じゃがブログ ~さいとう小児科~

じゃが院長のつれづれ日誌をメインに、趣味(合唱・囲碁・絵)や道楽(温泉・ラーメン・酒)にまつわるエッセーを掲載。

「ほたる石」はなぜ光る?

2006年06月08日 | ◎じゃが日誌
ホタルイカがおいしい時期も過ぎ、これからはやっぱりビールに枝豆でしょうか。ホタルといえば、今朝のNHK「おはよう日本」で蛍石の取材がありました。

「蛍石」は、名前のごとく鉱物・・・というか、「石」ですね。しかも、ホタルのように光るから、「蛍石」と名づけられています。珍しい石ということもあり、「宝石」に分類されるようです。

主成分はフッ化カルシウム(CaF2)で、色は無色か、または内部の不純物により黄、緑、青、紫、灰色、褐色などを帯びるのだそうです。石を加熱すると発光しますが、加熱する際は、割れてはじける場合があるので注意が必要とのこと。また、不純物として希土類元素を含むものは紫外線を照射すると蛍光を発することでも知られており、なかには太陽光の紫外線によっても蛍光するものがあるのだそうです。この蛍光する蛍石の産出地・産出量は、イギリス産の一部など限られているそうですから、近くの裏山を探しても見つからないと思います。

・・・ここから連想したのが、「ヒカリゴケ」です。光苔。
昔、どこかで現物を見たような記憶があり、あれこれ思い出してみて辿り着いたのが、浅間山山麓の「鬼押し出し園」。たしか、あそこの散策コースの途中に、岩陰にこのヒカリゴケがあったような気がします。違ったらゴメンナサイ。もしかしたら他の土地だったかも知れませんが、思い出せません。山肌の散策路の途中、としか記憶がありません。

人間は、自然に光るものに興味を示します。不思議さへの畏怖か、はたまた不気味さへの恐怖か。。。前者なら蛍石やヒカリゴケ。いずれも、暗がりの中でほのかに光るところに趣(おもむき)があるわけですが、後者の人魂は見たことがないのでよく分かりません。一度くらいなら怖いもの見たさで体験してみたいけど。(^^;)

新聞などの写真で見て興醒めなのは、夏の風物詩の花火とホタルです。夜空一面に大輪の花を咲かせる花火も、紙上の小さな写真では雰囲気すら味わえません。それに、花火はダイナミック(動きを伴う)ものなので、あるシャッターチャンスだけでは描写しきれませんし、開放時間を長くして撮ったものでは光が重なりすぎてリアル感に欠けます。どこかのホタルの名所で撮ったという写真も、ホタルの残光が毛糸玉のようになっているだけで、実感が湧きません。やはり、実物を見に行かないと本当のところは分からないという点で、花火もホタルも一緒でしょう。

これから季節はいよいよ夏に向かいます。地元三条や、長岡・新潟でも大きな花火大会がありますから、出来るだけたくさん見に行きたいと思っています。こればっかりは、いくつになっても胸が躍ります。

 日中は冷房が欲しくなってきました。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒカリモノ (うーたま)
2006-06-08 14:00:46
先生こんにちは。

幻想的なヒカリモノのお話‥。雷もヒカリモノですよね。

今日も東京はどんよりとしています。

くわばらくわばら‥
#うーたまさん (さいとう小児科)
2006-06-08 14:43:44
ヒカリあれ!というと、サバ・コハダ・イワシ、群れを成して泳ぎ来たる。。。



新潟の今日は汗ばむ陽気です。

県花チューリップも色鮮やかに咲き誇っています。

これから梅雨入りまでの期間、当地は一年で一番気持ち良い季節です。



一度新潟にもお出でになってみてください。(^o^)
Unknown (イヤーん)
2019-08-08 13:44:04
蛍石が光るために必要なことがよくわかりました.

ありがと。
Unknown (イヤーん)
2019-08-08 13:44:41
蛍石が光るために必要なことがよくわかりました.

ありがと。

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