歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

春の旅6.5:シシをぶちこむ

2010年04月20日 | 旅録 -travelogue-
早一ヶ月経とうとしておりますが、

断続的に こつこつ更新中
はるばる・春分の旅シリーズ。



いまや 遠い過去の出来事のような 直島/地中美術館から始まって、

アイラブ湯に入って、しっかり広島で広島風お好み焼きを食べ

カルスト台地をめぐり

エメラルドの泉を見て

洞窟を探検し




、、と。

移動を除くと、実質:わずか2日の
強攻てんこもりツアー。

何をやってもクライマックスだったんですが、


いよいよ、帰り路に就きそうです。









が、

その前にちいさなエピソード。




前回(第6話)、 洞窟の真っ暗闇を探検しまして。


出て来たら、

昼下がりで、まったり。




前回までのお話は、そんな流れでした。
リメンバーして頂けたでしょうか。

で、

そのあとが、



これです。

ここらへんは、第4話の後半にあるとおり。

秋吉台の
カルストの夕暮れと、
夜の“野焼き”を見にいくわけです。


今憶っても、想像を上回る 衝撃的な光景でした。




ですが。

その前後に。

忘れちゃいけない:

「夕飯食べないとね!」
ということで

一旦、宿泊する秋吉台国際芸術村に戻って


(↑秋吉台国際芸術村。磯崎新の設計。)


夜の野焼きを見に行く前に、
夕飯を仕込みました。




イノシシを一頭、やっつけまして。

肉、力づくで割って、引き裂きまして。


鍋にぶちこんで。





とりあえず煮込みました。

にんにくとか、入れて。


この段階では、これを結局 何にするかは、
まだ決めてなかったと思います。





そして

「野焼きショック」。

半分呆然とした 燃え盛る地獄を見た
ハイテンションで

帰って来たら

シシ肉は
あいにく まだ 何ともしようがない状態。

煮込みを続けつつ


ガンガンいもを揚げたり。

なぜか大量にあったニンニクを丸ごと揚げたり。

「バルサミコ発見!」ということで、歓喜のバルサミコサラダを作ったり。

もちろんお酒も傾けたりしつつ。



たぶん、

たしか、

なんやかんや食い散らかしてました。


そのあいだ ずっと煮込まれ続けていたシシ肉は、

たまに 肉を骨から強制的に削ぎ落とされるべく 突ッつき回されたりしつつ。





結局

その夜のうちに食べられる状態を
迎えられぬまま

みんななんとなーく
膨満感を迎えてしまって


宴は おひらきになってしまったのでした。





結局

何を しゃべったりしたんだったか

何を 食い散らかしたんだったか、

すっかり、忘れてしまったんですけれども、

写真も撮ってないし。


、、大体ね。そういうもんですよね。宴、って。




翌朝目撃した 成れの果て。








翌朝、目覚めたら




もう、帰りの日なのです。

ひたすら運転して帰るのみの、日です。


その前に、

私は
森に飛び込むんですけれど。





、、という、次回が
もしかしたら、春の旅シリーズの最終回かな。


もう、
そうこうしているうちに、また新しい旅が始まってしまいそうです。









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