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るぅあんのブログ”晴れが好き!”

店情報『aboutRouen』に続く、日々の雑感をつづっています。スウイーツの情報などの交流の場にしたいと思っています。

こんな時に、『高貞碑』の話をする。

2025年04月10日 | 日記

『高貞碑』は、中国北魏時代の碑だ。
書体は、初期の楷書体といわれている。

始筆は厳しく鋭く入り、
送筆はゆるぎなく、
終筆は中筆で軽く止めるように。

その形は、「造像記」の影響を受けながら、
王義之の楷書体へとつなぐ位置にある。

文字の全体は方形。骨格ががっしりしている。
だから、ごく一部の字を除き、柔らかな感じはしない。
曲線は「為」の曲がりに、突然表現されたりする。

『高貞碑』は、宮城書人会の漢字規定の部の
10月から12月の3か月間の課題だった。

自分は今それを、漢字研究部で「研究」している。
規定の時もうまく書けなかった。
特選とか準特選とかの良い評価はもらえなかった。

楷書は得意だとは思っていなかったが、
普通に書けていると思っていた。

しかし、この『碑』の楷書の用筆は、普通ではない。
ちょっと変わっている。

苦戦していた。

しかし今日、分かった。
鋭い「入筆」はできるようになった。
軽い「終筆」もどうすればいいのか分かった。

イマイチぴんと来ないのが、
きりっと清々しいほどの送筆。
すっきり迷いのないその線。

先生は指摘する。
「あなたの送筆は浮くのね。」

「浮く」?
どういうこと?
どう動いていることが「浮く」状態なの?


しかし、今日、それが分かった。
突然、天から降ってきたように閃いた。

「始筆で加えた筆圧を、そのままに送筆する。」
それが出来ていないのだ、と。
自分のこれまでのは、ふわふわ(どこかに行ってしまいそうな)寄る辺のない線だった。

分かったが、羊毛筆でそれを表現するのは簡単ではない。
「筆圧をかける」というのは、「言うは易く、行うのは難し」。
鋒先(筆の先)を「S字」にして運ぶ。これが難。
そしてゆるぎなく送筆。

練習・練習。できるまで練習あるのみなのだ。
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2025年 明けましておめでとうございます

2025年01月01日 | 日記

今年の干支は、乙巳(きのとみ)

」は発展途上の状態
」は植物が最大限に成長した状態を意味する。
これまでの準備や努力が実を結び始める時期を示唆しているんだとか。

また、草木の強い生命力と蛇の復活再生が重なる
縁起の良い年まわりだそうだ。

」は豊穣や金運を司る神様として祀られてきたほか、
古くから神の使いとして信仰の対象になって来た。
脱皮することから、「復活」と「再生」を意味し、不老長寿などの縁起の良い動物として考えられている。

と、ここまでが一般的な説。
」は、十二支の第二位、五行では「木」を当てる。
「春のはじめ、草木の芽が出始める時。まだ陰気が強くて、芽を出しかねて曲がりかがまっている様」と字解にはある。

対して「」は、十干の第六位、五行では火。月では四月、時刻では午前十時。およびその前後二時間である。
」が字解では「蛇が地中を出る」意味で、「陽気の盛んな様」を表す。一説に胎児の象形という。

五行だけで見ると、「乙巳」は「木と火」で、
敵同士のような組み合わせである。

要するに今年は、隂の年なので、
満を持して、身を屈めて、時期を待てという年」なのだと思う。

世界は安定していない。
国内もあっちもこっちも不安だらけだ。
乗り越えていかねばならない問題は、山積みだ。

だから今年は、
次の飛躍に向けて備える年
とも言えるのだ。

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古賀茂明さんのメルマガが休刊? 

2024年12月12日 | 日記

突然、休刊のお知らせ。
その理由は自分にはわからない書き方だ。

「今年12月末をもって休刊する。
13年間ご愛読ありがとうございました。」
とある。

だから、一時的に休むということではないのだ。

私の頭は、古賀氏でできている。
時々は森永氏であったりするが、
おおむねそうなのである。
なので正直、途方に暮れている。

ときまさに国会は予算委員会だった。
古賀氏は、衆院選の前までは、
立憲の野田代表では”政権交代”は見込めないと、
言ってた。
その通りだった。

自民の一部から、野田さんは
『右翼』と見られているという。

また、古賀氏のアメリカの友人に言わせると、
野田氏はアメリカ(日米安全保障関係)にとって、
「都合の良い人」らしい。

自民との大連立なんてこともありうるといっていた。

石破首相が「糠(ぬか)に釘(くぎ)答弁」をする
予算委員会を聞いていると、
とことん日本政治の未来に呆れ果てたか。

立憲は結構、善戦して議席を増やしたから、
国会での質問時間だけは大変多くなった。

対して、自民と公明は議席を減らし、
自民は今や「少数与党」と呼ばれている。

人気の維新は代表が落選、代表を下りた。

入れ替わるかのように人気者になった国民民主は、
こちらも代表がおかしなことになって、
3か月の役職停止になった。

なんだか勢力図もない。
野党なんてないも同然になっている。

そこへもってきて米大統領選。
トランプ氏が1月に返り咲く。

世界のあちこちで乱暴狼藉な輩が
跋扈しているのに。

世界が暴力で覆われているさなか。
民主的な問題解決や
言論の正義が通用しないと見限ったのか。

この間氏はアメリカに2か月滞在していた。
トランプ氏の再選を肌で感じたという。

休刊後の仕事としては、
戦争をとにかく止めるという信念のもと
細ってしまった日中交流の懸け橋になりたいんだとか。

また、
半導体とAI産業の発展のために
ビジネス面での支援業務に携わるとか。

しかし古賀さん自身の健康に
自信が持てない事態が生じているのかもしれない。

いずれにせよ、自分はまだ
宙ぶらりんな感じから抜け出せずいる。

マルマガはあと1回のみとなった。

自分で考え、自立せよということか。
そういうことだろう。

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立憲、「反対ばかり」のレッテルにひるむな!

2024年06月04日 | 日記


政治資金規制改正法案をめぐって
国会特別委員会が騒がしい。

自民党案は相変わらず不透明で、
不徹底で、自分たちに不都合な改正など、
天からやる気はないようだ。

公明党は、やはり部分的賛成に回った。
維新も加わった。

さあ、どうなる?
立憲はどこまで頑張れるだろうか

■企業団体献金の廃止
■政治資金パーティーの廃止
■公職選挙法の「連座制」と同様の仕組みの導入
これが野党案だ。

大体『キックバック』自体を立憲は、
2年前から岡田克也さんの鶴の一声で、
とっくに廃止しているって話。
古賀茂明氏のメルマガで知った。

そのメルマガは、すでに5月1日の配信だ。
古賀氏は、今回の審議で
上記の3番目を、次のようにすべきと言っていた。

■政策活動費の廃止
「連座制」は自民党の目眩(めくらま)しだという。
政策活動費の廃止こそが譲れない要素なのだという。

一体、自民党は、
政党交付金の制度がなぜあるのかを
忘れていないか。

企業・団体献金も政治資金パーティーも
贈収賄そのものだ。

献金してくれたら、
パー券を買ってくれたら、
お礼にこうして(減税や研究開発費の助成など)あげますから
という構造になっている。

そんなことは誰もが勘づいている。知っている。
知っているくせに、
そうじゃないと言い張っているのが
自民党という党なのだ。

いや、維新の会もそうかもしれない。
「個人献金」はいいんじゃないですか、
なんて言っている。
あてにならないかもしれない。

野党案は、真っ当だ。
しかし今まで
真っ当なことを主張すると、
理想論だ。頭がお花畑だ、
と切り返されてきた。

政治家が、
大企業や団体と「取引」をしているこの状況を、
本気で改革しようというなら、この案しかない。

反対ばかり?
だから、どうした?
10年後の「透明性」など、
今の誰が責任をとれるというのか?

誰も生き残っちゃいないでしょう。
と、逆に切り返してやればよい。
本気で改革する気がない人が、
何をかいわんや、である。

野党よ。ひるむな。

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森永卓郎著『書いてはいけない』を、是非読むべきだ。

2024年04月09日 | 日記

4つの章からなっているが、
最後の章「日本経済墜落の真相」は若い人にも身近な問題だ。
いや、今、誰でも読むべき本だと思う。


さて、その日本経済墜落の原因は、
1985年8月12日にあった「日航123便墜落」にあるという。
墜落・墜落と語呂合わせじゃあるまいし
にわかには信じられないだろう。

ところが、
この「123便墜落」に関する判決が、
40年近くたった今頃、
去年の6月1日、東京高等裁判所で下された。

一体、何の裁判か。
123便のボイスレコーダーと
フライトレコーダーの開示を求めての
裁判だったのだ。

原告はこの墜落事故で夫を亡くした
吉備素子さんと言う人。
事故後まもなく、
原因追及もまだなされていないなか、
差し出されるまま、賠償金を受け取り、
「和解」したはずのこの人が、
なぜ、この裁判を起こしたのか。

結果、今回棄却され、
その棄却理由は
『「和解」の約束にあったでしょ。』
というものだった。

航空機事故があった場合、
ボイスレコーダーやフライトレコーダーの開示は、
今や当たり前のことだ。
それなのに「和解」後は、
何があっても、どこにも文句は言わない
という「約束」なんて、おかしくないか。

それらが「どこを探してもない」というならともかく、
38年前にちゃんと発見されているのに。
今も現物は保管されているのに、なぜか。

日本政府はその時、何かを隠ぺいする必要があったのだ。
自衛隊が関わっていたこと。
訓練中の自衛隊機の誤射だった、ということを。
その当時まだ、自衛隊の存在が
今のように受け入れられていなかった時に起きた過ち、
ということ。

そのことで、ロッキード社に口裏を合わせてもらったため、
未だにアメリカ政府の言うことを、
なんでも聞き入れなければならない羽目に
陥ってしまったのだということ。

墜落事故の41日後の「プラザ合意」
著者が、「日本経済集団リンチ事件」と呼ぶ『合意』。
この後、日本経済が、
転落・墜落していった発端がそこにあるのだとしたら?

是非、読むべきだと思う。
ガンのステージ4を宣告された著者、渾身の本だ。

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