風待ちGiapponese

40からのイタリア暮らし。日常生活や食のあれこれをフィレンツェからお届けします。

衣装合わせ&エステ

2010-10-22 | 国際結婚
先日、挙式の衣装合わせに行ってきました。
和装レンタルをお願いするのは『ティンカーベル』
この代表者の方が個人的に持っている花嫁衣装の中から、挙式用+写真用で数着選ばせてもらえる上、料金も格安!
着物はアンティークものから最近のものまで、たくさんあって目移りしまくりでした。。。
でもやっぱり昔のものは素敵ですねぇ。
化学染料を使って染めている最近のものとは発色が全然違います。
今は染料となる植物自体が無くなって、昔のような色を出すことができないんだとか。
そんな着物を自分の目で見られただけでも、貴重な体験でした

挙式用に選んだのはアンティークの白打掛。
写真撮影用には、金鶴柄の白打掛、コシノジュンコデザインの色打掛、そして100年前の黒振袖+色打掛+赤い角隠し!約40年前に廃止となったこのスタイル、一体どんな風に仕上がるのか楽しみです。


鬘は、業界では有名な大庭先生がそれぞれの頭・顔の特徴に合わせて結い上げてくれます。
私の頭の形はちょっと変わっているらしく、合わせるのに苦労されていました


私がつけるカツラ。
昔は真黒い髪を使っていたけれど、今は少し明るめの色にしているんだそうです。


昨日は友達のエステサロンへ。
結婚のお祝いに、とフェイシャルエステをプレゼントしてくれました。
エルバ島でさんざん日射しを浴び続けた顔は、シミ・ソバカスだらけ・・・。
乾燥もかなりひどかったようで、保湿もしっかりやってもらいました。


パック中の顔、こんな風になっていたんですね!!
ジェイソンみたいで、怖い~


日暮里の「Ma Bonne Place(マ・ボンヌ・プラス)」。Tel:03-3801-7002

エステが終わったあとは肌が明るくなって口角もピッとあがっていました。
でも式の日までには元に戻ってしまうんだろうなぁ。。。残念。


さて、明日はイタリアから友人二人がやって来ます。
再び成田空港まで迎えに行ってきます~。


日本語でがんばりました

2010-10-20 | 国際結婚
先週金曜、Yoppaさん無事日本到着しました!

諸事情により私の実家には滞在できないため、隣駅の古アパートの一室に"単身"短期滞在しています。
「え~、一人で寝泊まりしてるの?」「かわいそう~!!」と周囲からのブーイングもありますが、「まぁイタリアではいつも一緒にいるんだし、たまには別々もいいよね」と両者合意のもと、私は実家からの通い婚です

テレビもラジオもない部屋で夜一人になると日本語の勉強をするくらいしかないようで、今ではひらがなはほとんど読めるようになり、次はカタカナだ!と意気込んでいました。
そんな話を聞いていると、一人にしてごめんよぉ。。。と少し心が痛むRombinoであります・・・

日本に着いて時差ボケも治らないうちから、挙式の準備や親戚への挨拶回り、友人との会食などなど毎日のように私にあちこち連れまわされているYoppaさんですが、それなりに日本での生活を楽しんでいるようです。


 
新宿散策中、目ざとく発見! "安くておいしい"魚屋を見つける力はさすがです。
ちなみにこの魚屋は、西新宿の『鷹丸』。


Rombino・父と洒水の滝を見物

そんなYoppaさんの日本での最初の"仕事"は私の両親へ結婚の挨拶。
去年10月に結婚が決まって以来、両者初の顔合わせ、ということになります。
到着日早々、長旅の疲れと時差ボケが残った状態で実家に来たYoppaさん、両親の前できちんと正座をして改まり、いつになく緊張の面持ち・・・。
それはそうです、日本語はほとんど分からないのに、敢えて通訳なしで日本語での挨拶にチャレンジするというのですから。
両親、私、そして(なぜか)同席していた義弟と姪っ子が見守る中、用意していた日本語カンニングペーパー(ローマ字書き)を何度もつっかえながら一生懸命読んでいました。
その真剣な姿に思わずじ~ん。。。
挨拶はありきたりの簡単なものだったけれど、彼の誠意が少しは伝わったかな。

お父さん、お母さん、今後ともよろしくお願いします!

ちょこっと、友人の宣伝

2010-10-14 | 生活全般
日本に帰ってきての楽しみの1つは、久し振りに会う友人達とのおしゃべり。
お互いに半年分以上の話題が溜まっているから、あっという間に数時間が過ぎて喉もガラガラ・・・。
時にはコーヒー一杯で5時間、なんてことも。店とっては迷惑な客ですね、はい。

さて今日は、今年の春にフィレンツェに来て「製本技術を学びたい!」と言っていたMちゃんとランチ(過去のブログはこちら)
彼女と会うのは私がエルバ島に移った5月以来。
あれから5ヶ月、どうしているかなぁと思っていたら、身に付けたことをしっかり活かして『Bottega Campanella』(ボッテガ カンパネッラ)というブランド名で売り出し中!
この数ヶ月でここまでやっているとは・・・正直言ってびっくりしました。製本に対する熱意と行動力!ですね。
rombino、「魚がおろせた~♪」などと喜んでる場合じゃないです


師匠のエンリコさんの工房にて

Mちゃんのプロフィール、作品紹介などはこちらのブログでどうぞ。→『ほっと一息♪Cappuccio』 
表参道のレンタルボックス『WANOMA』には作品が置いてあります。もちろん購入も可。
機会があったら、フィレンツェの伝統工芸をぜひ見てみて下さいね。


そして、フィレンツェ旅行で知り合い親しくなったEさんは、長年続けてきたパーチメントクラフトの先生となって活躍されていました。
日本ではまだ知名度の低いパーチメント、簡単にいうと”厚手のトレース紙にエンボスを施して、カードなどを製作する”ものだそうです。


例えばこれ、フィレンツェでの結婚パーティの際に配ったボンボニエーレの箱はEさんの手作り。
イタリア人にも大好評でした。

 
その他の作品はこのような感じ

どれも本当にきれいで思わずうっとり。。。
でもその分、作業はすっごく細かくて根気が要りそうです。
これを10年も続けているってすごいよなぁ、と根気に欠ける私は感心してしまいます。
Eさんのレッスンや作品の購入など、ご興味ある方はこちらへ→princess_etsuko@zpost.plala.or.jp


二人の近況を聞いて、今の私には「これ!」というものがないなぁ。。。と嘆息
せっかく芸術の都、職人の街フィレンツェで生活を始めたのに、何だかもったいない。
でもこういうものはムリに見つけようと思って見つかるものでもないですしね。
”自分探しの旅”と同じようなもの?・・・と適当にまとめて、本日の内省終了~。

明日は成田空港までYoppaさんを迎えに行くため、朝4時半起きです。
目覚まし3つセットして・・・おやすみなさい

フォトブック

2010-10-02 | 生活全般
今週初め、帰国しました!久々の日本、嬉しいぃ~♪
家族や友人達とおしゃべりしたり、買い物したり、近所の図書館に行ったり・・・と以前と変わることない日々で、「本当に半年もイタリアにいたんだっけ??」と何だか不思議な感じです。

今回の帰国の目的は、日本での挙式。
今月下旬、東京・代々木八幡宮で神前式を行います。
両親、妹弟、友人のみの少人数&披露宴はナシ(+ちょっとした歓談会)、の簡素な形式。
でも意外とこまごまと準備することがあるものですねぇ。
日本に帰ってからでも間に合うでしょ、なんて少しのほほ~んとし過ぎたかな。反省。。。
Yoppaさんは挙式日の一週間前に日本着です。
三三九度で日本酒をたくさん飲める!、と今から楽しみで仕方がない様子・・・。本当のYoppaライにならないことを祈ります
その他、フィレンツェからイタリア人の友人二人が来てくれます。
写真家のエマヌエレと、このブログにも何度か登場のガブリエレです。

このエマヌエレ、3月の結婚宣誓式では300枚を超える写真を撮って大活躍してくれました。
そして先月、この宣誓式の写真をまとめた一冊のフォトブックが、彼を中心としたフィレンツェの友人数人からプレゼントされました。

 

これがまたものすごく立派な写真集になっていて、私もYoppaさんもビックリ!
ただカラー写真を並べているだけのものとは違って、エマヌエレのセンスが光る渋~い仕上がり。

でも・・・。素敵な写真集に感謝しつつも、ちょっとがっかりする私・・・。
それは「何でこのショットを選ぶかなぁ!!」と言いたくなるような私の顔が次から次へと出てくるからなのです。
表紙に選ばれた顔なんて、まるで”オタフクソース”のマーク(←わかります?)そのものですよぉ
自分が古典的な顔立ちをしているのはよーく自覚していますが、でも他にもうちょっとマシなものがあったんじゃないのぉ~。

300枚もの中からフォトブックに載せる写真を選んだのは全てイタリアの友人達。
彼らは間違いなく、源氏絵巻図とか浮世絵の見返り美人図に描かれている日本女性を”日本美の象徴”として捉えていますね・・・。
他のイタリア人たちも、どうみても”おかめ”似に写っている私を見て、「ベリッシマァァ(きれいぃぃ)」ですって。

ちなみにこのフォトブックを見た日本の家族、友人たちは、「(映画)ゴッドファーザーの世界みたい」「恐怖映画の写真集・・・っぽい?」等々のコメント。
いやいや、東洋と西洋の美的感覚の違い・センスは様々でおもしろいものです。