アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

土曜日の騎乗馬と予想

2008-10-31 21:58:58 | 競馬
大一番を前にしまして、
我が仕事のほうもちょっと忙しくなってしまいました。
おそらく明日も潰れると思いますが、
明後日は万全の態勢で迎えるつもりで頑張ります。

軽くいきます。
とりあえず100勝には到達しておいて欲しいな。


2R 2歳未勝利(牝) 芝1600m フキラウソング ◎
松田国厩舎、クロフネ産駒の2歳牝馬。
松田国師
「中間も体調は変わりなく安定。
 今回からリングバミを着用するので力さえ出し切れば」
前走掲示板の馬が12頭。
牝馬が牝馬限定戦を目指すのは当たり前の話でなかなか揃ったが、
フキラウソングの走りが一枚も二枚も上。
前走着順の良い馬が揃った中でも断然人気となることだろう。
頭数が多くてごちゃつくかもしれないが、特に展開とか考えることはなし。
外をスムーズに回ってこればあっさりじゃないかな。
ハミを替えるということなので、これも効いて欲しいね。
別に効かなくても良いけど。逆効果にさえならなければw
フキラウソングは頭固定でまず単勝。
コスモクリスタル、エヴェット、サザンウィスパーを相手に3連単6点。


6R 2歳新馬 芝2000m ペパーミントラヴ ▲
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の2歳牝馬。
松田博師
「兄姉とは違いおっとりした性格だし、距離の融通は利きそう。
 仕上がりも良く楽しみ」
先週の1800m戦と同様に良血馬が揃ったが、
調教の動きを見れば、全馬そんなに大したことがない感じ。
まあ、先週のレースのほうが揃いすぎた感じではあるが。
どれが実戦で良いところを出すか、楽しみではある。
(その先週の新馬戦、ここでは触れなかったんだけど、
 調教からこれはないと思っていたアンライバルドに勝たれたので、
 血が本当に優れた馬もたまにいるもんだなあとちょっと反省していますw)
ペパーミントラヴも上々の動きで上位の1頭。
いつも通り、新馬戦は難しくは考えない。好発進を期待して単複だけ。


7R 3歳以上500万 ダート1800m シャインモーメント ◎
飯田厩舎、キングヘイロー産駒の3歳牡馬。
飯田師
「実が入って成長して帰ってきたけど、もうひと追い欲しい仕上げ。
 今回は地力に期待」
今年の4月にアンカツが初めて乗ったら、
何で未勝利だったの?ってくらいに強くてびっくりした馬。
昇級してからの2戦も、負けたけど力上位ってところを見せてくれた。
追い込み馬だが、このクラスでは次元が違う脚を使うため、
先頭と7,8馬身差くらいまでなら射程圏内。
早く上のクラスの流れでの走りを見たい馬だ。
飯田師が泣きを入れているのであまり強気に買うつもりはないけど、
調教でアンカツが乗っているのは、それなりに仕上げたかったからだろう。
調教は良いし、動けると信じて単勝だけ。


8R 3歳以上1000万(牝) ダート1400m タガノクリスエス ◎
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の3歳牝馬。
松田博師
「折り合い面を考えると1400のほうが良さそう。
 前走内容からも十分チャンスはあるはず」
今年最初に圧勝したとき以来、久々の騎乗になる。
レース後に、牝馬交流重賞戦線に乗り込める馬だと瞬間的に思ったのだが、
未だにこのクラスにいるのがちょっと信じられないな。
アンカツは斤量的に乗れなかったから、ここからの快進撃をお願いしたい。
前走はプラテアード、アートオブウォーに先着されたが、
片方はまずOP級、片方は1000万最強馬と言っても良い存在。
4着馬を突き放していたし、このクラスでの上位も証明できた。
今回は初めての1400mになるが、
掛かり気味に行く馬なので余裕で対応できると思う。
人気は3番目くらいになりそうだが、力はこちらが断然と言い切りたい。
物凄く楽しみなレースだ。圧勝もあるだろう。
交流重賞出走枠に1度でも滑り込めれば、
後はずっとこの路線を制していける、そんな馬だと思っている。


9R 荻S 芝1800m キングスレガリア ◎
中竹厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
中竹師
「重賞で3着だったし、ここでは力上位。
 目に見えない疲れさえなければ好勝負になる」
6頭立ての一戦。
キャリアが「新馬勝ちのみ」の馬が4頭で、
全馬が初対戦となる。
OPで走ったことがあるのはレガリアだけ。
レガリアの実績がG2のデイリー杯の3着。
実績的にも時計的にも断然の存在だが、
いかんせん相手が未知すぎて絶対視することは無理だな。
追い込み馬なので、頭数が少ないのはありがたいことだ。
メイショウドンタクが売れそうな気配があるので、
単勝だけで十分に楽しめるだろう。
なんといってもカメ産駒だ。是非OPへ導いて欲しい。楽しみだ。

アンカツ手記・水曜日

2008-10-29 22:20:02 | 競馬
アンカツ手記・水曜日---------------------------------------

いよいよダイワスカーレットで挑む秋の天皇賞です。
4月6日の大阪杯を勝って以来、ちょうど7ヶ月ぶりの登場。
いきなりエンジン全開といくかどうか、
使われている馬を相手にどんな競馬が出来るのか。
不安より期待感のほうが大きいです。

9月から先週まで既に6回、稽古をつけていますが、
相変わらず軽快かつ豪快なフットワークで駆けています。
休養原因となったのは、骨瘤と言われる前脚の故障。
それもしっかりとケアされたことで、少しも気にする様子はありません。

23日の1週前追い切りは、坂路の2本目に52秒0をマーク。
松田国さんに、ある程度やって欲しいと指示されていたので、
後半を強めに伸ばすと、
この馬らしいスピード感あふれる小気味良い捌きで応えてくれました。
追った後の息の入りもスムーズで、
心肺のほうも順調に仕上がってきています。
そして、大阪杯で498キロまで立派になった馬体が、
また大きくたくましくなったような気がします。
ひょっとしたら500キロオーバーの可能性もあるでしょう。

良く言えばさらに成長した感じ。
一面では、まだいくらか体に余裕があるのは確か。
馬自身がそのことを知っているような気がします。
坂路の1本目から自分からグングン加速して行くのは、
体を引き締めたいという彼女の思いかもしれません。
超一流馬というのは、ほとんどが賢くて学習能力が優れています。
ダイワスカーレットも、ものすごく利口。
いくらか重い体を走りやすい体形に絞るために、
これまで以上に一生懸命に稽古駆けしているのでは、と思います。

ここに来て、馬自身に相当に気合が入ってきているので、
これ以上燃えすぎないで欲しいというのが僕の願望。
29日の追い切りは、
動きとともにテンションのほうもしっかりチェックしたいと思っています。

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今日、最終追いきりを終えた。
アンカツのコメントも出ているので、好感触だったのははっきりしている。
その辺は明日の手記とともに触れて行きたい。
今日の朝にこの手記を読んでいたので、
最終追い切りは非常に難しいものになると感じていた。
これまで他では見られなかった、アンカツの本音が出ていたからだ。

「馬体にまだ余裕がある」「テンションが高い」

この二つの問題を解消しようとするとして、
前者を解決するには目一杯、後者を解決するにはそろっと。
どう考えたって相反する事象なので、
(そろっと乗って速い時計を出すのが一番良い事になる)
これを一体どうやるのか、朝から気を揉んでいたわけだが。
調教映像を見て、ほっと一安心といったところだ。

折り合いを欠くようなことは全くなく、実にスムーズな動き。
アンカツは少しずつ気合を入れながら、かといって急かすことはせず、
スカーレットが走りたいように、気持ちよく走らせていた。
手記で触れているけど、
「スカーレット自身が体を作ろうとしている気持ち」
を上手く利用した素晴らしい調教だと思う。
これ以上テンションを上げるようなことはなく、
程よい気合乗りでレースに挑むことが出来そうな感じだ。
今回は休み明けなので、気合いがなさすぎるのも困りもの。
そういう意味でも、本当に微妙な調整が必要な追い切りだった。

気を抜かせないように、なおかつサッとやった時計が53.1。
今日の栗東坂路では52秒を切った馬が2頭しかいなかったので、
非常に重い部類の状態だったと思われる。
さらにスカーレットが追いきった時間帯は、
ハロー(馬場の整地)が行われる前の一番荒れた状態だったそうなので、
相当に良い時計が出ているということになる。
これにまったく意味はないけど、
時間を選んで本気でやれば、1番時計を出すことも楽勝だったんじゃないかな。
無理をせずに、負荷をかけることが出来た。

後は東京への長距離輸送もあるので、
自然と10キロくらい絞れるだろう。
これは前走と同じような馬体になるんじゃないだろうか。


今回は故障明けの7ヶ月ぶりのレース。
さすがに一度使った馬のように調整は楽ではない。
こうやって触れてみて分かるが、実に微妙な精度を求められる調整だった。
しかし調教映像を見る限り、全て上手く行ったと確信した。
後はG1上位常連の松国厩舎スタッフが最後の微調整を実施。
休み明けとして、出来うる限り万全の状態での登場となりそうだ。

再びウオッカを打ち倒し、現役最強の座を不動のものとして欲しい。





POG PRESIDENT様のサイトより2歳馬の予定。
土曜 京都
新馬 芝2000m ペパーミントラヴ
松田博厩舎、シンボリクリスエス産駒の牝馬。
レッドチリペッパーの6頭目の子供。
俺はやらないけどペーパーオーナーゲームで人気する血統のようで、
しかしその人気に応えられているとはとても思えないw
パッションレッドはOPに上がれると思っているけど、
この子にはそれ以上に頑張ってもらいたいものだ。
調教ではブエナビスタといくらか併せて少し劣るくらい、
カルカソンヌという新馬との併せ馬では先着されたことはない。
上がりも速く、終い重点の松博厩舎の調教を上手くこなせている感じだ。
良いデビュー戦となることを祈る。



未勝利(牝) 芝1600m フキラウソング
松田国厩舎、クロフネ産駒の牝馬。
初戦は出遅れながら途中から暴走して、最後に大きく失速する競馬。
前走も引っかかっていたが、直線までなんとか我慢させることに成功、
追って桁外れの勢いで飛んできての僅差3着だった。
自由にさせた姿は競走馬として終わってる感じだったがw
前走でなんとか競馬ってものを理解してくれただろうか。
今度は牝馬限定戦で相手がさらに弱化するため、
勝つには前走程度で十分と言えるわけだが、
この先、大きいところを目指していける馬だと思うので、
なんとか折り合った姿を見せて欲しい。問われるのは内容だ。

アンカツ手記・火曜日

2008-10-28 21:26:27 | 競馬
アンカツ手記・火曜日---------------------------------------

天皇賞ウィーク。
ダイワスカーレットはとても元気にしているので、楽しみ一杯です。
その前に、先週の競馬を振り返っておきたいと思います。
菊花賞のダイシンプランは野心を持って挑んだのですが、
13着という結果に終わってしまいました。

心配していた入れ込みも前々走よりはいくらかマシだったし、
大外枠が幸いして馬場の良い所を選んで走ることが出来ました。
4コーナーの手応えも悪くなく、
一瞬夢を見ましたが、それはあくまで夢でした。

いつも直線では力強く伸びる馬が、全く弾けてくれずにジリジリ。
最後は完全に止まりました。
負け方としては、体調面の問題ではないでしょう。
おそらく距離の壁かと思います。
走法、体形などからはこなせると踏んでいたのですが、
ステイヤーではなかったようです。
いずれ大きなところを勝てる器という評価には変わりありません。

25日に勝たせてもらった3頭は、どれも次走が楽しみです。
500万下を4馬身差で楽勝のキングブレーヴは、
もともと1000万で通用していた馬ですから、次も好勝負が見込めます。
三年坂特別を中団から差しきったミダースタッチは、
以前に乗って感じたゆるさが消えてしっかりしてきました。
本格化の兆しです。

驚いたのは、古都Sを直線一気に抜けたキングアーサー。
返し馬から凄いフットワークに感心しましたが、
いざレースでも素晴らしい脚で豪快に馬群を割りました。
いいものを持っています。
550キロ近い巨体といい、どこまで伸びるかワクワクする逸材です。

26日の7レースを好時計で首差勝ちのアドマイヤゴルゴは、
7ハロンのスペシャリストかも。ほんとこの距離がピッタリ。
最後に5レースの新馬戦を3着に終わったブエナビスタは、
ゴール前の切れ味が抜群でした。
まだ闘争心がひと息で置かれた分、届きませんでしたが、
将来性には太鼓判を押します。

明日はダイワスカーレットの近況など詳しく書きます。

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ダイシンプランについてもう少しだけ。
アンカツは大外枠を「良かった」と言っている。
雨で内が痛んでいたことは間違いない。
全周パトロールを見直して良く分かったが、
正攻法では歯が立たないと踏んだと思われる伏兵6頭がラチに近く、
それ以外の馬がラチを離れたところを走っている。
その中でアンカツは、明らかに意図してそれらより外を走らせてるな。
基本的に距離より馬場の良いところ走る事を優先する人であり、
またプランについて良馬場を熱望していたこともあり、
そんなコース取りになったと思われる。

内が悪いのは間違いなく、ラチ沿いを走る人馬はほとんどいない。
だけどもなるべく距離損を減らしたいという意識が働いているんだろう、
内から2,3頭分あたりの位置取りの争いが激しくなって、
さらにペースが変則極まりなく、上がって下がってとなったから、
流れに乗り切れず(乗れるわけがないんだがw)
変な不利を食らっている馬がたくさんいる。
最後の直線、内ラチから5頭分くらいは誰も走っていない。
やはり内は外と比べて話にならないくらいに悪かったんだろう。
京都の外回りはとても外に出しやすい競馬場だから、
(というか4角を回ると物理的にやや外目になるから)
距離得があると考えたとしても、今回の馬場では実に些細なことで、
わざわざ悪いほうへ突っ込んでいく人馬はいなかった。
プランが外をずっと走っていた理由はよく分かった。

外々の良いと思うところをゆっくりと走っていたアンカツとプランは、
本当にスムーズにリズムを上げて行って、4角の手応えは十分すぎる。
勝てるかもと思ったのはアンカツだけではない。俺もそう思った。
あれだけ余裕があるように見えたのは、
何の不利もなくスムーズに、そして丁寧に回ってこれたからだろう。
残念だったのは、ただただスタミナが足りなかったこと。
余力さえあれば、まとめて差しきって良い雰囲気があった。
それは血統的な問題、血の限界として諦めのつくところだ。

これはアンカツもそうだし、松博先生が特にそうなんだけど、
乗った感触や馬体や走法を物凄く大事にされていて、
血の限界とかはまったく気にしない人達なんだよねw
目に見えないものは信じないというか、
何事もやってみなくちゃ分からんだろう、の精神が強い人達だ。

なんというか、常識の壁に阻まれた感じがするが、
ナイスチャレンジと言わせて貰いたい。
いろいろと考えさせてもらって、面白かった。



勝ち上がった4頭についてはそれぞれが楽しみだが、
キングアーサーについて、これは相当に気に入った模様。
勝った馬についてはよく褒める人だけども、
条件馬をこれだけ褒めるのは珍しいな。
これは返し馬の段階で相当な大物感を感じ取った感じ。
その感触通りの反応がレースで返ってきたから、
すっかり気に入ってしまったようだね。
現級で梃子摺っていたのが信じられない勝ちっぷりだったが、
ゆっくり入って、広いところに出して自由に伸ばすのが合うんだろう。
藤沢厩舎なら、少し休ませて年明けの京都の重賞あたりに来ないかな。
日経新春杯から京都記念あたり、あっさり勝ってしまう気がするね。


そしてブエナビスタ。
手記の中で、G1以外で負けた馬を取り上げるのは、
記憶をたどってみたが、初めてなんじゃないかと思う。
これは見たまま、誰が見ても分かることで、
アンカツの言葉を借りるまでもなく、能力は凄くて将来性抜群だろう。
新馬戦で、負けた馬が明らかに重賞級と誰の目にも分かることがある。
今年でいうなら、ツルマルジャパンに負けたセイウンワンダー以来2度目かな。
勝ったアンライバルド、2着のリーチザクラウンとともに、
来年のクラシック戦線を賑わせてくれることだろう。
まあ、この2頭は牡馬なのでしばらくは戦わないかな。


スカーレットは今日は坂路で軽く流して明日の追い切りに備えた。
時計を見る限り、落ち着いて走れている。ここまでは文句なし。
明日(だと思う)の最終追いきりを楽しみにしよう。

先週の反省

2008-10-27 23:08:21 | 競馬
土曜 京都
2R カイシュウボナンザ 2着
「返し馬で頭の高い走りをしていて、
 行かせると抑えが利かなくなりそうだったのでジックリと。
 終いは良い脚を使ってくれたし、力はある。
 こういうレースを覚えていけば」
結果的に前の馬を交わすのに手間取った分の負けなんだけど、
まあそれはそれとして、レース運びは良かった。
初戦は前に行ってフラフラしてたので、レースに慣れてくれればと思ったが、
抑えてゆっくりと行かせることで、良い面を引き出してくれた。
この競馬を続けて行ければ、現級勝ちは当然として、
上のクラスでも活躍できそうだ。


3R タニノネグローニ 5着
「稽古では瞬発力のありそうな感触を掴んでいたんだけど、
 いざ追い出してからが案外だった。
 まだ緩い面があるのは確かだし、これから良くなってくると思う」
追い出してもそうだけど、道中もおかしかったように思う。
位置取りから末脚まで、とにかくまるで良い所がなかった。
上位の馬の上がりは全部35秒くらいだから、
こちらが34秒ちょっとで上がれば楽に勝てていた。
それくらいの時計は出せる馬場だったので、がっくり。
次にどうしていいか分からない。


7R キングブレーヴ 1着
「思ったよりも楽に好位へつけられたし、
 抜け出してからはフワフワしていたくらい。強い内容だった」
最初の位置取りで決着した。
常に自ら後方になってしまい、それを挽回する競馬をしている馬が、
最初に無難に進んだんだから、それは強い。力が違いすぎた。
1000万で出遅れても勝ち負けに持ち込んでいた馬だ。
再びの昇級だが、次も圧勝する可能性が高いと思う。


8R サイキックダイブ 3着
「連闘が堪えてしまったのかも知れないね。
 返し馬から前走よりもコツコツしていたし、
 レースでも最後まで右手前のままで走っていた。
 底力での3着だったと思う」
最後の直線の不自然さは、手前を替えようとして替えれないでいるのかな。
なんか不自然な感じがする走りだった。
まさに馬の地力だと思う。よくあの態勢から3着に入れた。


9R ミダースタッチ 1着
「控えるつもりはなかったし、ゲートを出たなりの位置で運んだ。
 行きだしてからの反応はちょっと悪かったが、
 追ってしっかりと伸びてくれたね。
 時計は詰めているし、距離もマイルがピッタリだと思う」
とにかくマイラーだと思う。デビュー2戦目から思っていた。
長い距離を使ってるのを見て、そりゃ無理だろうとずっと思っていたので、
前走と今回の結果には当然だろうなと受け止めている。
出していけば行く脚はあるし、引かせれば折り合うし、
騎手としてはとても乗りやすい馬だと思う。


10R キングアーサー 1着
「豪快なトビの馬なのでリズム良く運ぶことを考えていた。
 良い感じで直線に向けたし、最後までしっかり伸びてくれた。
 思っていたより切れる脚を使ってくれたね」
なるほど、そういう理由でじっくり待ってたんだね。
そういうことなら、京都の外回りはピッタリだっただろうね。
内回りだったらここまで弾けなかったことだろう。
良いレース選択に、良い騎乗だった。
東京や京都の外回りのコースを上手く選んでいけば、
あっさりと重賞ウィナーになれそうな感じがする走りだった。
まだまだ余裕を感じた。


11R ダイワエンパイア 2着
「ゲートに入ってからずっと後ろにもたれていたので、
 出遅れるなと思っていたら、案の定だった。
 普通に出ていれば楽に2,3番手につけて行けるだろうし、
 また違ったとは思うけどね。
 追い出したらフワフワしていたりとまだ幼いけど、能力はあるよ」
出遅れたってほど遅かったかなあ。
確かに隣の馬たちからすれば遅れてるんだけど、
全体としては普通に出てるように思うんだけどね。
まあ、速かった馬たちにスタートで遅れを取ったのは事実。
二の脚はとても速いし、勝負根性もある。いろんな面で競馬が上手。
基本的な能力の上に、優れた競走馬に必要なものを備えているので、
来年は必ず重賞戦線を賑わせているだろう。

今回は力上位だったし、レースは無難に運んでいるんだけど、
わずかな確率だった負けが当たった感じ。なんとも残念。




日曜 京都
3R アキノカウンター 4着
「良いポジションで手応えもあったんだけど、
 直線で行き場をなくしてしまった」
それ以外に何もないw
びっくりするくらいに何も出来なかった。
次も当然買い。


4R アリデッド 3着
「最後は止まってしまったけど、初戦としては上々の内容。
 スピードに乗ってからは良かったが、
 前半の芝の部分の行きっぷりがもうひとつだったから、
 現状ではダート向きなんだろう」
レース序盤に5番手から3番手に上がってきたんだけど、
コメントからすると、押し上げたっていうより自然と上がったのかな。
まだ初戦だけなので決め付けれないだろうけども、
とりあえず芝は怪しいということは覚えておこう。
最後に止まったあたり、スタミナ面もまだまだ不安。
これを総合すると、ダート1200mに出てきたら絶対買いだな。
1800mでもスタートは砂で良いが、スタミナが不安になる。


5R ブエナビスタ 3着
「走るね。
 ゲートをモサッと出て、その後も行き脚がつかなかったけど、
 スイッチが入ると別馬だった。
 直線は良い脚を使ってくれたし、楽しみな馬だよ」
アンカツの言う通り「スイッチが入った」って感じだった。
見ていて、いきなり走り方が替わったのが分かった。
0か1か、2進数のようなデビュー戦だったなあw。
序盤のぬるさは厩舎的に仕方のないところ。
この厩舎の新馬は、過去ほとんどが差し追い込みでデビューしているからね。
まず後ろから差して、少しずつ前にシフトして行くやり方。
実戦を経験して、次は劇的に良くなるだろうと思われる。
次はよほどのことがない限り負けないだろう。
その次、阪神JFへ直行しても普通に勝負になりそうだ。


7R アドマイヤゴルゴ 1着
「出脚の速い方ではないし、1800mだと緩急のある流れになるので、
 これぐらいの距離が合っているね」
1400mに舞台を移して2連勝。
アンカツの言うように、ペースが緩まないのが良いんだろうね。
いくら距離が短い1400mと言っても、
淀みない流れで進めば最後の1ハロンは必ず止まる(ただし条件戦まで)
今回も最後の1ハロンががたっと落ちたところを差し込んでいる。
前走は直線早々に突き抜けているが、全体は最後止まっているしね。
準OPになると、飛ばしても大きく止まらない馬が出てくる。
次が試金石となるだろう。俺は一回様子見すべきだと思う。


8R エーシンビーセルズ 10着
コメントなし
着順が後ろ過ぎてコメントが載らなかった。
これの芝の感触を知りたかったなあ。残念。


9R ウォーゲーム 5着
「4角あたりでの反応は良かったし、良い感じでスパートできたが、
 追い出してから手応えほど伸びなかった。
 間隔が開いていたことが影響したよう。
 次走は変わってくると思う」
3ハロン目からペースが緩んで、ラスト4ハロンの競馬。
前にいた3頭が粘りこみを図ったがそれほど強くはなく、
最後の1ハロンに12.0とはっきりとペースが落ちて、
そこを最後方にいたタガノエルシコがクビ差まで差し込んだ。
その2馬身前にいたウォーゲームに差せないわけはないんだが、
これが休み明けということなんだろう。
折り合っていたし、動いたタイミングも良かったが、
体調というよりも実戦感覚がついてこなかったか。
美味しいと思って狙っていたんだが、はっきりとひと叩きのレースだった。


10R ソルジャーズソング 3着
「ゲートが開く少し前に座りかけたが、
 いつもよりはゲートもマシだったと思う。
 ただ、頭が高くて少し窮屈な走りをする馬。
 もう一押しが利かなかった」
少しだけ置かれたけど、すぐに馬群に入れたしね。
取り付いた位置にまず文句はない。
最初の3ハロンの34秒はやや遅いけど、
4ハロン45秒5、5ハロン56秒9と、どこからでも差せる流れ。
力強く伸びかかって、しかし伸び切れなかった感じ。
アンカツの言う通り、やや首が高い走りだ。
出遅れて追い込んだ前走よりも頭が高いように思う。
スムーズすぎると良くなかったりするのかなあ。


11R ダイシンプラン 13着
「4角では勝ち馬の後ろにいたが、そこからスッとは動けなかった。
 距離なんだろうか・・・」
ブックのコメントではこんな感じだが、
さらに中日スポーツのコメントからは(今手元にないのでうろ覚えだけど)
「馬場の良い外目を回れたし、
 オウケンブルースリが先に動いて手応えがそれほど良くなかったので、
 やれると思った」
というくらいに道中の感触が良かったようだ。
実際、4コーナーの立ち上がりのシーンで一番手応えが良かった。
超ハイペース→スローペース→ミドルペースの酷いレースラップで、
あまりに無駄の多い流れによって、
馬群が固まってまた動き出したときに内のほうはぐちゃぐちゃになって、
寄れたり挟まれたり躓いたり、競馬になってない馬もいる。
スムーズに外を回れたのは結果的に素晴らしい運びだったのだが、
いかんせんタイキシャトル産駒にはスタミナがなかったw
まあ・・・そりゃそうだろうってことでw
アンカツは、プランにスタミナがあるものとしてレースを運んでたな。

来週の特別騎乗予定馬

2008-10-26 18:59:12 | 競馬
今日は雨の影響をいくらか食らった感じがするね。
プランはかなり良いところがあったので、だからこそ残念な気持ちもあるが、
手に入れた枠や天気など、運が絶対的に足りなかった。
今日の勝ち馬オウケンブルースリは、
流れが落ち着いてまた速くなったあたりから自力でロングスパート。
まさに力の違いでねじ伏せた格好で、このメンツでは抜けて強かった。
2000mならば普通に戦えると思うが、この距離天候枠では仕方ないね。
少し休んだら、また重賞戦線で頑張って欲しい馬だ。

ブエナビスタは何度レースを見直してもスタート後は走る気がない。
松博厩舎は基本的にゲート練習をほとんどしない厩舎なので、
(必要に迫られたらもちろんやるみたいだけど)
そういう面があっても何もおかしくはない。
それに反して、ギアチェンジしてからの走りが本当に凄い。
繰り出した脚はラスト3ハロンで33秒5だったが、
ラスト1ハロンは勝ち馬と同様に11秒フラットくらいだろう。
これが牝馬なんだから凄い。相当なところまで行くぞ。

10月開催は素晴らしい勝率、連対率、複勝率で終えた。
100勝まであと2つ。豊の勝率(最高勝率)まであと6厘。
まだまだ差があったものを本当に一瞬で詰めてきた感じ。
来週、スカーレットの勝利とともにこの辺もまとめて達成しておきたいね。
今の勢いならばあっさり行けるんじゃないか。

土曜のスワンSはガルダンが回避したので現在は未定。
登録が妙に多くてあれだが、
乗るかもしれなくて鞍上未定の馬はけっこういる。
水曜日になればはっきりするか。

日曜日はスカーレットのレースの前後が未定に。
登録を見ると、乗ろうと思ったら乗れる馬がたくさんいるが、
これは断っているんだろう。さすがの調整。
秋天の1時間前に同距離を乗って、リズム良く本番に挑めそうだ。



土曜 京都
荻S 芝1800m キングスレガリア
中竹厩舎、キングカメハメハ産駒の2歳牡馬。
これはまた楽しみな馬が転がってきた。G2・デイリー杯の3着馬だ。
アンカツいないし、カメ産駒だからってことで前走買ったんだけど、
上手いこと内をすり抜けてきて3着に食い込んだ。
自然と取り付いた位置ではあったが、
もう一つ前にいたらもっと面白かったように思う。
相手は新馬勝ちした5頭と、関東からやってくるシーダーか。
前走は挑戦者だったが、今度は迎え撃つ立場。
返り討ちにして欲しいね。


八坂S 芝1800m スピリタス
岡田厩舎、タニノギムレット産駒の3歳騸馬。
ポルトフィーノには負けたが、重賞級の末脚を見せてくれた。
やはりこの馬の末脚は京都でこそだな。東京も良いだろう。
今年は賞金的に無理だが、来年のマイルCSへ向けて順調に進みたい。
まずは手堅くOP入りしておきたいところだな。

と書いたが、今回はOP実績もあるヒカリシャトルと激突する。
熱い戦いになりそうだ。


スワンS 芝1400m 未定



日曜 東京
くるみ賞 芝1400m 未定


精進湖特別 芝2000m アヴェンティーノ
中尾正厩舎、ジャングルポケット産駒の4歳牡馬。
昨年のゴールデンブーツTで抽選で当たった馬だ。
当たった当時は、1000万で2度続けて凡走していたが、
上手く乗って3着に食い込むことが出来た。
あれは昨年暮れのことなわけだが、戦績を見ればはるか昔の事のよう。
あれから10ヶ月でなんと14戦もしている。凄すぎるw
使い込んでいるが、立派に1000万最強クラスを形成する馬になってるな。
前走はアンカツがシルバーブレイズで上手く倒したが、なかなか手強かった。
ここも当然好勝負だろう。


錦秋S ダート1600m 未定


天皇賞・秋 芝2000m ダイワスカーレット
松田国厩舎、アグネスタキオン産駒の4歳牝馬。
桜花賞以来、今年2度目の本命サイドの馬での挑戦。
結果的にオディールはいろいろと信頼ならないところがあったがw
スカーレットが絶対的に信頼できることは分かっている。
「今年最初の勝負」を制して、さらに加速して欲しいところだ。

帰厩してから6週連続でアンカツが騎乗。
体は既に出来上がっている。後は気持ちの調整だけ。
スカーレットはアクシデント明けでも走れる強い馬。
最大の敵はまたもウオッカ。何度でも返り討ちにするぞ。


河口湖特別 ダート1600m 未定

日曜日の結果

2008-10-26 11:08:23 | 競馬
3R アキノカウンター 4着
ちょっと立ち遅れ。
寄れて隣の馬とぶつかったが、その反動で加速がついた。
追っつけて前に出して行って3番手、少し下げて4番手に待機。
トップゾーンを内に閉じ込める形で、とても良い所。
終始トップゾーンを出させないような動きをしているように見える。
4角も内々を回って、手応えも良くさあどこに出そうかというところ。
こっから進路を完全に見誤った。
外へ行こうとしたけどブロックされて出ることが出来ず。
前がまったくないところに飛び込んでしまった。
前と左右を完全に塞がれて身動きが取れなくなったところ、
内に閉じ込めていたトップゾーンの前が開いて抜けてしまったw
こちらは最後に外に出て伸びたが4着まで。本当に何も出来なかった。
最後まで内でじっと待ってりゃ勝ってたなあ。残念。


4R アリデッド 3着
最後にゲート入りしてすぐ、前脚を突っ張ってたのでやばい気がしたが、
スタートセンスは悪くないようで、待ってる態勢とは裏腹の五分のスタート。
追っつけて気合を乗せて、外目を浮上して5番手に。
さらに位置を押し上げて3番手の外まで取り付いた。二の脚は十分にあるな。
スタートでいきなり突き抜けていたツルマルハローがマイペース、
それを良い感じで追いかけていたし、
4角での手応えもそんなに負けてなかったと思うのだが、
直線に入ってツルマルが突き放しに入るとついて行けず。
なんとか2番手を守っていたが、ラスト100あたりでばてた。
最後は4番手まで落ちそうだったが、なんとか粘ってくれた。
初戦としてはまずまずといったところか。
ひと叩きしての変わり身を期待したいところだ。


5R ブエナビスタ 3着
スタートはあまり良くない。まあ厩舎的にこんなものか。
最初からかなり追っつけていて、あれ?って感じ。
それでもまったく前に押し上げることが出来ずに、
結局後方3番手からの競馬に。腹を括って待機策。
ペースがドスローに落ちてしまったが、あの位置からではもう何も出来ない。
リーチザクラウンを視界に入れながら我慢するのみだったねえ。
外を回る余裕はなく、4角までインを回りながら直線へ。
直線の立ち上がりで直線的に外に持ち出してスパートした。
とても届かない位置関係になっていたんだけども、
追われてからが物凄かったねえ。走るフォームが変わって猛然と伸びた。
あまりにも無理な位置関係で届かなかったが、
めちゃくちゃ走ることが分かった。これは凄い馬だ。

とにかくスタートから3ハロンの動きがあまりにも重かった。
このあたり、1回使って変わってくれるだろう。
G1戦線を狙えそうな馬だね。


7R アドマイヤゴルゴ 1着
やや遅めだが遅れたわけではない。
先行馬ばかりで当然他は速く自然と後方からに。
序盤、少し追っつけ気味に加速をつけようとしていた。
それが良かったか、先団からやや離れた位置のインを手応え良く追走。
先頭は46秒を切るような凄まじいペースで、
ゴルゴの通過が48秒ちょっとくらいだから文句なし。
脚を徹底的に溜めながら、ずっとインを回って直線へ。
コーナーの立ち上がりからほんの僅かの間に、直線的に外へ進出。
オリジナルフェイトが伸びようとしているところのインに突っ込んだ。
最初は進路がなかったが、強引に割り込んで進路を確保。
狭いスペースを突き抜けると後は真一文字の伸び。
前の2頭がハイペースの戦いから抜け出していたが、
ほとんど止まりかけでそこを豪快に突き抜けた。
お見事。強かったし、コーナーリングから進路取りが素晴らしかった。


8R エーシンビーセルズ 10着
がたっとしたスタート。一歩目からバランスを崩した。
立て直していこうとして、またバランスを崩す格好。
後方5番手外目からの競馬になった。
少ししてもまだ落ち着かない。多分外に飛ぼうとしている。
なんとか真っ直ぐ走らせるのが精一杯な感じで怖かったw
それでも600m過ぎてからは走りが戻って良い感じ。
外々を、前にいるスズノハミルトンを追いかけながら進出。
行きっぷりが異様に良くて、4角で全馬を飲み込みそうな気配。
これはやっちまうか?と思わせてくれたんだが、
いざ追い出したら前走と一緒でさっぱり伸びてこなかった。
内からエイシンタイガーに弾かれたところで終了。
ラスト200からは無理せずに慎重に後退した。

いやあ、子供っぽい。これまでと何も変わってないw
ただ、走りっぷりは良いねえ。ダートより良かったんじゃないか。
止まったのは、遊んでいたこともあるし、外々を回ったこともあるし、
もしかしたら距離的な面もあるのかもしれないが、
なんか光るものを感じさせてくれたのは間違いない。
これはどこか短いところで大仕事をしないだろうか。
投資した分だけは盛り上がらせてもらったので満足したw


9R ウォーゲーム 5着
そこそこのスタート。
馬なりで進ませて、後方5番手から。
気分良く入れたので、折り合いはピッタリだった。
先頭のペースが平均程度で、それが縦長になったので後方はスロー。
しかしそれに構わず脚を徹底的に溜め込む作戦を取った。
後ろにタガノエルシコも覚悟を決めたようになっている。
この2頭で最後にぶっ飛んでくるシーンがイメージできたんだが。
平均ペースのままで特にペースが上がらずに3角に入り、
外目をゆっくりと進出開始。手応えは良さそうだ。
勢いをつけながら外目へ持ち出して行ってスムーズにスパート。
前は遠いがウォーゲームなら捕まえれる差だったのだが。
追われて迫力を欠いてしまった。ほとんど伸びなかった。
後ろから来たタガノエルシコにまったくついていくことが出来ずに終了。
ウォーゲームの位置からなら楽々届けたはずなんだがなあ。

うーん、これが休み明けの分なんだろうか。
前で粘った3頭はどうでも良いが、エルシコには完敗だった。


10R ソルジャーズソング 3着
スタートで半馬身程度遅れた。
即座に追っつけまくってなんとか遅れずに済んだ。
気合を入れながらちょうど馬群のど真ん中、8番手の真ん中。
まあまあ、良い所につけたといえるだろう。
スプリントらしい速い流れで馬群がひとかたまり、
上手く捌けるかなと思ったが、真ん中を回って4角の立ち上がりから外へ。
スムーズな動作で大外に持ち出してエンジン全開に持っていけた。
そして追われて鋭く伸びてきたんだが。
内から2頭が鋭く伸びていて、捕まえる脚色まで行かず。

うーん、スタートで少し後手を踏んだ以外は特に何もない。
馬場が少し湿ったことで切れ味を欠いたかもしれない。
本命馬らしいレースは出来たと思う。


11R ダイシンプラン 13着
まずまずのスタート。まあこの馬はこんなものか。
やはりスッと下げて脚を溜め込む作戦。
インを回って行くのかと思ったら、違った。
後方だが、わざと外に出しながら走っている。
前で暴走したノットアローンのように折り合いを欠いていたわけではない。
コメントを聞いてみないと分からないが、
おそらく内の少しだけ湿った馬場が駄目だったんだと思う。
雨が降ったのは本当に痛かった。
ずっと外目を回りながらそれでも手応えは悪くない。
ノットアローンの暴走でペースが速くなっていたこともあり、
前の集団はおそらく止まるだろうと思われる流れ。
2周目2角を回って、少し位置を押し上げて後方5番手に。
そこでスマートギアと並んで少し我慢。
3角から4角にかけて、スマートギアと2頭で外を進出。
2頭とも妙に勢いが良い。まさかと思わせてくれた。

2頭併走状態で直線に突入し、互いに利用しあって伸びたいところ。
しかし残念ながらこちらに余力が残っていなかった。
併せ馬の相手だったスマートギアの豊にとっても残念だっただろうなあ。
晴れていたら、2頭が突き抜けてたかもしれない。
プランにもっとスタミナがあれば、抜けていたかも知れない。
抜けるかもしれないと思えるところまで持ってきてくれたので、
このレースはそれで満足かな。
1周目の動きを見る限り、やはり雨で痛みかけた内を嫌ってたとしか思えず、
(実際、内を突いた馬はほとんどいないし、伸びていない)
この雨を恨むしかないな。
でも力があることははっきり分かったよ。

日曜日の騎乗馬と予想

2008-10-25 19:19:34 | 競馬
3R アキノカウンター ◎
中村師
「追いきりが少なかったのもあるが、1800も少し長かった。
 条件が良くなる今回は期待十分」
前走時、確かに追いきりが少ないという話をされていた。
1度レースを経験して、さらに上昇の追いきりをこなし、
血統的に良いほうに出そうな距離短縮。
人気を背負う馬が先手を奪いそうで、そのすぐ後ろになるだろう。
ずらりと好材料が揃った。順当ならば連は堅そうだ。
北海道で良積を積んできた1番人気のトップゾーンは、
京都に変わって良いほうに出るか悪いほうに出るか、分からない面があるからね。
勝つ確率が五分くらいで、連に絡む確率はこちらのほうが高いだろう。
3番人気であろうオーバルシェープは、初戦のままなら敵ではない。
調教を見る限り、良化幅も小さそうだし、軽視したい。
他はオーバルよりも劣る感じで、問題にしないだろう。

最初から最後まで2頭のマッチレースが濃厚。どちらが勝つかだけ。
カウンターの勝利を祈って、単勝と馬単1点で。
オーバルが吹っ飛ぶのを期待して、
3連単1,2着固定で総流しも買ってみようかな。


4R アリデッド ○
西園師
「坂路で上々の時計が出ているし、気性的にも初戦から動けるタイプ。
 そこそこやれそう」
やはり調教で動いているタフネスデジタルとボニータシチーの印が厚い。
これとアリデッドと、豊だからなのか印が厚めのツルマルハローを入れて、
4頭で売れるような格好になりそうだ。
アリデッドは評価的には4番手という感じ。妙味はある。
ボニータシチーは田中章師が仕上がり途上と泣きを入れてるし、
(キングブレーヴの調教師さん。口とは裏腹に仕上げたりしてそうだがw)
ツルマルハローはどうしても良いように見えない。
最内でスタートも速そうなタフネスデジタルが強敵になりそうだ。

まあ新馬戦なのであまり深く考えても仕方ない。
アリデッドの単と、タフネスとの馬連馬単を抱えて応援したい。


5R ブエナビスタ ◎
松田博師
「強く追った本数は少ないが、動きは素軽いし能力は高そう。
 初戦から期待は大きい」
能力は相当。能力は高そう。追っての反応が良い。
見栄えのする好馬体。先々まで楽しみ。etc・・・
出走11頭のうち、8頭の陣営が強気な一戦。本当に揃った。
その中でさらに突き抜けた動きをしているのが2頭。
ブエナビスタとリーチザクラウンが人気を分け合いそうだ。
血統、厩舎、鞍上的に、人気はこちらがやや上になるか。

このレース、馬券的には気合が入ってて薄そうな馬から入れば良いと思うが、
そういうのを抜きにして、誰が強いのかを楽しみたい一戦だなあ。
血統が裏切ることは日常茶飯事だが、調教が裏切ることは少ない。
弱い馬が速く動くことは不可能なのだから。
おそらく本物と思われる馬たちの戦いを堪能させてもらおう。
単勝は2.5倍くらいだと思うが、気合を込めて買いたいw


7R アドマイヤゴルゴ ▲
橋田師
「現級好走の実績があるように昇級は形だけだし、
 叩いた上積みも十分。今回も楽しみ」
調教の動きはさらに前進。
先生の言われる通りにこのクラスでの連対経験もある。
2走目のポカみたいなものがなければ、好勝負だろう。
前走、初めての京都1400m戦を圧勝したわけだが、
1400mの距離はアンカツが言うように合っていると思うし
それに加えて京都の馬場も合っているんじゃないかな。
過去をよくよく振り返ると、成績にムラはあるが京都では凡走していない。
この馬としては好材料しか見当たらない格好だ。

だが、とにかく純粋に相手関係が手強くなった。
前走連対の3頭は当然現級の上位だし(中でもオリジナルフェイトは最強だろう)
未勝利と500万を連勝して勢いに乗ってきた馬が2頭、
1000万初戦を無難にまとめた、キャリアが浅いシークエスト、
久々のダートになるダイワシークレットも怖い。
そして展開も厳しくなるだろう。逃げ馬が4頭で出走馬のほとんどが先行馬。
最初から激しい争いになって、生き残った馬が勝つサバイバルになりそう。
この戦いをどこまで戦えるか。楽しみが大きいな。
差しに徹するであろうゴルゴに展開は向いてくれそうだ。
相手は難解すぎるので、考えるのは放棄して単複だけ。


8R エーシンビーセルズ ▲
松永昌師
「鞍上の進言もあって芝を試す。
 まだ幼い面は残るが、ぶざまな競馬にはならないはず」
この芝参戦がどう出るか。未知の参戦。
アンカツの感触では、もっと軽いところを走らせたかったんだろう。
今回はテンから速い馬がかなり多いので、
自然と好位に控えるような感じになってくれるだろう。
他馬にもまれて嫌気をさしてやめちゃったら仕方ないが、
楽に抜け出して気を抜いて遊ぶような馬だから、
一気にレースレベルが上がって、良いところが出ないか。
各紙完全に無印な感じで、人気がかなり薄そうなのも良い。
複勝でもでかそう。まず単複を買うが、期待は大きいぞ。

テンから飛ばすのは、前走で2ハロン目を10秒台で動いた馬だろう。
プリティマリ、テイエムプレストンが速そうだ。
ヒットヒットヒット、ラブチャーミー、ヒカルジョディー、
この辺が絡んで超ハイペースが濃厚。この5頭は潰れると考えたい。
その後ろになりそうな馬を買いたいところ。

まず人気のエイシンタイガーはインで詰まらなければ有望。
ただ、展開を予想するとそうなる可能性は十分にあると思う。
差してきそうで調教が良い、カネトシコンジョオ、スズノハミルトンを入れて、
4頭で馬単と3連単BOXを買ってみたい。大波乱を狙っている。


9R ウォーゲーム ◎
松田博師
「ポン使いは利くし、現級勝ちがあり力も上位。
 自分のペースで運べればチャンスは十分」
1番人気だと思ってたら、なんか3番人気らしい。
タガノエルシコはまだ分からんでもないが、
アーネストリーより下らしいが・・・マジかよ。
これはもう単勝しか見えなくなったw

調教の動きがとても良くて休み明けを感じさせない。
準OPに上がったアメジストリングを相手にしないくらいに強い。
前からでも後ろからでも競馬出来る自在タイプで、
基本的には好位から楽に脚を伸ばせるタイプだろう。
アンカツが乗って勝った初芝の500万、
川田が乗って逃げて勝った1000万、ともに桁違いの内容。
欠点としては、激しく折り合いを欠く事がある馬で、
高田が乗ってボロ負けしたレースは、まったく制御できてなかった。
前走で岩田が差し損ねたレースは、折り合わせるので精一杯だった。
とにかく掛かりさえしなければ、このクラスで負ける馬ではない。
この程度の相手に負けるとは思えないのだが。だから人気が信じられない。

ドリームキューブが逃げてマルカハンニバルが2番手。
ロードアルファード、テイエムサッカー、アーネストリーらが好位。
ウォーゲームもこのあたりにつくことになるだろう。
ざっと見て、隊列を揺り動かすような人馬がいるとは思えず、
好位を淡々と進めるんじゃないかと思うし、
もし掛かりそうだったら、スッと出してしまえば折り合いはつく。
まあ、ドリームキューブは基本的に速い逃げを打つ馬なので、
こちらに味方してくれることだろう。
4角5番手外目から、直線ぶっちぎる姿が目に浮かぶ。
俺の中にあるウォーゲームのイメージでは、苦戦することすらない。


10R ソルジャーズソング ◎
寺井助手
「前走は出負け気味で直線だけの競馬。
 距離短縮は歓迎だし、叩いた上積みに期待したい」
怪我で長い休養をした馬なのでまだこのクラスにいるが、
引退させずに我慢したように、相当な素質馬。
休み明けとなった前走、出遅れて直線だけの競馬。
後方集団の中で最も良い脚を繰り出して4着。
叩き2戦目で型通りに良化して、鞍上を厩舎のエースにスイッチ。
あまりにも分かりやすすぎる勝負の形。1番人気だろう。
前走で2着のエイシンパンサーが除外されたことで、
はっきりと抜け出した人気になってしまいそうだ。

前走は遅れたことで後方からになったが、
だいたい先団から中団で競馬を進めてきた馬。
スプリント戦でもそれなりに動いていける。
今回は、短距離の大逃げ馬サウスティーダがいるのでハイペース確実。
スーパーマルトク、マッチメイク、ガブリンあたりも逃げれる先行馬。
正直、この4頭には係わり合いになりたくないところ。
その後ろの中団の前目から真ん中あたりが理想だろうか。
先行争いが激しくなって、ばててくる馬も多いだろうから、
なるべく捌きやすい場所をとって欲しいね。ここは腕の見せ所。

前が詰まることなく直線に入れたら、
終いの脚は一歩も二歩も抜け出していると思われ、あっさりのはずだ。
とにかく鍵は、止まりそうな先団を綺麗に捌けるかどうかだけ。
レースするのが楽なのは外枠だったと思うが、これは仕方ないな。
前残りはまずないだろうと思う。差し馬を相手に選びたい。
人気サイドになってしまうが、ニホンピロリビエラ、ピエナビーナス、
それからユメノオーラの追い込みが気になるところだ。


11R ダイシンプラン ▲
松田博師
「ツメの不安がなくなってようやく本来の走りができるようになった。
 出来も良好だし、今年のメンバーなら期待大」
先生らしいコメントだ。本命馬のような気になってくるw
元々ツメに不安を抱えていたのは間違いなく、
(春先にたびたびそんなコメントが出ていた)
ようは脚元への不安がなくなったわけだから、良くなるわけだ。
新馬戦で絶望的な位置からブラックシェルを差した脅威の末脚は、
春の段階では脚が耐えられなくて出せなかったんだろうな。
もしかしたら、あの脚を引き出せるだけの状態にあるのか。
なんか夢を持たせてくれるね。

アンカツがこの馬に抱いた印象は、意外と長く脚を使う馬。
前走は、新馬戦で見せた極限の瞬発力を、
小出しにしながら長く使ったような感じだ。
馬としては、どちらでも出来るということが分かった。
流れに合わせて、作戦を上手く選んで欲しいところだ。
俺としては追い込みに徹したほうが良いと思ってはいるが、
アンカツがどうやって乗るのか、ただそれを楽しみたい気持ちで一杯。

オウケンブルースリが断然人気になっているが、
そんなに凄い馬だとは思わない。俺が思うに、
「使っていれば抽選組の8頭の中に神戸で3着に来れた馬がいる」
あの3着は、そんな難しいことじゃないように思うんだよね。
スマートギア、ナムラクレセント、アグネススターチ、シゲルフセルト、
プランだけじゃなくて、このあたりでもなんとかなりそうな気がしてならない。
春の実績馬(ってほど大した馬がいないがw)で決まったら、
あまりにもつまらないので、抽選組で攻めてみたい。

G1だしアンカツのプランの単複を基本線とするけど、
抽選馬8頭の馬単BOXを買うつもりでいるw

土曜日の結果

2008-10-25 11:01:57 | 競馬
2R カイシュウボナンザ 2着
普通に出たが、形があまり良くなくて後方に。
無理せずに待機を選択して後方4番手から。
じっくりと脚を溜めて末脚に賭けた。
ペースは平均といったところか、淀みない流れ。
人気のナショナルヒーローが3番手にいたので、マークが集中していた。
後ろのほうで手応え十分に待っていて、4角の行きっぷりも良く、
ここからどうやって持ち出すかというところだったのだが。
おそらくだけど、ナショナルヒーローが抜け出したスペース、
ここを追いかけようとしていたんだと思うが、
ナショナルが包まれて身動きとれず。内のほうがぐちゃぐちゃ。
仕方なく外に持ち出すわけだが、こちらに勢いがあるのに他が遅いおかげで、
やや窮屈な出し方になってしまった。
前が壁になった分、スペースが出来たら弾けたね。
凄い勢いで飛んできたが、わずかにテイエムに逃げられてしまった。
3角辺りから外を狙ってたら、あっさりだったと思われる。残念。

まあ、最後の凄い伸びは前が詰まったおかげではあるのだが、
前走のような競馬よりは、今回の形のほうが断然良さそうだ。
今後の展望的には、結果オーライだった気がする。次で決めるだろう。
調教が不安だったが、走れる状態だったな。
月曜追いで仕上げとか、おそらく例にない仕上げをしてきた陣営は凄い。


3R タニノネグローニ 5着
ゲート入りを嫌がって直立するなど、嫌な予感を漂わせていた。
出ることは出たが、外の馬が少し寄れたのに反応して内に寄れた。
少しバランスを崩して、そのまま後方4番手に待機。
単騎で逃げたドリームリフレクトがかなりスローに落として、
ネグローニの600mは38秒と非常に遅い。
1000mのところで先頭が1分2秒、ネグローニが1分3秒5くらい、
この流れなのに行きっぷりが非常に悪かった。
3角あたりからももう仕掛け気味になっていたが、
前のマルタカアンデスの動きについて行くのがやっとな感じ。
とりあえず4角で5,6番手までは上がってきて、
直線マルタカを相手に追い出しに入ったが、むしろ後れをとる始末。
ラスト200あたりからは無理せずに流して終わった。

なんか最初からおかしかったな。
トモに力がない馬は待機状態からのダッシュがつき難いものだが、
ゲート入り前に立ち上がって嫌がったあたりからして、
競馬に気が向いてなかった感じだ。


7R キングブレーヴ 1着
マイナス16キロ。体に余裕があるというのは大嘘の好仕上げw
好スタート。気合を入れて前へ。
1角回って楽々と4番手のインについた。勝負が終わったw
トップオブハワイキとティンバールーカンがある程度ペースをあげるのを、
4番手から急がずにじっと待機。少しづつ位置を下げる感じで脚を溜めた。
3角過ぎたところで、外からリアルヴィクトリーのマクリが入って、
これで3番手外目の4枠の2頭がついて行けずに沈み、
間髪いれずにそこを突いて、4角の立ち上がりでリアルの外へ。
リアルの進出に乗って外から堂々と直線を向くと、
追われてあっという間に抜けて、そのままぶっちぎった。
力が違ったわけだが、レース内容も完璧すぎた。
1000万でも上位なのは間違いない。この競馬なら次も圧勝まである。


8R サイキックダイブ 3着
まずまずのスタートからスムーズに前へ。
やはり出て行く馬は多く、逃げ集団の後ろの7番手あたりに待機。
前走と全く同じような位置で進めた。
位置は前走と同じだったが、今日は行きっぷりが非常に鈍い。
前走ではほぼ馬なりで4コーナーを上がってきたのだが、
今日は追っつけ通しでなんとか押し上げてくる程度。
本当ならコーナーの立ち上がりで大外に出たかったんだと思うが、
併走していたライジングバイオに対して明らかに勢いが劣り、
被せられるように前に出られて、立て直して外に出ることに。
その間に大外を突き抜けたスリーアリストにはとても歯が立つものではなく、
先に行かれたライジングバイオにもとても届かない。
ラスト200mのところでは5着が一杯かというような態勢だったが、
最後に地力を発揮して詰め寄って3着に食い込んだ。
最後はやや不自然な走り。ちょっとどこか痛めてるかもしれないので心配。


9R ミダースタッチ 1着
上々のスタート。気合を入れて前へ。
内の様子を窺いながら、行けるなら行こうという構えだったが、
内の各馬がかなり速く、流れを察してだろう、スッと6番手まで引いた。
これは最高の判断。非常に速く的確なジャッジだった。
こういう状況判断をさせたら本当に素晴らしい。
アンカツの判断は正しく、ルールプロスパーは46秒を切るペース。
タマモナイスプレイが結局3番手になるくらいだから、速かった。
そのタマモを標的にして、3角過ぎからゆっくりとスパート。
最初は待ったが、やや早めに進出を始めた。
タマモが4角回って堂々と先頭に立ったのを指標にスパート。
追い出して少しヨレ気味だったが、タマモの横にならびかけてからは真一文字。
豪快に捕まえきって、さらに後ろから飛んできたゴッドスマイルユーを封じた。

お見事。このようにマイルなら何だって出来る。
この馬がまだ出世していないのは距離が原因とはっきりしただろう。


10R キングアーサー 1着
好スタート。
ある程度出していくかと思ったら、馬なりのままで自然と待機した。
後方4番手のインからの競馬に。思い切ったなあ。
勝つには何かしなければいけないとは思ったけど、待機を選択とはね。
予想と微妙に順番が違ったが、早々に隊列が決まっておそらくスロー。
しかし道中はジーっとインで待機。微動だにしない。
3角を過ぎて外がガチャガチャしだしても、まだ動かない。
少しだけ外に持ち出す準備をしながら、直線まで我慢。
アンカツの庭である京都の外回り。必ず前が開くことが分かっている。

じっと待って直線に入ってからパットと視界が開けると、
手応え十分で追い出して、凄い加速を始めた。
やや内にもたれ気味でそれを矯正しながらの追い込み。
2つの作業を同時にしながら、一気に全馬を飲み込んで行った。
こうやって勝つとはね。見事すぎた。参った。


11R ダイワエンパイア 2着
まあまあのスタート。
急かさずに、ゆっくりと前に出て行った。
外のワキノカイザーがやたらと速くて前に出られたが、
静かに交わして4番手に浮上、タイセイアトムの後ろに待機。
サチノスイーティーがぶっ飛ばして、まず予想通りの展開。
4角、タイセイアトムの進出にあわせて、ゆっくりと進出。
しかし逃げるサチノの脚色が全く衰えない。
むしろ引き離し気味で、タイセイアトムが止まってしまう誤算。
タイセイをパスしてサチノに猛然と襲い掛かったが、
エンパイアを標的に後ろで待っていたカルナバリートの勢いが凄い。
明らかに脚色が違って、あっという間に並ばれて出られた。
ぶっちぎられる勢いだったのを、必死に抵抗しまくったが、
差し返し気味にハナ差に持ち込むのが精一杯だった。

まずタイセイアトムが止まったのは大誤算だったな。
こちらがタイセイアトムに対してやろうとしていたことを、
後ろにいたカルナバリートにやられてしまった。
競走馬はあの形になると伸びが違うからね。
タイセイを追わずにもうワンテンポ待ってても勝ってたと思う。
何か、いろんなことがちょうど負けるタイミングになってしまった感じ。
やるべきことはやったし強かったのはこちらだが、またも惜敗してしまった。
早く賞金を加算させてあげたい馬だが、なんとも残念だった。

土曜日の騎乗馬と予想

2008-10-24 23:02:26 | 競馬
2R カイシュウボナンザ ○
領家師
「追い不足の初戦が見せ場十分の3着。
 使った上積みは大きいし、今度は期待できる」
先週までの動きは本当に素晴らしい。
ナショナルヒーローという強敵がいるが、
こちらが本命でも良いと思えるくらいに。
何で水曜か木曜に追いきりをしてないかねえ・・・。
たとえ遅くてもちゃんと時計を出していれば、競馬ブックはそれを記載する。
つまり、時計にならないような調教しかしていないということだ。
昨年の6月、ヘイアンルモンドという馬が本調教無しで出てきて、
圧倒的人気を背負いながら、微塵も勝負にならずに負けたことがある。
レース予想や回顧で、そりゃそうだろと突っ込んだのを思い出す。
ジャパンカップに来た外国馬なんかが、よく本追いきりをせずに挑むが、
そういう馬は過去にほとんど勝負になっていない。
水曜と木曜の本調教ってのは意味なくやっているものではないので、
これがないのは躊躇なくマイナスと判断して良い。

初戦の内容と、先週までの動きに敬意を表して、対抗としておきたい。
繰り返すが、20日までは本当に良いんだよなあ。
これをどうにかしてプラスに見ようとするなら、
月曜追いをしたコスモバルクみたいに考えてしまえば良いのかねえ。
この馬は、中央馬とはあまりに立場と状況が違うんだけどさ。
勝ったら凄いなと思いつつ、単勝と馬連を少し買ってのんびり見たい。
順当ならば、ナショナルヒーローがすんなりだろう。


3R タニノネグローニ ◎
松田国師
「まだトモの甘さはあるけど、今週の追いきりは良い動きだった。
 初戦の内容からも楽しみ」
週始めの情報では、馬体が大きくなって良くなったという話だったが、
この松国さんのコメントからして、まだまだという感じだ。
まあ、前走程度で十分に勝てるだろうけども。
この中間は坂路が非常に重かったために苦労していたが、
手を抜かれることなく調教を積んできた事は身になっているはず。
アンカツが乗った最終追いきりは上々だ。
阪神から京都に変わることも大きなプラスになるだろう。
良い内容で勝って、先々の計画が立つようにしたいレース。

外からトーコータカシ、ドリームリフレクトが出て行くだろうから、
その後ろについて、初戦と同じように上手に進めたい。
緩い流れからの瞬発力勝負になりそう。
ネグローニ→ドリームリフレクト→マルタカアンデス
単勝の1.5倍程度を抑えにして、3連単1点で行きたい。


7R キングブレーヴ ◎
田中章師
「帰厩して日が浅く、まだ体に余裕がある。
 ただ、実績的には上位だし、地力に期待だね」
ダートで37秒を切るような脚をコンスタントに使える馬。
当然ながら500万でどうこうというレベルではない。
まだ体に余裕があるということだが、調教の動きに不満はない。
基本、最初に自分自身で窮地を作って、それを挽回する競馬をする馬。
すんなりと中団にいれたら、1000万ですらあっさりの馬なんだが。

今回、メンバーは弱い上に先行馬もほとんどいない。
トップオブハワイキが逃げるとして、それを追う馬が非常に少ない。
対抗格の差し馬マルカマックスですら先行できそう。
終いの脚は断然なので、他馬を捌けるなら後ろでなんら問題ないんだが、
これだけ弱い馬がうじゃうじゃと後ろにいるとなると、
不確定要素が多すぎて面倒なことになるかもしれない。
スタートに全神経を集中して、なんとか中団を奪って欲しいが。
こればっかりは祈るしかないな。
まあ、好位は欲しいがいつも通りに遅れても本命なのに変わりはない。
早めのスパートからひと飲みにしてくれるだろう。
相手には好位に取り付けるんじゃないかと思う馬を。
マルカマックス、ハリーダンカン、レーザーウイングの3頭へ。


8R サイキックダイブ ◎
佐藤助手
「前走は相手が悪かったね。
 見た目に疲れはないし、持ち時計だけ走れば勝ち負けだろう」
レースレベルは先週から格段に落ちる。
今回も自分の走りをするだけだ。
逃げ馬がいないが、先行馬が多いので自在脚質が役に立ちそうだ。
イイデソユーズ、タイキドゥカティ、パナマックス、ウルドサリエ、
このあたりがハナを取りに動くだろう。
1400mらしくそこそこ速い流れになりそうだ。
まあ、前走と同じような感じになるだろうから、
特に戸惑うこともなく、好位から中団って事になるだろうね。
実績面でも時計面でも脚質の安定感でも、
このメンバーならば全ての面で一歩抜け出していると思われ、
びっくりするような激走をする馬にぶつからなければ勝てるだろう。

先行争いが意外と激しくなりそうな予感がする。
サイキックから好位組へ流したい。
スリーアリスト、エイシンキャップ、チュウワキングあたりかな。


9R ミダースタッチ ◎
松田国師
「前走はうまくゲートを出てくれたし、前々で流れに乗れた。
 今回もあの競馬ができれば」
3走前にはスピリタスを豪快に差しきったことがあり、
1800mくらいならば溜めれば切れを見せてくれる。
それより長くなると、話にならない止まり方をするが。
これまでは別に前で流れに乗れないわけじゃなくて、
(デビュー当時はやっていたが、情けない負け方をしていた)
各騎手がスタートと距離を考えて、あえて差していただけだと思う。
余力を考えないで良い距離になれば、前走くらいは簡単だろう。

今回もマイル戦。出たなりに動けば良い。
たまに遅れるが、普通に出たら普通に前に行く脚はある。
ルールプロスパーが逃げてタマモナイスプレイが2番手だろう。
ヤマニンプレアデス、シャイニーボーイあたりも前へ。
この4頭で流れが緩むとは考えにくいので、
この後ろ、5番手が絶好位となりそうだな。
常時メンバー中最速の脚を繰り出す脚力があるので、それも生かしたい。
良い感じに飛ばしてくれそうな目標を前に置いて、
追走に脚を使いすぎずに末脚を残しておければ、
タマモナイスプレイを豪快に差しきるシーンがありそうだ。

レースレベルはかなり低く、
タマモとシャイニーボーイとの三つ巴だと思う。
まずは単勝で勝利を祈り、3頭の3連複を抑えとして、
3連単でミダース→タマモ→シャイニーを1点買いしたい。


10R キングアーサー ◎
津曲助手
「最後までやめずに走り、負けはしたが収穫のある競馬だった。
 ブリンカーを外して臨む」
中団からの差しでスタイルが固定している馬だが、
どうも走るのをやめるような傾向があるようで、
前走は最後まで上位2頭に食らいついた。
前走でブリンカーをつけたようで、その効果がそれなりにあったように思うが、
それを今回は外すということ。意図は不明。
5歳馬だが、まだいろいろとテスト中ということなんだろう。
無しでも結果は出しているから、特に問題はないだろうし。

確実に脚を使うが、スパッと切れることはない。
ただ好走させるならば、出たなりに普通に走らせれば良いだけだが、
これを勝たせようと思うと、一ひねりが必要になるか。
今回はメンバー的に、少し出して行ったほうが面白いと思うがどうか。
逃げ先行馬がいなさすぎて、逆に変なペースになるかもしれんが、
とりあえずアラタマサモンズがはっきりと先手を主張すれば、
それにあわせてハリーアップとキングスエンブレムが番手について、
すんなりとスローペースに落ち着くだろう。
この後ろあたりの位置がベストポジションじゃないかと思われる。
瞬発力勝負になって勝ちを逃してきているので、
キングスの進出に乗って叩き合いをしぶとく制して欲しい。

もちろん期待は単勝だが、妙味といえばあまりないだろう。
キングスエンブレムとアラタマサモンズとハリーアップと、
前にいそうな4頭での決着を期待してBOX買いとしたい。


11R ダイワエンパイア ◎
松山師
「除外の影響もなく至って順調に調整できている。
 輸送も心配ないし、再度好勝負だろう」
また外枠だ。外枠づいてるなあw
アドマイヤタイトル、ビービーガルダン、アドマイヤモナーク、
オディール、この馬、ユビキタス、そして日曜のダイシンプランと、
最近のメインレースはひたすらに7、8枠が当たっている。
条件によって、良い事悪い事があるわけなんだけども、
この京都1200mのダートについて言えば、
「どこでも同じ」と言ってしまって良い。
全ての枠について、ほとんど差がない。わずかに外が良いくらい。

基本的にテンから速い馬だし、二の脚も速い。
まずサチノスイーティーが飛び出して、タイセイアトムが追う。
内を見ながら、その後ろに取り付けば良いだろう。
標的はそのままこの2頭。
サチノがどんなペースで行くかは分からないが、
とにかくついて行って、最後にちょこっと差すだけ。
サチノよりはタイセイのほうが強いだろうし、
直線でしっかり抜けるはずなので、これを標的にスパート。
叩きあいに持ち込んで制して欲しいところだ。

この形で波乱があるとは思えない。
3連単でエンパイア→タイセイから総流しをしてみたい。

今週の騎乗馬

2008-10-23 23:07:14 | 競馬
スカーレットの1週前追いきり。
坂路で52秒をマークし、いよいよといったところ。
帰厩して2ヶ月、アンカツが乗り始めて6週間。
本当にジックリと仕上げてきて、故障明けをまったく感じさせない。
今年は秋天と有馬で2戦ということなので、
しょっぱなから出来る限り全開でウオッカを撃破して欲しい。

ビービーガルダンはスワンSを回避して京阪杯へ直行に。
必勝を期すならその方が良いだろうね。楽しみだ。

11月8日に京都の1800mの新馬戦で、
バラ一族のローズリパブリックに乗る、という情報が流れた。
流れたのだが、この日は東京で武蔵野S。
アンカツがユビキタスに乗ることを、3日前に競馬ブックが報じている。
九分九厘、競馬ブック(ユビキタス)のほうが正しいだろう。
ちょっと前にも、東京のいちょうSでブレイクランアウトに乗るという話が。
その2日前に競馬ブックでは、京都でダイワエンパイアに乗ると報じられていた。

こういうのは多分、
調教師が「アンカツに依頼する(した)」という話を聞いて、
じゃあ騎乗は決定だろうと早とちりしているのだろう。
「依頼された側が受けたのかどうかを確認しないまま」に。
アンカツや豊なんかは、いろんなところから依頼を受けてるんだから、
しっかりと確認をしてから発表をして欲しいものだ。

アドマイヤコブラは次走はもちの木賞ということだ。
京都のダート1800m、昨年レインボーペガサスが圧勝したレース。
そう進むなら、そのまま川崎の2歳優駿の可能性が高いかな。
勝つのはまあ、あっさりだと思うけど、
とりあえず、追って寄れないように。




土曜 京都
2R 2歳未勝利 芝1400m カイシュウボナンザ
領家厩舎、ホワイトマズル産駒の2歳牡馬。
初戦は逃げて3着。フラフラして逃げた利点を何も生かせず、
とにかく子供っぽいレースだった。
しかし1度使ってピリッとしてきたようで、
栗東に帰ってからの調教の動きが抜群に良いので、
今日の最終追いきりを楽しみにしていたんだが、
なんか時計を出していない。やってるとしてもキャンター程度。
出てきた以上は走れないことはないと思うが、万全は望みにくい。
これでは、ナショナルヒーローにはかなわんかな。


3R 2歳未勝利 芝2000m タニノネグローニ
松田国厩舎、タニノギムレット産駒の2歳牡馬。
初戦は上がりが33秒の前半になる極限の戦いに巻き込まれ、
まだ体が出来ていなかった分、急速なギアチェンジに対応できず。
それでも楽に3着に入れたならば十分だった
前走の4,5着馬は2戦目に勝ち上がっている。
7着馬もすぐに2,3着と来ている。
秋の阪神開幕の1800m戦らしく、ハイレベルだったと見て間違いない。
ここはドリームリフレクト、マルタカアンデスが相手になりそうだが、
こちらの断然人気だろうし、人気通りに問題なく勝てると思う。


7R 3歳500万 ダート1800m キングブレーヴ
田中章厩舎、キングヘイロー産駒の4歳牡馬。
荒川厩舎からの転厩初戦となる。
今後は田中章厩舎の中核となって行かなければならない。
追い込み一手ながら1000万条件で3連続複勝圏に食い込んだ馬。
500万ではまったく力が違うはずだが、
とにかく致命的にスタートが下手で、さらに二の脚が遅く、
常に、このロスをどこまで取り返せるのか、という競馬になっている。
今日はアンカツが騎乗して上々の動き。厩舎の期待の現われだろう。
なんとかして中団後ろ目くらいにつけれたら、あっさりか。
差してくるのは確実だが、最初の好位置取りが最難関だろうな。


8R 3歳以上500万 ダート1400m サイキックダイブ
荒川厩舎、コマンダーインチーフ産駒の4歳牡馬。
先週、力上位のメイショウボンハオに食い下がって2着。
またも2着を積み重ねたが、これまでより内容は良かった。
現級で今年10戦して2着5回を誇る馬であり、
当然ながら別に急がなくてもいつでも勝負になる馬なのだが、
ここで連闘を仕掛けてきた。これで今年11戦目。実にタフ。
上記の通り、ここで連闘する意味は特になく、
ようするに、ついに本気で勝ちにきたのだと思われる。
相手はパナマックス、スリーアリストくらいで前走よりかなり楽。
あっさりと勝利を収めたいところだ。


9R 三年坂特別 芝1600m ミダースタッチ
松田国厩舎、シーキングザゴールド産駒の3歳牡馬。
幾度か長い距離にチャレンジしたが、まったく勝負にならず。
毎日杯で池添が実に上手く溜めて追い込んで3着になったのがいけなかったw
スタミナは明らかに不足していて(それはデビュー2戦目で分かった)
長い距離では後方で徹底的に溜め込んで戦うしかなかった。
初めてのマイル戦となった前走で、楽に先行してきっちり3着。
驚くことは何もなく、これくらい走れて当然の馬である。
マイルなら自分から出て行っても問題なし。
マイルどころか1200mでも良いんじゃないかと思われる。
とりあえずここも好勝負は確実。2番人気となるだろう。
人気のタマモナイスプレイを倒すだけ。


10R 古都S 芝2200m キングアーサー
藤沢和厩舎、サンデーサイレンス産駒の5歳牡馬。
フサイチジャンクのおかげでハンデが抑えられた感じがする。感謝。
ここは、かつて夢を見た馬の集まりというか何というかw
ニュービギニング、フサイチジャンク、アインラクス、
エイシンニーザン、キングスエンブレムなどなど、
人気背負ってお疲れ様な馬が集まっているように思う。
こちらは、天下の藤沢厩舎所属なのに妙に地味な人気のキングアーサー。
手堅く実績を積んでいて、このメンバーなら他の誰よりも信頼できるだろう。
今回はアンカツになってさすがに人気してしまうと思うが、
軸として信用して良いんじゃないかな。もちろん頭を期待。


11R 室町S ダート1200m ダイワエンパイア
松山厩舎、フォレストチャンプ産駒の4歳牡馬。
前走で快進撃は止まったが、ここから再スタート。
前走で止められた相手が、次走でやはり強かったことも分かったし、
むしろ意を強くしての再出発って所だろう。ここを仕留めて、
まずは中央重賞への確実な出走の為に必要な賞金を手に入れたい。
といっても、十分な重賞実績のあるタイセイアトムがいるので、
そんなたやすく勝てるとは思っていないけど。
(人気はこちらが被り気味だと思うが、そんな差があるはずはない)
前走に続いて、力試しにもってこいの相手ではある。
同じく実績馬のサチノスイーティーを泳がせて、
最後は好位から2頭の叩き合いになると思っている。





日曜 京都
3R 2歳未勝利 芝1600m アキノカウンター
中村厩舎、グランデラ産駒の2歳牡馬。
中村先生からは、血統的に距離が長かったかなあとのコメント。
俺もデビュー戦のときに書いたんだけど、
グランデラの子供が新馬の芝1800m以上で勝ったことはない。
初めての存在になって欲しかったが、惜しかったな。
父の産駒の傾向としては、短縮は大幅なプラスとなる。
この馬個体としては、どちらでも良い気がするけど。
ここは前走が良いトップゾーンが1番人気だと思う。
これと初戦で人気を裏切ったオーバルシェープ、そしてカウンター。
3頭が人気を分け合うような形になるだろう。
トップを行かせて突きながら行ければ、良いレースになりそうだ。


4R 2歳新馬(牝) ダート1400m アリデッド
西園厩舎、ダンスインザダーク産駒の2歳牝馬。
今日は坂路でアンカツが騎乗しての追いきり。
52.1-38.3-25.4-12.9をマーク。
日曜5Rに出走する同厩のエーシンビートロンと併せて、
よく食い下がって今週の2歳でトップ5の時計を計時した。
やはり脚力があることが分かった。
牝馬限定らしいというか、それほど凄い調教の馬はいない。
ヴンダーゾンネ、ボニータシチーあたりが敵になりそう。
人気サイドになりそうだが、頑張って欲しい。


5R 2歳新馬 芝1800m ブエナビスタ
松田博厩舎、スペシャルウィーク産駒の2歳牝馬。
期待していた今日の追いきり、素晴らしかったね。
これは期待をはるかに超えていそうな気配だ。
DWで菊花賞へ挑むダイシンプランとの併せ馬。
1秒5先行してプランが来るのを待つ稽古をしたが、
86.4-68.9-53.4-38.5-11.6を馬なりでマーク。
いやいや、これは驚いたね。2歳馬の域を大幅に超えている。
松博厩舎は、8F以上の長めから時計を出していることを考えると、
DWでラスト3ハロンの38秒5とラスト11秒6は古馬OP級。
菊花賞出走馬の時計です、といっても誰も疑わないだけの時計、
それが馬なりなんだからたまらないな。
リーチザクラウンの坂路の時計も古馬OP級なわけだが、
こちらのほうが上であると、期待を込めて言っておこう。
他にも4Rの欄で触れたエーシンビートロン(坂路で51秒9)や、
友道厩舎が期待を寄せているらしいアンライバルド、
DWの動きがとても良いアルティマタレントなど。
血統という眉唾ものではなく、調教の動きで新馬必勝級の馬が揃った。
今から、今年一番の新馬戦であると断定しておこう。


7R 3歳以上1000万 ダート1400m アドマイヤゴルゴ
橋田厩舎、ファスリエフ産駒の4歳牡馬。
休み明け、初めての1400mとなった前走を圧勝。
昇級戦になるが、1000万でも連対経験はあるわけだし、
いきなりから好勝負と行って欲しいところ。
まだ「未知の存在」ということも出来るわけで、
このクラスでも圧倒するかもしれないしね。楽しみ。

まあ、今回は相手がめちゃくちゃ揃っている感はある。
圧倒的人気には応えないが、それでもオリジナルフェイトは強いし、
ペプチドアトム、シークエスト、ブライトロジックなどなど、
現級の最上位を形成する馬が集まっているだけに、
胸を借りる感じで戦って欲しい。


8R かえで賞 芝1400m エーシンビーセルズ
松永昌厩舎、サクラバクシンオー産駒の2歳牡馬。
エイシンタイガーが断然ムードの一戦。
だが、そんな凄い走りをしている馬じゃない。
新潟2歳Sで「4着までしか差せなかった」馬であり、
500万条件ならもちろん上位だけど、
今後のG1戦線でどうこうなる馬とは思えない。
ならば勝機も十分にあるだろう。
メンバーを見ると、そこそこ強いのはこの馬だけという感じ。
メンバーには恵まれている。

まあこちらは、初芝がどうか、真面目に走れるかどうかという、
どちらかというと能力以前の問題を抱えているわけだけどもw
あっさりと勝ってしまうか、惨敗するかして欲しいところ。
半端に3着とかになると、なんとなく先が見えてしまう。


9R 北野特別 芝2000m ウォーゲーム
松田博厩舎、ウォーエンブレム産駒の4歳牡馬。
ずっとダートを使っていた馬だが、
芝を使ったら凄まじく強かった。
正直、条件戦でどうこうなる馬とは思えなかった。
1000万に昇級後、3戦目に圧勝したが、
勝って同条件の前走をトップハンデとはいえ落とした。
あの時は、1000万で負けるような馬には見えなかったがなあ。
実績通りに現級最強を争う馬ではあるが、どうもムラがある感じ。
ここは休み明けになるが、好調教を連発して仕上がり良好。
相手を見ると、タガノエルシコ、ロードアルファード、
マルカハンニバル、テンシノゴールド、テイエムアンコールなど、
そこそこのメンバーが揃ったので、人気は割れてくれるだろう。
ここは圧勝で抜けて欲しい。


10R 桂川S 芝1200m ソルジャーズソング
鮫島厩舎、サンデーサイレンス産駒の6歳牡馬。
復帰戦で手探りだったと思われる前走を好走。
アンカツにスイッチして勝利を狙う。
今日は坂路でアンカツが騎乗して52秒7と上々の動き。
先行しても追い込んでもそれなりに勝負になる馬だが、
1200mだと自然と差しに賭ける形か。
出遅れなければ中団あたりになるだろう。
ここは準OPのスプリント戦にしては妙に手薄な構成で、
手強いのはピエナビーナスとニホンピロリビエラくらいだろうか。
3番人気内になることは間違いない。
もしかしたら1番人気まで押し上げられるかもしれないが、
順当ならその人気通りに好勝負になるはずだ。


11R 菊花賞 芝3000m ダイシンプラン
松田博厩舎、タイキシャトル産駒の3歳牡馬。

アンカツ手記・木曜日---------------------------------------

今年の菊花賞でコンビを組む松田博厩舎のダイシンプランは、
1000万下の特別戦を勝ち上がったばかりの条件馬です。
きさらぎ賞、弥生賞を経験していますが、
クラシックに出走していないため実績はありません。
もし実績上位の面々が軒並み出走してくれば、
キャリア不足を突かれた恐れがあります。
今年の顔ぶれを見ると、皐月賞馬もダービー馬も不在で、
他にも何頭か活躍馬が見えません。
はっきり言って実力差のない拮抗したメンバーになりました。

混戦模様になったことで、
ダイシンプランにも活躍のチャンスが巡ってきたと思っています。
父が最強マイラーとして君臨したタイキシャトル。
血統的には確かに3000mを乗り切れるかの不安はあります。

ただ、乗ってみると短距離馬という気がしません。
前走のレースぶりも、良い脚を長く使っており、
持久力に確かな手応えを感じました。
それだけではありません。
体ががっちりとしており、力強い乗り味。
しかも掛かるようなところがなく、折り合い面に問題がありません。
さらに魅力的なのがストライドです。
全身を無駄なく使う豪快なフォームで駆け、完歩が凄く大きい。
脚質面と走法的には、むしろ距離が延びるほどに力を発揮するのでは、
とさえ感じています。

ただ、中1週のローテーションというのは、やや微妙。
この点に関しては、経験豊富な厩舎スタッフを信頼してお任せしています。
ずっと稽古をつけている藤原助手から、
「疲れた様子はなくカイバをもりもり」と報告を受けました。

後はレース当日に激しく入れ込んだりせず、平常心で挑めるかどうか。
もうひとつ、フットワークからは道悪よりもパンパン馬場が理想。
善戦できると信じています。
追いきりは23日。
週末の空模様の安定を願いつつ、G1手記・菊花賞編を終えます。

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不安に挙げたことが3点。
タイキシャトル産駒であることと、中1週ということ、
そして雨が降ったらまずいということ。

この内、中1週についてはまったく問題がなさそうだ。
DWコースでブエナビスタを先に行かせて、
非常に長いところをやりながら、ラスト3ハロンを鋭くまとめた。
中1週でこれだけやれれば文句なしだろう。
調教後の馬体重がプラス4キロということなので、
マイナス2キロか4キロくらいでの出走となりそうだ。
内面ばかりは分からないが、出来ることは完璧にやれた感じ。

天気については・・・多分晴れると思われる。
とりあえず今は考えても仕方ない。

血統については、これはもうどうしようもないこと。
タイキシャトル産駒で母父がデヒア。
そうなんだから仕方ないw
こういう血統だから、かなり控えめにしようとしていると思うが、
その辺を取り除いたら内容が一変。物凄い自信満々の手記になる。


スプリンターズS、秋華賞共に、手記でかなり自信を見せていたと思うんだが、
スプリンターズSはプラス方面での自信、
秋華賞はマイナス方面での自信だったとは思う。
というのは、スプリンターズSの週はガルダンの長所を並べまくって、
しかし強敵が揃うので楽にはいかないだろうけど頑張る、というもの。
秋華賞の週は、有力馬と実績差は出来たが、実情はどの馬とも差がなく、
人気を落としたオディールでもやれるはず、というものだった。

今回はスプリンターズSのガルダンの説明に近いのが分かる。
プランの良いところを次から次へと挙げている感じ。
スプリンターズSの木曜日の手記の中で、
「こう書くと良いことばかり。
 有力馬の一角を占めているような気持ちになってきますが」
というようなことを書いているが、
今回の手記も、距離についてを除くとそんな感じだw
アンカツ的にえらい自信を持っていそうな感じがする。
一番近い存在の井上さんが本命にしているのもなんとなく分かる。


3000mが致命傷になる可能性が高いのは常識的にそうだが、
結果負けたならば、あっさりと納得の出来るところであり、
ようするに今回はなんともお気楽な一戦である。
とりあえずそこについては忘れて期待してみたい。
「それが一番大事なところだろう」という突っ込みは無しの方向でw


枠は17番。また外かよw
まあ今回はどうでも良いわw