読みました

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今月の読書

2013-04-03 16:36:23 | 読書
                      時々

 強風と雨で散歩は中止。恐る恐る掃除機をかけて
見ました ゴミの中では死なない、と言いますが、

何だか気持ちがスッキリしました 今月は
横になる時間が多かったので読書が進みました
 
         「舟を編む」三浦しをん

 玄武書房の辞書編集部に勤める荒木は定年間近。
長年の出版計画「大渡海」の編集を引き継ぐ人材を

探していた。後輩の西岡から営業に目ぼしい人が
いると聞き決めたのが、見た目は冴えない馬締光也。

派遣の佐々木女史、社外から編集に参加する元教授
松本達と揃って「大渡海」の編集に本腰を入れる。

幼くして言葉の面白さを知り、大学でも言語学を
学んだ馬締は、やがて辞書編集部を引っ張っていく。

今は馬締一人になった下宿の大家のおばあさんは
本好きな彼に部屋を占領されながら面倒を見てくれる。

ある月夜、彼は見知らぬ女性に物干し台で出会う。
大家の孫、料亭で修行中の香具矢だった。

言葉という海に漕ぎ出す人たちの辞書=「舟」
それを作り出す人達の人生を賭けた出版の物語。

同時に、まじめのマジメな恋の行方も見逃せない
展開が、読む者たちを言葉の海に放り込む…?!

 ←本の帯→

 辞書の出版は、執念に近い意志と熱意に莫大な
お金、そして途方もない時間がかかるのですね。

地道な作業、内外の困難で暗くなりそうな話に、
馬締の恋話が同時進行で書かれている所も面白い。

共感を得る年齢が幅広く、出版の知識と薀蓄も知る
事が出来、「本屋大賞」受賞も納得の本でした。

             
        



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