今日も、いい当たりが出た。
しかし、ライトの真正面。
当りがよすぎて、ゆうゆう一塁アウトのライドゴロ。
しかしランナーは進塁。これでチャンスは拡がり、
勝ち越し点につながった。
練習では、まったくいい当りが打てないのに、
試合になると、練習では見たことないようないい当たりが出る。
しかもその確率がとてもいい。
ほかの子たちはまったく逆で、
練習ではポカスカ打つのに、試合になると凡打の行列。
毎日バットを振っているからその結果がちゃんと試合に出ている。
とヘッドコーチは言います。
しかし、バットを振っているだけならば、練習でももっと打てるはず。
器用な子は、難しい球を打ってしまっている。
フォームを少し崩してでも前に打ち返せるけど、
それではなかなかいい当りにはならない。
うちの愚息は、不器用だから難しい球は前には打ち返せない。
難しい球はファールになって、前に飛ぶのはいい球をきちんと打ったときだけ。
自分のバッティングフォームを崩さずにきちんと振り抜いた打球が前に飛ぶ。
無理に大きいのを狙ったり、無理に引っ張ろうと考えないのもいい。
今、打席に立つとチームで一番期待できます。
一年前のことを考えると、よくもここまで成長してくれたものです。
試合があったその日も、家に帰ってから素振りをして、
バッティングセンターに行って、来週の試合のために今日の反省をする。
一年前では考えられなかったことです。
こういう姿勢でいつまでも野球に取り組んでほしい。
運動神経が悪くても、不器用でも、
あきらめないで、一生懸命、ちゃんと取り組んでいれば、
結果はちゃんと出るものだと、
子どもから教えられています。