大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ダーク オブ ザ ムーン 14

2011年11月10日 07時33分30秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、オートボット“ロードバスター”。ロードバスター自体は初期ラインナップ製品ですが、最近になって購入したのでレビュー
します。某所ではトップスピンは大絶賛なのにロードバスターは割と不評でした、今回はその辺にメスを入れてみようと思います。まずトップスピ
ンと比較された特徴として、背中にビークルモードのガワが亀の甲羅の様にそのまんまくっ付いている点が挙げられます。あと、腕もシールドに
見えなくは無いですがやはりガワが。トップスピンはガワをうまく変形させてウェポンラックに仕立てていたので、確かにあれと比べるとちょっと厳
しい。でも両肩のミサイルポッド、そしてマッシブな体型は結構かっこいいと思うんですけど。それと、画像によっては背中のミサイルポッド側面の
翼が閉じていますが、この画像の様に開くのが正解です。


ご尊顔拝見…意外や意外、なんともかっこいいイケメンじゃないですか!普通に受け入れられるかっこ
いい面構え。

劇中では、トップスピン同様オートボット技術チーム“レッカーズ”のメンバー。同じチームメイトのレッド
フット
と組んで兵器や乗り物の開発にいそしむ傍ら、時には前線でも戦う奴ら。トップスピンやレッドフッ
ト同様に三人一組で個別の活躍こそしませんでしたが、何故か妙に存在感のある三人組。オートボッ
トの乗った地球退去用ロケットがスタースクリームに撃墜された際、それに乗っていたロードバスター
を初めとするオートボット達がサムの目の前にピンピンして現れた時、その種明かしをする際に最初に
口火を切ったのが彼。
付属カードには、“オートボットのレッカーズの戦士。彼らは銀河を旅し、ディセプティコンを追い詰める
事を専門としている。彼らにとって、地球は単なる戦場の一つに過ぎない。”と書かれています。技術
開発チームじゃ無かったの…?もしくはレッカーズ=解体屋って意味らしいので、出会ったディセプティ
コンを片っ端からバラバラに分解して回っているってことでしょうか…?そして司令官は地球を“第二の
故郷”として仲間を呼び寄せましたが、レッカーズは地球にそれほど思い入れは無いみたいです。


斜め上からもう一枚…やっぱりかっこいいよこいつ。


可動は平均レベル。首がボールジョイント、肩二重関節、上腕ロール軸、肘、股関節ボールジョイント、膝、ひざ下ロール
軸、足首が縦方向にのみ可動。この辺もトップスピンと比較すると劣る箇所で、しかし単純に可動部の数の少なさだけで
は無く…。上腕ロール軸が不完全で、肘の曲げ方にもよりますが内外両方に動かしても下腕部のガワが干渉し中途半端
な位置までしか動かないのです。ただし、肘を90度曲げた状態なら内外共に90度は動きます。なまじトップスピンがメチャ
クチャ動きまくったので、やっぱり比較されると色々と厳しいです。


これは左上腕部の側面です。タイヤと下腕部ガワの上にビークルモードのガワが被さっている形になっています
が、これが腕を動かす際に引っかかり塗装面を剥がす恐れがあるので、右画像の様に後ろに逃がしておくことを
お勧めします。


武器は両肩のミサイルポッド…アイアンハイドも重武装キャラでしたが、このミサイルポッドのお蔭でロードバスターも
それなりに重武装に見えるじゃないですか。ただ、何のギミックも無いのでただの飾り。せめて角度を変えられれば…。


さて。ここでロードバスターにあった不具合をお話しします。ミサイルポッドとロードバスター本体を中継しているこのフレ
ームパーツ、上画像の赤丸で囲ってある部分に注目して下さい。円型の金属パーツが有りますが、これはフレームパ
ーツとガワとを接続しているピンです。で、この部分を真横から見てみましょう。


分かりますか?ピンが斜め上向きに打ち込まれ、フレームが変形しているのが…?


ちなみに左側。こちらは無事です。つまりこの状態が正常。


先程、フレームパーツとガワパーツを接続していると書きました。ピンが斜めに強引に打ち込まれているのだから、当然
接続なんぞされていません。ポロリと取れます。で、外れた状態がコレ…派手に傾いてますねコレ。


そして、その外れたガワパーツがコレ。ピンの受け部分が、斜めに打ち込まれたピンの先端に派手に抉り取られているのが
分かります。そして、受け分の穴には掠りもしていない先端…。はい、タカラトミーに申し出て交換してもらいましたよ。TFみた
いな変形玩具では、外から見ても分からない部分に不具合が有ったりするから困る。


先程ちょっとだけ触れた、ロボットモード両腕にあるビークルモードのガワ。これの中央に丸い窪みが有ります。


これはメックテックウェポンを取り付ける為の5ミリジョイントで、ここに取り付けると下腕部の内側が出っ
張るのがロードバスターの特徴。しかしジョイントの受け部が塗装されているので、下手に差し込んだり
回したりすると塗装剥げの恐れが。ちなみに私は、人差し指の腹で一度窪みを押し、下腕部反対側の
出っ張った部分を引っ張り出してから接続しています。


武器は“アサルトコンバットソー”、初期メックテックウェポンですから、武器に見えない謎物体なのはご愛嬌。しかし先端
に小さな銃口が有るので、ライフルかマシンガン系の火器でしょうきっと。付属カードには“レッカーズ専用の対ディセプテ
ィコン兵器。ブラスターから変形する。刃は超音速回転する。”と書かれています。


ギミックは、中央のグレーのレバーを後方にひくと、左右のシルバー塗装されたパーツが前方に移動しチェーンソーになります。なるほど、カードに
書いてあった刃とはこれか。トップスピンのヒートコンバットクローと違い、見た目は少々地味ですが動きが意外に面白く、気軽にカシャカシャすると
楽しいです。


一応手首にも武器を握れますが、指の間隔があまりにも広く、緩すぎて保持出来ません。画像ではトイザらス購入特典を持た
せてますが、ロードバスターに付属のアサルトコンバットソーですら持てません。なんでこんなクズ仕様にしたんだ…?普段は
腕に付ける武器を手に持たせれば、それだけでも遊びの範囲は広がるというのに(例 サイドスワイプ)。それも、指の寸法を
ほんの少し太くするだけで出来る事なのに…。コスト削減の為?


ロードバスターの5ミリジョイントは全部で3か所。す、少なッ!ご覧の通り、背中と両腕だけです。これでサイドスワイプ
みたいに手に持てれば、合計で5か所になったのですが…。


トップスピンと比較してみると、ロードバスターの方がマッシブで背が低いです。出来そのものではトップスピンに負けて
ますが、普通に見てる分にはやっぱりかっこいいですよロードバスター。


ビークルモードはシボレー・インパラ ナスカー仕様…トップスピンと同じ車種ですが、こちらは非武装のすっぴん状態
で製品化。劇中ではトップスピン同様に武装状態で登場したのに、何故かロードバスターは非武装状態で…なんで?
そう言えばサイバーバース版でも、一人だけ非武装状態だったし…。全部で三人いるインパラTFですが、一人は非武
装状態で製品化しなきゃならない理由でもあったんでしょうか?ライセンスの問題とか?


メックテックウェポンを外すとこんな感じになります。この際だからここで触れますが、ロボットモードの腕にあったメック
テックジョイント、これはビークルモードではドアに来ます。が、上記の通りロードバスターの腕ジョイントはジョイントを塞
いでいる円柱パーツで塞がれているのがデフォで、武器を付けるとそのジョイントが押し込まれ内側に出っ張る形になり
ます。しかしビークルモードでは、内側に出っ張る余地が全く無いので、武器を付けようとしても付けられません。こういう
所がロードバスターの評価を下げている要因の一つなんでしょうきっと。


トップスピンと比較…武装状態云々じゃ無く、車体のボリュームそのものが違う気がします。
非武装なのに、ロードバスターの方がふくよかに見えます。


それでは変形シークエンス。まずアサルトコンバットソーを外します。屋根の5ミリジョイントにはスプリングが入っている
ので、外すと同時に円型パーツが盛り上がってきて穴を塞ぐ様になっています。


ボンネットを分割、ドアのロックを外し、車体後部のロックを外し真上に約70度ほど上げ、ドアを外側に引っ張り出しボンネットごと車体を上に上げます。


その状態から、車体に織り込まれていたロボット下半身を引っ張り出します。この辺はトップスピンの変形と似てます。


そこから、根元に沿って180度回転させます。これで回転するのがロボット
モードの腰では無く、喉元だと言うのが意外。


中央から分割、ロール軸に沿って90度回転させ、タイヤをアームに沿って移動させます。


タイヤを完全に移動させ、足首を90度動かし、脛の緑色のパーツをロボットモード
定位置に合わせます。


次に、先程のボディをヒンジに沿って下半身側に動かします。


そのまま、ロボット下半身と繋がっている上半身フレームに被せます。この時、
フレームとボディ内側にあるジョイントを接続するのを忘れずに。


下半身が出来たので直立させてみます。下半身のフレーム移動が少し複雑でしたが、あともう少しです。


後ろにある四角い部分はビークルモードの車体後部ですが、これを中央からに分割し、左右に伸ば
しミサイルポッドにします。この時、ミサイルポッド外側を展開するのを忘れやすいです。


胸部のボンネットパーツを動かし、両肩を上に上げて定位置に合わせ、頭部を前に向けます。


これはロボットモードの腕画像のアップです。左側にある緑色のスプーン
みたいな形のパーツ、これを真上に180度動かします。ここが外れやすい
です、個体差?


タイヤ側にあるガワをヒンジに沿って外側に動かし、肘を曲げればロボット本体は完成します。


最後に、腕にアサルトコンバットソーを取り付けて変形完了です。


あのロケットを設計したのは俺たちだぜ?

総評としては、確かにトップスピンに比べたらかなり格下ですけど、単品で見ればそれほど悪い物じゃないですよ?至らない所はあちこちにありますが、全体的に見れば
中の下程度でスルー推奨とまでは言いたく無い仕上がりです。大体、顔と言いプロポーションと言いミサイルポッドと言い、普通にかっこいいじゃないですか。ただ、背中
のガワや腕ロール軸、ビークルモードでの5ミリジョイント使用不能、こう言った見過ごせない部分が評価を下げてしまっていて…それは私も納得が行くので、評価が低い
のも仕方が無いのかなぁ?好きなのに…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿