磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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マスコミ市民 2011年11月号

2012年04月05日 | 読書日記など
『マスコミ市民 2011年11月号』
   石塚さとし・編/日本マスコミ市民2011年

特集名 司法が機能しない国



「東日本大震災と福島第一原発事故をきかいに日本の将来を考える」吉峯啓晴(弁護士)。下「」引用。

「-略-私たちが直ちにしなければならないことは、大震災に伴う死者の完全な捜索、慰霊、被災者の当面の生活の保障、通常の生活への復帰であるし、原発事故について言えば、福島第一原発の完全な安定化、影響を受けるおそれのある人々の当面の安全な生活の保障、通常の生活への復帰、長期にわたる健康影響の調査、対応、福島第一原発の安全な封じ込めから廃棄及び将来のあるべきエネルギー政策、電力政策の方向づけと策定である。これらは直ちにしなければならないことではあるが、しかし、私たちは私たちの国の総力を挙げてそれをやり切れなければならない。それにへとへとになっているには行かないのである。」

「司法まで地に落ちた 子や孫に大きなリスクを背負わせる原発」藤村英子。

「NHKサンデル教授番組~「原発のリスク負え」発言に抗議出る」永野厚男。下「」引用。

「-略-この「補償を払えば」発言について、市民らが強く抗議。NHK側は「この発言は福島の事故に限ったものでなく、『原発立地地域がリスクをカネに買ってもらっていた』という構造がいいのかどうかを、言っている」と弁明した。
 サンデル氏はこの後、「米国で徴兵制があった南北戦争当時、傭兵を金で雇い身代わりに戦場に送ることが法律で認められていた。まさに究極のアウトソースだ。これはフェアか、認められないか?」と発問をエスカレート。日本の男子学生は、「本人がリターンを得たいがためにリスクを侵す。あえて自分でリスクを取ったというところで、僕はフェアだと思う」と、“上から目線”の発言をした。抗議した市民らは「弱者の痛みを知らないこういう学生が将来、中央省庁の役人や議員、財界幹部になったら恐い」と嘆いていた。」

↑ 人道や人権が理解できない非民主主義的な異常な教授たち。まるでカルトの教祖……。

「脱原発を確かなものに、たるんできた意識に鞭を」

宮沢賢治と「田中智學」。下「」引用。

「田中智学と賢治についても、故意に曖昧にした文章が多い。智学の名前さえ出てこないものもある。智学との関係を隠蔽しようとしているのは明かだ。
1. 賢治は智学に感銘を受け、国柱会に入会し、「天業民報」を電柱に張りまわるほど熱心な会員であった。
2. 賢治は友人への手紙に「智学先生に絶対服従を誓う」と書いている。
3. 賢治は死ぬまでずっと一貫して国柱会会員であり、死んでからも戒名を付けてもらい、骨まで捧げている。
 以上のうち、1. は比較的知られるようになって認めざるを得ないため、伝記でも1. を認めつつ、「いや、さして影響を受けてはいない」とか、「すぐに花巻に帰った」と続けているものが目立つ。多くの伝記は2. 3. には言及しない。なぜか。「智学はヤバイ」と思っているから、智学と賢治を切り離そうとするのだ。このため事実をごまかすことにエネルギーを使ってしまう。気持ちはわからないではないが、要するに、信じてないのだ。賢治を。これが賢治ファンなのだから、賢治も哀れと言わなくてはならない。-略-智学から影響を受けた賢治が、どのようにして自らの思索を練り上げて、あの作品世界を作り出したのか。賢治の世界観はいかにして智学をも乗り越えたのかに進むことも重要だ。そうでなければ、いつまで経っても後ろ暗い賢治のままだろう」

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