磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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財政崩壊を食い止める 債務管理型国家の構想

2008年12月31日 | 読書日記など
『財政崩壊を食い止める 債務管理型国家の構想』
   神野直彦、金子勝・著/岩波書店2000年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「巨額の債務は返せるのか。
租税国家の行方は?
財政が財政としての役割を果たすために--
注目の経済学者が示す明日へのビジョン」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「財政構造改革は急務の課題となつている。しかし、九七年の財政構造改革法の失敗があるため、思い切った革命はできず、既得権益にも切り込めないまま、赤字を隠す方策にとどまる可能性は高い。景気対策の名のもとに積み上げられた巨額の債務は果たして返せるのか。本書では、持続可能な財政建て直しの構想を示し、さらには、IT革命が進む中での租税国家の行方そのものを問う。」

「はじめに」で書かれてあります。下「」引用。

「科学には悲観もみ楽観もない。病の床に臥す病人を、癌だと診断した医者は悲観論者で、癌ではないと診断した医者は楽観論者だというわけではない。科学はどちらが真実かということが問われる。
 財政赤字という病を日本財政に対して、われわれが確信をもって下す診断は明解である。
 返済不可能。
 この厳然たる真理の前には、既存の経済学の描く、財政赤字への処方箋は、まったく的外れで、ただ病状を悪化させてしまうばかりである。」

科学的といい、医学で表現するならば、元大臣のような薮医者を許しておくのもおかしなものだと思います。

言論の自由はあっても、言論の責任も担ってほしいと思います。

この元大臣のために、どんなに大勢の国民が苦しめられ、自殺したのだろうか?

ナチスと同様の差別主義者としかボクには思えない……。

「なぜ景気対策は効かないのか」下「」引用。

「なぜ、このように巨額の財政赤字を費やして公共事業や減税を行っても、景気は本格的な回復軌道に乗らないのか。実際、一九九七年度末から二○○○年度末までに国債残高は一○六兆円に増える見通しであるにもかかわらず、GDPは、ようやく第二次金融システム不安以前の水準に回復するのが精一杯の情況である。明らかに景気政策は失敗している。」

またも、効果のない景気対策しかできなかったのではないか?
--居座りテロという人たちもいるのも理解できる……。

これで、国民の生活は命は……。

せめて特別会計と天下りの問題くらい解決してもいいだろうと思ったが……。
--今年も、やはり、手をつけなかった……。

バリアフリーについても書かれてあった。下「」引用。

「ユニバーサルな利益をもたらす。「健康」な人でも、たとえば重い荷物を持った時には、こうしたまちの有り難みがわかるはずだからだ。
 こうしたユニバーサル・デザインのまちづくりは北欧諸国で始まったが、急速な広がりを見せている。たとえば日本でも高松市での、どこへでも自転車で行けるまちづくりも、そうした事例だろう。」

これで、働ける人が増えれば、さらに経済に有効だろう……。
そして、エコな社会になるだろう……。

しかし、根本が差別主義であるならば、それもあまり効果を示さないことだろう……。

差別によって生れた不自然な経済恐慌といえるのではないか?

一年前と今とを比べてみるだけで、それは理解できるのではないか?









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