三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月13日 工場機械争奪戦

2017-07-13 | メンテナンスお気楽日記
あるワインダー巻きの外注工場が、廃業?しました。
早々に親方企業から、他の委託工場の紹介と機械移設の問い合わせ連絡が入った。

でも、正直本当に委託工場なんて、紹介できる現状ではありません。現在、稼働してる工場も
おばちゃん一人で手いっぱいの状態です。機械を増やしたり、人を頼む様な状況ではない。

なにより、おばちゃん自身も、いつ辞めてもおかしくないないのも現状です。
と言って、若手?が外注賃だけで生活できる状況でもなく、おいおい企業パートを選んでしまう。


対応策としての「企業内設備」も当然の流れとも言えるが、すべての企業が対応できる訳でもない。
大半の工場は、自社設備でいっぱいいっぱい。それに、人員もギリギリのところが多い。

「掛け持ち作業」といっても、外注工場が昼夜を問わずやっていた仕事を、片手間?に行えるハズもない。
機械があっても工場(設置場所)がない、工場があっても女工さんがいないのが、現状です。

企業にとっては一番の問題は、その設備がなければ、製品が作れない、納品出来ないとでもある。
「今さら」と言っても遅いが、後継者に魅力なない仕事にしてしまった責任は大きい。


ところが、その外注設備も問題です。外注工場の場合は「貸し出し設備」ではなく「自家設備」が多い。
辞めるとなると、外注さんから「売れるかな?」の連絡が入ります。少しでも高く処分したいのが本音。

親方は青くなります。新たに設備をしようとすれば、買値は売値の倍と考えてよい。チャンスは売値。
何としても、機械を押さえたいが、場所がない、人がいない。対応にも、それなりの時間が掛かります。

そんな時に限って?県外からの問い合わせも入ります。自分の本音としても、目の届く処には置きたい。
県外に出てしまえば、一時の利益。メンテナンスならば、たとえVベルト一本でも、なが~いお付き合い。

親方の様子をうかがいながら、県外販売店との板挟み。あせっても、どうにも動けない「もどかしさ」

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