三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 4月29日 また1錘機の整備

2010-04-29 | メンテナンスお気楽日記
仕事では同じメンテが続くことがある。
流行とまではいわないが、繊維の仕込み時季に波があるらしい。

ニッターは夏場仕事、綿は冬。絹撚糸なんぞ糸相場で変わってくる。
景気が悪くなると、とたんにクレーム?返品が多くなる変な流れもある。

昨日、また100V仕様の1錘機が持ち込まれた。

6インチ機を4インチのレース巻きに改造。
ドラム在庫はあったけれど、三筋タイプはベアリング組み込み式で改造が大変。
プーリー・カラーなど削りだし作業から始めなければ・・・

でも、三筋ワインダーなので意地でも仕上げる。

休日返上。レース給糸になぜ1錘機が必要なのか理解できないまま、作業終了。

メンテお気楽日記 4月28日 メンテナンス警報発令

2010-04-28 | メンテナンスお気楽日記
短繊維工場での節取り装置の事故が続きました。

ウースターやセレテックスに限らず、節の見落としと片切れ。
原因はカッター部の糸ほこりとワックスかす。器械は故障していない。

人員縮少で目が届かず、機械まかせの操業。

以前、カバーリング工場で工員を減らしたら、糸ほこりの混入率が増えたと聞いた。
人が機械のまわりを歩くだけで、ほこりの溜まりぐあいが違うらしい。
さかさま給糸の対策をとっても、どこからか大きなほこりが混入してしまう。

ま、カッター部の掃除をすれば直る仕事だが、細かくて時間ばかりかかる。
「この錘は不良品です」と交換部品を買ってもらえば楽なのだが、
そんなわけにもいかず・・・

この不況時、クレームの怖さはみんな知っているはず。より一層の注意を!!!

メンテお気楽日記 4月26日 壊れない機械は,人間をこわす。

2010-04-27 | メンテナンスお気楽日記
10年以上前、RTワインダーの鬼綾防止装置を無接点リレーに組み換えました。

それまではマグネット接点を使用していたので、週に2・3軒の修理依頼がありました。
機械屋が電気を覚えたのも、その仕事があったからと言って過言ではありません。

壊れない機械。そりゃ良く売れた。絹撚糸屋のノイズ対策以外に合繊屋からの騒音対策。
しかし、現在の注文は月1台以下。不況景気だけの原因ではない?。

「ものづくり」の原点は、人間の欲望。
もっと良いものを、もっと便利なものを・・・日本の技術者はガンバった。

でもある日、周りを見渡すと
街の電気屋さんが大型量販店に、街の自動車屋がメーカー販売店に
八百屋から曲がったキュウリが消え、大型スーパーに。商店街の専門店は・・・

こわれない品、完璧の商品、誰でもどこでも売っている商売では
人間どうしが希薄になり、ふれあいのチャンスさえ奪っている。

壊れてこそ機械。まちがってこそ人間。


メンテお気楽日記 4月24日 犬にひかれて・・・

2010-04-25 | メンテナンスお気楽日記
家には13年目の柴犬がいます。

朝の散歩は冬や雨の日は厳しいけれど、春からの散歩は楽しい。
つくしから始まって、からし菜の黄色・浜だいこんの白・紫。土手の色が変わります。

鳥の声もひばり・きじ・かるがも。水辺にはごいさぎ・かわうが遊んで?います。
土手で出会う顔しか知らない人とも、自然とあいさつを交わせます。

街中に入っても、他軒の庭を楽しめます。プランターの花や庭木の開花。
けっこうみんな、自然を楽しんでいるなぁと心も和みます。

こんな楽しみが出来るのは、犬といっしょに歩く時間があるから。
車の生活からはゼッタイ感じることの出来ない風景です。

それにもまして、朝飯が旨いし、ここ何年も病院にも行った事がない。

メンテお暗く日記 4月21日 ついに指摘されてしまった。

2010-04-23 | メンテナンスお気楽日記
              究極の多品種少ロット、手間ばかりかかる1錘型ワインダー
キーを打つ時、OKIRAKUのIを隣のUと間違えたら、「お暗く」になってしまった。

昨日、仲間から「おまえのブログは負け組ブログだ」と言われてしまった。
確かに自分でも気にはしてたが、はっきり指摘されるとちょっと落ち込む。

記事内容の7割が「ぼやき」と「くどき」
これはスゴイ!これはイイ!なんて記事の類はまったく無い。

他人の悪いところや、世の中の矛盾にはすぐ目がいくが、
「ほめる」ことは苦手らしい。もちろん「自慢話」も出来ない。

でも「勝ち組」ってなんだ?お金の心配をしなくてイイ仕事?
ホームページでお客が集まる店?セルシオを乗り回すセレブな奥様?

小市民としては、多少の「ぼやき」を自由に言える「ブログ」が幸せの時間である。