思いは実現する

日々の考えや覚書、構想などを思いつくまま記していきます。

イベントへの思い

2007-09-25 19:00:45 | Weblog
 10月27日(土)に私たち研究会が主催するイベントがある。
 次のものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
  ~これから必要な『教師力』の高め方を名人が伝授!
        (プロの授業、プロの仕事術)~
 第9回「授業の名人・有田和正・野口芳宏IN鹿児島」のご案内

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 今から8年前,有田先生・野口先生を初めて「奄美の地」にお呼びしたときに
「イベントへの思い」というメールをメーリングに出したことがあった。
 今日は,それを紹介する。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ○○です。
 以下に3月9日のイベントに寄せる「思い」を書きました。
 メンバーの皆さん、イベントに向けて、それぞれの「思い」
をメール上で共有しませんか。
 メンバーの多くの「思い」が掲載されることで、イベントに
向けたお互いの気持ちも高まると思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   
   有田 和正 ・ 野口 芳宏

  3月9日(土)、この両名人によるイベントがある。
  今からこの日が来るのが本当に待ち遠しい。

  「有田和正・野口芳宏・向山洋一」

 教育界でこの三先生は、「ビッグ3」と言われている。
 「ビッグ3」のうちの二先生が、奄美大島に来島するのである。
 すごいことである。

 東京でさえこの「ビッグ3」が一同に会し、イベント講師を務
めるというのは、なかなかない。
 あったとしたら、この三先生を慕い追って、日本全国から集
まってくるほどである。

 以上のことから、ここ奄美の地で「有田先生」と「野口先生」
のダブルのイベントを開催することが、いかにすごいことなのか
が分かる。

 大げさに言えば、両先生を招いたイベントを奄美の地で開催
すること自体、かつては「考えもつかない」ことであった。
 有田・野口両名人来島によるイベント開催は、本当に歴史的
なことである。


 TOSS○○の前身の前身である「○○教育サークル」を立ち上
げた当時、○○氏とよく夢見たものである。

  有田先生や野口先生、向山先生などを招いてイベントなんか
 をできたら、どんなにすごいことか・・・・

 その当時(今から7年前であるが)、以上のことは遙か遠くに思
い浮かべるだけの、夢の夢の話であった。
 
  今の自分たちじゃ、とうていできっこない
  退職するまでの教師生活のどこかで実現したらいい

 このような「夢物語」であった・・・・。

 例えば東京・大阪・福岡・山口・岡山・福島にある、名の知れた法
則化サークルに参加していれば、以上のようなことは思わなかった
だろう。
 いわば、サークル自体が先達とは「つて」「面識」があり、これが
ベースになって、イベントを開催できるからだ。
 先達を招いてのイベント開催はそう難しいことではない。

(以上の意味から、新卒の頃からこのような名の知れた法則化サ
 ークルに参加している教師は本当に恵まれていると思う。
 教師になってすぐから「本物」と出会い、主催者としてイベントに
 関われるからである。)

 しかし、私たちは違った・・・・。

 鹿児島の、それも大隅半島の片隅にある、名の知れない、本当に
ちっちゃな、ちっちゃなサークルだったのである。
 どの先達とも、「つて」も「面識」も、「縁(えん)」さえも全くないサーク
ルだったのである。
 ましてや、○○・○○個人はなおさらである。

 そんな中、○○氏と夢見たのである。

  いつかは、有田先生、野口先生なんかを招いてイベントでもで
 きたら・・・・

 しかし、それは、現実味のない、そして実現しがたい、遙か遠くの
「空想物語」であった。

 しかし、である。
 あれから4年後、私たちの夢見たことは現実のものとなあった。
 一昨年開催した

   「授業の名人・有田 和正 IN 奄美」

のイベントの開催である。
 140名の参加者を得た本当に充実したイベントであった。
 忙しかったが、あのときの「興奮」と「高揚感」は今でも忘れらない。
 夜の懇親会は、本当に楽しかった。昼間も楽しんだが、夜も負けず
に楽しんだ。
 
 このように、イベント開催までのこれまでのことを振り返ると、本当に
感慨ひとしおである。

 イベントをこれまで2回しか実施していないが、その2回のときの「興
奮」と「高揚感」は今でも忘れないないのである。
 例えば、有田先生個人との関わりだけでも次の通りであった。
 
  1 丸二日間夜も昼も時間を共有できた。
  2 夜は、膝を付き合わせ、肩を並べ、面と向かって直に語らい・飲
   食をすることできた。(朝食もご一緒したり・・・)
  3 イベントという共通のことに向かって、名人たちと共に一日を過
   ごすことができた。
  4 事務局の特権で、有田先生たちとさしで話ができ、1対1でうん
   と語ることができた。

 昨年の夏、久留米の講演会に行ったときなど、有田先生は、ホテル
の会場に着くなり、「○○さんは、まだ来ていないの?」と、そのイベン
トの事務局の方に私のことを尋ねたそうだ。(大変うれしく、恐縮であっ
た。)
 私が到着すると、そのことを事務局の方が話してくださり、奥の有田先
生の控え室まで案内してくださった。
 その後、1時間弱、講演会が始まるまでホテルの控え室で1対1で有田
先生と楽しく語らうことができた。
 翌日の研修会でも、同様にしていただいた。

 事務局にはこのような特権がある。

 このような名人たちとの出会いは、確かに教師としての「私」に大きな
影響を与えた。
 いや、人間としての「私」に大きな影響を与えた。

 「本物」と言われる名人たちと会うと、「お山の大将」になんかなってら
れないのである。「天狗」になんかなっていられないのである。

 私ほどの教師の実力なんて、本当にちっぽけで、いかに井の中の蛙なの
かが分かる。
 あれほどの実力があり、すごい先生なのに、一つも偉ぶったところがない。
高飛車なところなんて、みじんもない。
 本当に明るく、庶民的で、ざっくばらんなのである。
 人間的に本当に謙虚なのである。
 しかし、授業をさせたら、しゃべらせたらすごい。

 そんな名人たちと付き合い始めると、高飛車な態度なんかアホらしいことが
分かる。
 少し力をつけてきたからといって、偉ぶる奴がいるとすると、「それがどうし
た!」と言いたくなる。
 「本物を見てみれ!お前なんか、井の中の蛙だ!」とでも言いたくなる。

 名人との出会いは、以上のような人格の部分でも、人間的な部分でも私に
大きな影響を与えたのである。


 このような名人との再会がまた待っている。
 あと1月後である。

 イベントに対する「思い」はまだまだある。
 次は別な面からの「思い」を、次のメールで書きたい。

コメントを投稿