磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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NHKスペシャル セレクション 原爆投下・10秒の衝撃

2006年09月24日 | 読書日記など
『NHKスペシャル セレクション
   原爆投下・10秒の衝撃』
     NHK広島「核・平和」プロジェクト(著)/
       日本放送出版協会1999年

原爆投下後、まだ爆発前から、その威力はすさまじく、
死者がでていたというのは、テレビなどでもニュースに
なっていたと思います。



この「一○秒」という発想は映画監督の新藤監督からだという。
やり残した仕事と新藤監督が語られていたそうです。

星正治教授(広島大学原爆放射線医学研究所)、百万分の一秒からから中性子が発せられたという。下「」引用。

「常識を超えた時間軸でいきなり語られる中性子の挙動には面食らったが、その話には気になるキーワードが含まれていた、「一○○万分の一秒以内」「爆弾のケースがまだ形をとどめている時間帯」。人間の時間感覚ではとうてい感知できないきわめて短い時間に起きる出来事に、「一○秒」という枠で広島原爆を見ていく番組を製作するうえで大きなヒントが隠されている気がした。」


ハロルド・ブロード博士は実験だけではわからないという。

それはそうだと思います。科学は条件によって変わるものですから……。

何もない砂漠と、都心。そして昭和のはじめの都市と、現代では大きく変わると思います。

もちろん、燃えるものが多いのは現代ですね。そして、有毒物が発生するのも現代ですね。

猿楽町のことが写真つきで表現されていました。
猿楽町は原爆ドームの近くにあった町です。

中性子の発生のことも書かれてありました。分裂が分裂をうむ。それだけではなかったようです。下「」引用。

「この中性子こそが、原爆最初の攻撃の矢となった。中性子は人体に多大なダメージを与える。中性子はあらゆる物質を通り抜け、地上に達し、あらゆるものを突き抜ける。家の中にいても、避けることはできない。また、中性子は、空気や水、土などあらゆる物質の原子核にぶつかり、核反応を引き起こし、新たな放射線を生み出す。その最も危険なものが「ガンマ線」である。ガンマ線も中性子と同じように、人体に大きなダメージを与える。透過力が強く、たとえ建物の中にいても避けることはできない。また、建物の壁や屋根、地面などは中性子が当たると、壁や屋根それ自体からガンマ線を発生させてしまう。」

自殺する細胞のことが書かれてありました。
これが急性症状だったようです。


東北大学衝撃波研究センターの方が実験をされたことが書かれていました。





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