指していたのが、
権利を取り損ねて手放すことになったわけなんだけど、
年始に目標を掲げたように、本当はこっちを何とかしなけりゃならんかった。
チューリップ賞で変な不利を受けて大負けしてしまって予定が狂ったが、
まともならそこで権利を取ってクラシックを歩んでいたはずの馬。
何とか元の道に戻って欲しいね。
これまでにこの馬が力で負けるような相手は、アパパネしかいないのだから。




神戸新聞杯はネオヴァンドームかな?
ついでに菊花賞路線もよく分からない。
まあ、路線と言っても神戸と菊の2レースしかないけれどw
シャンティが無事だったとしてもこの馬に菊はありえなかったので、
そうなると皐月に乗っていた馬ということになる。
4ヶ月前のことなのに、もう忘れてしまった感まであるのだがw
今年の皐月賞はネオヴァンドームに乗っていた。
オウケンサクラと同様に、空いていたところに急に回ってきた感じの馬だったが、
この馬に関しては、皐月のレース前から明らかに手応えがない感じで、
レースでも前に行く事は行ったが、本当にそれだけで何もない敗戦。
こりゃ調子もおかしいか?と思っていたら、やはりダービーを回避した。
先々は良くなるだろうというのが調教に乗ったアンカツのジャッジで、
藤原師の基本方針でもある、無理をせずに成長を促したことで、
馬が変わっている可能性は十分。

まあ、こだわってまで乗りたくなるような結果は出せなかったし、
また藤原師も別にアンカツにこだわる人じゃないしw
どうなるかは分からないんだけど、それでも乗るとしたらかなり楽しみはあると思う。




というか、今年の3歳G1は自分で育ててきた馬に全く乗れなかったw
本当なら、牡馬はテンクウで牝馬はクルーズだったんだよな。
それが、想像もしてなかった馬ばかりになっていたw
空いてりゃそんな感じで何かが来ることが多いので、それはそれで面白いのだが、
やはり最初から共に歩んできた馬のほうが愛着があって良いし、
普通に賞金を持ったお手馬がいりゃ、騎乗馬いるかなあと思うこともない。
実際の所、全路線にお手馬を持ってる騎手なんていないどころか、
そういう馬が3頭いれば一流の騎手と言えるわけだが、
やはりアンカツほどの人ならば、全路線で馬を抱えていて欲しいね。
来年はそんなことがないように、確実に賞金を加算していきたいところだね。
今年は非常に順調なので、この感じで年末から来年に向かいたいね。
そんなわけで今週の2歳馬は以下の通り。




土曜の1500mが大竹厩舎のダンシングロイヤル。
日曜の1800mが鮫島厩舎のメイショウトカチになる。
ダンシングロイヤルは先週除外されたが、
今日はアンカツが乗って引き続き絶好の気配を漂わせている。
調教の時計からして新馬での勝ち負けは確定しているが、
ブックでも何人かが名前を挙げているくらいなので、
かなり売れることになりそうだ。
1200よりも距離があったほうが良いというのが師の話。
後は極端に外の枠を引かないことを祈ろう。

メイショウトカチは先週調教に乗っていた。
69.4-52.6-39.0-12.9を馬なりで計時。
函館Wを馬なりで52秒台ならば、なかなかの動きか。
今日しっかりと追っていれば万全っぽいのだが、
何故か今日の調教でも馬なりで、先週よりもかなり軽い調教。
もう仕上がっているということだろうか?
新馬を勝ち負けするだけの能力は持っていそうだが、
それを発揮できるのかというと、けっこう疑問に感じている。
まあ、コメントを見てから。

後は未勝利にオールアズワンとビューティーモズが出走する予定。
どちらも勝利を期待出来るだろう。

ばんえい競馬の感想

2010-08-23 21:17:30 | 競馬
今日はばんえいにてJRAジョッキーのエキシビジョンレース。
ずっと前から有給を取っていたので、じっくりと見させてもらいました。
見れて良かった。めちゃくちゃ面白かった。

アンカツは横典と6Rの協賛ってことでレース前にスタジオに現れたが、
例年のようにテンションが高く、酔っ払った状態?での参戦w
アンカツと横典の性格を知らない人が見たら、
本気でビックリするであろう笑いの時間だったが、
残念ながら? これがこの二人の素の姿なんだよなあw



・横典がなんか変なパーマをかけている?アンカツは後ろ髪を気にしている。
 最初の映像からなんかオチてたようなw
 司会の方、解説の方を合わせて4人、何か不自然な反応で、
 明らかに放送が始まってるのに気付いてなかったw
・司会の方から一言目を求められたところ、
 モニターを見つつ頭の左後ろを押さえながら、
 「こっちがはねてるなあ」とかいきなり言いだしたw
 その後、横典に頭を撫でられる。
・ばんえい4度目の参戦について振られて、
 そこまでに登場した6人の自信なさげな対応とは真逆の反応。
 「任せろ」と何故かやたらと強気な反応を示す。
 しかし当然ながら自分の騎乗馬の事は何も知らない適当ぶりw
・解説の方に、エキシビジョンの騎乗馬の特徴を説明されてるところ、
 「うーん、全然分かんねえ」と答えるw
・6Rの解説の方の買い目に何故か興味を示す。
・6Rの自分の買い目は、名前が気に入ったということで、
 ホシダイキチから馬単で5点流し。
・馬券収支についての話になり、
 ほとんど当たらないからと話をしていたところ、
 横典が「普段お客様に迷惑をかけてるから、今日は払って帰る」と言い出して、
 続けて「まさか儲けて帰ろうなんて思ってないよね?」と、
 アンカツの肩を叩きながら突っ込みを入れてくる。
 仕方なくか「もちろん」とニヤニヤしながら答えていたw
・途中でちょっと真面目な話になった時の解説の方の話で、
 坂を止まらず越えることを「一腰で超える」と言うそうだが、
 その後、エキシビジョンでアンカツと一緒に乗る騎手が女性騎手と聞いて、
 「そうなの?」と言った後、「じゃあひとこしで」とか訳の分からんことを言うw
 続けて横典が「ボクはふたこしで」とか意味不明のことを言ってトーク終了。



5分くらいのトークで覚えている限りこんな感じだったが、
半分くらいの時間はトークする4人とスタッフの笑い声で埋められていた感じ。
それでも、節度は守られてて、とても楽しいトークだったわけだが・・・。


その後に出てきた人が酷すぎたw


その後に出てきたのは豊と幸四郎の武兄弟なんだけど、
幸四郎が完全に酔っ払ってて、もはや放送禁止状態w
解説の方が予想ボードに書いた文字を手で消しちゃうしw
何か感謝の言葉を言おうとしてるのは分かるんだけど呂律が回ってなくて、
むしろばんえいを馬鹿にしてんのか?って感じになっちゃってるしw
いつも通りにウィットに富んだことを言おうと思っていたであろう豊も、
あまりの酷さに、この弟どうしようか・・・って感じだったw

前に出てきた6人は落ち着いていたので、
アンカツと横典と幸四郎の3人が飲んでいたのかな。
幸四郎とアンカツはよく一緒に飲んでるって話だし、
行く前にひとつやるかって感じだったんだと思うけど、
横典とアンカツは底なしのざるだというのは有名な話だが、
幸四郎はそれに釣られてやりすぎちゃったのかねえw

ちなみに幸四郎、7Rの予想を聞かれての答えが、
「ワンツースリー」とかいう適当極まりないものだったのだが、
エキシビジョンの第1レースがまさかの結果。
なんと 1着1番、2着2番、3着3番 だったw
おまけに、豊の7R予想は6-9の1点予想だったのだが、
このエキシビジョンの4着が6番で、5着が9番という物凄いことに。
どんな確率だよこれw



エキシビジョン2レースは藤田の馬が圧勝。
ガチで鞭を入れまくっていたw
今話題の13歳馬ゴールデンバージは四位が騎乗したが、
1日2勝の荒業を成し遂げてからここに参戦だったらしく、
さすがにお疲れで走らなかった。
アンカツが乗ったホロキタテイオーも最初しか動いてくれなかったなあ。
まあ、今回は抽選運がまったくなかったようなので仕方ない。
それはさておき、2着に幸四郎が乗るトリノヒメが入ったのだが、
ゴールした時に、ソリの上に幸四郎がいないというまさかの事態にw
どこでか分からなかったけど、レース途中で落ソリしてしまったようだw
レース後、一人でコースの外を歩いてくる絵がシュールすぎた。
ついでに、ソリから落ちたら落ソリって言う事を初めて知ったわw
幸四郎は結局失格。エキシビジョンレースで失格とかどうよw


いろんな意味で幸四郎が酷い1日だったわけだがw
アンカツは今年もばんえい競馬を大いに堪能していた。
1レースが終わった後、豊と横典と一緒に話してたんだけど、
豊と二人で何かを指差しながら、爆笑していたのが気になって仕方ない。
2レースの後は藤岡兄と何か真剣に話してたw


アンカツ絡みでは大雑把にはこんなところかな。
今年もとても面白いイベントになった。
ついにフルゲートを組める10人の参戦となったが、
来年からもこれだけの規模で続くと良いね。
俺も久々にだけど購入させてもらいました。


微塵も当たらず3500円寄付することになりましたがw

先週の反省

2010-08-23 21:17:13 | 競馬
土曜 札幌
4R ビューティーモズ 6着
「攻め馬は良かったが、実戦では頭を上げたりして良いリズムで走れなかった。
 もっと走って良い馬だと思うし、ダートを試してみても良いかもしれない」
外枠で微妙に立ち遅れているので、
この地点で仕掛けて前に出るという選択肢がなくなった。
(横からの映像では分かりにくいが、加速するとコーナーを回れない)
このコースの外枠は、スタートから2角までのわずか100mの間に、
内に馬がいないようにして振られないようにするしかないわけだが、
それ自体が既に不自然な行動なので流れに乗りにくいんだよね。
スタートが速ければ出てすぐに切れ込むことが出来るんだけど、五分じゃ駄目。
その上で、距離が1500mしかないから挽回する余地もほとんど残ってない。
そのレースの中で真に強い馬か、テンから速い馬か、後方待機で展開がはまるか、
好走条件はほぼこの3点に絞られるのが札幌15の外枠。
このレースも例に漏れず、8番から内の馬で決着。何気に大波乱だな。
JRAに存在する全コースの中で最悪の外枠成績は伊達じゃないw

そんなわけでこの外枠で好スタートを切れなかった地点で、
能力的なことは何も考えなくて良いわけだけども、
モズ自身もイマイチ気持ちが乗らなかった。
上記のように乗りにくい条件だったこともあるのだと思うけど、
アンカツはフワッと下げて乗っていたので、
前に届かないのは置いといて、気持ち良く走れてもおかしくはなかった。
今回の1戦だけでどうこういうことは出来ないと思うけど、
前向きに走る気にはなってくれなかったようだ。

調教からは、間違いなく新馬程度なら楽勝する力を持っている。
「ないものは発揮できない」ってのは、競馬に限らないけど俺の口癖で、
調教でしっかり動くのに弱い馬など、絶対に存在しない。
どこまで上がっていくかは置いといて、未勝利で終わるとかいうのはありえない。
それがレースで結果が出てこないのだとするならば、
それはメンタル面か、レース条件か、どちらかに問題があるということ。
アンカツの言う通りに走って良い馬であり、
もしかしたらダートで一変するのかもしれないね。
書き忘れたが、この馬がめちゃくちゃ動いているのはダート調教でのことだから。




7R シーフォーアイ 8着
「気合を入れたんだけど、あれ以上行けなかった。
 1000mでは忙しいようだね。
 ジッとしていて自分から動いていけるような競馬のほうが良いのかもしれない」
今回は五分に出て、仕掛けて先行争いに飛び込んだものの、
徐々について行けなくなって後退して行った。
全条件の中でもダート1000mは特殊で、
息をいれずに行ってしまう馬が大半なので、
(そんな1000でも、やりすぎると止まるけど)
普通の競馬に慣れているシーフォーアイには苦しい条件だった。
能力がどうこうではなく、適性の問題。
前走は出遅れたので分からなかったが、まったく合っていない。
元々はマイルから1800mを主戦場にしていた馬で、
その時にはラターシュやサイオンやランフォルセと五分に戦っていた。
それくらい(準OP入り程度)の能力は間違いなく持っている馬なので、
1700m戦での即座の巻き返しを期待したい。




8R アドマイヤロイヤル 6着
「返し馬ではうるさいし、ゲートでも潜ろうとして、
 今日はとにかくテンションが高かった。
 それに直線では脚を使うスペースもなかったからね。
 今日はまったく力を出せなかったが、力は明らかに上。
 次に期待したい」
VTRではスタートの瞬間からしか見れないので、
ゲート入りしてから実際にどれくらい暴れていたのか分からないけど、
翌日のダノンヒデキくらいに暴れていたのなら納得するだろう。

上々のスタートから、内で包まれたくないという意図だろう、
仕掛けて外のシャイニーブレーヴより前に出て行った。
2番手のインにまで押し上げて行って、そこで落ち着かせようとしており、
このあたりの戦略は良かったのではないかと思うが、
この落ち着くところで、ホーカーシーホークに前に入られたのが失敗。
成績から明らかなように、現級では能力が一枚下で、
過去に何度か、前に行って失速するだけの競馬を繰り返している馬。
これに前に入られた地点で、物理的に動けなくなるのは道理だった。
今回のロイヤルみたいな断然人気馬の外にスペースが出来るはずもなく、
ただ下がってくるホーカーに付き合うのみの流れ。
ただでさえイラついてるのに、前がとろくて頭にきて仕方なかっただろうね。
直線に入ってもスペースはどこにもなく、もう走る気なんて微塵もなかっただろう。
とりあえず前の馬に続いてりゃ良いんだろって感じで、雪崩れ込んでの6着。
一所懸命走る他馬に、馬なりで付き合ってあげたという感じで終わった。

アンカツが言う通りに、現級では明らかに力上位。
大きく負けてこんなことを言うアンカツは珍しいが、その通りだろう。
次に期待としか言いようがない。




9R シェーンヴァルト 14着
「ゲートを出ても行こうとしなかったので馬任せであの位置に。
 右にモタレながら走っていたし、何か嫌々走っている感じだった。
 結局、ハミを取らないまま終わってしまったね」
ゲート自体も速くなかったが、そこからも行こうという意思はない。
指示がないならアンカツは当然その意思を尊重するので、後方から。
大半の馬は、ゲートを出てから何らかの意思を見せるものだが、
まずシェーンヴァルト自身は前に行って集団で競う競馬は嫌う模様。
もしくは、今回は単純に気持ちが乗らなかっただけかもしれないが。
遅いなら遅いでそれは構わないよってのがアンカツのスタンスで、
待ってやるからどこかでやる気になってくれよって感じでジッと待てるから、
アンカツの追い込み馬での成績は豊を凌いでのJRAで1位なのだが、
今回のシェーンヴァルトは最後までやる気にならなかった。

「今回乗ってる人は俺に何も強制してこないな。
 ありがたい、そのまま終わらせてもらおう」
シェーンの気持ちを読み解くなら、こんな感じだったんじゃないかな。
普通の馬は、進んでいるうちにどこかでハミを取るんだけどねえ。
これは賢い馬にありがちな職務放棄だと思うw
4角前からやむを得ず仕掛けて動き出しているわけだけど、
急かされてから最後まではそれなりに動いている所を見ると、
指示さえ出れば、とりあえずやることはやる感じの馬に思える。
その代わり、行けといったらどこまでも行ってしまうから、
妙に極端な競馬が多くなってしまう感じなのかな。
レース前はテン乗りが良いんじゃないかなと思ったんだけど、
終わっての感想は、付きっ切りで付き合える騎手のほうが良いと思えた。




10R ハギノリベラ 3着
「久々の割によく頑張ってくれたね。
 思っていた以上に前に行けたし、
 休養で以前より腰がしっかりしていた分が良かったのかもしれない。
 次は楽しみだね」
降級戦で実力は断然だったが、状態がひと息だった。
それはしっかりと公言されていたし、何の問題もなかったが、
レースでは思いも寄らぬ成果をあげることとなった。

過去22戦している馬だが、もっとも前に行けたのが、
未勝利4戦目の8番手追走。これが一番前での競馬だった。
22戦のうち、後方3番手までにいること16度。最後方が6度。
どこからどう見ても追い込み馬、典型的な追い込み馬だったのだが。
使うごとに、レース中の起動自体は早くなって来ていた。
元々は、届かない程度の追い込みで掲示板の端あたりを確保、
運が良ければたまに馬券圏内に飛び込む程度の存在だったのだが、
捲くり気味に位置を押し上げて勝ち負けに絡むことが増え、
ついに500万を抜け出すと、1000万でも勝負できるようになっていた。
そんな馬なのだが、今回はさらなる進化を果した。
好スタートから仕掛けられると、頑張って先行していった。
そしてまさかの4番手インからの競馬に。
あまりいないだろうがw リベラをずっと見ている人ならば驚くしかない行き脚。
アンカツの言う通りに腰が強くなってきたのだろうね。
静止状態からのスムーズな加速にはそのあたりが重要だから。
それから、それなりにだけど積極性も出てきているのだろう。

今回は位置を取っただけで最後に弾けなかったが、
これは仕上げ途上だという事が分かっているので不問。
今回の成果が身になるなら、次は圧勝を期待することが出来そうだ。
それにしても、いつも見ている馬の成長ってのは気持ちの良いものだなあ。







日曜
2R ダイワプライド 1着
「稽古でのハミ掛かりが前走時より良かったから期待していたんだけど、
 実戦でもうまくコントロールして走れたよ。
 段々とそのあたりが良くなってきているし、
 能力は上でもやれる馬だから、この後も楽しみじゃないかな」
初戦は砂を被って大きく後退するシーンがあったが、
今回はそんなところをまったく見せずに、
飛ばす3頭を泳がせておいて、いつでも差せるぞという構え。
実力断然であっという間に全馬を千切ってみせたが、
それもこれも人馬が一体に走れたからこそか。
前走から続けてこの馬の調教に乗っていたあたり、
気になるところがあってそれを確認したかったのだろうけど、
満点の結果に繋がって何よりだった。

これまでは人気先行で結果を残せなかった馬だが、
中身が伴ってきて、これからの進撃が期待される。
最初に依頼が来た時、未勝利で終わる馬だとは思わなかったけども、
とにかく必要な最初の1勝を挙げられたことを大いに喜びたい。
1つ勝たないことには何も始まらないからね。
距離が延びても面白い所があると思うし、
母系を辿るとLa Dame Du Lacという馬につながり、
ローマンエンパイアやコンゴウリキシオーなんかに繋がる血統。
これからよりいっそうの活躍を期待したい。




4R アキュートバイオ 4着
「走る事は分かっていたので、今日は競馬を覚えさせる意味でジックリと。
 ラストはジワジワと伸びていたし、
 どちらかといえば使いながら変わっていきそうなタイプだからね」
明確な意図を持って8番手からジックリと。
やや遅い流れだったが、落ち着いて走れていたし、
勝負どころから進出、終いの伸びも上々だろう。
子供っぽい馬だということで、間違った事は教えたくないはず。
まず初戦は満点の入りになったんじゃないかな。
初戦は駄目だけど、使って変わるということは最初から言ってくれてたし、
全て計画通りの内容に、この先を期待せざるを得ない。
まだ2歳なので距離は1800mが大半で、
長くても2000mまでしかないんだけど、
この馬は2400mくらいがあっているように感じた。
初戦からそんなことを感じる馬ってのはあまりいないと思う。
次の勝ちあがりを期待するとともに、これからの道も楽しみにしたい。




6R メイショウピゴット 5着
「チョコチョコした感じで走るので、
 現状ではダートのほうが良いかもしれないね」
まったく予想だにしないコメントが来たw
レース内容的には前が詰まって追い出しに入れず、
やむを得ず下げて外に出てから追ったけど届かず、
というようなものだったので、
簡単に言えば、内枠から内を走っていたせい、なわけなんだけども、
そういうレース内容のことをすっ飛ばして、
(いや喋ってるのかもしれないけど)
適性に対するコメントが出てくるとは。
走り方から砂が合う(もしくは芝が合う)ってのは、
騎手の談話の中でも信頼しやすいコメントの一つで、
これがアンカツの言うことならば、相当に信頼度は高いだろうと思う。

4着、2着、3着、2着、5着、5着、
勝ち馬との着差も僅かで実に惜しい所まで来ており、
もうひと押しを期待しながら戦っているところだけど、
この過程では砂への切り替えはなかなか思いつかないところだろう。
今回、これをキッカケにすることになるのか。
もう未勝利戦はほとんどなく、次がラストの可能性もある。
芝でなら好勝負をしてくれることは確定しているわけで、
もし初のダート参戦なら大博打にはなるが、
その時はアンカツを信じて厚く単勝を買ってみたい。




8R ダノンヒデキ 6着
「ゲート内でイライラしていて、ダッシュのつかないで方をしてしまった。
 ビュッと切れるタイプではないだけに、
 前走のようにある程度、前に行きたかったんだけどね」
これはもう、見た目で誰にでも分かっただろう。
最初からやばかった。普通に走れる精神状態になかった。
こんな日もある。忘れて次に期待。




9R ジャミール 5着
「ひと叩きした分、動きは素軽くなっていたが、
 外枠の分、良い位置が取れなかったね。
 馬込みで競馬をした方が良いタイプだし、
 内枠を引けていればまた違ったと思う。
 本来はもっと長い距離のほうが良いだろうけど、
 ここ2戦の競馬から、この距離でも対応できるようになってきているよ」
レースについては、昨日大雑把に振り返ったので、
これ以上書く事は特にないだろうか。
状態は良かったと思うし、
相当に不利な札幌2000フルゲートの外枠をなんとかすべく、
最初から出して行ったことも理に叶っていたと思うんだけど、
それなりに行き脚がついたにも関わらず、他馬に及ばず。
中距離でいつも先行している馬がズラリと揃っていたので、
これに対して長距離で差していた馬が戦うのは厳しかったということだ。
ゲームみたいに、はいどうぞと他馬が譲ってくれたら楽だったけどねw
枠が内ならば5番手くらいにつけれそうな速さではあったので、
もう一回やったら、もう一つ前くらいには行けそう。
だけど、別に札幌仕様の馬になる必要はどこにもないので、
今回の事は経験の一つとしておくくらいで良いだろうと思う。

さて、これからの進路なんだけども、
距離に関しては間違いなく長いほうが良いわけで、
考えられるレースはかなり限られてくる。
中山のオールカマーか、京都の京都大賞典。
それから東京のアルゼンチン共和国杯ってことになるだろう。
(今から思えば、目黒記念のスキップは痛かったかもw)
オールカマー(京都大賞典) → JC → 有馬と進めたら最高なわけだが、
さてどのように行くのか、次走報を楽しみにしよう。






12R ラヴインザダーク 1着
「早目に動いて行って、外々を回ってこの競馬だから強かった。
 洋芝が合っているし、稽古でジャミールと併せて良い動きをしていたように、
 調子も良かったと思う」
好発からサッと引いて進み、
途中から外々を自発的に動き出して前を射程圏に入れ、
直線に入って半ばで先頭に立つ勢いでしっかりと伸び、
最後は左右から追いすがってくる馬を完封。
まさに差し競馬の横綱相撲と言って良い内容で勝ちあがった。
500万で5戦して、掲示板の右端程度の成績が続いていたが、
今回の走りは、現級ド本命のものだったね。

ここまで極端だと、人馬の相性というかそういうものがあるのだろう。
アンカツが乗って未勝利を勝ったときも凄まじい速さでの楽勝で、
これなら500万も即突破だろうと思ったものだ。
あれから1年が経ち、500万で苦戦している中での久々の騎乗だったが、
何で苦労してたんだろう?と思える走りだった。
この気配と相手関係なら大きく走らせれば大丈夫、という騎乗で、
そのおかげで着差は僅かだが、かなり余裕があった。
1000万でもいきなり上位で戦える馬だと思っている。