菜園す の亭主

<明日の菜園を科学する・・・菜園す>約300坪の菜園、主に深谷ねぎを栽培、その他雑多な話題。

妻沼の聖天様

2008-09-12 23:13:19 | 菜園す&つぶやき
上杉顕彰会の妻沼史跡めぐり(聖天堂)に参加しました。

聖天堂(国指定文化財)の沿革
通称、妻沼の聖天様(しょうぜんさま)は歓喜院聖天山といい、埼玉の小日光(初めて聞いたがパンフレットに書いてある)といわれ、左甚五郎の作と伝えられている彫刻もあります。
治承3年(1179)に斎藤別当実盛が、彼の守り本尊である大聖歓喜天を祀った聖天宮にはじまると伝えられます。現在の聖天堂は寛文10年(1670)妻沼の大火のため焼失後、享保5年(1720)妻沼の大工、林兵庫政清が再建を志し、当時の住職と広く喜捨を募り享保20年(1725)着手、途中中断もあり安永8年(1779)完成しました。

建立から約250年経過し、彩色が剥げ落ちるなど各部痛んでおり、平成15年から15億円を投じ、創建当初の姿に戻すべく屋根の葺き替え、彫刻の彩色など修復作業中です。完成は当初より2年遅れ、平成23年予定。(修理が終了すれば小日光になるかもしれません、期待してます。)

今回改修工事中ですが、聖天院様のはからいにより、部分完成見学会が行われた。
工事中のため説明員、見学者全員ヘルメット姿の見学会となった。



修復済みの屋根下の龍。龍は魔除けの意味と雨と水を呼ぶことから、火災除けの意味があります。二段目の黒い龍は水を吐いております。3段目は象。


奥殿南面、唐破風下の羽目板彫刻。
「三聖吸酸の図」(さんせいきゅうさんのず)という画題。瓶(かめ)を中心に孔子、釈迦、老子の三聖人が立っております。瓶には酢が入っていて、酢を指につけてなめ「すっぱい」と目をしかめている様子を描いたもの。宗教は異なっても酢が「すっぱい」という真理は一つ、という、儒教、仏教、道教の三教一致を風刺した画題。なお、この画題は、吉祥寺の彫刻にもあります。
奥殿の3面は「司馬温公瓶割りの図」など、すべて瓶の画題、瓶には水が入っているので、火災を封じこめる意味での彫刻。


奥殿、ご本尊(大聖歓喜天)が祀られている部屋の格天井。画題は目出度い字を記した画のほか、北斗七星など。梁の上に左右、白く画かれているのは二股大根、二股大根は、聖天様のシンボル。
この部屋は、修復せずこのまま保存するそうです。通常一般人は入る事も見る事もできない。


貴惣門(国指定文化財)
聖天様、第一の門として嘉永4年(1841)建立、雄大な8脚門で二重屋根構造とし三つの破風を重ねた全国でも類例の少ない特殊な形式。彫刻は上州、石原常八の優れた作品。

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2 コメント

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妻沼聖天様 (oohay7901)
2008-09-27 09:03:36
妻沼聖天様つながりで伺いました。
私も参詣してまいりました。
彼岸花が咲いていました。
聖天稲荷 いつも空振りしていましたがこの日は買えました。
美味しかったですよ。
今日 アップしてみました。
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Unknown (Unknown)
2008-10-03 00:24:33
好日の日々様
コメントありがとうございます。
ブログ初心者なもので、気づくのが遅くなりまして、また、知らない方からのコメントは初めてなもので「見てくれんだー」と、うれしくなってます。
好日の日々様の写真、素晴らしいですね、
投票は、ただクリックすればよいのですか。
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