磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊金曜日 2011-10-21

2011年12月10日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2011-10-21』
   平井康嗣・編/金曜日2011年

特集名 やっぱり放射能と食



「被曝線量と死因に因果関係はない? 作業員「死因」公表拒む東電」 下「」引用。

「一○月一一日に行われた「政府・東京電力統合対策室の共同会見」で筆者は、一○月六日に死亡した三人目の作業員について東京電力原子力立地本部長代理・松本純一氏に問いただした。
--なぜ東京電力は即日、「被曝と死亡との因果関係はない。加重労働にもあたらない」と発表できたのかも?
東電 作業の実態と被曝線量の結果から見て、今回の作業との因果関係はないだろうと判断した。
--この作業院に司法解剖もしくは行政解剖等は行われたのか?
東電 私どもは発注者だが雇用関係は直接ないので承知していない。
--亡くなった作業員の死因は?
東電 個人のプライバシーの問題がるあので公表は差し控える。
 わずか半年の間に危険な作業所内で三人もの死者が出ているにもかかわらず、東電側はかたくなに三人目の死因の公表を拒み続けた。-略-
 本来であれば解剖を行ない、医学的な各種検査を経た上で死因が判断されるべきもの。東電の対応は、諸外国の死因究明制度に比して徹底あり得ないことである。
 内閣府大臣政務官の園田康博氏に、こうした東電の対応を国としてどう評価するのかと問うたところ「対応については、東京電力さんの方にお任せしています」という、耳を疑うような答えが返ってきた。驚いた筆者は、思わずこう切り返した。
「そのような政府の考え方は大問題。たとえば時津風部屋で力士が亡くなったが、その死因をすべて親方に任せますと言っているのと同じことではないのか?」
 二日後の会見では、この作業員に対し「死亡診断書」が発行されていたことが、東電側の回答によって明らかになった。が、死亡診断書は異状死届を警察が受理していない場合に発行されるものであり、この事実からすると、検視も司法解剖も行われていないことになる。-略-」

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「放射能と食」 下「」引用。

「原発事故から半年、食品と放射能汚染はさらに深刻になり、私たちの選択もますますシビアになっている。私たちが今、健康を守るためにできることは何なのか、考えてみた。」

小出裕章。下「」引用。

「東電がやるべきことは食べものの汚染の全体像を明らかにすることだ
 放射能によってどけだけの食べものがどれくらい汚染されているのか。それを調べて明らかにするのは東京電力の責任だという小出先生は言う。」

犯罪者に犯行を調べさせるのか? 調査は警察など行政では? 公害犯罪なのだから、逮捕者を出すのが当然では? 賠償のことも考えれば当然犯罪者に調べさせるべきではないのでは? 費用は罰金ということで東電でいいでしようが……。
--でも、「原子力ムラ」に調べさせても同じでしようね……。

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「食べもの&食べ方に気をつけ 子どもをしからない。免疫力を上げることが重要です」黒部信一。下「」引用。

「チェルノブイリ、そして福島の子どもたちの健康相談を続ける小児科医の黒部先生。その経験から、子どもを守る具体的な方法をアドバイスしてくれた。-略-」

・被曝量を減らせばリスクも減らせる
・がん以外にも健康への影響が
・いろいろなものを食べてリスク分散

「毒物はぬかにたまる 玄米よりも白米が安心です」佐藤洋一郎。下「」引用。

「当然のことながら、お米を汚染されている。どんなことに気をつければいいのか、「コシヒカリ博士」の佐藤先生に聞いた。-略-」

「ひと目でわかる! 食品の出荷停止リスト&各種基準値データ」
--国もこんなふうにわかりやすく伝えてほしいものだ。健康や生命に関わることなんだから……。

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「名古屋でも急増する震災婚 その意外な理由」

「震災離婚 原発が引き裂いた男女の絆」 下「」引用。

「見えない放射能の脅威は夫と妻の関係にも亀裂をもたらした。政府への怒り、夫婦の苦悩と葛藤、そして将来への不安……。福島県から避難することを選んだ六人が、赤裸々に語った。」

「監視を怠れば、また水俣の二の舞に 要注意!東電の原発事故賠償問題 現状と解説」おしどりマコ。下「」引用。

「福島第一原発であれほどの大事故を起こしながら、東京電力は誠意を持って賠償に臨む姿勢を見せていない。このままだと過去の公害病のように、ろくな賠償もないまま無用に時間が長引きかねない。-略-」

「因果関係が証明できないと……」下「」引用。

「数カ月前から私が薄々感じていたこと、それは「今、もの凄い規模の公害、薬害みたいなものが進行していて、『ただちに健康に影響はない』とか言っちゃって、数十年後に影響が出たら、水俣病のように『やっぱりゴメン』とかしょぼくれ謝って、ほんどと泣き寝入りさせるつもりなんでしょ」ということです。
 一方、飯舘村の若者たちは、とても謙虚。「飯舘は放射線で汚染されて全村避難しているけれど、地震や津波で被害を受けた方々のことを思うと、大声で賠償を請求したりしたくない。家や家族を失くした方々が多いのに、僕たちは家も家族もある。放射線汚染は目に見えないから、あまり実感がわかないんだ」と語ります。
 そんな彼らが賠償のために動いているのは、「無知な大人によって被害に巻き込まれた、子どもたちのため」。子どもたちに万一、健康被害が出てしまったときのために、今、僕たちが道筋をつけておかなけば、という理由です。「将来、放射線による健康被害者がたくさん出ても、因果関係が証明できないからと何の補償もしてもらえないような事態だけは避けたい」というのが、彼らと私たちの最低限の望みなのです。」

病気になったら、どんなことになるか? 知っておられるんでしようか? お金で健康は買えませんよ。一般に言われていることですが、放射能性癌は一般の癌よりも苦痛がひどいという。

「子どもの命と健康を守る!郡山集会」 下「」引用。

「-略-同裁判(*「ふくしま集団疎開裁判」)弁護団の柳原敏夫弁護士によると、郡山市中心部の放射能土壌汚染は深刻であり、裁判を起こした児童・生徒の通う7校のうち6校はチェルノブイリ事故による住民避難基準に照らすと「移住義務地域」「移住権利地域」に該当するという。このため裁判では年間1ミリシーベルト以下の安全な環境で教育を受けさせるよう求めている。柳原弁護士は「審理は異例の延長となっている。子どもたちに健康被害が発生してからでは遅い」と危機感を持って訴えた。-略-」

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「石橋論文」を否定した【御用学者】小佐古敏荘、班目。 下「」引用。

班目「「石橋氏は東海地震については著名の方のようであるが、原子力学会、特に原子力工学の分野では、聞いたことがない人である」と軽視」
小佐古「「国内の原子力発電所は、防護対策(格納容器など)がなされているので、チェルノブイリ原子力発電所の事故のような多量な放射能の外部放出は全く起こり得ない」と強調した。おまけに「石橋論文は、書いてあることが相当本質をつくるものであれば関連学会で取り上げられるはずだが、保健物理学会、放射線影響学会、原子力学会で取り上げられたことはない」
「論文掲載にあたって学者は、専門的でない項目には慎重になるのが普通である。石橋論文は、明らかに自らの専門外の事項についても論拠なく言及している」とまで“言及”した。」

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