君の友達

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N国2

2019年09月26日 | 日記

安倍

 

昨日の続きです。


昨日、政治家としていかがなものかという方には一票を入れないと言ってしまいました。

それでは私がとても正確に人としての判断を下せる能力があるのかと言うと、全く持ってそんなことはなく、

経験上政治家になるにはかなり多方面に高い資質と能力が必要だなぁと、推測しているだけです。


そんなこと当たり前でしょという方が9割方いらっしゃると思いますが、

それでは政治家の能力って具体的にどういう能力か、頭を整理するためにまとめてみようと思います。

・・・これはなかなかむつかしい。

中と外で分けるか、政治と選挙に分けるか・・・。


まず絶対必要なのが、「リーダーシップ」

これもまた定義がむつかしい。


それでは逆さまから考えるとして・・・、選挙に出て票を集めるためには、有権者一人一人の「信用」を勝ち得なければなりません。

それも数百人から何万、何十万人です。

その何万と言う人が、この人に一票入れようと思って、投票所で投票用紙に名前を書くという行動にまでもっていかなければなりません。


選挙を経験された方や、広告代理店の方はようく分ってらっしゃると思いますが、

一票を入れていただくためには何人候補者がいようと、定数が何人であろうと、一人一票ですから、その人の中ではその人の価値観によって1番素晴らしい人でないと入れてくれないわけなんです。

いかに「信用」を勝ち得るか。

この「信用」という言葉はただ個人的に私に対してうそをつかない人という事ではなく、

公に政策としていっぱい良いこと言っているけれど、単に票集めのためではなく、国を、県を、自治体を本当にこの人は良くしていってくれる、

私の思っていることを本当に実現してくれる、公の人に対してもうそをつかない、という半分「期待」も含めた信用です。


それではそれを実現するにあたって、まず候補者に何を求めるか。

売り込む商品の質という部分ですね。

理想を言うと、もうありとあらゆることです。

内面的には「志の高さ」「正義感」「責任感」「勝ち気」「頭の良さ」「行動力」「弁舌が論理的かつさわやか」「精神的にも肉体的にもタフ」・・・・・・・・・・

外面的には「現役時代の役職」「学歴」「年齢」「出身地」「服装」「政党」「顏の作り」「2世議員かどうか(親がどれだけ活躍したか)」「実績」・・・

ぱっと思いつくところでこんなところでしょうか。


これだけ書くと「そんな完璧な人間いるか!?」と思われるだろうし、

外面的な条件は別として、内面的に実際半径3m以内にいる人に対してもこれがすべてある人だったら、私はもうこんなブログ書くのはやめて身も心もお尽くし申し上げます。

要は候補者を中心に半径10m以上離れている人にこう映れば良いんです。


また、すべてが100%でなくても全部を足して地方選では50%、国選では80%あればOKと言うところでしょうか。

自民の麻生さんや石破さんなんて、外面的な要素で「顏の作り」を言えばほとんど0点ですけれど、他はほとんど100%以上クリアされていますね。

では、どういう時に本人を必死に励ましながら、裏では票を入れないのかという点ですけれど、

いるんですよね、半径10m以上離れているとよさそうに見えても、3m以内に入ると害しかない人って。

まぁ、その害の種類にもよるんですけれど。

まず上に上げた項目一つ一つ、特に内面的要素について検証して、足らないだけならまだしも、

それ以上に反対の性格である場合、この方には政治家は無理だろうなと判定します。

 

「志が低い」

 政治的ビジョンがなく、どう見ても世の中を良くするために働くつもりがない、つまり、自分の立身出世のためだけに政治家になろうとしている人・・・この頃はあまりこういう方はいませんけれど、

 あえていうならこれとは反対の方は大勢見かけますね。つまり、他は何もないのに志の高さだけで勝負しようとする人。

 無所属で自己資金だけで立候補している方に多いです。

「正義感がない」

  これは判断の間違いに通じてしまうので、少なくとも公職選挙法という法律は守らないと、交通費に2500万円を使ったどこかの号泣議員のようになってしまいます。

「責任感がない」「責任を取ることから逃げる」「その場しのぎに責任を取るふりをする」

 少なくとも自分が立候補している選挙戦において起こったことは自分が係わってなくても責任があると自覚してほしい。

こういう人はおそらく有権者に対して約束した公約も簡単に自分の都合で破ってしまうでしょうね。

「負け犬」

 これはもう論外です。選挙に勝つ、反対勢力に勝つ、自分自身に勝つ、人生に勝つ、「絶対負けない!」という気概がないと政治家なんかできません。

「肉体的、精神的に弱い」

 これも論外。

「頭が悪い」

 これは政治の世界だけではなく一般社会でもこういう人が周りにいると大変ですよね。常識・理屈が通らない、想像力皆無の人。

人生においてでも選挙戦においてでも、目的遂行のための布石を打てない人、がむしゃらに一生懸命やりさえすれば、何でも思い通りになると信じて疑わない人。

こういう人、候補者にもいます。確かに一生懸命がむしゃらに・・・という事は必須の条件ですが、それだけだと勝てません。

他のすべての要素が整っていてもこれがあると、当選した後一人で自立できないし、まずもって何においても負けてしまうと思うので、ここで落選しておいた方が良いのではと思います。

「自主的に動かない」

 これも周りが大変。自分の活動の場、人の輪を自分で切り開けない人は政治家は無理。


以上は候補者の資質という部分ですけれど、それに戦術・戦略が加わって、何とか候補者の良い面を、良い面だけをできる限り広くPRして、「信用」を勝ち得ていくというのが選挙戦と言うところでしょうか。


少しN国の話から外れましたけれど、私は「政治」というもの、その世界は、日本の未来と密接に関係があって、私と私の子孫の幸福のためにとても重要な部分だと思っています。

だから、できれば能力の高い人、本当に未来を見透かして変えていける人が政治を担ってほしいと思っているというか、思うべきと思っているというか…。

こういうと、今の世の中、何をもって能力が高いとするのかという価値観の違いもありますし。


昨日のN国の話はあくまでも選挙戦での戦術・戦略の話で、N国のすべてではないし、ネットはもう選挙戦では欠かせないツールの一つになっているので、

それをどう使うか、「炎上商法」もありかなと私は思っています。

ただ、Youtubeなんかもそうですけれど、ネットにはまってそればっかり見ていると、その論理の正しさにどんどんその世界に入ってしまって、それを洗脳というのかどうかわかりませんが、

相手の言いたい論理にはまってしまう・・・、 それは相手の術中にどっぷりはまっているという事ですが、それは避けた方が賢明なのではと思います。

はまりながらも、「こいつははこういう戦術で票を集めているんだな」と、そしてはまっている自分も「今、自分は相手の戦略に乗っかってしまっているな」と、

どこか冷めた目で、自分を客観視できる訓練をした方が、物事の本質に近づくことになると思います。

 


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