オープロジェクト新作DVD『廃道クエスト』
そのロケを振り返りながら、
一つ一つの廃道を取り上げてアップしています。
画像は前回までアップした、
萬世大路の撮影に行く前に車中泊したサービスエリア。
撮影が関東近郊だったので、
当初は早朝出発で行ってましたが、
だんだん日が短くなるにつれ、
それでは撮影時間が足らないということになり、
結局、萬世大路以降何度か、
現地付近で車中泊になりました。
午前3時頃、
サービスエリアに出入りする大型トラックを肴に、
手持ちのワインを飲みながら眠りにつくのも、またいいもの。
廃道探索は、
この車中泊から始まっているのかもしれないと思います。
萬世大路の次に撮影したのは、
奥秩父にある国道299号旧道の廃道でした。
廃道の世界では殆ど知名度もなく、
それほど重要でもないといわれる廃道ですが、
以前の記事でお伝えしたように、
今回廃道のDVDを制作するきっかけが、
この国道299号の旧道だったので、
どうしてもはずすわけにはいきませんでした。
地図でいうと現道の国道299号が、
2カ所で川を渡っていますが、それを渡らずに、
川沿いに北へ膨らんでやがて現道と合流する、
ほんの短い区間の廃道です。
画像は全行程の1/3くらいのところでしょうか。
左に見える岩肌はそそり立つ谷。
かなり深いんですが、
この画像だけではその規模がわかりませんね。
画像の右上の枠に囲んだ所に注目して下さい。
人影が見えると思いますが、
遥か先を歩く平沼さんです。
をいをい、道かよー (((;゜ Д ゜)))
もちろんズルッといったら奈落。
でも、まだここは歩き易い方でした。
その行程で2カ所、
崖崩れで完全に道が無くなっている所があります。
最初の崖崩れはなんとか越えましたが、
画像は2番目の崖崩れ。
手前に写るのが崖を越える平沼さん、
で奥に、反対側から先回りしていたオープロの二人。
この崖崩れは、足場は砂利でずるずる、
つかむ所もなにもなく、
平沼さんは一気に走り抜けてましたが、私は断念。
廃道が与える過酷な試練
でも、これは画像では伝わりませんね。
是非、映像でご覧になってくださいませ。
◆
国道299号旧道は、距離は短いので、
2時間ほどで撮影を終え、
奥秩父経由で平沼さんお薦めの隧道へ行く事に。
途中、道沿いにあった日窒鉱山で、
ちょっと一休み。
◆
お薦めの廃隧道は、
奥秩父の南寄り、県道210号沿いにあります。
大滑トンネルという現役のトンネルの、
南側の出口付近が少し洞門状態になっているのですが、
その洞門の所から川沿いに短い廃道があります。
道幅もそこそこあり、
ガードレールも新しめな印象をうけるので、
近年まで使われていた道なのではないかと思います。
そして画像の中央奥、
左側の崖が堆積した葉とともに斜めになっている位置で、
道は急カーブして左折していたようです。
左折ポイントから先を見た光景。
一見、ただの山肌で、
この正面に隧道があると平沼さんに言われても、
最初は全くわかりません。
近づいて見ると、
左からせり出している岩肌が中央上部で途切れる付近に、
確かに人一人がやっと這い入れる隙間があります。
これまでアップして来た越所隧道や須花隧道も、
けっこう入口が狭くなっていましたが、
その中では、最も入口が狭い隧道でした。
なんとか隧道内に入ると、
暫くは崩落でほぼ埋まりそうになっている区間が続き、
やがてそれが終わると、
今度はぬかるんだ地面に足を取られる区間、
そして入口から約100m位の所に、
なんと廃トラックが一台ポツン…
しかもトラックの後ろ半分は、
崩落した土砂に埋没していて、
その奥は完全に崩落し、隧道は閉塞しています。
果たしてこのトラックは、
どうやってこの隧道に入ったのでしょうか。
当然Uターンはできないから、
崩落した奥から崩落前に走って来て、
たまたま停めたところで崩落したのか、
それとも最初に入った閉塞寸前の入口が、
まだ閉塞していないときに進入し、
わざわざバックしてここまで来たのか。
謎です………
尚、この大滑隧道は、当初DVDに収録予定でしたが、
時間の都合上カットしてしまいました。
もし次回続編を作る事になったら、
是非収録したいと思います。
殆ど真っ暗な隧道なので、
撮影では赤外線暗視カメラでも撮影しています。
いわゆる緑色の画面のアレですな。
◆
◆廃道サイトの決定板『山さ行がねが』◆
そのロケを振り返りながら、
一つ一つの廃道を取り上げてアップしています。
画像は前回までアップした、
萬世大路の撮影に行く前に車中泊したサービスエリア。
撮影が関東近郊だったので、
当初は早朝出発で行ってましたが、
だんだん日が短くなるにつれ、
それでは撮影時間が足らないということになり、
結局、萬世大路以降何度か、
現地付近で車中泊になりました。
午前3時頃、
サービスエリアに出入りする大型トラックを肴に、
手持ちのワインを飲みながら眠りにつくのも、またいいもの。
廃道探索は、
この車中泊から始まっているのかもしれないと思います。
萬世大路の次に撮影したのは、
奥秩父にある国道299号旧道の廃道でした。
廃道の世界では殆ど知名度もなく、
それほど重要でもないといわれる廃道ですが、
以前の記事でお伝えしたように、
今回廃道のDVDを制作するきっかけが、
この国道299号の旧道だったので、
どうしてもはずすわけにはいきませんでした。
地図でいうと現道の国道299号が、
2カ所で川を渡っていますが、それを渡らずに、
川沿いに北へ膨らんでやがて現道と合流する、
ほんの短い区間の廃道です。
画像は全行程の1/3くらいのところでしょうか。
左に見える岩肌はそそり立つ谷。
かなり深いんですが、
この画像だけではその規模がわかりませんね。
画像の右上の枠に囲んだ所に注目して下さい。
人影が見えると思いますが、
遥か先を歩く平沼さんです。
をいをい、道かよー (((;゜ Д ゜)))
もちろんズルッといったら奈落。
でも、まだここは歩き易い方でした。
その行程で2カ所、
崖崩れで完全に道が無くなっている所があります。
最初の崖崩れはなんとか越えましたが、
画像は2番目の崖崩れ。
手前に写るのが崖を越える平沼さん、
で奥に、反対側から先回りしていたオープロの二人。
この崖崩れは、足場は砂利でずるずる、
つかむ所もなにもなく、
平沼さんは一気に走り抜けてましたが、私は断念。
廃道が与える過酷な試練
でも、これは画像では伝わりませんね。
是非、映像でご覧になってくださいませ。
◆
国道299号旧道は、距離は短いので、
2時間ほどで撮影を終え、
奥秩父経由で平沼さんお薦めの隧道へ行く事に。
途中、道沿いにあった日窒鉱山で、
ちょっと一休み。
◆
お薦めの廃隧道は、
奥秩父の南寄り、県道210号沿いにあります。
大滑トンネルという現役のトンネルの、
南側の出口付近が少し洞門状態になっているのですが、
その洞門の所から川沿いに短い廃道があります。
道幅もそこそこあり、
ガードレールも新しめな印象をうけるので、
近年まで使われていた道なのではないかと思います。
そして画像の中央奥、
左側の崖が堆積した葉とともに斜めになっている位置で、
道は急カーブして左折していたようです。
左折ポイントから先を見た光景。
一見、ただの山肌で、
この正面に隧道があると平沼さんに言われても、
最初は全くわかりません。
近づいて見ると、
左からせり出している岩肌が中央上部で途切れる付近に、
確かに人一人がやっと這い入れる隙間があります。
これまでアップして来た越所隧道や須花隧道も、
けっこう入口が狭くなっていましたが、
その中では、最も入口が狭い隧道でした。
なんとか隧道内に入ると、
暫くは崩落でほぼ埋まりそうになっている区間が続き、
やがてそれが終わると、
今度はぬかるんだ地面に足を取られる区間、
そして入口から約100m位の所に、
なんと廃トラックが一台ポツン…
しかもトラックの後ろ半分は、
崩落した土砂に埋没していて、
その奥は完全に崩落し、隧道は閉塞しています。
果たしてこのトラックは、
どうやってこの隧道に入ったのでしょうか。
当然Uターンはできないから、
崩落した奥から崩落前に走って来て、
たまたま停めたところで崩落したのか、
それとも最初に入った閉塞寸前の入口が、
まだ閉塞していないときに進入し、
わざわざバックしてここまで来たのか。
謎です………
尚、この大滑隧道は、当初DVDに収録予定でしたが、
時間の都合上カットしてしまいました。
もし次回続編を作る事になったら、
是非収録したいと思います。
殆ど真っ暗な隧道なので、
撮影では赤外線暗視カメラでも撮影しています。
いわゆる緑色の画面のアレですな。
◆
◆廃道サイトの決定板『山さ行がねが』◆
299にも旧道があったんですね。
実家が近くなので、分岐点まで
行ってみようと思います。
ところで、廃道の手前、299沿いの
高麗(こま)駅入り口には、製材所の廃墟が
2010年3月までありました。
それ以前に今回のロケがあれば、
必ず御目に止まったと思います。
残念!
そうですか、ご実家が299号のお近くですか!
今回取り上げた廃道以外にも、
具体的には見ていませんが、あの様子だと、
何カ所もあるんではないかと思います。
また高麗駅の入口に製材所の廃墟と言う事ですが、
自動車で現地へ直接行きましたので、
もし製材所があったとしても、
おそらく気がつかなかったのでは、と思います。
でも、情報をありがとうございますm(_ _)m