磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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【Democracy Now! JAPAN】戦争と女性 アフガニスタン

2011年02月16日 | 読書日記など
Democracy Now! JAPAN】2010年1月18日

戦争と女性 アフガニスタン
アン・ジョーンズが語る新著
『終結しても終わらない戦争』


アフガニスタンのカルザイ大統領は、70人の和平評議会のメンバーを発表。
そこには、軍閥や麻薬密売人タリバンまで含まれていると、人権団体が批判。
ヒューマン・ライツ・ウォッチのレイチェル・リードは「戦争犯罪や汚職にまみれ ふさわしくない人が多過ぎる」と。
新聞報道によれば、何千もの一般市民殺害に関与したアブドゥル・サイヤフ、女子高閉鎖など女性迫害を指揮したという。
タリバンの元副大臣カラムディンも……。女性は70人中わずかに6人でこれも問題視されているという。

ゲストのアン・ジョンズは9年前からアフガニスタンで活動。2006年に『カブールの冬』を執筆。
新著は『戦争は終わらない : 紛争の見えない影響と女性』。



女性の締め出しは変わらないという。

カルザイは約束はしたが、実行せず。

カルザイの問題点は、汚職より原理主義者であること。

何千もが家を追われ国内難民に。

--指揮官は米国が主張するように反乱軍と戦っているのではなく、通常の戦争をしているという。





それに戦争は男のものです。男は互いに戦った後、交渉を行ない権力を分割する。
この権力関係で優位に立とうと政治闘争を続けます。
その間に彼らは女や子供をレイプし殺害し追放します。

男たちが戦争は終わった。平和が来たと言っても、女たちには戦争は終わっていません。

--世界中で6千万人の女性が戦争の犠牲になっているという。

コンゴでは集団レイプが戦争の手段となって10年以上も続いているという。
家族や村を崩壊させ住民全体を追放するために……。





目次

--タイムズの顔をきられた写真についての批判。

アフガニスタンの光と影



この記事が心配なのは個人的な家庭の不幸を利用して、米軍の駐留継続を正当化し、アフガニスタンの人々を苦しめる戦争を継続しようとするからです。ビビ・アイシャの事件は特別ではありません。2010年は同じような事件が4件報告されているという。米国が9年も駐留しアフガン女性を守っているのにです。米軍がいるからといってこれを変えることはできません。

--メディアは事実をゆがめた。
タイム誌はこれを誇張し、タリバンの指示だったと伝えたという。本人から聞いた話とは違うという。タイム誌の記事がでる前だったという。他のジャーナリストも彼女を取材し報道したが、タリバンが指示したという話はないという。

彼女の心の傷は深く、記憶の一部が欠けてもおかしくないという……。
でも、恐ろしいのは個人の悲劇を世論操作に使う報道姿勢……。

--タイム誌の同号では……。
タリバンとの交渉で、女性の権利が売り渡されたと警告しているという。
それこそ切実な問題なのですが、完全に無視されたという。

【女性にカメラを渡すプロジェクト】
国際救援委員会と連携して女性にデジカメを渡し、撮らせたという。
村の中で声をあげるようにはげますプロジェクトだという。
すばらしい反応があった。
女性たちの話題は安全な水や畑に行く安全な道……。
女性の参加なくして民主主義はない。

【ブッシュとオバマのちがい……】
今のほうが深入りしているという。



民間人の苦難はブッシュ時代よりも大きくなっている……。







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