大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

上辺だけの同盟

2011年12月03日 08時36分43秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、久々のヒューマンアライアンス(以後HA)よりオートボット“ロードバスター”。ロードバスターは当ブログでこれまで二度レビューしてきま
したが、今回のHA版で三回目の登場になりますね。全体的にバランスの取れたプロポーションになり、ロボットらしさが増しました。


ご尊顔拝見…なんかぽっちゃり顔です。太った?それにロードバスターのトレードマ
ークであるサングラス状のバイザー、それが小さく目じりが食み出てる様にも。
付属カードには、“ロードバスターは地球において、すばらしいドライビングテクニック
とセンスを持つドライバーを見つけた。戦いのないときは、お気に入りのパートナーと
共にカーレースに興じる。”と書かれています。あれ?レッカーズって特に地球に対し
思い入れは無いんじゃなかったっけ?レースは好きなの?


前もってご説明しておかなきゃいけないことが有ります。撮影中、胸部の変形を間違ったまま進めてしまっていた事が
分かりました。上画像の左側が正解、右画像が間違いです。最初の画像は正しいものに差し替えましたが、それまで
撮影した画像まで差し替えるまで手が回りませんでした…たまに間違った画像が出てきますが、大目に見て下さい。


デラックス版と比較…元々デラックス版はガワ変形だったので手足の細いプロポーションをしていますが、HA版の場合は車体その
ものがきちんと変形しているので、四肢が太くロボット的な太さになっています。いや、デラックスのマッシブさも好きですけど。プロ
ポーションこそ大きく違いますが、タイヤの位置や胸部中央のディテール、フレーム状の脛と言った様に、共通のデザインはそのま
ま残そうとしているのが分かります。あと、HAは成形色が明るくなっていますね。


大きさはこんな感じで、デラックスの頭の所が大体HAの腹部くらいになりますかね。


お次はサイバーバース版…こちらはデラックスクラスの方に近い構造だった上に低価格帯なので、やっぱり比較するとかなり厳しい
です。サイバーバースの方は、なんか背中にカブトムシの外骨格を背負ってるみたいに見えますな。全て比較してみて分かりました
が、成形色はHAだけが明るめのグリーンなんですね。


こちらもサイズ比較…考えてみればHAとサイバーバースを比較するのって初めてですな。ま、DOTMでHAはこのロード
バスターが初めてだし。


三種まとめてご尊顔比較…やはりデラックスのイケメンっぷりには敵わないか。っつーか、こうしてみると一番大きいHA
が一番ブサイクじゃないか…っつーか全然違うでしょコレ。同キャラなんだから頭の形くらい統一しようよ…。それとも、こ
の三種の内に一つだけ劇中準拠のデザインがあるんでしょうか?当初は劇中設定資料がハスブロから送られてこなくて、
開発スタッフが独自にデザインし開発してたら、後になって劇中資料が来てそれとデザインが違ってたとか。あり得る…。


初代HAであるバンブルビーと比較…バンブルビーも対外デカかったですが、ロードバスターも負けてません。身長では
劣りますが、ミサイルポッドのお蔭で一見バンブルビーよりも大きく見えます。


可動はちょっと融通が利かない感じです。首左右可動、脇、肩、上腕ロール軸、肘、手首が内側にのみ可動、股関節、
膝、膝下ロール軸、足首が前方向にのみ可動。上半身は腰以外は特に問題無い(首関節はボールジョイントで無くとも
そんなに気にならないので私)のですが、足ロール軸が太ももでは無く膝下なのが困り者。これは上腕部にロール軸が
無い場合と同じで、地味に融通が利かないんです。


これは肩のアップ画像ですが、円で囲った部分をご覧下さい。左画像のグレーの部分に平たい突起があるのがお分かり
でしょうか?これは変形時に使用するジョイントなのですが、これが肩を真上に回した時に干渉し、それ以上は全く動かな
くなってしまいます。


つまり、腕を動かした場合はこれが限界。ここから腕が上がらないのですよ。これはイカンなぁ…。でもこのジョイントが
無ければ変形出来ない訳でも無さそうなので、思い切って切り落とそうか?あ…やっぱりやめときますHA高いし。


これはロードバスターを真横から撮影した画像です。腹部を真横から見ると…まぁスカスカなのは別に
いいんですが、不自然にくの字に折れ曲がっているのが分かります。これ変形が間違っているのか、
又は変形は合っていてテールパイプみたいに変形でどうにかできないかと思ったのですが、構造上ど
うやってもこれ以外の形にはならないので、ロードバスターはこの腹がデフォ。ま、ロードバスターはこ
の状態で顔がまっすぐ向く様に設計されているので、これで正しいのは間違いないでしょう。


後頭部を見ると、HA名物の頭部ギミック用レバーが。これを下げると…?


頭が開き、そこにサングラスが収納されてロードバスターの素顔が現れます。もちろん、逆の手順だと頭部が開いてサングラスが
現れます。が、ウチのロードバスターは何故か頭部を開いてもそこでサングラスが止まってしまい、HAジャズの様にレバー操作だ
けでサングラスが定位置に嵌ってくれません。これって不良?


サングラス状態と素顔で比較…帽子状のヘッドに比べ輪郭が太く、どことなくカメっぽい
感じに。やっぱりこの顔は無いわ…。


武器は毎度お馴染みロードバスター愛用のチェーンソー、これで三種発売されたロードバスターにはめでたく全てチェー
ンソーが装備されました。ビークルモードで収納する為にちょっとだけ変形する程度のギミックしか有りませんが、形状は
文句無しなのでこんなものでしょう。ただ、やっぱり小さい…。チェーンソーなんだからもう少し大きくしても。変形の都合で
仕方が無いんだけど…と思ったら、このサイズでも無理がかかってました。詳しくは後述。


そしてもう一つがこの武器A…取説にそう書かれているんだからしょうがない。せめてなんとかキャノンとか、適当でも
良いから何らかの名付けて欲しかった…。そういう所を大事にするのがTFなんだから。いや、いちいち名前考えるのが
面倒臭いのも分かるけど。


銃口にエフェクトパーツみたいな形状をしたミサイルパーツを付ける事が出来ます、もちろんスプリングでのミサイル
発射ギミック有り。でも、クリア成形じゃ無いので質感が悪いったら無いです。


接続は5ミリジョイントなので、外せばそこにデラックスロードバスターに付属したアサルトコンバットソーを取り付ける事も可能です。が、この問題
点はあちこちでも指摘されていますが、HAの5ミリジョイントは他のDOTMカテゴリーTFのものと比べると若干ジョイント径が大きく、付けても緩くて
不安定になってしまいます。話をアサルトコンバットソーに戻しますが、やはりこれくらいの大きさが欲しかったので、サイズがピッタリで嬉しい所。
尚、この画像ではチェーンソーの裏側にセロハンテープで留めて、本来は固定出来ないチェーンソー状態で固定しています。


手は平手で拳ではありません。よって親指と掌に隙間が出来ているのでライフルなどのグリップが持たせられる筈なの
ですが、ロードバスターの掌には突起があるのでそれも不可です。この突起はHA名物のパートナー手乗りギミックの為
の物と思っていたのですが…詳しくは後述。


そして忘れちゃいけない、ロードバスターのトレードマークこと“ミサイルポッド”…なんかトレードマークの多い奴だなロード
バスター。大きさが小さいのがちょいと不満。


しかし、デラックスからの悲願だった縦軸可動が可能なので、ようやく角度を変えた射撃姿勢を取れる様になりました。


5ミリジョイントは両肩と両下腕部と合計4か所、そこに他のTF武器やメックテックウェポンの装備が可能です。しかし、上記の通りジョイントが
緩めなのが難点。


では、そろそろパートナーの“リーコン軍曹”のご紹介。一応軍人の筈なんです
けど、ご覧の通りレーサー姿。しかもフルフェイス…一応、胸にデカデカとオート
ボットエンブレムがありますけど、あんた本当に軍人なんですか???


ご尊顔拝見…と言ってもフルフェイスなんだからご尊顔も糞も。
しかし顔だけ出すと、レーサーと言うよりコンビニ強盗を連想してしまう私、どっか間違ってるんでしょうか?


これまでの歴代HAパートナーと比較すると、サムやレノックスよりも小さくノーブル軍曹と同じ位です。つまり、今回のHA
はノーブル軍曹がカテゴライズされるHAB規格に沿って設計されている様です。こうして並べてみると、HA付属のフィギュ
アってどんどん小さくなっていっているんですなぁ…お蔭でサムが大男になってます。


では、HA名物のパートナー連動ギミックのご紹介。まずは毎回恒例の手乗りギミックですが…これが問題のある物で。
掌に手乗りギミック用の凸ジョイントがあるのは上記の通りですが、その太さとリーコン軍曹の足裏にある凹ジョイントの
径が合っておらず、全く接続出来ません!じゃあ何の為に、武器保持を捨ててまで掌にジョイント付けたんだよ!?画像で
は掌に乗せているだけで、全く固定されていません。おいロードバスター、お前やる気あるのか???


次に、ロードバスターの背中側にあるこの部分にご注目。


横に180度回転させ(中央画像参照)、先端を折り曲げ中央の黒いパーツを後ろに90度倒す(右端画像参照)事で、
リーコン軍曹が座る為のガトリング銃座が完成します。


が…ここにはシートにもジョイントや背凭れが無く、銃座にさえリーコン軍曹が握る為のグリップ類が一切無く、ただ跨っ
てるだけ。せめてグリップくらいは用意しなきゃ駄目だろう…おいロードバスター、お前本当に人間と組む気あるのか???


第三の連動ギミック、ミサイルポッドのフレームを展開する事で、相棒が座る為のミサイル銃座になります。こちらには
ちゃんとジョイントがある…っつーかこれビークルモード用のシートなので、背中の穴にしっかりと接続できます。
が、ミサイルポッドの傍にある突起、これ相棒の手と比べると径が太すぎて握れません!おいロードバスター…。
お前本当は人間が嫌いだろ?


しかも、横から見ると腕がこんな不自然な形になっちゃうし(HAバリケードもそうでしたね)、それにこのギミック取説に
載ってないんですよ!記載があるのは箱裏だけで…。案外、これは元々想定されていなかったギミックで、箱裏の製
品写真でギミック紹介する為に考案されたオフィシャル俺変形なのでしょうか???


HABから付属フィギュアの手首が可動する様になった、そしてレーサー姿のリーコンですからHAジャズに付属するバイク
に乗せてみました。手首のお蔭でハンドルを握れるのは良いんですが、HAB規格だとレノックスより小さいので微妙にサ
イズが合いませんな。


撮影中に思い付いたのですが、サイズを無視してサイバーバースと絡めると意外に楽しいです。ロードバスターが小さい
なんてことも無く、むしろ初代TFのスパイクとバンブルを思わせる体格比になるので、非常に絡めやすいです。


ビークルモードはシボレー・インパラ ナスカー仕様…の武装バージョン。サイバーバースでは同様の武装バージョン、
デラックスでは非武装バージョンで製品化されてきたロードバスターですが、HAでは武装状態での製品化となりました。
最も大きいだけに、その情報量の多い武装ディテールは素晴らしいです。


まずデラックスと比較…やっぱりこれ同じ車種なのか?ってくらい差がありますな。
そして、やっぱりデラックスも武装状態で作って欲しかった…。こうしてみると、ミサ
イルポッドはHAはそのまま車体側面についているのに、デラックスは変形させる事
で内部に収納しているんですね。


続いてサイバーバースと比較…こちらはどちらも武装状態なので、極端な
差は無く。むしろ、低価格帯でここまでやったサイバーバース版に拍手。


三種のロードバスターを並べてみました…やっぱりHA版の明るい成形色が目を引きます。どうせなら暗いグリーンで
統一して欲しかったですが…。


ついでに同じレッカーズのトップスピンと比較してみると、同じ車種の武装形態
なので、色に目を瞑ればパッと見は同じものに見えますね。でも、よく見ると武
装が全く違うのですけれども。


こちらも大きさ比較…やっぱり大きさから来る“細かい情報量”の与える影響は大きいなぁ。


こちらもバンブルビーと比較すると…武装状態のロードバスターが相手でもそのボリュームは負けてませんバンブルビー。


HAですから、運転席にドライバーが座る事が出来ます。しかし、視線が斜め上を向いてしまうのと、ドアを開ける度に
ミサイルポッドを後ろに逃がさなきゃならんのが少し煩わしい…。特に後者、人間を乗せたくないのかロードバスター。


ビークルモードでもサイバーバースと…流石にビークルモードはちょっと無理か。


車体後部にはデラックスには無かったウイング、そしてタービンエンジンが。ご覧の通り、ロボットモードの武器Aです。


よって、ここに先程のミサイルパーツを付ける事が出来ます。発想としてはヘケヘケ版ホットロディマスと同じなのです
が、やっぱりクリア成形じゃ無いのが痛いなぁ。


これは車体左側面つまり運転席側ですが、ドアの下にロボットモードで使うチェーンソーがあるのが分かります。
が、これチェーンソーが思ったよりも厚みが有って、車体の左側が若干浮いてしまいます。コロ走行させるとチェーンソー
が地面を擦ります…これがさっきお話ししたチェーンソーの弊害。


しかし、サイバーバース同様にビークルモードでチェーンソーを出す“デカレンジャーごっこ”はHAでも健在です。


ビークルモードでも自己主張しているミサイルポッド。デラックスでは内部に収納していたミサイルポッドですが、HAでは
外側に露出しているとは上記の通りですが、どうせ収納しないのだからもっと大きめに作っても良かったのでは?コスト
の問題とか?


フロントグリルにはサイバーバースにも有った小型ガトリング砲、ボンネットには小型機銃が。後者はサイバーバース
にもありましたけど、あくまでディテールであって別パーツじゃありませんでした…よく見なきゃ分からないですアレ。
でもHAの方は、しっかり別パーツで造形されているので、一目で分かる様になりました。


この小型機銃ですが、変形させれば内部に収納しヘッドライトになります。結構綺麗に収まりますね。


これが機銃を収納した状態です、ボンネットだけとは言え非武装状態になりました。つまりロードバスターは、ちょっと
したビークルバトルモードへの変形を備えています。
それと関係ないですけど、ロードバスターはビークルモードだと5ミリジョイントが全て隠れてしまうので使えません。


この状態になると、ドアとボンネットのパーツが干渉してドアが完全に閉まらず、隙間が出来てしまっています。具体的
に言うと、中央よりやや左下の所にあるグレーのコの字型のジョイント、これが挟まっているのが原因です。ボンネットの
変形は取説にも記載されておらず、本来この部分の変形ギミックはビークル→ロボットの為の物なので、このバンパー
だけ非武装変形は最初から想定されていないギミックなのでしょう。


それでは変形シークエンスに入ります。まず最初に、車体後部のタービンエンジンを外します。


フロントグリルの小型ガトリング砲のジョイントを外し、ミサイルポッドを後方に逃がしドアを開け、車体底面からシートを左右に引き出します。ここ文章
で表すと単純に思えますが、これがジョイント外したりアームを動かしたりと結構手順が多いです。右画像ではドアの内側からロボットモードの手が出
ていますが、変形させてから別にこの状態で出さなくても良い事に気付きました…まぁ大目に見て下さい。それと、リアウイングのジョイントを外し左右
に二分割します。


これは後輪付近を横から撮影した画像です。まぁこんな感じに伸ばして行くのですが、ここが思ったよりも手順が多くて複雑です。まず左端の画像からスタートしますが、
その右隣の画像で車体後部の付け根ごと下に大体50度ほど曲げて、今度は後輪付近の折りたたまれていた内部フレーム(この画像では内側になるので見えません)
をまっすぐ伸ばしジョイントで接続、左から二番めの画像にあった後輪付近のグレーとホワイトのパーツとビークルのリアウイングを90度折り曲げ、車体後部のグリーンの
パーツ(左端画像のリアウイング左側にあるパーツ)をヒンジに沿って下に折り曲げ、右端画像の状態にします。


こうなると伸ばした車体後部がビークル天井に繋がった状態になりまして、この繋がった部分を真横に180度回し右の状態にします。


これはその状態の下部分だけを撮影した画像ですが、折りたたまれていたロボット足首を引出しつつビークルのガワ
(グリーンとホワイトのパーツ)をロボット定位置に合わせ、付け根に沿って180度回転させます。


これで脚部が完成したので、ジョイントに沿って車体を伸ばします。


現時点ではこんな感じです。HAはドアかシートがロボット腕になるパターンが多いですが、ロードバスターはジャズ同様
にドアが腕になる形式なのが分かります。


ご覧の通りボンネット、ここを変形させて先程の非武装状態にします。ここは特に問題無くスムーズに。


それが終わったら、ボンネットを前方に折り曲げます、でも今回は途中で止めて、完全
には折り曲げません。何故なら、この状態では腰とボンネットを接続するジョイントが使
えない事と、ボンネットを軽く前方に曲げておかないとパーツが干渉して変形させにくい
からです。


再びボンネットの変形に入ります。バンパーのジョイントを外し、一度ヘッドライトをアームに沿って上に逃がします。


ジョイントを外したことで残った真中のバンパー、これを下に折り曲げるとフロントグリル内のフレームも一緒に移動します。そのフレーム部を、
90度折り曲げて画像の状態にします。すると、フレーム部についていたジョイントが見える様になります。つまりバンパーに隠れてたのです。


ジョイントが使える様になったので、バンパーを動く所まで移動させて腰とジョイントで接続します。


続いて、ボンネットを真正面から見てみましょう。残った左右バンパーを回転させ、ボンネット中央付近にある左右の細
長いグリーンのパーツ、これを左右に移動させ、中央にあるグリーンのパーツを開き、中からロボット頭部を引き出します。


で、それらを定位置に収めたのが右画像。一見これで完成した様に見えますが、まだやる事はあります。


ボンネット両側を斜め前方に移動させ、ジョイントで固定して胸部は変形完了です…ここのジョイントがまた固いのなんの。上画像と
違い下画像ではバイザーがありませんが、別にどちらでも変形に支障はありませんので。あー…ボンネットの変形だけでこんなにた
くさん画像使うなんて、下半身もそうでしたけどいったいどれだけ複雑なんだよコイツ。


では、今度は両腕の変形に入ります。ご覧の通り、これは左右に伸びたドアとシート。


まずシート部の変形です。シートと繋がったフレーム部をヒンジに沿って外側…画像では左方向に動かします(左から二番目の画像)。
するとシートの上下が入れ替わります(三番目画像)が、シートとフレームのジョイントを180度回転させ、再びシートが上に来る様にします。


肩の付け根を胴体に移動させ、先程触れた“ビークルモードでドアに挟まってるコの字型ジョイント”で固定します。そしてドアのパーツを後方
に折りたたみ、ロボットモードの下腕部を形成します。このドアが意外に手がかかっていて、普通だったらそのまま使われているドアが上下で
三分割されています。ドアが腕になるという点ではHAジャズに似ていますが、ジャズがガラスを内側に折りたたみ中から手を出す変形だった
のに対し、ロードバスターは手は同様ですがドアそのものを分割すると言う進化が見られます。それと忘れやすいですが、タイヤに被さってい
るグリーンのパーツ、これを下に回して定位置に合わせます。


シート部フレームを前方に曲げ、下腕部をまっすぐ伸ばして右画像の状態にします。ここも簡単に出来ます。


そして、この状態から肩の付け根を回し腕を下に向けます。この時に先程触れた肩ジョイントが利いていてガッチリ止まっている
ので、そのジョイントを外す為にやや力を入れる必要が有ります。


これは左腕のアップ画像です。ビークル時にはここに付いていたチェーンソー、
これを下腕部に付け直します。


続いてミサイルポッド、これの翼を開きます。デラックス同様、ここがまた忘れやすいんですよね。


小型ガトリング砲、これを根元から180度回転させた後に下に下げ、ロボットモー
ド定位置に配置します。変形させるのに邪魔だったので、これはもっと早くにやっ
た方が良さそうです。


顔は特に変形していませんが、ゴーグルを出すか素顔かはお好みで。


最後に、変形初期に外した武器を取り付けて変形完了です。新作HAらしく、バンブルビーやジャズのノウハウが盛り
込まれた、進化を感じさせる変形ではありますが、その分複雑になり過ぎて煩雑になった気が。


総評としては…出来は良いと思いますよ?ただやっぱり変形が複雑すぎる、可動が融通が利かない。出来は良く見た目もかっこいいんだけど、それと同じ位遊びにくい
です。TFにある程度慣れている人じゃないと、この煩雑さには手を焼くんじゃないでしょうか?あと、デラックスやサイバーバースに比べてブサイクなのもマイナスポイント。

そして最大の問題点が、パートナーとのプレイバリューがまともに機能していない事。手乗り駄目、機銃中途半端と、これまでHAでは当たり前に出来たプレイバリューが
格段に劣化しています。特に手乗りギミック、ジョイントまで付けておいて“出来そうで出来ない”ってのは詐欺だろもう。大体これ、HAのコンセプトの半分を否定してませ
んか?これじゃパートナーを使ったプレイバリューでまともに機能してるのって、“ビークルモードでシートに座る”だけじゃないですか。ロードバスター…。しつこい様だけど
お前本当は人間が嫌いだろ?とまぁ、高水準ではありますが人には勧めたくない、そんな出来に仕上がってしまったのは幸か不幸か。そんなロードバスターでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿