『週刊朝日 2012-5-18』
河畠大四・編/朝日新聞出版2012年
特集名 小沢一郎 総理への賭け
「【吉永小百合】「俳優」「映画」そして「原発」のこと」 下「」引用。
「「貧乏ならよく知っている。小学校のとき給食費が払えないで、学校から催促されるたびに、『忘れてきました』と繰り返しました。米びつに一粒のお米もないこともたびたびでした」
と、心の中で叫んでいた。-略-あれだけひどい原爆だったのだから、原子力の平和利用したらどれだけ素晴らしいか、そんな提言に惑わされてはならない、という。
現在は、津波や原発事故の被災者のために、Tシャツを作り、その売り上げを寄付するなど地道な支援を続けている。-略-
「私ひとりの力なんて、本当に微々たるもの。せめて持続させていきたいと思っています。一時の支援で終わらせないように、と。本当の痛みがわかっていない私にできることは、朗読会を通して“忘れない”“支援を続けていこうよ”と訴えることですから」
一方で、吉永さんは「みんなで一つにならなければ」という風潮にはどこかしら違和感を持つ、ともいう。「絆」はなくてはならないものだが、耳に響きのいい掛け声だけで、本当の意味がわかっているのだろうか、言葉が独り歩きしているのでは、と危惧する。
「それぞれが自分のできることをやって、協力し合うことが大切なんじゃないかと思うんです。そして、被災地の苦しみをずっと忘れないことが……」-略-」
「福島第一原発 フクイチ4号機クライシス 「もう日本だけに任せておけない!!」 下「」引用。
「米国では先のガンダーセン氏らを中心に、フクイチの現状と事故の収束に向けて、世界のエキスパートを集め、中立した独立機関としての評価委員会を作る動きがある。その思いは、
「もう東電、いや日本に事故処理を任せっぱなしにはできない」
ということなのだろう。
「しょせん東電は営利企業ですから、最大限の対応をしているとは言いがたい。猶予はありません。一刻も早く燃料プールから燃料棒を取り出す作業に着手できるよう、世界中の英知を集めるべきです」(村田氏)-略-」
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河畠大四・編/朝日新聞出版2012年
特集名 小沢一郎 総理への賭け
「【吉永小百合】「俳優」「映画」そして「原発」のこと」 下「」引用。
「「貧乏ならよく知っている。小学校のとき給食費が払えないで、学校から催促されるたびに、『忘れてきました』と繰り返しました。米びつに一粒のお米もないこともたびたびでした」
と、心の中で叫んでいた。-略-あれだけひどい原爆だったのだから、原子力の平和利用したらどれだけ素晴らしいか、そんな提言に惑わされてはならない、という。
現在は、津波や原発事故の被災者のために、Tシャツを作り、その売り上げを寄付するなど地道な支援を続けている。-略-
「私ひとりの力なんて、本当に微々たるもの。せめて持続させていきたいと思っています。一時の支援で終わらせないように、と。本当の痛みがわかっていない私にできることは、朗読会を通して“忘れない”“支援を続けていこうよ”と訴えることですから」
一方で、吉永さんは「みんなで一つにならなければ」という風潮にはどこかしら違和感を持つ、ともいう。「絆」はなくてはならないものだが、耳に響きのいい掛け声だけで、本当の意味がわかっているのだろうか、言葉が独り歩きしているのでは、と危惧する。
「それぞれが自分のできることをやって、協力し合うことが大切なんじゃないかと思うんです。そして、被災地の苦しみをずっと忘れないことが……」-略-」
「福島第一原発 フクイチ4号機クライシス 「もう日本だけに任せておけない!!」 下「」引用。
「米国では先のガンダーセン氏らを中心に、フクイチの現状と事故の収束に向けて、世界のエキスパートを集め、中立した独立機関としての評価委員会を作る動きがある。その思いは、
「もう東電、いや日本に事故処理を任せっぱなしにはできない」
ということなのだろう。
「しょせん東電は営利企業ですから、最大限の対応をしているとは言いがたい。猶予はありません。一刻も早く燃料プールから燃料棒を取り出す作業に着手できるよう、世界中の英知を集めるべきです」(村田氏)-略-」
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