アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

秋天について少しだけ

2010-10-31 18:33:49 | 競馬
秋天について少しだけ。


「わざと出遅れている」

と騎手に言われる馬とかどうよw
ペルーサは競馬ファンを増やす馬になりえるな。
あまりに取得が難しくて、売り上げはがた落ちだろうけどw


なんだろうなあ。
走ること自体はそんな嫌いじゃないんだよなこの馬。
パドックでひたすらにクビをあげている姿が放送されていたが、
見た限り、決して入れ込んでいるわけではない。
あの辺は「俺は本気じゃねえよ」ってポーズに見える。
競馬場に行ったら、ゲートを出て流れに乗って先頭で駆け抜ければ良いと、
それくらいのことはしっかりと分かってると思うが、
真面目に走るのは格好悪い、くらいのことは普通に考えてそうだw
出遅れて後ろから差しきったらカッコいいだろとか、
そんなことを本気で考えているかもしれないw

とにかく、立ち上がるは座り込むわでは、本当にどうしようもない。
ゲート内で騎手に出来る事は限られている。
あの動きをされては対処のしようがない。
振り落とされないようにするのが精一杯ではないか。
今回は前走時よりさらに危ないシーンがあったが、
よくぞ1馬身の遅れとちょっとの態勢崩れで済んだものだ。
普通に流れに乗った馬との差は3馬身ってところだったと思う。


ところで、ペルーサに切れる脚があると思っていた人はどれくらいいただろう?
持続力の馬であると大半の人が思っていたと思うが、
そうであるならば、たとえ詰まるとしても今回は内に突っ込むしか道はなかったはず。
そこをアンカツは、外に出しながら4角を回っている。
決め付けず、選択肢を絞らずに直線に入っているんだよね。
結果的に、この選択保留が超ファインプレーになった。
内はなかった。行ってたら終わってたね。
それから直線ではなるべく内にという運びをしているけど、
それは叶わず、なんとか真ん中に進路が見つかってからのスパートに。
その間に、力をタメにタメた形になったこともあるわけだけど、
誰もが想像もしなかったであろう切れ味を見せることが出来た。
今回のレースは、明らかにペルーサの新しい力を引き出している。

ブエナビスタが中団で脚を溜めて早めに楽に抜けていただけに、
(これが俺の望んでいたブエナビスタの競馬だ。少しだけ前にいたが。
 鞍上がアンカツじゃないのが残念だし、
 エリザベスからあまりにも遠回りしすぎたのが本当に気に入らないが、
 何はともあれこれは良かった)
今回のスタートから勝つ事は不可能だっただろうけども、
選択肢を残して運んだことで、大きな収穫を得て終わることが出来た。


とにかく凄いものを持っている。
ただ、それを積極的に披露する気はさらさらないようだ。
ラスト200過ぎからガチに追われてそれを見せてくれたが、
まだまだこの馬の真の力を見たわけではないだろう。
ペルーサが改心して人馬が一体になったときに、天下を取ることになるか。
その時には、シャンティでも勝てるかどうか、ちょっと不安なくらいだ。
が、今はそうでもない。
ブエナにとってもシャンティにとっても、
ナカヤマフェスタや、秋天を回避してJCに向かった古馬陣にとっても、
最大の敵とまではいかない。
致命傷である悪ふざけがなんとかならないとねw

まあ何はともあれ、2着を確保できたのは本当に良かった。
今日の馬場状態で、詰まりつつも外を選んだのは見事と言っておきたい。
しかも外に出すぎず、ギリギリ伸びるラインを選べていたと思う。

日曜日の結果

2010-10-31 11:33:52 | 競馬
4R ジャービス 5着
全体的にバラッとしたスタートだったが、その中で遅め。
仕掛けて少し上がって行ったが、中団の後ろの外まで。
縦長で1馬身ずつ整然と並ぶような隊列になったので、
そのまま大人しく中団の後ろをついて行ったが、
今日の馬場でこれはあまりにも厳しかったね。
流れが緩かったので早めに上がっていかざるを得なかったのだが、
全体も一緒に動き出したので、当然ながら外へ持って行かざるを得ず、
良い手応えで追い出してとても良い伸びを見せているのだけど、
単純に内の方が圧倒的に伸びる馬場で、前を捕らえ切れなかった。

朝から見てて、誰もが思ってることだろうけど、
圧倒的なまでに内枠が有利な状況。
多少遅かったこともあって、外枠からではどうにもならなかった。
力は一番上のように見えたけども、今日は仕方ない。
外枠は歓迎だと思っていたが、今日の馬場で外から差しは最悪。
外枠の馬は先行出来なかった地点で終了といった様相。
雨上がりの府中の馬場にはまってしまった。
馬はかなり良いものを持っていると思う。

それはさておき、秋天のイン争いは凄いことになるだろうな。




10R タイガーファング 9着
好スタートから気合を入れて前へ。
ほどほどに気合が乗って4番手の真ん中におり、まず期待通りだったのだが、
予想外に本命のフラガラッハが飛び出して行く展開。
しかもそのフラガラッハが放置されることになって、
勝ち馬はこの地点で決まってしまった感じ。
タイガーとしてはまずまず期待通りの位置の追走だったのだが、
こちらより内枠から先行していた馬が複数いたことで、
内に入りきるまでは至らずに直線へ。
そこから大して伸びずに終わった。

まあ、人気通りって言えばそれまでなんだけども、
実力がどうこうというレースでもなかった。
今日のレース全般について言えることだが。


さて、これで府中で行われた芝6レース全てが前残り内残り。
本番は行く馬がたくさんいるんだけど、どうなっちゃうんだろうな。
特に外枠に放り込まれた先行馬の騎手の考え次第では、
想像だにしないハイペースまでありえるんだが、どうなることやら。
出来れば前が速くなりまくって中団がばらけたところで、
内から3頭目までのところを走りたいね。
とにかく全騎手が出来うる限り内に行こうとするだろう。
「物理的にそれが叶わなかった馬」は、ただ消えることになりそうだ。
実力も何もあったものじゃないレースになることは濃厚だな。




11R ペルーサ 2着
いやいやいやいや。何だこれw

今日もゲート内で大暴れ。完全に座ってる。
1頭だけ明らかに後ろに重心がかかっており、
ちょっと待ってくれと思わず声が出たがゲートは開けられた。
が、これが練習の成果というものか、
1馬身ちょっとの出遅れで済んで、馬群につくことが出来た。
これは良かったのか何なのかw

こうなってはもうインを走って行くしかない。
ジックリとインを走ってエネルギーを溜めて行く競馬。
前の争いは全く激しくなる事はなく、期待はずれも良いところだったが、
内から押し上げて行くことなどは物理的に不可能で、
馬場的に外を押し上げて行くこともありえないので、
腹を括って直線まで待つしか選択肢がなかった。

ここからがビックリさせられたねえ。
インを突くしかないと誰もが思っただろうけど、
アンカツは内にも外にも、どちらにでも行ける感じでコーナーを回している。
直線に入って内に突っ込むような素振りを見せた後、
これは詰まると思ったのだろう、やめて進路を外へ。
結局、馬群をど真ん中を割る形で抜けてきた。

これで爆発したねえ。文字通りに弾けた。
インが圧倒的に有利だった馬場の中、
外から倍速で吹っ飛んできて2着まで。
もうちょっと距離があったら、ブエナビスタにも追いつきそうだった。
内が詰まると判断して外に出たが、内に行けてたらもっと際どかっただろう。

いやいや、これはちょっと想像外に強かったというか。
馬を信じられないと、今日の馬場で外には持っていけないだろう。
何と表現したらいいのか。とにかく凄い馬だ。
これは、走力だけならブエナビスタよりも強いかな。
ただ、ゲートでのマイナスが大きすぎるのでまだまだ及ばない。

この馬の取得には、誰もが永遠に迷い続けることになるのかw

日曜日の騎乗馬と予想

2010-10-30 18:10:53 | 競馬
ベルシャザールの詳しい回顧は月曜以降に。
まあ、誰もが思うようなことになるでしょう。
でかい。重い。そして、センスがあるのに荒削り。
中山に対応するだけの好センスは持っているんだけど、
身体がついて行ってない感じってところかな。
もうちょっと絞れるなり、締まるなりして、
もっと軽い動きをするようにならないと短い距離では厳しい感じ。
伸びだしてからは本当に物凄いので、
これを自由に繰り出せるようになれば言う事はない。
それでG1級に到達だ。
父親のカメもデビュー当初はかなりズブい馬だったが、
3戦目の京成杯でハイペースを経験して破れたことが転機になった。
次のすみれSから激変(文字通り)することになったわけだけども、
ベルシャザールはどこでどのように変わってくれるか。
先々が楽しみであることに、何ら変わりはない。


ああ、今デビューしてる2歳馬全部で菊花賞をやったら楽勝しそうな気はするw








4R ジャービス ◎
葛西助手
「十分に乗り込んでの始動。
 折り合いがついて乗りやすいタイプだし、瞬発力がありそう」
改めて各陣営のコメントと調教を見ても、
ジャービスが一番優勢である事は間違いないようだ。
調教からして、エーシンビショップが相手だろうと思ったが、
これは3番手評価で、2番手はコスモリゾルヴのようだ。
そう言われて見てみれば、まずまずだとは思う。
4番手評価がヒカルウインドだが、このあたりには負ける感じはしない。
調教通りなら、上位3頭の勝負になるだろう。
と言っても、2歳新馬戦でさらに馬場状態が悪いとなれば、
あっさりと荒れるシーンもあるのだろうけども。
とりあえずレース前のジャッジとしては、最有力の一言で間違いない。

素直な馬のようで、外枠からサッと好位を取る競馬を期待できそうか。
瞬発力があるならばまずはそれを生かしてみたいので、
相手を見ながら楽に外に出れる外目の枠に入った事は歓迎。
東京のマイルという最高の舞台でどんな走りを見せてくれるか、
レースを楽しみにしよう。
単勝と、馬連馬単でエーシンに1点だけ。




10R タイガーファング ◎
葛西助手
「前走は時計が速過ぎる硬い馬場に嫌気が差したのかも。
 馬体は戻っているし、改めて期待」
時計が速過ぎて嫌気が・・・というのはありえる話で、
2走前に勝ったときの1000mの通過が59.4と平均だったのに対し、
前走は57.5で、そこからさらに速くなるんだから凄かった。
この時計とタイガーが2戦でいた位置からの大雑把な換算だが、
いつもより10馬身くらい速く動いて競馬していた計算なので、
嫌になってもおかしくはないだろう。
単純について行けなかっただけなのかもしれないが。
どうあれ、今回は馬場が悪いのでその点の不安はない。
逆に、道悪で惨敗している3走前が気になるところだが、
そこは当時騎乗していた博幸の大丈夫というコメントを信用しよう。

10月上旬に帰ってきて、じっくりと調整されている。
調教本数という意味ではもう十分だろう。
ただ強くは追われていないので、感覚が戻っているかどうかだけ。
休養気分が抜けていないようではちょっと厳しいが、
こればかりはやってみないことには。
馬体重は、460キロ台ならば許容範囲だろう。

ラルケットとユキノハリケーンの2頭が逃げれるが、
枠が内になったラルケットのほうが先か。
どうあれ、競り合うような事はないだろうと思う。
3番手に6番のダブルウェッジが出て行くところまでは堅いか。
順当なら、4番手にタイガーファングはつくことになりそう。
外からブーケフレグランス、ケイアイライジンが近づいてくる程度で、
他に先行馬がいないので自然とそうなりそう。
後は、内でスタートが良ければスペルバインドがそこそこ出るだろうが、
気合を入れても動かなさそうな馬が揃っているように思う。
フラガラッハは余裕をもって中団に待機するだろうし、
キタノリューオーはいつも通りに後方に構えるだろう。
流れが緩めの上に、先団がバラけ気味で後方がごった返す展開が予想できる。
タイガーファングを含め、前で組み立てる組が有利だ。

ラルケットの能力は今年の春にじっくりと見させてもらって、
1000万くらいまでならあっさりだろうと書いたけど、その通りだった。
ただ、準OPではまだ壁があるような感じだね。
今回のメンツでは、ユキノハリケーンよりは下であろうと考える。
それに加えて、3番手でダブルウェッジが虎視眈々と待っていて、
スローでも逃げ残れる展開にはならないだろう。
番手勢の不発によって2着くらいならばあるかもしれないけど。
タイガーファングとしては、直線に入ってから小競り合いを始める前を見ながら、
じっくりとギアを上げて行けばいいと思う。
そんな一気に抜け出すような脚はないが、
前を行く3頭にもそんなものは兼ね備わっていないので、
勝負が始まってから殴り込みをかける感じで十分。
展開的には一番有利だろうと考えている。
走れる状態ならば、あっさりまで期待したい。
後ろの組は全く間に合わないと見た。

まず単勝。それから、複でも最低2倍つきそうなのでそれを押さえ。
3連単でユキノとダブルとラルケットの3頭へ、アクセントをつけて流し。




11R ペルーサ ▲
葛西助手
「前走で課題がはっきりした。
 レース翌日からほぼ毎日、ゲート練習を行ってきたし、
 今の感じなら問題はなさそうだね」
とにかくやれることはやってきた。
後は本番で上手く行くことを祈るのみ。
ここで、勘違いしてはいけない事が一つあるので書いておきたい。
これまでのゲート練習風景の写真を見る限り、
叱ることで重心が後ろにかからなくなってきたので、
ダービーや前走のように派手に出遅れる可能性が減ったのは間違いないが、
決してスタートが速くなったわけではない。
上に伸び気味に出る事はほとんど変わっていないので、
練習したからスタートが速くなるという幻想だけは持ってはいけないw
ここは現実を曲げて楽観視して良いところではないだろう。
やや遅めに出るか、全く出ないかの二択で考えると良い。

それから、ほぼ毎日ゲート練習を積んで来たという事は、
それだけの時間、日々の鍛錬が疎かになっているということでもある。
この事実にも目を瞑らないようにしておきたい。
前走でひと叩きしていることは本当に意味がある。
これがなかったら、話にならない結果になったことだろう。
そんな前提があるので今回は、このペルーサという馬が根底に秘める力、
そんなものを確認するレースとなる。
大前提に丁半博打のゲートがあるので、期待はしているが単穴にせざるを得ない。


さて、意外と厳しい前提をしっかりと確認したところで改めて。
多少遅い程度で出てくれるものとして組み立てていこう。
逃げるのは8番のシルポートで間違いあるまい。
どこまで信じれるか分からないが、西園師のコメントを信用するとすると、
とにかく飛ばせるだけ飛ばして後はどうとでもなれをやるようだ。
俺には既に勝負を投げているとしか思えないが、
そういうことをしてくれるのは他にとってはありがたいね。
自滅を覚悟したものが1人いればレースは盛り上がる。それは事実だ。
普通はみんな勝ちたいはずだから、いないものなのだが。

これに引っ張られるように、外からキャプテントゥーレ。
深追いするような事はないだろうけど、単騎の2番手は欲しがるはず。
外枠になったこともあって、喝を入れながらになるはずだ。
それを追うように17番コスモファントム、18番アリゼオ、
キャプテンの後ろになったら良いな程度の感覚で上がって行くだろう。
これに抵抗する内の先行馬が、5番のオウケンサクラと12番アーネストリー。
オウケンサクラはさすがに、前に行けても4角で終わるだろうけども、
アーネストリーはこのレースの核の1頭で、勝負どころでの流れを決定づける馬。
おそらくキャプテンの後ろの3番手を欲すると思われる。
が、内からも外からも行く馬が複数いるので、幅は見ているだろう。
5番手くらいまでにいられれば良しという感覚か。

最内に入ったショウワモダンも地味に先行すると思われる。
4番のエイシンアポロンもそれほど引きたくはない。
これらに囲まれた2番のブエナビスタも、
最近の競馬を踏襲するならば仕掛けて前に。
この3頭が6~8番手のインとなりそうだ。
その外、少し後ろに、シンゲン、アクシオン、ヤマニンキングリー、
これらが取り付いて、中団後ろでブエナを見ながら進むことになる。
ここで、ペルーサのスタートが多少遅れた程度だった場合、
ペルーサもこれらと同じ位置にいることになるだろう。
過去に先行したことの無い馬ではあるが、後述の5頭よりは速いだろうと思われる。
3番になったジャガーメイルも包まれたくないだろうから前を狙うかもしれないが、
これはおそらく休み明けで反応が鈍くて後ろ目になるのではないかと思う。
6番のスマイルジャックは、はっきり距離不安があるので差しの一手と見る。
トウショウシロッコ、ネヴァブション、スーパーホーネット、
この3頭は後ろからジックリと進むことになるはずだ。
ペースは速くなるだろうから、焦る必要はどこにもない。


アーネストリーに乗る佐藤哲は、自分の馬に絶対的な自信を持っている。
この間の南部杯では、似たタイプの馬でなんか失敗してたが、
今回はペースが速かろうと、余計な考えなしに真っ先に飛び出して行くだろう。
考えなしというのはおかしいか。どれだけ早くても保つと思っているだろうから。
これの前にいるであろうキャプテンも反応せざるを得ず、
これが泥沼の消耗戦の開始の合図になるだろう。
これが、最後の直線に入る前の出来事になると見る。
他の先行馬も流れるままに動いていかざるを得ず、
それらを見届けてから、中団のブエナビスタが始動開始。
前はややバラけ気味になると思うが、それを捌きながらになる。
ブエナと一緒に、それをマークしていた馬たちも一斉に動き始め、
2番手集団は横一線に近い状態から、どれが抜け出すかになるだろう。
前が詰まる馬も複数出るのではないかと考える。
無難に行けばブエナビスタが抜け出すことになるだろうが、
ペルーサとシンゲンは、詰まらなければ能力的について行けるだろう。
これらが前を行くアーネストリーとキャプテンを追いかける。
俺としては、前2頭は息が厳しくなって止まるだろうと思っており、
ラスト200あたりでいったんブエナビスタが先頭に立つシーン。
そこにペルーサとシンゲンの2頭が襲い掛かって、
ここから底力の争いになるのではないかと踏んでいる。
その争っているところに、外からジャガーメイル、スーパーホーネットあたり、
追い込み勢が間に合うシーンまであるかもしれないと思っている。

何となくだけど、スーパーホーネットがはまる気がしてならないが、
ここはペルーサの健闘を祈って、単複で全力応援したい。
しっかり走るなら勝つところまでいくと思ってるけども、
何頭か抜けているとはいえ古馬最強クラスが相手である以上、
力を出し切って力負けの可能性もあるので、複も買いたい。
それから、ブエナ、シンゲン、ホーネット、
連単系でこの3頭に対して流してみようと思う。

土曜日の結果

2010-10-30 14:28:29 | 競馬
9R ベルシャザール 3着
ちょっと飛ぶような感じだったが、まあまあのスタート。
軽く仕掛けられてすぐに反応して前に。
内で想像以上に誰も動いておらず、先頭に立ちそうになってしまったが、
ようやく豊のメイショウオオゾラが行ってくれて助かった。
あまりの遅さに行ってしまいそうになるのを我慢させながら。
サトノパンサーが2番手に上がって行ってくれて、
これでようやく落ち着きを取り戻して3番手の外を追走。
早く行かせろって感じだが、今の段階でまさかそんな事は出来ない。
我慢させながら道中を進んだのだが。
スローから一気にペースが上がった3角から4角で、
初戦と同様に外に膨れて仕方ない感じに。
大型馬だから仕方ないと思っていたが、今回は初戦より酷かった。
そうこうしながら、苦労して直線に入ったが、
エンジン点火までの時間に異様に手間取った。
全く加速できてない内にショウナンに先を行かれ、
ラスト200あたりでもまだ加速しない。なんと6番手をうろついている。
今日は全く駄目だ・・・と思っていたら、
ラスト30mくらいだけで、内にいた3頭を差しきって見せた。

荒削りにも限度があるという競馬w
これは使って行かないとどうしようもないな。
競馬に行って器用な脚はあるんだけど、
今日は気合が乗りすぎてしまったのが良くなかった。
この馬の発汗の後だけが妙に目に付いたのもあるし。
とにかく今日は仕方ない。
むしろ凄いものを見た。よく3着になったな今の。
見てた人のほとんどが、ラスト50の地点でも飛んだと思ってたことだろう。

土曜日の騎乗馬と予想

2010-10-29 23:14:08 | 競馬
9R ベルシャザール ◎
松田国師
「初戦が三拍子そろった内容でセンスの良さを見せてくれた。
 ここも好結果を期待したい」
誰も行かない構成で、団子からの瞬発力勝負はミエミエ。
好位は欲しいけどハナだけは絶対に嫌なメンバーだが、
こうなると、過去に行ったことのある馬が自然と先頭になるのが道理。
メイショウオオゾラが先頭に立つ可能性が高いだろう。

2番手以下、初戦を差して勝った馬がずらりと揃っているが、
その内訳を見ると、喝を入れておきたい馬が数頭いるように思う。
2番手には最内枠からノヴァグロリアがつくことが濃厚。
前走で躓いた6番のマーベラスカイザーもある程度行く気がする。
前走でかなりのずぶさを見せたサトノパンサーが仕掛け気味に4番手、
それからアルティシムス、ショウナンマイティ、ベルシャザール、
力に自信のある、レースぶりに余裕のある組が続くことになると思う。
モスカートローザがその後ろで、モエレとムーダが最後方だろうね。

どこまで馬場が悪くなるかが分からないので、
それによってペースががらりと変わる可能性があるんだけど、
あるとしたら「どこまで遅くなるか」で、速くなりはしないだろうから、
とりあえずはミドルからスローとして予想を組み立てたい。

スローペースからの瞬発力勝負が濃厚として、
逃げる豊としては、瞬発力で上回る馬が数頭いる事は分かっているので、
どこかで隙を突いてサッと引き離してからの勝負にしたいだろうけど、
残念ながら、逃げ馬に乗っているのが豊ではその願いは叶うまい。
どこで動いても、2~3番手になった馬がついて行って苦しくなる可能性が高い。
力不足のモエレウェバリング、ムーダが2番手だと一気に有利になるけども、
その可能性が極めて低い事は言うまでもあるまい。
豊が逃げそうな今回、隊列がばらけるような展開も想像しにくく、
あるとしたら3角過ぎ、ラスト800からのペースアップか、
スパートを引っ張り捲くられたとして、ラスト400の瞬発力勝負。
どうやっても、結局は終いの良い馬が上位を占めるだろう。

初戦の内容から、瞬発力上位と言えるのはやはり人気の3頭。
重馬場で加速する一方の11秒の脚を繰り出したベルシャザール。
抜け出すところで素晴らしい脚を使ったショウナンマイティ。
一瞬の脚ではやや劣るが、持続力のある切れを持つモスカートローザ。
この3頭が人気になるのは至って自然なことで、
結果も順当になるのではないかと考えている。
順番は、切れる順にベルシャ、ショウナン、モスカートか。
メイショウオオゾラが意外にも速いペースを作ろうとした場合には、
サトノパンサーが一気に頭角を現すだろうと思うが、
その可能性はやはりかなり低いだろうと思える。
9割方、瞬発力勝負だろう。

雨馬場をどこまでこなせるかも実際は重要になってくるのだろうけど、
特にキャリアの浅い2歳馬のこと、どの馬も同じ程度に考えておこう。
ベルシャザールとサトノパンサーがある程度走る事は分かっているが、
とりあえずは、それで有利という考えは持たないようにしている。


っと、大雑把に展開とか考えてはいるんだけど、
結局見たいのは、ベルシャザールの雄大な走り。
カメに近づける馬なのかどうか、その走りを堪能したい。
浜中が吹きまくっているっぽいショウナンマイティにも注目している。

単勝1点。
ショウナン相手に馬単1点。
モスカートとサトノを3着に置いて3連単2点で。

今週の騎乗馬

2010-10-28 23:33:50 | 競馬
今週は4鞍だが、そのうち3鞍がとにかく熱い。
来年を占う1戦に未知との遭遇、そして重要なG1。
どんな結果となるのか、とにかく楽しみだ。
3鞍と比較するとどうしても注目度が落ちてしまうが、
タイガーファングもOPでやれるかもしれない馬なので、
健闘を期待しよう。







土曜 京都
9R 萩S 芝1800m ベルシャザール
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
ポストキングカメハメハを期待される大器が2戦目を迎える。
初戦でその素質の片鱗を見せてくれたが、
こんなものじゃないだろうなというのを直感的に感じた。
アンカツは常々、父親に似た馬はいないと言っていたが、
ついにそれらしき馬を見つけたという感じのコメント。
父親の能力や特徴を引き継いでいるとするならば、
これから大きく成長して行くことが想定される。
先は長いが、まずは最初の変化を見せるとき。
調教の動きから、グンと良くなった感じがする。

相手の勝ち方を一通り見て行くと、
ショウナンマイティの勝ち方が一番迫力があるかな。
人気的にもこれと分け合うんじゃないかと思う。
それからOP実績を残したモスカートローザ、
未勝利でズブさを見せながら圧勝したサトノパンサー、
放馬しながら新馬を制したアルティシムス、
早くも2000mを経験し余裕を感じるメイショウオオゾラ、
しぶとさを感じさせるノヴァグロリア、
僅か10頭立てのレースだが、7頭までに見所がある一戦。
なかなかの好メンバーが揃ったと思われるが、
これらを圧倒すれば一気にG1制覇が見えるだろう。

重馬場になりそうだが、それが大丈夫なのは心強いね。
良馬場での走りはまた次の楽しみとしよう。








日曜 東京
4R 2歳新馬 芝1600m ジャービス
藤沢和厩舎、ゼンノロブロイ産駒の2歳牡馬。
なかなか良い調教をしていて、能力は高そう。
今回の相手の調教に見るべきものがほとんどなく、
(エーシンビショップはなかなか良いと思うが、
 今週の栗東CWの時計はちょっと速いのがなんとも)
おそらく人気することになるのだろうが、
順当ならば勝てるんじゃないかと考えている。

調教から思うのはその程度のことだが、
注目は馬主。あの清原が馬主というから驚く。
佐々木がやってるから、仲良しの清原が持ってもおかしくはないが、
それにしても・・・清原がパドックにいるのか?
勝ったらウイナーズサークルとか来ることになる。
どうなんだこれ。めちゃくちゃ見たいんだがw
とにかく、凄い人だかりが出来るんだろうなあw

志は物凄く立派で、少年野球振興が目的とされている。
一野球ファンとしても、これはとても応援しやすい。
大成すると良いね。楽しみにしている。
今回はとにかく、アンカツと清原のショットが見たいw
メディアの取り上げ方によって作られたイメージがあるが、
解説とか聞いてると、かなりしっかりした人間に思われ俺は好きだ。




10R 紅葉S 芝1600m タイガーファング
藤沢和厩舎、キングマンボ産駒の5歳牡馬。
準OP初戦の湘南Sを惨敗してから休養。
5ヶ月の休養を経てここで復帰戦を向かえる。
クラス初戦で必ず負け、クラス2戦目を必ず制してきた馬なので、
2度ある事は3度ある、ここもあっさりかもしれないので期待。

道悪競馬がどうなるかは気になるところ。
というのも、この馬の3走前の大負けが不良馬場でのものだからだ。
ここで、この時に騎乗していた博幸の言葉を借りると、
「道悪は苦にしていなかったが、右回りでもたれていた」
というもので、不良馬場でも大した問題ではないという心強いコメント。
どうも利き脚に癖を持っているみたいなので、今回東京なのも良いね。

ダブルウェッジ、キタノリューオー、スペルバインド、ユキノハリケーン、
これらが相手となりそうだが、必勝を期しているような馬たちではない。
良い勝負になると思う。




11R 天皇賞・秋 芝2000m ペルーサ
藤沢和厩舎、ゼンノロブロイ産駒の3歳牡馬。
アンカツ手記・木曜日---------------------------------------------

27日は、茨城県美浦トレーニングセンターに遠征し、
秋の天皇賞でコンビを組むペルーサの調教に騎乗しました。
南馬場・芝コースで、
併走パートナーの僚馬レッドシューターを約1秒後ろから追走。
少しずつ差を詰め、僅かに前に出てゴールインしました。
最後は「仕掛け気味に伸ばした」という内容。
ほとんど馬なりに近く、余力十分だったと思います。
ラスト1ハロンの反応は悪くありませんでしたが、
ズルさを出して力を抜いた面も。
実戦ではエネルギーを爆発させてほしいものです。

追い切りの後は、ゲート練習をしました。
すんなりと入って中でしっかりと駐立。
前走時のように焦ったり気負ったところも無く、
落ち着きがあったのは何より。
稽古の時点では何の問題も無いと感じました。

ただ、レース当日になると周りの雰囲気が違います。
本馬場入場の際には、G1セレモニーもあると思うので、
そこで平常心を保てるかどうか。
練習では大人しくしていても、いざ本番では油断できません。
その辺りは昨日も書いたように、まさに「自分との戦い」です。

「東京の2000m・芝」は、どちらかと言えばトリッキーな舞台。
スタートしてコーナーまでの距離が短いので、
枠の有利、不利も決して小さくありません。
乾いた馬場なら内枠の方が分があるのは確か。
出来れば内枠を、と願います。

僕は、ダイワメジャーで06年の天皇賞・秋を勝たせてもらっています。
530キロ級の立派な男馬で、当時5歳でした。
ペルーサも500キロ級のたくましい馬格があり、
スケールの大きさでは負けていません。
とは言っても、まだ3歳なので、成長の余地を残しています。
未知の要素、育ちゆく面を上手く引き出して、
強豪に立ち向かいたいと思います。

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アンカツが久々に美浦に遠征した。
メジャーの調教に乗りに行って以来になるかな?
調教でもアホみたい(失礼w)に動く馬だったのを思い出す。
ペルーサは藤沢流で調教されているので、
これは凄いと思うような動きをすることはないんだけど、
余裕があるというか、走る馬の雰囲気はヒシヒシと感じとれる。
ゆとりをもたせるように調整を進める厩舎なので、
1度使われた事は間違いなく大きいはずだ。
状態について、前走時よりも大きな前進を期待して良いだろう。

状態については全く心配していないのだが、
ゲートに関しては心配しかなかったw
今回、わざわざ美浦に出向いたのも、
この調教の後のゲートの確認に行ったようなものだろう。
実際にゲートの中に留まって、それから飛び出す練習をし、
大丈夫そうだという事が確認できたようで何よりだった。

しばらくペルーサと付き合ってみて、
どうもわざとやってるっぽいことが分かったようなので、
馬との付き合い方を変えるとの事。
アンカツは基本的に「馬が主役で自分は脇役」と考えて乗ってる人だが、
今回は自分がある程度前に出て、走らせようとする方向に行きそう。
馬によってはご法度な騎乗だが、ペルーサはそれで良いとのジャッジだね。
これが良い方向に出ると期待したい。
ゲートもそうだが、全体的に前がかりの競馬になるだろうね。
っつっても、先行なんか過去に1度もしたことがない馬なので、
やれることも知れてはいるだろうけど。
まあ、若葉Sのような競馬をさせたいんじゃないかな。

枠は4枠7番に。
場所については全く文句のつけようがない。
ただ、奇数枠になった事は残念だった。
これだけゲートゲートとやってる馬なので、
後入れの偶数のほうが良かったのは言うまでもない。
が、これは良い方に考えることも出来て、
ゲート内で長時間駐立させる練習をひたすらやってきたのだから、
「練習に近い状態からのゲートオープン」になる可能性が高い。
ここは良い方に考えておきたい。
極端に外の枠にならなかったことを歓迎しよう。

後は走ってみてのお楽しみだが、
あのシャンティで倒せるかどうか自信がなかった馬だ。
まともに走れば現役最強に近い力があると思いたい。
現役最強を争っている古馬が4頭も不在、強力な3歳も当然不在で、
ブエナビスタとアーネストリーしかいない一戦だし、
あっさりと勝つくらいの走りを期待してしまおうと思う。
その上で、後々シャンティでねじ伏せるべし。

アンカツ手記・水曜日 他

2010-10-27 22:29:25 | 競馬
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------------

秋の天皇賞でコンビを組む藤沢和厩舎のペルーサには、
前哨戦の毎日王冠から乗せて頂きました。
僕にとっては3月の若葉Sを制して以来7ヶ月ぶりの騎乗でしたから、
大いに成長を期待しましたが、結果は5着。
残念な成績に終わりました。

当日の雰囲気は、馬に力みが目立ち、返し馬からテンションが上がり気味。
レースが近づくにつれてさらに馬が燃えて、
スタート前の輪乗りでは、凄いイレ込みようでした。
直前に来てあれだけ馬がカッカとすれば、レースへの影響は避けられません。
ゲート内では最も恐れていた事態に。
一度座り込んだので、何とか態勢を立て直したと思ったら、
すぐにもう一度座り込んでしまって、どうしようもありませんでした。
見た目には2馬身程度の出遅れでも、姿勢を崩して出て行っているので、
すぐには加速出来ずに、正味4、5馬身程度のロスがあったのでは、
と思っています。

ただ、直線では外からしっかりと追い上げて、
勝ち馬からコンマ5秒差まで接近したので、それほど悲観はしていません。
むしろ、上位争いをした馬と力の差は無いという感触を持ちました。
問題はスタートに尽きます。

激しいイレ込みがレースが続いていた影響だとすれば、希望が持てます。
実戦を使われたことで馬に落ち着きが出て、
当日の情緒が安定して欲しいと願います。
もし返し馬から平常心を保って、ゲートの中で静止出来るようなら楽しみ。
これは、自分との戦い、とも言えます。

27日の追い切りは、僕が跨る予定です。
馬の体調、ハート面、もちろん動きについてもチェックしてきます。
明日の最終回で詳しく書いて締め括ります。

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火曜日の手記は割愛させてもらいます。
惜敗した馬たちの手応えについて一通り。
どれも好感触だけど、パドトロワはスタートが遅くなってきたなとのこと。

さて、今週は秋の天皇賞。
ある意味、最大の注目を集めている馬がペルーサだろう。
ここが復帰戦となるブエナビスタがいるが、
今のこの馬は、先行してそこそこ走ることが確定しているので、
大半の人があんまり気にならないんじゃないかと思う。
放っておいたら3着には入っているだろうという感じで。
俺としては、アーネストリーとセットで考えているが。
こちらはなんというか、だいたい結末が見えている感じなんだけども、
全く見えない、分からない馬がペルーサ。良くも悪くも注目の的だ。

前走のゲートについて、アンカツが振り返っている。
外から見て、ガタガタしていることは誰が見たって明らかだったが、
その真実は「座り込もうとしている」というものであった。
当然ながら、これから走り出そうという馬の姿ではない。
極端な話、蛙飛びのような感じになっちゃってるから、
飛び出して着地した後の態勢が悪いのも道理。
アンカツの言う通り、5馬身程度のロスがあったと考えられる。
そこからの走りはまあ、そこそこ走ったな程度なんだけど、
これはもう論ずるに値しない。
最初が狂って本来の形にないのだから、良いも悪いもない。

とにかくゲート。これに尽きる。
この対策に、アンカツがわざわざ美浦まで出て行った。
藤沢先生から1度乗っておくかという話があったようで、
実際不安で仕方なかっただろうから、乗りに行ったのだろう。
その成果は十分だったようだ。
詳しくは明日の手記と共に考えていきたいが、
共同会見のインタビューを見る限り、
「ペルーサの性格をほぼ掴めた」ような感じ。
これまでは、レース前の返し馬とレースでしか乗ってなかったから、
普段どのような動きをして、何を考えている馬かは分かりようが無かった。
そのあたりを今回の遠征であらかた掴めたようなコメントが出ている。

これは本当に心強いというか、嬉しい談話だった。
基本的にアンカツの馬は勝つだろうと思って予想している俺ですらw
今回は7割くらいの確率でアウトだろうな程度に考えていたんだけど、
アンカツのコメントで、7割は普通に出れるだろうに変わった。
正直に、スタートが楽しみになった。
いやまあ、出遅れたら出遅れたで笑ってやろうとは思っているけどw
なんか普通に出る気になった。大丈夫だろ。
これならば、真剣に展開とか予想してみようかなw






ベルシャザール 絶好の気配
萩Sに出走予定のベルシャザール。
今日は栗東坂路で追いきられたわけだが、素晴らしい動きだった。
51.9-37.9-24.9-12.4を馬なりでマーク。
2歳では3番時計だが、全くの馬なりなので実質1番時計である。
前走のレース前が、終いをビシッと追って52.6-12.9だった。
横の比較でなく、縦の比較でもグンと良くなったことが分かる。
超大型馬が、使われて型通りに良くなったと言い切れそうだ。

その能力の高さは前走を見るだけで明らか。1戦で十分。
前走後にちょっと細かく解析したが、
そこまでしなくても強い事は一目瞭然だろう。
重賞級にはあるとして、それがどこまでの器なのかが問題である。
今回の相手関係はそれを計るのには絶好。
まずモスカートローザという丁度良い物差しがいて、
これを上回りそうな馬が数頭がいることが非常に嬉しい。
最後はおそらくショウナンマイティとの争いになるんだろうが、
これを一蹴して、その実力に確信を持ちたい。

当面は、京王杯で復帰するマジカルポケットとの比較になるが、
どちらも勝って、それで迷うことになったら良いね。




マジカルポケット 京王杯2歳Sへ向けて順調
再来週の京王杯2歳Sへ向けて帰厩しているポケット。
先週今週と、秋天を目指すセイウンワンダーとの併せ馬をしている。
といっても、こちらはまだレースではないので終始馬なり。
先行して相手を待つような調教をしているが、
しっかりと動いて互角といった感じだ。
秋天には出れそうもないが、セイウンは立派な古馬G1級で、
この馬相手に調教を積んでいるのは、とても良い経験だろうな。
このまま順調に行けば、休み明けでもいきなり力を見せてくれそう。
北海道の2戦ではもっと距離が欲しい感じだったので、
1400m、そして東京に変わってさらなる前進が期待できる。
すんなりと勝てば、重賞連勝を含む3戦全勝で本番へ。
例年なら、大本命と言って差し支えない実績で挑むことになる。
そんな馬でありながらベルシャザールとの選択を迫られるわけだけど、
とにかくどちらも勝って、その上で選択したいところだ。




ツルマルワンピース ファンタジーSへ向けて快調
来週のファンタジーSから阪神JFを目指すワンピース。
坂路に入ってバランスの良い調教が行われた。
53.4-39.3-25.7-12.7
14.1-13.6-13.0-12.7
全く同じリズムで加速して行っているのが分かる。
落ち着いていて、かつ良い脚力を見せることが出来た。
これならばファンタジーSでも力を出し切ってくれそうだ。

不良馬場で行われたりんどう賞を完勝。
多少の馬場の悪化はもろともしないし、
雨の中で気持ち悪かろうと、真面目に走ってくれる。
この馬を見習って欲しい馬が本当に山ほどいるが置いといてw
この前向きさは本当に心強い。不発の心配がまずない。
重賞になって相手は強化するのは間違いないが、
それでも現在分かっている範囲では、
ワンピースの敵になりそうなのはいなさそうに思える。
本番はその次のG1だ。
アドマイヤセプター、アヴェンチュラ、レーヴディソール、
これらが待ち構えるJFに堂々と向かって欲しい。




ジャービス
日曜日の東京で、藤沢厩舎の新馬にも乗るようだ。
それがゼンノロブロイの子供のジャービスという馬なのだが、
この馬、あの清原和博が山本さんと共同馬主であるらしい。
そんでもって、獲得した賞金を全て少年野球振興に使うそうだ。
これは大いに結構なことだと思う。
どこまで行ける馬なのかは分からないが、応援したいね。

それはさておき、おそらくアンカツと清原の絡みがあることになる。
なんというか・・・なんだろう、とにかく楽しみとしか言いようがないw




シャンティ 金杯での復帰が具体的に
骨折によって戦線を離脱しているダノンシャンティ。
復帰戦は年明けの金杯になるという話はかなり前からあったが、
改めてというか、具体的に金杯で復帰すると松国さんから話があった。
既に栗東での調整が始まっている。
坂路で本当に軽く流されているだけではあるが、
10月14日から毎日確実に調整が進められていて、
日曜日と今日は、ゆっくりではあるが坂路で2本乗られており、
着実に調整が進んでいることを感じさせてくれる。

各条件戦や重賞を見る限り、3歳馬のレベルは間違いなく高い。
その頂点に位置する馬の復帰が今から待ち遠しい。

先週の反省

2010-10-25 20:20:45 | 競馬
土曜 京都
3R カフナ 5着
「ゲートは遅かったけど、
 前走で行かせているので前に取り付く脚は速かった。
 使うごとに馬が良くなっているように素質も感じるが、
 まだ力を出し切れていない感じはあるね」
いや、全体を見ると間違いなく速い方なんだけどねw
なんだけど、ちょっと伸び上がるような感じもあって、
それで遅く感じたのはジョッキーらしい感覚だと思う。
軽く出して行って、行こうと思えば行ける態勢だったが、
無理せず勢いをつけた上での5番手インは絶好の位置取りだ。
初戦で物見をしていた面もなくなり、
ちょっとだけ行きたそうだが、我慢も利いている。

エーシンサクショーを常に外に置いてインを走っていただけに、
4角で外を回っていたスマートロビンみたいに加速できなかったが、
インを回ってジリジリと脚を伸ばしてのフィニッシュとなった。
前を走っていたネオザイオンがラスト200で急加速を見せたが、
この馬がもっと早く加速していたらかなり楽なレースになったはず。
が、そこは内回りで内を回ったリスクの範疇。
こういう競馬をしたことは今後の糧にはなるだろう。
サッと加速するところが無い感じなので、
現状は外目を回ったほうが力を出し切れそうに感じる。
まだまだ良くなるだろう。3戦目での勝ち上がりを期待したい。




9R カネトシディオス 2着
「勝ち馬がかなり楽をしていたからね。
 それでもしっかりと詰め寄ってくれたし、力は示せたよ。
 確実に良い脚を使えそうなタイプなので、流れひとつだと思う」
スタートはいつも通りにそこそこで、
いつも追い込んでいる馬だし、今回も当然ゆっくりと。
10番手の真ん中でレースに入ったのだが。
ミッキーチアフルが抜け出すまでに1ハロンの時間がかかっており、
最初の入りはそれほど速くはなかった。
先頭に立ってからグンとペースを上げて行ったので、
他の先行馬はこれに絡んで行くことなく、離れてしまって完全フリーに。
この2ハロン目の11.0で先行集団の騎手がはめられた。
ミッキーは3ハロンを35秒の平均ペースなのに独走しており、
4ハロン目にいきなり12.5と急激に遅くしてジックリ休んでいる。
それからまた急加速して一気に勝負を決めてしまった。
やりたい放題とはこの事を言うのだろう。

ディオスはと言えば、2ハロン目を過ぎたところでもう少し位置を下げていたが、
外からソウルオブジャパンが流れにじれたか一気に行ってしまい、
それに釣られるように少し気合が乗ってしまった。
アンカツは脚を使わないように慎重に位置を押し上げて行く。
ある程度流れていた3ハロン過ぎまで慎重に進んでいたが、
4ハロン目の2番手集団の遅さにはさすがに気付いたことだろう。
もう抑えずに進出を開始した。やったことのないロングスパートの態勢。
2ハロンの間に一気に5番手の外まで押し上げて、外で2段階スパートの準備。
直線に入って追い出すと内に寄れつつも鋭く反応。
一気に内の各馬を交わして2番手に上がり、さらにミッキーを追いかけた。
追いかけたが、本命馬があまりにも楽をしすぎていて逃げ切られてしまった。

これは仕方ない。
逃げた馬が本命で、しかも流れがせいぜい平均程度ならば、
常識的には2番手の馬がぴったりと張り付いているものだが、
完全に放置、というかそもそもその流れについて行く能力すら無し。
パープルタイヨーの幸あたり、早々に目的を2着争いに切り替えていた感じ。
ディオスについて言うならば、
常に追い込みに賭けてきた馬が、よくぞこれほど長く脚を使えたものだ。
今回はレース全体のレベルが低すぎて負けてしまった感じ。
その副産物として、自力進出の経験を得ることが出来たのは良し。
本来の競馬だと、3着のナリタスレンダーと追い込み争いをしていたはずだ。
とても収穫の大きな一戦。次は勝てると思う。また乗って欲しい馬だ。


最後に、アンカツにはまったく関係のない話だけど、
3着になったナリタスレンダーの人気のなさは一体?
いくら脚質が後方一気と言っても、京都外は一番追い込みががはまるコースだし、
(実際、ナリタスレンダーは京都外回りで1-0-3-1。4着が最低着順)
何より、この馬自身がそんなに人気の無い馬ではないのだが・・・。
前走全く人気がなかったとか、豪快に凡走してるならまあ分かるんだが、
現級で4番人気4着、しかも凄まじい脚で追い込んで3着とハナ差の3着だった。
それが単勝43倍で、複勝が8.3-14.3倍ってのはいくらなんでも不自然では。
これ、誰か説明できないだろうか?
こういう馬をどんどん探してとりあげていくブログがあったら楽しいと思う。
10年先にアンカツが引退したら自分で作ろうかな。




12R ハギノリベラ 2着
「以前よりピュッと反応してくれるようになっているし、
 力をつけているね」
好スタート。2番のワンダープリマの次に速い。
リベラの項で好スタートとかいう言葉を使うことになるとはw
出てはいるが内に飛び気味なのはご愛嬌だろう。
せっかく出たので行こうと考えたんだろうね。
気合を入れて先行しようとしているが、
やはり二の脚が抜群に速いわけではなく、
外からどんどん仕掛けて出て行く馬にかわされる形で、
1角を回りきったところでは中団後ろのインになっていた。

前にはキャトルマンとジョーモルデューらの壁で、
外にはトップジャイアンツとエアペイシェンスに張り付かれ、
後ろに出して外に出すにも複数の馬がおり、それも不可能。
本命馬にとっては最悪の形に近いが、
運を天に任せて内に突っ込んで行くしかなくなった。
前を行くラチ沿いのジョーモルデューの手応えが特に悪く、
これをしっかりと見ていて、4角は少しだけ外に出しながらのコーナーリング。
ジョーとエアの間を強引にでも突こうと考えていたのだと思うが、
直線に入ってすぐ、ジョーが少し外に張り出してくる形で、
これによって内ラチ沿いが僅かに開いた。
迷わずそこに飛びんで行ったね。そこしか道がなかったんだけど。
脚がないと抜けられない間隔だったが、ジョーが寄れ続けておりキッチリ抜けた。
その前にいたワンダープリマとラチの間はもっと狭かったが、
リベラには勢いがついていて、鋭く突破。
幸運とリベラの根性と一瞬の脚が組み合わさって、
4角の形からは想像しにくい最内突破を見事に果したのだが、
大外から初ダートのマストハブが豪快に伸びており、伸び負けた。

人気薄の差し馬で穴をあけるお手本みたいな騎乗だった。
次は大本命として、マストハブのやったレースで決めたいね。








日曜 京都
3R スズカホープ 7着
「使うごとに気が悪くなってきて、ハミを取っていかなかった。
 能力はあるんだけどね」
いかにもハミを取らなかったという走り。
走る気がないとしか言いようがない。
シンプルに考えて、叱りつけて行くのが最短の道だろうが、
それは本当に走ることを止めてしまうリスクも背負う。
はっきりと能力があることが分かっているだけに、
安易な道にも入りたくないところで、とても難しい。
どうやって修正していくか、大変だと思うが頑張って欲しい。




4R ラブリイステラ 3着
「ゲートを出て狭くなったら頭を上げていたし、
 直線に向いて気合をつけると内へササるような格好に。
 その後もフラフラしていたようにまだ子供っぽいね。
 走ってくるとは思うので、幼い面が解消してくれば」
レースをよく見直して見ると、
大外の11番だな、速かったエーシンラッシングが内に切れ込んできて、
道が狭くなったことで嫌がって頭を上げてしまったようだ。
パトロールを見れないので言い切る事は出来ないが、
完全に詰まってしまうまでは行ってないと思うんだけど、
そこは2歳馬の初戦のこと、窮屈な感じが嫌だったのだろう。
これは仕方ない。ここでリズムが狂ってしまった。
最初のたった7秒で、前の2頭と6馬身差がついてしまった。

10秒くらいで立ち直ってからは、今度は行きたがるような格好に。
まさか新馬戦でそれに任せて仕掛けて行くようなアホな事は出来ないし、
暴走しないように宥めながらの追走になった。
手綱を絞っているが、中団の馬たちとは速さは違う感じ。
3ハロン過ぎてから行って良いよと指示を出したところ、
4角ではコスモミアモーレとエーシンラッシングの狭い間の突破に成功。
なかなか良い勢いで前に接近していったのだが、
直線の立ち上がりで左鞭を一発入れたところ、内にササった。
前にいたフミノフェイマスに突っかけそうになり、ここでまた立て直し。
ここからはほとんど追うところが無い感じ。
まだ3番手に上がっていないのに、軽く追っている程度。
それでも3着には上がれる自信はあったのだろう。
寄れないようにしながら、3着を守れたのは何よりだった。

とにかく最初で8割方終わってしまい、直線の入り口で完全に終わった。
前の2頭が遠かった事は逆に救いであった。
近かったら、ヨレヨレなのに無理する必要があったからね。
地味なミスだが、直線の立ち上がりの左鞭はコンマ5秒ほど早過ぎたのかな。
まあ、経験の浅さが出た事は間違いない。
次は大きく変わってきそうなので楽しみだ。




10R パドトロワ 3着
「出して行くと掛かるし、だから距離が保たないんだろうね。
 ただ、もともとが追って頼りないし、今日もそのままという感じだった。
 もう少しダッシュ力があると良いんだけど」
出して行くと掛かると言いながら、今回は出してるんだけどねw
これは想像通りに、この路線を本線で行くことを決めたんじゃなかろうか。
それでも距離が保たないと言われてしまっているが。

ティファニーケイスがいきなり1馬身飛び出して、
それを追ってマヤノロシュニ、外からアンシェルブルー、
そしてパドトロワが4番手に上がって行く形で、
他は動けずにすんなり隊形が決まってしまったので、
これは流れが落ち着いたのかなと思ったんだけど、
ラップを見るとそんなことは無かった。単純にティファニーが速い。
レディルージュの5番手は上手い進出だったし、同時に運も良かったな。

宥めつつも迫力のあるコーナーリングで、
直線に入って少し下ところでマヤノロシュニをパス。
ティファニーまで捕まえきるように感じたんだけど、
ラスト200からは突き放される感じになってしまった。
最後は内を上手く抜けたレディルージュと並んだところで、
これを簡単に抜かせる事は無かったあたり、
スパッと来る馬じゃなければ抵抗することが可能。
レディルージュは重賞でも通用する馬だから、
内で上手く立ち回っていたこの馬と互角だった事は自信になる。
舐めてて申し訳なかったが、勝ち馬も重賞級っぽいな。

アンカツの言う通りに、タイプ的にはもっと前が良いのか。
というか、出来れば逃げてしまうのがベストなのかも。
ただ、ゲートがそれほど上手い馬じゃないから、
スプリント戦でその作戦を取る事は困難だろう。
今日を見ても明らかだが二の脚はかなりあるので、
逃げ馬を叩き潰すつもりで番手を進むのが最善っぽい。
OPで戦う力は十分ある。さらなる前進を期待したい。





11R リリエンタール 14着
「最後は伸びきってくれなかった。
 まだ力がつききっていないんだろうね」
スタートで少し遅れたかなと感じたが、
見直して見ると内枠の各馬が速いだけで五分程度だった。
最初の2秒くらい、気合をつけているのが分かるんだけど、
4秒たって、仕掛けるのを止めて下げている。
周りの形(特に内枠の10頭の形)から、前はないと判断したか。
下がりつつ内にジワッと入って行っているのだが、
下がって行った先でシルクオールディーに阻まれて無理だった。
その後、少し気合が乗ってしまった感じで、
期せずしてローズキングダムの真後ろにつくことに。
それでもまだ気合が乗ってしまっているので、
1周目4角を回ったところで、あえて外に持ち出して行った。
(馬を折り合わせる為に、馬群から離すのは一つの手段)
それからローズキングダムに被せながら交わして行って、
アロマカフェを前に置いたところで落ち着いた。

3頭ずつ並ぶ形で綺麗な列を作って進むレースになり、
どこから動いていったら良いのやら、よく分からない感じ。
アロマカフェの真後ろをぴたりと追走しながら機を窺っており、
2周目の3角に入る少し前あたりで、ちょっとだけ外に。
ここで行くかと考えたんじゃないかと思うんだけど、
その次の瞬間、いきなりリリエンタールの反応がなくなった。
逆に内に寄せて気味の中、アロマに一気に突き放された。
ここで内の馬もいなくなって、内ラチから2頭目に入れたのだが、
速さが足りなくて運良く入っただけで、何の役にも立たない進路換えw
このタイミングで人気のローズキングダムが進出して行った。
意外と横に広がって進む全体の隊列を前に見ながら、
ローズに騎乗する豊も迷うところがあったと思うが、
ちょうどリリエンタールが内に寄れたところを進出しているので、
コーナーリングで大きく外を回されることもなく、
スタミナの消費を避ける感じになっている。丁寧な進出だ。

置いていかれたリリエンタールは、その後もそれなりに頑張っているのだが、
力尽きて伸びない馬たちと同程度の動きしか見せられなかった。

これは、単なるスタミナ切れを起こしたわけではない。
決定的に勝負どころのスピードが足りなかったのが今回の敗因。
これは本当に勝負を決める一瞬の脚のことではなく、
その前段階の、勝負になる馬とならない馬が振り分けられる段階での話。
向正面の3角の少し前に全体のペースがグンと上がっているのだが、
ここで全く反応出来ていない馬がリリエンタール。
追っつけているアンカツの横を、軽く仕掛けるだけで抜けて行く豊、
並んだ相手が悪いこともあるが、あまりに絶望的なシーンだった。
今回は出た感じで中団を進んで、ここで置かれることになったが、
これではどこを進んでいてもこういう目にあったことだろう。
G1を戦う為に最も必要な、勝負どころでの速さが全く無かった。
一言で言うなら、まだまだ力不足であったということだな。

まあ、これからの馬だろうし今回の事は良い経験。
何気に馬体減も影響している気がする。
輸送の影響は少なからずあったったんじゃないかな。
もっと大きくなって欲しいね。

来週の特別騎乗予定馬

2010-10-24 18:46:51 | 競馬
回避回避と枠のせいで、最初から嫌な感じがあった今週ではあったが、
それぞれが無難なところに収まったと言えるだろうか。
馬券に絡むことが出来た4頭はそのまま次で勝ち負け必至。
リリエンタールは条件戦で頑張れば良いだろう。
・・・他には特に書く事がないなw

さて、来週は天皇賞・秋。
博打中の博打的な存在となってしまったペルーサで臨む。
いきなり終わる可能性があるので、とても勝負は出来ないが、
逆に普通に出る事さえ出来たら、
全てひっくり返す可能性もあるので、楽しみは十分。
横典はJCの週あたりに復帰できるのだろうか?
勝って返してあげられたら最高だな。
アンカツは翌週のジャミールをなんとかしたい。
もう1頭、ベルシャザールの2戦目は非常に楽しみ。
ここを楽に勝てるようなら、オールアズワンと互角の評価を下したい。
かなり相手は揃ったと思うが、オールならまず負けないだろう。

スワンSはファリダットの予定だったのだろうと思うが、
中間にまた順調さを欠いており、追いきり本数が足りなさ過ぎるな。
9月に帰厩したのに、少し追ったら放牧に出てしまっている。
10月13日に再入厩して調整は進んではいるけれど、
こういう感じだとやはり本数の少なさが不安になってしまう。
念のために登録はしたけど、回避して11月で復帰が濃厚かな。
出てくるとしたら、ある程度のメドが立ったということだろうけど。
メンバーが相当に軽いだけに、なんとかならないかとも思うが、
態勢が整わないのではどうしようもない。








土曜 京都
萩S 芝1800m ベルシャザール
松田国厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
雨が降りしきり芝が重くなりつつある中で行われた新馬戦。
楽に4番手につくと、スローペースでもしっかりと折り合い、
4角での後続の接近に付き合う形でジワッと前に近づき、
ラスト11.5-11.4の完全な瞬発力勝負を差しきってみせた。
超大型馬で荒削りな雰囲気を醸し出しつつも、
よくよく見ると柔軟に状況に対応するセンスを持っていそうな馬。
最後の脚は間違いなく重賞級で、それでいてまだ余裕があった。
オールアズワンに並べるのか、今後が楽しみな馬だ。

基本的にかなりメンバーが揃うレースではあるが、
例年以上に期待馬が揃った感じ。
物差しが牝馬のモスカートローザになるだろう。
これがデイリー杯3着のメイショウナルトと同程度。
この馬を何頭が上回れるかというレースになる。
ショウナンマイティ、ベルシャザール、アルティシムス、
まずこの3頭に大物の相がある。これだけで熱い。
最もハイレベルだった新馬戦で3着だったサトノパンサーも良い。
メイショウオオゾラの勝ち方もOP馬に相応しいもの。
この6頭の争いだと思うがさて、本物はどれだろうか。




西陣S ダート1200m 未定




スワンS 芝1400m 未定








日曜 東京
くるみ賞 芝1400m 未定




河口湖特別 ダート1600m 未定




紅葉S 芝1600m タイガーファング
藤沢和厩舎、キングマンボ産駒の5歳牡馬。
デビューが遅れて4歳春となった馬だが、園田で快進撃を続けていた。
デビューから8連勝後に挑んだ中央交流戦で惨敗。
レースを見てないが、時計を見る限りは自分の走りはしており、
ここまでは中央と地方の格差を示す典型的な馬、に見えるのだが。
その後すぐに中央に転厩すると、
500万と1000万をたった2戦ずつで抜けてしまった。
そんなに強けりゃ500万の中央交流戦ごときで負けるはずがなく、
単純に芝馬だったんだろうな。
東京での2戦の勝ちっぷりは、ほどほどの切れと渋太さで決めている。
前残りが起こるときの東京競馬場にピッタリの馬だ。
前走は、この馬には時計が速すぎたかな。
ご丁寧に1回負けてからそのクラスを抜けているので、
今回いきなり勝ってしまうかもしれないから期待したい。

ただし、ツルマルジュピター、ダブルウェッジ、キタノリューオー、
この3頭は超強力。現級最強を争う馬たちだ。
そう簡単にはいかないだろうが、時計が速すぎなければ。




天皇賞・秋 芝2000m ペルーサ
藤沢和厩舎、ゼンノロブロイ産駒の3歳牡馬。
世界への飛躍が期待された秋初戦の毎日王冠だったが、
ゲート内で大暴れしてから大出遅れをやらかして終了。
出ない上に横に吹っ飛んでいるんだからどうしようもない。
腹を括って終いだけに賭ける競馬になったが、
やはり瞬発力でどうこうの馬ではないだけに、
それなりに伸びてくる程度で終わってしまった。
巻き返しが期待される一戦だ。

とにかくゲートである。誰がどう考えたってそう。
中間はゲート練習を徹底してやっている模様。
「後ろに下がったら叩かれることが分かってきて、
 後ろに下がることが少なくなった」
というのが1週前の藤沢先生の談なので、
少なくとも、前走のような出遅れ確実のムードだけはなくなっているだろう。
だろうが、無くなったわけではなくて少なくなった、というのが、
実は問題というか、重要なところなのだろう。
本質的には直っていなくて、やむを得ずそうしているというだけだ。
走り出したら気持ち良く走る馬で、競馬が嫌いというわけではないだろうから、
これは単なる癖でそうなってしまっていると言えるだろう。

本当はもっと時間をかけてしっかりと修正したい癖だが、
残念ながらその時間がないので、突貫工事で挑むことになる。
この問題点は春から分かっていたことだったが、問題を先延ばしされてきた。
春先は、ストレスを溜めないために全くゲート練習をしなかったそうで、
そのおかげでノビノビと走れて、走力をあげて行くことが出来たのだと思うが、
今はその代償で苦しんでいるというところ。
これはなんとも難しい話で、どちらが良いと言う事は出来ないな。
俺は藤沢先生や松博先生の考え方のほうが断然好きだけど、
(ゲートは実戦を重ねてりゃそのうち慣れてくるだろうから練習しない)
ここまで問題が大袈裟になってしまうと、
ペルーサに関してはさすがに失敗だったなとも思う。
思うが、それは結果として受け入れて対処して行くしかない。
リーディングトレーナーが渾身の力を込めて対策に取り組んだのだから、
その成果が出るものだと信じてレースを待ちたい。

まず、普通に出るかどうかが全てな感じなので、
それ以降のことをあんまり考えられないのが今回の辛いところ。
まともなら、息の長い末脚でブエナビスタとアーネストリーを追い詰め、
さらに交わせると楽観的に考えているけれど、そのためにも必要な事は・・・。
とにかく話は最初に戻ってしまうw




東京ゴールデンプレミアム ダート1400m 未定

日曜日の結果

2010-10-24 11:04:18 | 競馬
3R スズカホープ 8着
多少遅いものの、それは僅かだったはずなのだが。
出た瞬間から追っつけていて、ある程度出てくるのかなと思いきや、
3歩進んだところでもう左右の馬に出られていた。
なんかおかしいと思ったときには、もう最後方になっていて、
さらに離れて行く一方という酷い有様。
さすがのアンカツもこれでは待ってられずに追っつけていて、
30秒のところで早々に鞭が一発入るという酷いことにw

前は結構速いペースだったこともあり、途中で少し落ち着いて、
そこでようやく追いついてインに滑り込んだ。
外に出る余裕など全くなく、気合を入れながら内々。
4角でまたついて行けなくなるような感じになったが、
コーナーワークだけで対応してかろうじて馬群の後ろ。
直線に入って、インを走っていた馬たちが突き放して行ったため、
自由にインを走ることが叶っているのだが、
ジリジリとしか動かずに終わってしまった。

馬に微塵もやる気なし。これではどうしようもない。
早くも競馬に嫌気がさしてしまったのか。
鳴いていた初戦でビシビシとしばかれたのが悪かったのかねえ。
とりあえず次走を見ないとなんとも。




4R ラブリイステラ 3着
スタートは五分に出たのだが、すぐにおかしくなった。
フワッと外に飛んでしまったのかどうか、よく分からないが、
立て直している内にどんどんと置いていかれることに。
200mほどしてようやく立ち直って、後方3番手から。
後はスムーズにレースを進めて行ったんだけど、
その間に人気の2頭が10馬身も前ではもはやどうしようもなかった。
ダートの1200mでこれは致命傷の一言。

外々を押し上げつつ、4角では馬の間を狙うような動きも見せて、
なかなかセンスのある回り方をしていたんだけど、
いざ追い出そうとしたところで寄れるところもあり、
ちょっと力を出し切れたとは思えない新馬戦になってしまった。
スタートが速いからこの条件を使ったと思うのだが、
そのスタートで手間取ってしまっては、後は負の遺産が残るのみ。
前が遥か遠かったことで、無理をしなくても良かったことだけが救いか。

道中は走りそうな雰囲気があった。
周りの馬が弱かったこともあるんだろうけど。
今日の一戦だけではなんとも言いようがないが、
結果的に、芝のマイル戦に使ってたらなと思う内容に。
まあ、新馬のことなので仕方ない。これで変わってくれば。




10R パドトロワ 3着
まずまずのスタート。
仕掛けて前へ出して行ったら、すぐに加速がついた。
先行争いが激しくなると思いきや、
出切った3頭が速くて、2番手集団が意外に遅かった為に、
思いのほかにペースが上がることはなかった。
そんな中で、パドトロワは最初9番手にいたが、上がって3番手外。
この進出は結果的に正解になった。
この距離でも少し行きたがっているところはあるが、
とりあえずは制御のうちで問題はない程度。
4角、迫力のある馬体が良い雰囲気で上がってくる。
直線に入って2番手に上がり、これは貰ったと思ったのだが、
追われて一つ弾けるところがなかった。
と言っても決して止まったわけではなく、
速度を維持したままに3着でフィニッシュすることになった。

もうちょっと走る馬だと思うけどね。
今日でもちょっと折り合いを欠いている面があった感じなので、
ここが改善したらまずこのクラスで負ける事はないだろう。
OPでも活躍が期待できる馬だと思う。
まあまあ、悪くはなかった。次も期待したい。




11R リリエンタール 14着
遅れてはいないが、あまり良いスタートでもない。
先行する馬がたくさんいたので、この地点で下げて内を考えたか。
少し下がっているのが分かった。
が、内からびっしりと並んでいて、入ることはかなわず。
結果、ローズキングダムの真後ろにつく形に。
まさかローズをマークして行くのかと思わされたが、
少し気合が乗ってしまったので、位置を押し上げて中団から。

平均より遅めの流れを淡々と走っていたが、
2000mを通過したあたりから流れのまったくついていけなくなった。
3角でローズキングダムに軽く交わされて終了。
これでは、無理としか言いようがないか。人気通りだった。

雨が降りそうで、結局降りきることがなかった。
そういう運もなかったな。持ってなかった。
まあ、また改めて準OPから頑張っていけば良い。