風待ちGiapponese

40からのイタリア暮らし。日常生活や食のあれこれをフィレンツェからお届けします。

英語が話せない?!

2009-05-29 | 留学生活
二日後に結婚する友達の家で、女友達だけのパーティ(Festa delle Donne)が開かれました。
彼女は去年フィレンツェの語学学校で仲良くなったアメリカ人。
集まったのは、結婚式に参列するためアメリカからきた6人とイタリア在住のスイス、コロンビア、イタリア、ブラジル、アメリカ、日本(私)の計13人。この日初めて顔を合わせる人がほとんどだったけれど、彼女の温かい人柄を反映してかとても感じの良い人たちばかり。すぐ打ち解けて和やかな雰囲気となりました。
アメリカ人6人がイタリア語を話せなかったため、この日の会話は英語。英語が母国語でない国の人たち、びっくりするくらい皆な流暢に英語を話すんです
翻って私。イタリア語を勉強し始めてからどんどん英語を忘れていくなぁ・・・と以前から少し不安には思っていたものの、今まで敢えてそれに気付かないフリをしていました。
が、このパーティで恐ろしい事実が判明。何と、「明日」という単語が出てこなかったのです!何とか思いだそうとしても、浮かぶのは「DOMANI」(イタリア語で"明日")ばかり。隣にいた子に「"DOMANI"って、英語で何て言うんだっけ・・・?」とあまりにも低レベルな質問をした自分に対するショックの大きさと言ったら・・・。笑いごとじゃないですね、この状況。いや、本当に。
また英語に触れればきっと思い出して以前のように(中の下レベル)話せるはず?でもそうすると今度はイタリア語を忘れていってしまう??う~ん、困った・・・。 

フィレンツェのジェラテリア

2009-05-27 | グルメ・レシピ
「何だか今日は過ごしやすいなぁ」と思った本日の最高気温、29℃。先週から30℃を超える真夏日が続いていて、外を歩くだけでグッタリ・・・。そんな時つい目に付いてしまうのがジェラート。気付いたら4日連続で食べていました。

私のお気に入りのジェラテリアは、Campo di marte近くの「Badiani」。
Centroからは少し離れているのですが、バスの通学ルートにあるので途中下車して立ち寄ります。この店のオリジナル、「BuonTalenti」は本当に美味しい!!バニラ系のさっぱりした甘さが、暑さと疲れを和らげてくれます。
いわゆる”観光客向け”の店が多いCentroの中にも、もちろん評判の良いジェラテリアは何軒もあります。でもそこに日本の雑誌(店の紹介記事が載っている)がデンッと飾られているのは何となく見たくないなぁと思ったり。スーツ姿のイタリア男性達が、ジェラートをおいしそうに食べている光景にはついつい見入ってしまうんですけれどね
明日からまた真夏日に戻るようです。しっかり食事もとって、これからの暑さを乗り切りたいと思います。

Badiani」 Viale dei Mille 20/R 50131, Firenze
※毎週金曜は魚料理のランチあり
※Ci sono i piatti a base di pesce ogni venerdi a pranzo!

Giro d'Italia(ジロ・ディ・イタリア) ②

2009-05-22 | 生活全般
レース自体はほとんど観られなかったけれど、せっかく来たし・・・といういうことで観戦後に買った記念グッズ。Tシャツ、リュック、帽子、リストバンド等々がセット(€10)になっています。このピンク色、総合タイム首位の選手に与えられるジャージの色なんだそうです。これから湖や海に行くときに使おうっと。

Giro d'Italia(ジロ・ディ・イタリア)

2009-05-22 | 生活全般
毎年この時期にイタリアで行われている自転車ロードレース。1909年から始まって、ちょうど100周年にあたる今年はヴェネチア~ローマのコースで全走行距離3455.6kmを21日間かけて走ります。 そして第13ステージ目の今日、選手たちがフィレンツェに入りました!!・・・という情報、実は今朝、学校で知りました
イタリアにいながら、サッカーも自転車もほとんど知識がない私。以前、授業で「アームストロングはとても素晴らしい自転車競技の選手である」という例文があったとき、ルイ・アームストロングのことだと思って頭を捻ってしまったことがあります。(ランス・アームストロングは自転車競技の大チャンピオン)
今日のゴール地点はCascine。このブログで以前紹介した公園です。こんなチャンスは滅多にない!これはもう観に行くしかない!!!ということで、Cascine近くの友人宅で選手たちの到着予定時間まで待機。「10km手前になったら出掛けよう」という友人と一緒にTV中継を見つつ、いよいよ近くなったというところでCascineに向かいます ゴール付近は人集り。テレビカメラも入っています。にわか自転車競技ファンとなった私もドキドキワクワク。そして段々と歓声が大きくなり、「おぉ、ついに来たか~!」と思った瞬間、何かが通り過ぎました。 ・・・。み、見えない・・・。そして歓声第2波。今度は大集団が通過。でも、あまりにも速すぎて目が追いつかない。友人曰く「ゴール直前はみんなスピードをあげるから特に速いんだ」とのこと。まぁ、まだ先頭集団だから、これから続々到着するだろう、と思っていたら周りの観客が帰り始めたではありませんか。あれれ??実はこの集団、最後尾だったのです。そう、「10km手前」で家を出たら遅かったのです。
何が何だかよくわからないまま、私の初「Giro d'Italia」体験は1分も経たずに終わったのでした。

和太鼓 フィレンツェ公演

2009-05-20 | 生活全般
先日、Centroの「Teatro Verdi」(ベルディ劇場)にてKODO(鼓童)の公演がありました。元々刑務所だった場所にこの劇場ができたのは1800年代。フィレンツェの人曰く「まだ新しい建物」なんだそうです
イタリアの劇場で日本文化を観る、という状況に私も少々興奮気味。そういえば去年の夏、Fiesoleの丘の上でやはり和太鼓公演がありました。昔の円形劇場で、真っ暗な空に浮かぶ月を見ながら聴く和太鼓の音、ゾクッと鳥肌が立った瞬間のことは忘れられない・・・と、そんなことを休憩時間中に友人と話していると、隣の席から「その公演、私も行ったんですよ!」と話しかけられ、しばし和太鼓談義。と、前の席の男性が振り向き「前から失礼。私も会話に入れてもらってもいいですか?」と言って、結局20分近くイタリア人和太鼓マニア(?)の方々とのおしゃべりが続いたのでした。
約二時間の公演は「ブラーヴィ!ブラーヴィ!!」("ブラボー"の複数形)の大喝采。いつまでも拍手が鳴りやみませんでした。一緒に行った友人は「マンマ・ミーア・・・」(なんてこった・・・)とつぶやいたまま、しばし放心状態。思わず私は小さくガッツポーズ。演奏が素晴らしかったのはもちろんですが、日本の伝統文化がこんなにも受け入れられたことが本当に嬉しかったのです。
ふんどし、はちまき姿で大太鼓を打つ日本男児の姿に周りのイタリア人の目が釘付けになっていたのを、写真に撮れなかったのが何とも残念!!