「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

能楽撮影教室の第3回目講座(5/18 終了)と次回能楽舞台撮影会(9/21開催)について

2011年05月25日 | 能楽舞台撮影会のご案内
先週は、横浜能楽堂にて、りんぷうの会の能楽撮影講座の第3回目がありました~

今回は、特別に、喜多流能楽師の出雲康雅師のご指導により、
能「花筐(はながたみ)」の仕舞と謡いのハイライト部分を教わり、
参加者一同、とても勉強になり得難い体験をさせていただきました。

そして、恒例の装束付け撮影と、出雲先生に舞っていただいた「花筐」の後の部分の撮影も
白熱しました
皆、夢中でシャッターを切らせていただきました

出雲先生とお手伝いいただいた若手の能楽師の方々に深く感謝しております。



* ここで、簡単に説明させていただくと…

「花筐」は、9/21(水)に開催予定の次回能楽舞台撮影会の撮影曲で、
主人公・照日の前の恋の情念を描く能の名作です。

即位前に皇子(=継体天皇)の寵愛を受けていた照日の前が、即位をきっかけに
別れを余儀なくされ、悲恋ゆえに狂女となり、帝を追い、さまよううちに
偶然、行幸(=天皇が旅などに出かけること。)の一行に出会い、
かつて別れの際に形見として賜った花籠(=花筐)によって、帝に認められ、
めでたく再び寵愛を得るという劇的なお話です。


単純なストーリーではなく、悲恋によって壊れてしまった照日の前の心理的な葛藤が描かれ、
女の情念の凄まじさ・執念なども感じさせる、起伏と陰影に富んだお能だと思います。

対して、もう一つの撮影曲、「鞍馬天狗」は牛若丸役として
かわいい子方も登場する楽しい曲で、「花筐」とは趣がガラッと変わり、好対照の舞台です。


― りんぷうの会 能楽撮影会 ―
■開催日時:2011年9月21日 (水) 12:30開場 13:00~17:00まで
■場所:横浜能楽堂 (本舞台) 横浜市西区紅葉ヶ丘27 JR桜木町駅最寄
■出演:出雲康雅師 (喜多流能楽師)
■撮影曲:能「花筐」/「鞍馬天狗」
■解説:三浦裕子(武蔵野大学客員教授)
■撮影指導:神田佳明(JPS会員・能楽写真家協会会員)
■座席:全席指定S席のみ 2万円
■主催:りんぷうの会 


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お手数ですが、りんぷうの会のホームページ内のお問い合せフォームからお願い申し上げます。

●りんぷうの会 ホームページのお問い合せフォーム●
http://rinpoo.com/mailform.html

※申し訳ありませんが、すでに会員先行予約により、残席僅少となっております。

よそでは絶対撮れない能楽撮影会です。
お早目にお問い合せ・お申込みいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


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