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【隠れた名作】アカデミー賞受賞 聖処女

2007年02月19日 | 読書日記など
アカデミー賞受賞

聖処女


永井隆博士がこの映画をみて感動されたそうです。

『ルルドの奇跡』いうのを聞かれたことがあると思います。

その映画といっていいと思います。

『ファチマの奇跡』の映画ととちがって、実に地味な作品でした。

結局、作者は何をいいたかったのだろう。

悩む作品でもありました。


どうも、カトリックの方で信仰心があると思う方は一人だけ……。

聖職者という俗物が、とんでもないと思いました。


でも、永井博士はこのような鑑賞をされていないと思います。

俗物の磯野鱧男と、永井博士との違いと思います。

永井博士は、この聖女にこそ、こんな奇跡はおきても不思議はないだろう。

神の摂理をみられたことなんでしょう……。

それにしても、聖職者という俗物が、純粋な子供にいじわるをしていました。

こんな素晴らしい人にそれもカトリックの聖職者が……。

バチあたるとは思わへんのかなあ?

ああ、そうか、神道とはちがいましたね……。(-_-;)

京都の庶民の信仰とは違いますね……。

あの名画「カサブランカ」と43年のアカデミー賞で賞争いを演じたそうです。

あのイングリット・バーグマンを退け主演女優賞受賞。

その他、四部門を受賞。隠れた名作だそうです。

それにしても、156分とは長いですけど、あきずにみれました。


疑っていた人たちが、商売に利用するのにはあきれました……。(-_-;)


こういう記事を書かれている方もいます。

ルルドの泉

信心のない人はこういうものでしょうね……。

大槻教授はどうなのでしょうか?

カルトなどのいんちき科学はあばかれていますね……。

このようなことを信じて、カルトにひっかからないようにと思います。

この物語りで、信心があったのは、ただ一人、ベルナデットだけです。

それなら、御利益など求められるはずがないことも、理解できると思います。

信心とはそのようなものかもしれません……。


日本でも、ルルドの奇跡と同じ成分の水などといって販売されてもいます。

どうも、ボクにはわからないことばかりです……。(-_-;)

気をつけられた方がよいかと思います。


コルベ神父などは、この後に歴史上で登場しますね。

この聖女のことを、コルベ神父も知っておられました……。



ルルドの群集








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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ルルド・・・祈りの場 (くらら)
2008-01-19 20:11:59
 世界中から、ありとあらゆる人種が集まる場所。
宗教の壁を越えていると思います。そう、「溺れる者、藁をも掴む」です。病気を治してほしくて、集まってきます。そして、病気のない人も、巡礼地としてやってきます。ここへ訪れて、結局病気が治らなくても、笑顔になって帰っていけるような、そんな素晴らしいところでした。病人の顔が、みんな明るい。「ルルドへ来る事が出来た」と言うだけで、みんな満足そうでした。夜のローソク行列は、それはそれは感動的で、人種・文明の壁を越えて、皆が一つになって祈る、その素晴らしさ。また行きたいと思うところです。

 このビデオを持っています。たいがい、こういう「神秘家」と呼ばれる人たちは、教会側から疎まれます。そして、厳しい追求を受けます。まぁ、ご利益宗教に走らないようにと、ストップをかける意味では良い事だとは思いますが、ちょっときついですね。
 「ベルナデッタ」に御出現があったのは、明らかに神のご意思を感じます。病気のため、あまり勉強も出来なかった少女に御出現があり、4年前にローマカトリックが「聖母は無原罪の状態で生まれた」と宣言したばかりで、この少女が知るはずもないことを、「あなたはどなたですか?」と聞いた時、聖母は「私は、無原罪の宿りです」と答えられました。ここで、神父様は少女が見ているのが、「聖母である」と悟ります。これが、神学に詳しい学者だったら、こうはいかないのです。
 ベルナデッタは、死後土葬にされましたが、今では、ヌベールの修道院で、ガラスの棺に入り、眠っているかのように美しい姿で横たわっています。
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途中で送信してしまいました (くらら)
2008-01-19 20:25:15
「ルルドの泉」というサイト、いってみました。
ちょっと、間違った事を書かれているようですが、だいたいそんな感じですね。
 「精巧なマスクが被せられている」これは、「損傷を防ぐため、ロウを被せてある」です。
 最大の間違いは「聖人になるための条件で、遺体が腐敗しない」とありますが、そんな条件はありません。遺体が腐敗して跡形もない聖人は沢山います。
 よく知りもしないで、批判するのもどうかと思いますね。
 ちなみに、ベルナデッタは、聖母の姿をはっきり見ています。聖母像を作るのに、何回も「こんなではなかった」と作り直させています。
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腐敗しないも……。 (磯野鱧男)
2008-01-20 10:31:53
これも科学でできるものですね。エジプトのミーラーのテクニックは有名ですね。それでは、奇跡とはいわないと思います。

奇跡とは、やはり、キリスト教では「よき福音の心」があるかないかじゃないでしょうか?

神の御心もないものが、どうして奇跡なのでしょうか?

この映画では、「よき福音の心」も感じることはできますが、やはり十字架をしょって大変な目に、あわれている人が写し鏡になってくださいましたね。

そして、聖女が、みせかけの奇跡を拒否するところが、実に意味深いと思いました。

遠藤周作が、移植手術までして長生きしていいのだろうかということを書かれていました。もちろん、小さな子どもたちは移植して生きていて欲しいとボクは思いますが、高齢に近くなったボクはいずれ人間は死ぬのに、オカネがあれば何でもできるというのはやはり間違いではないか? と思います。

アフリカのNGOと名乗り、孤児を救うといいながら、臓器を販売するために、子どもたちを誘拐している人たちもいるそうです……。

話はずれましたが、その人間の欲望と聖女との大きな格差には驚きましたね。

奇跡よりも、彼女に驚きました。それとも、彼女自身が奇跡かもと今書いていて思いました。





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