大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

リベンジの時は来た!その35

2010年03月17日 21時38分03秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、HAカテゴリーより“バリケード”。バリケードと言ったら前作映画に登場したディセプティコンで、バリケードスキーな私は彼がHAカテゴリーで復活
すると聞いて狂喜乱舞した次第であります。サイズアップ&リベンジ製品で蓄積されたノウハウが盛り込まれ、より劇中に近いプロポーションになっています。元々バ
リケードは細身でしたが、それに加え旧バリケードの弱点だった“腕ロール軸”も追加されたのが嬉しいです。


ご尊顔拝見…シルバー塗装が追加された事により凄味がアップ。なんかSMの女王様にも見えます。


旧作バリケードと比較…格段にスマートになったのがお分かり頂けると思います。
ただ、旧作と違い両肩を外に傾けられなかったり、左腕に手が付いていなかったりと、劣る部分も有ります。


ライバルのバンブルビーと比較…バリケードが細身でスカスカなのに対し、バンブルビーは少々小太りに見えますね。


では可動に付いて。先程腕ロール軸が追加されたと書きました、そしてバリケードより前に発売されたバンブルビーが動きまくる為に期待
していたのですが、残念ながらバリケードはあれほど動きません。首、両肩、腕ロール軸、肘、手首(右腕のみ)、股関節、膝、足首が動き
ます。ただし手首は変型ギミックの恩恵でで内側に折り曲げられるってだけの話で、バンブルビーみたいに回転可動はしません。問題なの
が股関節で、ロボットモードではこの開いた状態がデフォで、ピッタリ閉じる事が出来ません。でもビークルモードではピッタリ閉じる事が出来
ます…これは股関節が山口可動よろしく斜め方向に回転軸が備わっている為で、その結果ビークルではピッタリ、ロボットではこの角度での
開きのどちらかにしかならないのです。膝関節にも問題が有って、脹脛のビークルガワパーツが膝関節裏側に密着していて、これ以上は曲
げられないのです。ただでさえバリケードって上半身に重心が集中しているから、この下半身のせいで不安定で倒れやすいです。ただ、踵の
両側に重機で言うアウトトリガーっぽいパーツがあり、それでいくらかは安定させられます。が、あくまでいくらかであり、完全に安定させるに
は随分と役不足です。ですから、下半身のポージングは諦めた方がよろしいかと。

あ、それと画像ではドアが開いた状態になってますが、そうした方がポージングしやすいからであって、勝手に開くとかこうしなくちゃ動かない
とかじゃありませんので。


頭部にギミックが有り、頭を斜め上に傾けると口を開けます。口をあけるギミックはHAスキッズ&マッドフラップにもあるらしいですが、私は詳しくは知りません。
バリケードの強面でコレやられると…メッチャ恐いッスね。


武器は左腕のソーブレード。劇中でも対バンブルビー戦で使っていたアレですね。
海外のみで販売されたファストアクションバトラーズ版バリケードでは再現されたギミックですが、デラックスクラスでは中途半端な
形だったので、このギミックがちゃんとしたバリケードに実装されて私思わず漢泣き。


設定通り回転させる事が出来ます…ただしボタンを押すとスプリングで回転とかでは無く、指先で弾くのが難点ですが。ボタンと言えば…左腕に
グレーの意味ありげなボタンが有りますが、収納状態でこれを押すとこのブレードがスプリングで飛び出す仕組みになっています。


そして収納状態がコレ。腕に見えなくはないですが、やっぱり手首が付いていないとどうにも落ち着きませんね。


そう、右腕にはこんなに立派な手首が付いているのに…。いや無理なのは分かっているんですけどね?こっちの造形
が素晴らしいものだから余計にそう思います。劇中設定ではタイヤが手の甲になっていましたけど、これはこれで好み
のデザイン。タイヤと言えば下腕部にめり込んでますが、これは恐らくムービーTFの特徴“ビークルの意匠を若干崩し
たディテール”を意識しての事でしょう。


バリケードにはバンブルビーとはまた異なるギミックが備わっています。胸部を大きくガバッと開けると…?


そして、そこから取り出した四角い物体。これを変形させると…?


ハイ、ご覧の通りフレンジーです。劇中でもバリケードとコンビでスパイ活動をしていた彼です。
HAカテゴリーは人間フィギュアとTFのセット、最大の弱点は“ディセプティコンが出せない”事
でした。劇中で人間とパートナーだったディセプティコンはいませんしね。そこで白羽の矢が立っ
たのがフレンジー、こいつならバリケードとセットでも違和感はありません。しかしHAの正式名称
はヒューマンアライアンス…こいつヒューマンじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!


ご尊顔拝見…サイズは数ミリなので造形は少々ダルいですが、このサイズでこれ
だけ作りこんであれば上出来です。ところで、こんな顔した宇宙人がウルトラマン
に出てきた気がするんですが、ちっとも思い出せません。


フレンジー軍団集結。可動に重きを置いた設計なので、全フレンジー中で最もプロポーションが纏まっています。でも、劇中イメージと比べる
と若干マッチョな感じ。


可動はサムとどっこいですが、フレンジーはサムと違い首関節が回転しません。だから、視線を合わせる時は胴体ごと
捻らなきゃならないのが不満。フレンジーと言えば肘から下が二股に分かれた腕ですが、残念ながらサム同様に肘関
節は固定。


やっぱりサムを追いかけさせるのが正しい遊び方の一つ…それにしてもフレンジーなんか楽しそうwww


フレンジーを内部に格納するので、外に出すとバリケードの胸部がスッカラカンになるという欠点はデラックスクラス同様。
中の空洞を隠すシャッターパーツが欲しかった所です。


フレンジーの足の裏に凹ジョイント、バリケードの掌に凸ジョイントが有るのはサム&バンブルビー同様です。ただ、劇中にこんな
シーンはありませんが。


では、バリケードとの連携ギミックのご紹介。右肩を変形させると、フレンジー様の銃座となります。バンブルビーと違いちゃんと変形しているのがポイントですが、これ
やると右腕を折り畳まなきゃならないので、腕が短く見えるようになるのが少し不満。箱裏の製品写真ではこの状態で撮影されているので、右腕が異常に短く見えて
しまっています…これ製品を誤解されないかなぁ?フレンジーを座らせると分かりますが、シートと銃口が随分と離れていてムチャクチャ不自然。これじゃフレンジーが
機銃を発射しているようには見えません。


バンブルビー同様に背中にも搭乗可能です。
ここにも凸ジョイントがるのでしっかり固定されるのはいいんですが、バンブルビーと違い銃座が無いので本当にただ乗ってるだけ。


そしてバンブルビーに無かった目玉ギミック、まず胸部を開け中の空洞にフレンジーを格納し、バリケード腹部に隠されている機銃を引っ張り出します。


するとどうでしょう、バリケードの隠し機銃をフレンジーが発射しているシチュとなるではありませんか!ロボットと合体するっていうのは、フレンジーが人間では無い
TFならではのアイディアです。


まぁ、ちょっと苦しいけどサムでも入りますけどね。


ビークルモードは当然ながら警察仕様サリーンマスタング…やっぱりこの車種はかっこいいなぁ。


フレンジーと比較するとこんな感じになります…これで本編でのフレンジーお迎えシーンも充分再現可能です。ただ、やっぱり
フレンジーはもう一回りほど小さかった気もします。


デラックスクラスと比較するとこんな感じです。HAの方は変型の複雑化により、ボンネット中央に分割線が増えてますね。
それと、リアウイングのPOLICEのマーキングの向きが逆になっているのは何故?


デラックスクラスとフレンジーのツーショット…やっぱり小さいです。それも中途半端に。


HAですから搭乗できるのは当然、バンブルビー&サムと比べて若干広くなった様に見えます。ハンドルも握れますが、劇中ではフレンジー
運転してませんでしたよね。まぁ細かい事は気にしない。それと、握り手は下の腕となり、上の腕は常に斜め上を向いてしまいます。


同じHAですから、サムとの相乗りも可能です。サム嫌がってるw


ロボットモードの収納スペースはそのまま生きていますので、グリル部からフレンジーを格納することも可能です。


そして先にご紹介した隠し機銃、これをビークルモードで展開すれば劇中で披露したサム探査シーンも再現可能。本当は劇中との形状が全然違いますが、
それでも雰囲気だけでも再現できるのでこれは良ギミック。恐らくこの機銃、最初からこの為に作られたんでしょうねきっと。


変型シークエンスです。こちらもバンブルビー同様に搭乗したままでも変形可能です。左右のドアを開き、そのままガバッと車体両側を展開します。
この辺はデラックスクラスと同じですね。


そして、そのまま車体両側を両腕に、車体中央後部を両足を変形させます。この時、車体左側のグレーのボタン(赤丸で囲ってある部分です)を押すと、
先にご紹介した通りスプリングで左後輪のソーブレードが展開します。


車体後部中央から成った下半身を前方に90度折り曲げてジョイントで固定し、両腕を前方に出します。この時、ソーブレードを展開しておくのを忘れずに。


最後に頭部を出し、背中に残ったボンネット中央を左右に展開し、フロントグリルを変型させてトランスフォーム完了です。
同じHAでもバンブルビーと比べて格段に変型させやすく、一度やればサクサク進みます。変型させやすさというのは堅い部分が無いだけ
でなく、バンブルビーより変型ギミックがシンプルで分かりやすいと言うのも含まれています。




総評としては、バリケードスキーなら問題ないレベルだと思います。
それほど好きじゃない人にはどうかと言うと…バンブルビー並みのクオリティは期待しない方がよろしいかと。やっぱり中途半端な可動が最大のネックですね…バンブル
ビー&サムには無いプレイバリューもあるんですけど。ロボットモードはデラックスクラスから格段に進化した出来(股関節だけは退化してますが)、ビークルモードは見た
目だけはそれほど変化してません(ぶっちゃけデカくなっただけに近い)が、ドアの展開や機銃展開等の追加されたギミックもありますが、元々がかっこいいサリーンマス
タング。やっぱりバンブルビーと一緒に並べて劇中のカーチェイスを再現したくなるのが人情というものでしょう。変型させやすさ、バンブルビーを凌駕するギミックの豊富
さと、欠点を上回る長所も沢山あるんですよ?お勧めかそうでないか…それはあなたの中にある“バリケードが好きかどうか”、その気持ちで判断して下さい。
私はバンブルビーと同じくらい気に入りましたよ。やっぱりバリケードかっこいい!


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