黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

水戸逍遥 #04

2007-10-18 01:03:31 | 廃墟その他
茨城県の県庁所在地水戸。
小一時間の徘徊のうちにざくざくと目についた街のほころび。



路面の一階を見る限り、ちゃんと現役で稼働している感じ。
その2階を見ると、しまってはいるもののまだ現役の感じ。
しかし2階の奥を見ると、ガラスが完全に抜けた窓枠の中は、
どうみてもぞんざいに打ち捨てられた空部屋。
果たしてこの建物はどこまで使用しているんだろうか。







黄門様通りと名前がついた、
水戸駅から西へ延びるメイン通り沿いの光景。
網越しに見る限り、内部は相当解体しているものの、
それに見合わない残し具合の外観。
ちょっと明るめに撮り過ぎたので見えにくいですが、
壁には無数のひび割れが走り、
建物右側半分の最上階には天体観測ドームかプラネタリウムのような、
お椀型の半球がのっかています。







大通りから少し入ると住宅街が広がりますが、
そこでもまた点々とほころびが散在します。
そしてこの記事の画像のように、ぱさついた色の建物が多いのも、
また水戸市街の特徴に見えました。

◆ 水戸逍遥 ◆
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2 Comments

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Unknown (えいはち)
2007-10-18 09:33:10
水戸って行ったことないんですけど、
こうして見ているとごく普通の地方都市って感じがします。
そこで前から気になっていたのが、磯崎新設計の水戸芸術館。
あの奇抜な銀色のタワーがこの街の中でどう見えるのか、
意外と溶け込んでいるのか、異様に浮いちゃっているのか、
いかがだったでしょうか。
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▼えいはちさんへ (廃墟徒然草)
2007-10-18 15:21:34
地方都市に免疫がないもので、喜んでアップしてましたが、
こういう感じが地方都市のアベレージなんですね。
ドーナツ化現象、シャッター通り商店街、
話には聞きますが実際には行っていないので、
今後そういったところも見てみたいと思います。
水戸芸のタワー!
撮影しておきながら、すっかり忘れていました。
次の記事でアップします。
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