サンデー毎日 ２０１２－４．２２

『サンデー毎日　２０１２－４．２２』
　　　潟永秀一郎・編/毎日新聞社2012年

特集名　全国３０４８高校有名１７６大学合格者数



「食品放射能は「新基準」で浮上　“要注意”は牛肉、シイタケ、川魚」　下「」引用。
「食品の放射能安全基準が、4月から1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルへと大幅に厳格化された。しかし、既に新基準超えの食品の出荷制限や自粛が各地で相次いでいる。この先、汚染食品が続出する懸念はないのか。－略－」

「大地を守る会」　下「」引用。
「放射能検査に取り組む食材宅配「大地を守る会」（千葉市）の夷谷（えびすだに）徹也さんは、こう指摘する。
「数字を引き下げたことは評価できるが、更なる規制値の引き下げなど、新しい知見やデータを基に見直しを続けるべきです」
　同会は昨夏から同業種の「カタログハウス」「パルシステム」「生活クラブ」とともに食品基準の在り方などを検討、新基準の問題点を洗い出した。それによると、新基準は、「外部から浴びる放射線量を計算しておらず被曝総量が考慮されていない」「主食の米などが規制値の緩い『一般食品』とされるなど摂食量や食文化を考慮した細かい分類がなされていない」「年齢区分が乳児しか設けられておらず、1歳を超えた小児への配慮が不十分」－－。などの改善すべき点があるという。
　2月には、こうした点も人体への影響が大きいストロンチウムやプルトニウムの計画的な検査などを国に提言する一方、各社とも国の新基準よりさらに厳しい独自基準を設けて検査を続けている。－略－
　食と放射能の問題は今も喘（あえ）ぐ日本。原発再稼働よりも、急いで対応すべきことが目の前にある。」

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