磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊朝日 2011-4-8

2011年08月07日 | 読書日記など
『週刊朝日 2011-4-8』
   山口一臣・編/朝日新聞社2011年

特集名 全国2128校の実力



「食物連鎖で濃縮放射能の危険な罠」広瀬隆。

「移住も考えて西へ逃げるとき」

「佐藤栄佐久 前福島県知事が告発 「国民を欺いた国の責任をただせ」」 下「」引用。

「福島第一原子力発電所の事故は周辺の土壌や海水からも大量の放射能が検出され、世界を震撼させる事態となっている。原発の安全性に疑問を持ち、一時は東京電力の原子炉17基をすべて運転停止に追い込んだこともある佐藤栄佐久・前福島県知事(71)はこう憤る。「諸悪の根源」は経済産業省であり国だ--」

日本の原子力政策。下「」引用。

「日本の原子力政策は、大多数の国会議員には触れることのできない内閣の専権事項となっています。担当大臣ですら実質的には役所にコントロールされている。つまり、経産省や内閣府の原子力委員会など“原子力村の人々”が政策の方向性を事実上すべて決め、政治家だけでなく原発を抱える地方自治体には何の権限も与えられていないのです。」

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「8・29」事件。下「」引用。

「国や電力会社は原発に関して、地元自治体を「蚊帳の外」にしただけではないという。佐藤氏が「8・29」と呼ぶ事件がある。2002年8月29日、原子力安全・保安院から福島県庁に「福島第一原発と第二原発で、原子炉の故障やひび割れを隠すため、東電が点検記録を長年にわたってごまかしていた」という恐るべき内容が書かれた内部告発のファクスが届いたのだ。
 私はすぐに、部下に調査を命じました。だが、後になって、保安院がこの告発を2年も前に受けていながら何の調査もしなかったうえに、告発の内容も当事者である東電に横流ししていたことがわかったのです。-略-
 この事件で、東電は当時の社長以下、幹部5人が責任をとって辞任し、03年4月には、東電が持つすべての原子炉(福島県内10基、新潟県内7基)で運転の停止を余儀なくされました。
 しかし、保安院、経産省ともに何の処分も受けず、責任をとることもありませんでした。」

特捜部と原子力村……。下「」引用。

「-略-現在も免罪を訴えて闘っている最中です。その経験から言うと、特捜部と原子力村の人々は非常に似ています。特捜部は、自らのつくった事件の構図をメディアにリークすることで、私が犯罪者でありるという印象を世の中に与え続けました。
 今回の事故も重要な情報を隠蔽、管理することで国民を欺いてきたと言えるでしょう。今こそ国の責任をただすべきときです。」

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「見捨てられる街!? 南相馬市民はいま…」 下「」引用。

「地震、津波の被災後も「原発苦」に悩まされる福島県の被災者たち。誰も信じて、どこで暮らせずいいのか。悲痛な叫びを充満している。早く不安を取り除かなくてはならないのだが……。」

「郡山 避難所暮らしの作業員に原発へ「召集」の過酷」 下「」引用。

「福島第一原発での復旧作業を手伝うよう、会社に呼ばれたのだという。一家4人、ろくな着替えも持たずにマイカーで原発から30キロ圏外へ出てきた。-略-
 とはいえ、東電によって家を追われ、満足な食事も睡眠も取れず、風呂にも入れない暮らしを強いられている作業員が、いままた避難所から過酷な職場に駆り出されるとは……。しかもこの日、第一原発3号機のタービン建屋地下の水たまりで3人の作業員が被曝したニュースが伝わっていた。-略-「東電社員の値は少なくて、下請けから孫請けにいくに従って高くなっていく。東電社員は放射線が危険だとわかっている。だから自分たちはなるだけ近づかずに、下に押し付けるんです」」

「菅首相も東電社長も“引きこもり”姿見せぬリーダーに募る不安」

「新グループ分けでも解消しない?「計画停電」の不公平とヘンな噂」
--元菅直人総理の秘書。武蔵野市の市議・松本清治のビラ「自分が東電に要請して、一部地域の計画停電が除外された」という趣旨のビラを配ったという……。









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