磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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タイ叢書 文学編 生みすてられた子供たち

2009年01月24日 | TOP【もくじ】
『タイ叢書 文学編11 生みすてられた子供たち 上巻』
   シーファ(作)/野中耕一(訳)/井村文化事業社1981年

『タイ叢書 文学編12 生みすてられた子供たち 下巻』
   シーファ(作)/野中耕一(訳)/井村文化事業社1981年

姉は白い顔、姉は黒い顔……。下「」引用。

「酷なのは、ダムの姉のドゥアン(月の意)を、とても綺麗、肌がバラの花びらのようにうっすらと桃色を帯びた白さだと誉めることであった。ドゥアンの金髪は柔らかく、顔は香港製の西洋人形のようで鼻も高く、ダムのように平べったく広がってはいなかった。
 ダムはドゥアンが羨ましくてならなかった。どうして、ドゥアン姉さんのように色白で美しくないのかなあー、本当の姉妹なのに……。
 ダムは古い腰掛けを取ってきて鏡の下に置いた。その上によじ登って首を伸ばし、ちらと見ると、黒い顔が鏡の向こうに浮かぶ。-略-」

というのは、父親が異なるからだという……。

どうも、オバマ政権が生まれ、世の中がかわってくれることを、ボクは願う……。

人々の心にある、この暗闇を取り除いてもらいたと思う……。

もちろん、日本人にもあり、そのような暗闇をもっているのに、もっていないふりをしている知識人などは信用できるものではない。

また、政治家でも同様だ。

このような、暗闇を心に持つということが、差別につながる根源である……。

この暗闇の中にすむ怪物、それが差別主義ではないだろうか?

就任式のオバマ夫妻は、とても輝かしく、歴代のアメリカ大統領でもすばらしいものだった……。

ただ、戦争で亡くなった人たちは、単なるヒーローではなく、戦争の被害者であることも忘れてほしくないものである……。

政治さえよれば……。

彼らは死ぬことはなかった……。

--「戦争は究極の差別」
差別することに理由はいらない。
二分法に酔いしれれば、同国人でも殺戮しあう……。

日本人も日本人自身を愛せるようにならないといけないだろうと思う……。

その時には、マルコムXの言葉は有用かもしれない……。下「」引用。

「マルコムのり最も重要なメッセージは、黒人であるままを愛そう、黒人の文化を愛そう、ということであった。マルコムが力説したのは、黒人であること自体を愛することが、白人支配の社会の中での抵抗活動である、ということであった。アメリカ合衆国に入植させられた黒人の精神に深くしみ込んでいる、内面化した人種についての自己嫌悪を前面に押し出すことで、マルコムは、黒人が自らの心の内の自治の火を灯すことができるのは、精神的に生まれ変わり、変化した黒人になることによってである、ということを教えたのである。-略-」『私たちぬきで私たちのことは何も決めるな』より

タイの文学……。

■ジェロ アメリカ人演歌シンガー 海雪 JERO♪ 「Umiyuki」■





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