日々遊行

天と地の間のどこかで美と感じたもの、記憶に残したいものを書いています

喫茶「會津壹番館」と「杏」

2017-02-17 | まち歩き

会津の「野口英世青春通り」は野口英世がここで過ごしたことを記念して名づけられた通り。
電線は地中化され、道路もレンガ敷きに整備されて古い町並みが美しい。



街灯に飾られた野口英世の顔もユニーク。



その角に建つカフェ「會津壹番館」
当時と変わらない建物は旧会陽医院で、野口英世が左手にやけどを負った際に治療し、
青春時代にこの2階で勉学に励んだ。2階は野口英世の資料館になっている。


シックな店内。天井の梁は当時のものだとか。


カップにもナプキンにも、D'rノグチの顔。可愛い。



蔵喫茶「杏」
黄色の椅子と欄干がすてきな和モダンの喫茶店。
4つある蔵の最も古い蔵を喫茶店にしてあるのだが
ここは嘉永3年(1850)から伝承されている造り酒屋の「末廣」。
 

邸内には仕込み蔵をはじめ、
コンサートホールや記念館、展示室なども備えられて見学も可能。
エントランスに入るとホールの吹き抜けの高さに目を奪われ、歴史の重さに圧倒されるほどだった。

出入り口の松も格調高く。



珈琲館「蔵」で



1月末と今回の2回の会津旅行だったが
蔵造りの商家やモダンな建築がどこも大切に保存されていた。
それは景観保護に力を入れている会津の力があってこそ。
そしてどこの人々も優しかった会津。旅の思い出は尽きない。