磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ほるぷ平和漫画シリーズ9 ボクちゃんの戦場

2007年05月07日 | 読書日記など
『ほるぷ平和漫画シリーズ9 ボクちゃんの戦場』
   奥田継男・原作/政岡としや・漫画/
        ほるぷ出版1983年、1986年3刷

この本は疎開した子どもたちの物語です。しかし、ボクの子ども時代に似ています。それは決して平和とはいえないものです……。



疎開などというものも、子どもを守るためだけではなく、野蛮な兵隊をつくろうとするものであったようです……。

この漫画も「2 人間の条件1」と同様に、シリーズといってもいいものかもしれません。

しかし、この「ほるぷ平和漫画シリーズ」では、これで終りのようです。

中途半端ですね……。


最後にこんなことが書かれてあります。下「」引用。

「このように、異色の反戦マンガを少年マンガ誌にのせるについては、編集長はじ、副編集長の梨田さん、担当の広田さん、マンガ家、原作者の五人が五様に燃えていた。
 それが連載中に掲載誌の『ぼくらマガジン』が突然、廃刊になった。そのとき、兄貴分の少年マガジンに黒い不死鳥のようによみがえったのが、好戦マンガの「仮面ライダー」と「タイガーマスク」であった。」

好戦マンガ……。

たしかに、「仮面ライダー」は勧善懲悪ですね。この現実の世界まで、そんな見方をしていたら、平和なんてくるわけがないと思います。

呑気な政治家たちや、大手マスコミの方は、意外にそんな見方ですね。

水戸黄門もまさにそうですね。


「タイガーマスク」は、スポ根ではないでしょうか?

プロレス=好戦的……?

それはスポーツ、あるいは興業の一種でしょう。

しかし、これも、また勧善懲悪かもしれませんね……。

でも、少しは複雑な世の中を表現していたとも思います。









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