君の友達

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日産 vs C.ゴーン3

2019年01月10日 | 日記

安倍


続きです。

この会見からわかること。


ゴーンさんがやったこと、

・有価証券報告書に不正があった

  ゴーンさんの報酬or収入が有価証券報告書に50億円ほど過少に書かれていた。

  「有価証券報告書」・・・WIKIで調べてみましたら、公開の株式会社は年1度、金融庁に対し、

  本社単体&連結子会社のバランスシート、損益計算書を提出しなければならない事になっているようです。

  なのでこれに不備があるという事は、昨日の動画の中で指摘している記者さんもおられましたが、

  粉飾決算に当たるのでは?

  という事は、日産側にも責任があるのでは?


・日産の投資資金の不正流用

  日産も本業の車を売る仕事以外に株を売買したり、当然為替の売買もやったり、デリバティブやスワップや・・・、

  私にはさっぱりわかりませんけれど、お金がお金を呼ぶような投資の取引をやっていて、

  ゴーンさんはその資金を使って、私腹にポッポしたか、または赤字になって持ち出した分穴埋めしたか・・・、という事でしょう。


・経費の不正支出

  これは私にも良く分かる。

  なかなか線引きがむつかしいところもありますが、

  ゴーンさんが世界のあちこちに日産のお金で別荘を買っているという噂(あくまでも噂です)

  があるので、例えばですけれど、

  ゴーンさんが全くすべて私用にしか使われない海外の高級住宅を、ゴーンさん自身が決裁し、「社宅」として日産のお金で購入した場合、

  実質、登記上持ち主がゴーンさんであれば100%横領になると思いますけれど、

  登記上は「日産」で、実質ゴーンさんが私的に使用していた場合、また一旦、日産の社宅として高額で購入し、

  その後、ゴーンさんに安く払い下げた場合・・・。


https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-11/PJILXJ6JTSEN01

  

  この場合はおそらく法律には抵触しないのではないかと思います。


西川社長はあくまで「日産社内のコンプライアンスの問題」としておっしゃっています。


日産は戦後日本を代表する自動車会社で、かつては丈夫なエンジンでF1レースでも活躍し、

沢山の優秀な子会社を育て、日本の自動車産業の顔的存在で、日本人のプライドでもありました。

おそらく西川社長をはじめ、今いらっしゃる役員さんもその頃からの社員だった方も多くいらっしゃると思います。


そこに落下傘部隊のようにゴーン氏が空から現れ、ばっさばっさとコスト削減し・・・、

確かにそれによって経営が保たれて新たな日産に生まれ変わったという事もあるでしょうけれど、

確かに今の日産はゴーン氏のおかげでもあるのですけれど、

西川社長が何度もおっしゃっている「社員の方々が必死に頑張ったから」「顧客の方々のご支援のおかげ」

という感謝の気持ちを忘れ、

「自分の能力でここまでやったのだから、高額報酬のみならず、日産の信用、暖簾?を私的に使用しても良いだろう」

というような一種の傲慢さを感じます。


話は違うんですけど、同じことが舛添前東京都知事の辞任の時も思いました。

舛添さんも「何も法を犯すことはしていない」と頑張っておられましたが、

やはり、能力を兼ね備えた権威でさえ、それをかさに傲慢にふるまう事を東京都民は許しませんでした。

こう思うのはやはり私が日本人だからなのかな。

こういった日本の会社である日産のコンプライアンスは、なかなか落下傘部隊が当たり前の欧米の経営者には理解できないのではないか、とも思います。

西川社長の動画ではゴーン氏の所業は日産の社内コンプライアンスだけではなく、法律にも抵触しているような自信がうかがえます。

とりあえず、法的に有罪無罪は司法に任せるとして、確実にゴーン氏の所業は日産のコンプライアンスには完全に抵触している。

もう、ゴーン氏を抜きにして、これからの日産を考えていく、という事でしょう。

 


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