窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

電王戦・最強伝説の終わり?

2013-04-30 00:02:40 | Weblog
神の目から見れば人類だろうがCOM類だろうが将棋語を話す被造物は
同じものに見えます。

子どもと孫ぐらいの違いはあるかもしれませんがね。

まあその程度です。

どっちにしたって「どんぐりのせいくらべ」。

どちらも永遠に「神の棋譜」にはとどきません。

まあそんなところでしょうか。


でも人類は将棋語をもとに「階級社会」を作ってしまいました。

名人をトップにしたヒエラルキーです。

「将棋語で会話をして言い負かされた方が下」というルールで組み立てられています。


でも隠れたルールがもう一つ。

「構成員は人類のみ」というのがありました。

これは今まで明確に意識された事はありませんでしたが、電王戦を契機にこれが
意識され始めました。


「地上最強なのが名人」という最強伝説。

これがヒエラルキーの基礎でした。

いまやこれがゆれています。


「地上最強なのが名人。ただしCOM類を除く。」

やっぱり迫力がありませんね。

「伝説」にするには「力足らず」です。

村人が怒ったのもこの為でした。

「今まで信じて疑わなかったものにケチをつけられた」とね。


もし仮にGPSが人類ならば何の問題もなかったでしょうね。

ニューヒーローの誕生です。

「ヤンヤの喝采」 とともに座布団3枚とお茶、お菓子でおもてなしです。

でも残念ですがCOM類でしたので、そうはなりません。


COM君からみれば「将棋語会話能力の継続的な向上」。

人類から見れば突然現れたCOMによる「ヒエラルキー崩壊の危機」。

まあそんなところでしょうか。

谷川さんの思案どころでもありまする。

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