『水木しげる 人生をいじくり回してはいけない 人生のエッセイ』
水木しげる・著/日本図書センター2010年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「あわてずに ゆっくりやれ
ゲゲゲの水木サンが見た
この世の天国と地獄とは!?
水木しげるが、その半生を
ユーモアたっぷり綴った
エッセイの数々。」
山下清と同じ年にの生まれたという。
卒業したのは小学校だけで、あとは全部、中途退学。
「バナナパトロール」果物屋で安いバナナの盛のいいものを見つける。
「人間が妖怪をいじめている」
自殺……。下「」引用。
「あの、自殺する人はねえ、小学校のころかなりいてね。二日に一回とか。その死ぬのが多いのは、水木サンのところは港町だったから、女郎屋が二○軒ぐらいあって、だいた死ぬのが女郎なんです。ふつうのは人は死なない。
波止場があってね。学校終わったらすぐ、そこへ行くと、死体ってのがあって、同僚が五、六人来て、泣いているわけですよ。
で、死体を見ると、やっぱり衝撃があるわけですよ。死体の状況だとか。やっぱり苦しいから自殺するわけで。苦しいわけだよね。いろんな意味でね。そういう雰囲気から、死んだ人の気の毒な心の状況がわかるっていうかね。その衝撃が伝わってくるわけだからね。
だからかわいそうだとな。ときには毎日のようにあるんだもの。女郎というのはきつい商売だったんだな。あのなりで幸せとはとても思えないような人びとでしたね。」
index
底本のリストがあげられていた。下「」引用。
「本書は、水木しげるのエッセイ・インタビューのうち、おもに人生をテーマにしたものを集め、一巻にまとめたものである。」
もくじ
もくじ
水木しげる・著/日本図書センター2010年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「あわてずに ゆっくりやれ
ゲゲゲの水木サンが見た
この世の天国と地獄とは!?
水木しげるが、その半生を
ユーモアたっぷり綴った
エッセイの数々。」
山下清と同じ年にの生まれたという。
卒業したのは小学校だけで、あとは全部、中途退学。
「バナナパトロール」果物屋で安いバナナの盛のいいものを見つける。
「人間が妖怪をいじめている」
自殺……。下「」引用。
「あの、自殺する人はねえ、小学校のころかなりいてね。二日に一回とか。その死ぬのが多いのは、水木サンのところは港町だったから、女郎屋が二○軒ぐらいあって、だいた死ぬのが女郎なんです。ふつうのは人は死なない。
波止場があってね。学校終わったらすぐ、そこへ行くと、死体ってのがあって、同僚が五、六人来て、泣いているわけですよ。
で、死体を見ると、やっぱり衝撃があるわけですよ。死体の状況だとか。やっぱり苦しいから自殺するわけで。苦しいわけだよね。いろんな意味でね。そういう雰囲気から、死んだ人の気の毒な心の状況がわかるっていうかね。その衝撃が伝わってくるわけだからね。
だからかわいそうだとな。ときには毎日のようにあるんだもの。女郎というのはきつい商売だったんだな。あのなりで幸せとはとても思えないような人びとでしたね。」
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底本のリストがあげられていた。下「」引用。
「本書は、水木しげるのエッセイ・インタビューのうち、おもに人生をテーマにしたものを集め、一巻にまとめたものである。」
もくじ
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