約ひと月ぶりに見てきました。
びっくりしたのはラルフの立ち位置がヒトになってたこと。
言い方に語弊はあるけど
最初見てびっくりした時よりずっといい奴に感じた。
初めて見た時は登場からちょっと怪しい感じで
まあやってること酷いからなあ
疾病とはいえラルフもう半分怪物やん
脳みそぶっ壊れてるって言われてさ
自分のことどこまでわかってるんだろう
ナンシーの前で過去を思い出してのたうち回るところは
ちょっとした鬼退治っぽくて
それこそやりましたねナンシーさんって思ってたのよ。
でも今日見た感じでは
ラルフはちゃんとヒトで
ナンシーと会うシーンは鬼退治どころかヒト同士の対峙だった。
ナンシーの敵討ちやりました感(これわしが思ってただけなんやけど)よりも
言いたい事を伝えた達成感より罪悪感で
結局目を背けて逃げるように去ってった気がした。
罪を抱えて生きなさいのナンシーの言葉は初めて聞いた時より遥かに
わしの中では重かったなあ。
ローナのタコ2人で褒めるとこ好きやったー。
今日は自分の過去と自分のした事が繋がってから
のたうち回ったのが良心の呵責だったって事がきっちりわかったなあ。
アニータは結局のたうち回るラルフを見捨てる事になるけど、
初めて見た時よりは全然優しかったもんね。
ローナが好きって言ってくれたってラルフが嬉しそうだったところ
絶対そんなわけないのに。
そしてナンシーに手紙を書くところ
今日切なくてやりきれなかったわ。
口が滑ったごめんあそばせ、汚い口にはチャックチャック
初めて聞いた時ほんとにわからなかった
折檻の最中の謝罪やったら余計怒られそうな言い草やし
言わされてきたのだとしたら
怖かった事は忘れてるのにこれは覚えてるの？って不思議やったし
でも今日聞いて思ったのは
これ謝罪じゃなくて怒られないようにする自戒やったのかな
そのまま言ったらどんな目にあうかわからないから
おっとダメダメ、そんな事言ったらまた怒られるみたいな❓
ラルフの立ち位置も変わってたけどアニータも随分控えめになってたなあ。
初めて見た時、ほんとに情緒不安定で
デイビットを失くして間もなかったからしょうがないのか？
でも感情の起伏が激しい分やってる事がチグハグに見えて
ほんとに大丈夫か？と思ってたけど
今日見た分には一応研究者の先生ってスタンスが見えてちょっとホッとした。
アニータって友達デイビットの嫁しかいないのかな
自分の罪を打ち明けた方が良いのかナンシーにまで聞いてたけど
他に相談する相手ないのかな。
３人を見ててやっぱりナンシーって強いよね。
ローナを失った事への怒りや怨み、嘆きからは一応解放されてはいるけど
結局どっかラルフの事は赦せないでいるんじゃないかなあ
ラルフを追い込んだ罪は感じてるとしても。
人を赦すってどう言う事なんやろう
普段のほほんと生きてるわしが色んなこと考えたよ。
今日見てほんとに良かったし
ラルフってこう言う奴なんだろうなって言うのがわしなりに繋がってよかった。
でも結局全然正解がわかってないとしたらごめんね。
