磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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人形峠ウラン公害ドキュメント & 【本日のニュース】

2006年05月20日 | 読書日記など
『人形峠ウラン公害ドキュメント』
    榎本益美・著/小出裕章・解説/
        北斗出版1995年

日本にもウラン鉱石がほんの少しばかりとれました。
アメリカと同様に、被害を受けた人たちがいます。



このようなことが書かれてあります。下「」引用。

「核開発の出発点であるウラン採掘は、先住民や少数の人々にその被害を押しつける「核の人種差別」を生み出している。人形峠は広島、ビキニ、ネバダ、セミパラチンスク、チェルノブイリにつながる核被害の原点である。
 本書は、かつて人形峠のウラン鉱山の一つで着たら気、地元に放置された膨大なウラン廃棄物の撤去を発生源者の動燃に求めている、元採掘労働者の貴重な証言である。
           豊崎博光(フォト・ジャーナリスト)」


どうも人形峠の全体のことも書かれてありません。
もっと背景なども詳しく書かれたら、
よかったのではないかと思います。

人形峠は「日本でのウラン発見の地」
と、放射能フィーバーしていた時代があったのです。

これは読売新聞の社主正力松太郎が、
つくりだしていったものですね。
彼が初代の原子力委員長であったのです。

中曽根康弘や正力松太郎に踊られされた人たちが、
どうなったかを知ることができるかと思い
手にした本でした。

原子力棄民と彼らは呼ばれていますね。同。

「初期からの作業環境についての調査も、作業に従事した人たちについての疫学的調査も実施しないままに、すがる思いを切って捨てる「学問的対応」が、“原子力棄民”を生み出す背景となってきたのでしょうね。
 一方、最近になって、やっと、原子力発電所での労働者被びくも労災(「労働者災害補償保険」)の対象とされるようになってきました。しかし、榎本さんらウラン鉱山労働者には、そうした救いの手も及ばないままなのです。」

怒りが書かれてあります。同。

「その瞬間、「動燃は隠しとったな、われわれを裏切ったな」ということがわかりました。隠そうとするのは悪いところがあるから隠すのであって、悪くないならオープンにするのが本当です。」

相次ぐウラン鉱山関係者のガン死も書かれありました。




【本日のニュース】
「放置のウラン残土、加工して搬出へ 鳥取県と文科相合意
2006年05月20日21時23分
 日本原子力研究開発機構が鳥取県湯梨浜町方面(かたも)に放置しているウラン残土問題で20日、小坂文科相が同県を訪れて片山善博知事や地元関係者と会談し、約2710立方メートルの残土をれんがに加工して県外へ搬出するという文科省や同機構の案に双方が合意した。席上、小坂文科相は「地元の方々に長い間ご迷惑をおかけした」と謝罪した。ウラン残土問題は1988年の発覚から18年ぶりに全面解決する見通しとなった。
 小坂文科相はこの日、同町の現場を視察した後、同県倉吉市で片山知事らと会談。れんがの加工施設を同県三朝町の県有地に造り、残土をれんがにして同機構の敷地内で舗装材として使う案について、「加工施設の建設や搬出にご協力をお願いしたい」と求めた。-略-」
くわしくは、ここ(朝日新聞)をクリックしてください。

これで解決? (☆_★)






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