磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

AERA ’12.3.26

2012年05月27日 | 読書日記など
『AERA ’12.3.26』
    一色清・編/朝日新聞出版2012年

特集名 「日本女子」なぜ強い



「双葉郡出身監督による双葉郡の人々のための映画 地元で何が起きたのか」 下「」引用。

「ドキュメンタリー映画「立入禁止区域・双葉~されど我が故郷~」は、検問突破で始まる。
 東日本大震災から1カ月が過ぎた2011年4月16日。福島第一原発から30キロ地点の検問所に現れた1台の車に、警察官が駆け寄る。カメラを抱えた佐藤武光監督(63)がまくし立てた。
「目的? 取材だ。取材! 自己責任で入るんだよ」
 この段階では、災害対策基本法による立ち入り制限は行われておらず、検問こそあったが、30キロ圏内はもちろん20キロ圏内にも、誰でも入ることができた。映画は、大部分をこの圏内にのみ込まれた「3・11後の双葉郡」を描く。
 双葉郡は、浪江町、双葉町、大熊町、葛尾(かつらお)村、富岡町、楢葉町、広野町、川内村の8町村からなる。佐藤監督は浪江町で生まれ、甲子園に3度出場した福島県立双葉高校のOB。「地元の人間が、地元で何が起きているかを知らない」ことに対する驚きが彼を突き動かし、無人と化した20キロ圏内で3日間、カメラを回した。」

東電と地元。下「」引用。

「監督は話す。
「東電に怒りをぶつける人は少ない。東電関連の仕事をしていた人が多いから。親に近い存在なんだ」
 一方で、こうも言う。
「今後、彼らがどんな行動に出てもおかしくない。当然だよ。農業や漁業の従事者はもちろん、家を建てたと思ったら立ち入り禁止。補償金を1千万円積まれたって納得できる話じゃない」
 映画終盤で監督は、地が東電の下請け会社で働いていて自由に圏内に出入りできるという男性の車に同乗し、再び双葉郡に入る。津波に流された家の跡地で、男性は自作の歌を歌った。
 夢であればいいなと
 毎日目を閉じるよ(中略)
 ため息しか出ないけれど
 夢中になって歩いてる」




index









index

INDEX

INDEX



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。