磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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なぜ医療が信用できないか

2010年03月31日 | 読書日記など
『なぜ医療が信用できないか』
   田中伸尚・著/社会思想社1994年

おそろしいものです……。
--昔のことならいいんですが……。



「赤ちゃんがウイクデーの午後二時に生まれる怪」 下「」引用。

「産婦人科の病棟の廊下で男たちがウロウロ、ソワソワしている。それが夜中だったり、明け方だったり、月曜日だったり、日曜日だったり。--こんなことは二十年ぐらい前までは、産婦人科でのごくありふれた風景だった。
 いまはちがう。子どもを何曜日の何時ごろ出産するかをコントロールできるのである。じっさいそのようにおこなわれている。だから「結婚記念日に子どもを産みたい」というのもかなえられるという。しかし実際は産む側の希望や事情でコントロールされているのではない。-略-」

殺された人もいるという……。下「」引用。

「-略-「陣痛促進剤の多量使用で子宮破裂」によって三十一歳の女性が死亡。
 この二件は、いずれも輸出をおこなわなかったり、輸出量の不足という医療ミスも重なっていると被害者は訴えている。
 もう一件は「陣痛促進剤の使用」で、子宮強靱症と診断後、破水し仮死状態で出産したが、赤ちゃんは翌日心不全で死亡した。
 陣痛促進剤による医療被害は生体と新しい生命の両方へ危険が及ぶこともあるのだ。わずかな被害調査からでも危ういくすりだとわかる。」

長谷川町子の拒否……。下「」引用。

「長谷川さんが入院・手術を拒否して、ヒトとして徐々に衰微していく緩慢な死を強く望んだもう一つの背景は、老いではなかったろうか。」

用紙に書かせるが、医師から読む時間がないので、話してくれという。読む方が時間はかからないと思うけど……。

レントゲンをとった場合、アメリカでは、渡してくれるという。

IC(インフォームド・コンセント)。下「」引用。

「ICについては、これまでも何回も触れているが、新聞などが使っている「説明と同意」は誤訳に近い。少なくともICの精神を歪めかねない不十分な訳である。」

「「患者に謝ってはいけない」と育てられる医師」 下「」引用。

「研修医の時代から公立病院にかけては、上司から患者にたいしては、どんなミスをしても「ミスを認めてはならない」「謝ってはいけない」と教えこまれるのだという。」

「高齢者患者を「丸太」と呼ぶ医療機関」 下「」引用。

「ある種の老人病院では患者さんは寝たきり化し寿命を縮めます。老人のことを丸太と呼びます」
 これは山口医師の話ではない。大阪・八尾の医真会八尾病院長の森功氏が八月二十二日(九二年)の医療過誤原告の会の夏期セミナーで講演した一節である。」

731部隊を思い出しますね。

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「安楽死を容認するオランダ社会」







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