磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波ブックレットNO.23 いま、水俣病は?

2006年11月24日 | 読書日記など
『岩波ブックレットNO.23 いま、水俣病は?』
    原田正純・宮本憲一(著)/岩波書店1983年

きちんと働いておられた学者もおられたようです。
こんな学者が増えないと、ますます大変なことになるような気がします。

表紙のこの手はもしかしたら……。



この当時から、『いま、なぜ、水俣病問題か』ということが書かれてあります。
すぐれた内外の研究はあっても、患者たちは救われていなかったという……。

1975年以降、チッソは経営悪化により、補償金支払困難。
1978年6月、政府は「水俣病対策について」という閣議了解事項を発表。
名目は患者救済だったというが……。

アスベストのことを関係者は知っておられたようです。下「」引用。

「 アメリカでは、一九八二年に、アスベスト(石綿)
の労働・環境災害の賠償問題で、三〇億ドル以上という史上最大の賠償におそれをなしたマンヴィル社が、これをまぬがれるために偽装倒産といわれる破産をした。今、チッソは事実上、公共機関の管理会社になっているが、マンヴィル社と同じように公害倒産するという疑いを患者はもっている。」

研究者の責任ということを書かれています。

ノーベル賞をとるより、一人の患者の命を助けることの方が大切と思う学者が増えていただきたいものです。

現実は御用学者が、隠蔽あるいはごまかしていたと思います。

この人たちは裁かれてもいません……。この次もしても罪とならないと思われているのでしようか?……。


チッソを殺人罪で訴えようされたそうですが、時効という。

申請手続きなど、いろいろ認定されないようなシステムを行政はつくったようです。

患者いじめの行政ですね。


ヘドロ処理についても書かれてありました。御用学者はヘドロ処理しなくても問題なしとしていたという。

他にも公害のところに水俣病の本やテレビ番組をアップしております。



>表紙のこの手はもしかしたら……。

裏表紙の女の子の手かもしれない。
















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