「りんぷうの会」 公式ブログ

能楽の素晴らしさをお伝えするために
能楽関連情報を楽しく発信中
能楽写真家・神田佳明が会長です

芸術の秋 錦秋の色

2016年11月27日 | 写真展のご案内

気が付いたらもう11月も終わり すっかり晩秋ですね
皆様いかがお過ごしでしょうか

冒頭写真は会長の神田佳明撮影
「裸婦の像にも秋迫る」
見事な錦秋の色です

さて
当ブログでも以前からご活躍を折りにふれ
お知らせしております西出 求さん「全国公募 第20回総合写真展」
斎宮行列を撮影した出展作品が2点とも「入選・特別賞」に輝いたとのことです
写真展会場は上野の東京都美術館12/6(火)~12/11(日)まで
入場無料で開館時間は朝9時30分から午後5時30分までとなっております
※入場は終了時刻の30分前まで 最終日は12:00まで

もう一件、同じく東京都美術館で例年200号の大作を出展される今野利男さん
今年も以前に能楽撮影会で撮影した出雲康雅師の『楊貴妃』をテーマに、
作品2点を出展されたとのこと
こちらはすでに会期終了になってしまっていて申し訳ありません
第39回公募 JAG展  11/16〜11/24で終了)
今野さんから『楊貴妃』の作品写真が届きましたら
是非、後日ご紹介させていただければと思います


東京都美術館ではちょうど今、『ゴッホとゴーギャン展』を開催中で(12/18まで)
西出さんの作品を拝見しがてら寄り道しようかな〜などと考えております
寒くなって参りましたが皆様お風邪を召されませんように暖かくして
よろしければ是非お出掛け下さい




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山口鷺流狂言「清水」の動画のご紹介

2016年11月20日 | 能楽ニュース
鷺流狂言「清水」inセンター大学


当ブログでは山口鷺流狂言保存会について何回かご紹介させていただいておりますが
「遠方なので実際にお舞台を拝見できなくて残念」というお声を
ブログ読者の方から多く頂戴しております

YouTubeで2015年のアメリカ公演の動画がアップされていて
共有可能な状態でしたので
ご紹介させていただきます

◆2015年2月19日 センター大学(アメリカ)
狂言『清水』
太郎冠者:米本 太郎
主人:鈴木 太龍
後見:土村 廣隆



上記動画のお舞台で後見をされている同会の土村廣隆さんが
平成28年度山口県文化功労賞を受賞され
11/15(火)に授賞式が行われたとのこと
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a19300/honor/kouroushou.html

また同会の若手として活躍されている米本太郎師は
今年の6月に山口県文化振興奨励賞を受賞され
平成28年度の地域伝統芸能奨励賞も受賞
10/29(土)〜30(日)に開催の地域伝統芸能全国大会「日本の祭りinながはま2016」において
表彰式が行われたそうです
http://matsurinagahama.jp/2016/04/15/02/

おめでとうございます



狂言『末広がり』 米本 太郎師 (撮影:寺田良子)

米本太郎師は山口鷺流狂言会の公演のほか
子供たち、市民の方に積極的に普及活動を行い、
お稽古や教室を牽引され
また大内氏の氏寺であった興隆寺の年中行事の一つ
「二月会(にがつえ)」復活イベント=山寺コンサート
の開催に尽力されており
その功績が高く評価されての今回のダブル受賞になったとのことです


山口鷺流狂言保存会については同会のfacebookに最新情報が
アップされています
よろしければ是非ご覧下さい

◆山口鷺流狂言保存会のfacebook  https://www.facebook.com/sagiryukyougen/

◆YouTubeにアップされている山口鷺流狂言アメリカ公演の他のお舞台は以下をご参照下さい
『千鳥』 https://www.youtube.com/watch?v=uhuPK2L2_Hg
『不毒』 https://www.youtube.com/watch?v=sgWPzqa_gwc
『柿山伏』 https://www.youtube.com/watch?v=QcEBmX0jQjM



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11/18(金)国立能楽堂の定例公演に出雲康雅先生が能『葛城』のシテでご出演です

2016年11月06日 | 能楽ニュース

先日、能『八島』の勇壮な舞台写真を掲載させていただきましたが
本日はまた趣の異なる写真をアップしました


能『殺生石』より
シテ:出雲康雅師(喜多流) 撮影:神田佳明です

先月の銀座での能楽写真展は、おかげさまで大変ご好評をいただき、
たくさんの方々にご来場いただき
無事閉会いたしました

遅くなりましたが、あらためまして御礼申し上げます
ありがとうございました

銀座での能楽写真展には神田会長も能『殺生石』の舞台写真を
出展されていたのですが、今回の冒頭写真は別作品で
秘蔵カットになります

能『殺生石』のシテは「玉藻(たまも)の前」という絶世の美女にして
実は天竺(インド)・唐土(中国)に続き、
国を滅ぼさんと日本に渡り鳥羽帝に近づき寵姫となった妖狐です

冒頭写真をご覧の通り、これ以上無い玲瓏な美女ですが
妖狐の恐ろしさや凄味を感じさせる1枚です


さて、本日はお知らせが三つあります

まず、タイトルにも記載させていただきましたように
11/18(金)国立能楽堂の定例公演に出雲先生が能『葛城』のシテ(主役)でご出演されます
国立能楽堂のチケットはすぐ完売してしまうので
今からではもう難しいかもしれませんがご紹介です

◆国立能楽堂 定例公演「演出の様々な形」
2016年11/18(金)17時開場 18時開演 (終演予定 20時45分頃)
狂言『木六駄』 山本泰太郎 山本則孝 山本東次郎 山本則俊
能『葛城 神楽』 出雲康雅 福王和幸 村瀬提 矢野昌平 山本則重
    
国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
http://www.ntj.jac.go.jp/nou.html
          
正面4900円 脇正面3200円 中正面2700円
学生脇正面2200円 学生中正面1900円
国立劇場チケットセンター(10時から18時まで)
0570-07-9900
03-3230-3000(一部IP電話等)



■お知らせ その2
11/25(金)の午後、日比谷にて神田会長による能楽写真クリニック開催です
参加対象は原則今回の『八島』撮影会参加者の方ですが
これまでの能楽撮影会に参加された方で
過去に撮影された作品も拝見可能です
詳細は神田会長または、能楽写真クラブ代表・あずまさんまでお問合せください


■お知らせ その3
来年(2017年)2/4(土)、喜多六平太記念能楽堂にて
出雲康雅の会が開催予定です
演目は能『砧』
今回、お狂言は野村萬先生(人間国宝)の『文蔵』とのこと
今からとても楽しみです
詳細はまた後日ご案内させていただければと思います





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文化の日に〜出雲康雅先生の能『八島』の舞台写真をお届けします

2016年11月03日 | 会員写真ギャラリー

早いもので、もう11月です
すっかり晩秋ですね

皆様いかがお過ごしでしょうか

ブログの更新が遅れに遅れており大変申し訳ないのですが
実は11/2(水)に、りんぷうの会・能楽写真クラブAZ共催で
能楽撮影会が開催されました(会場:横浜能楽堂)

開催前の告知をスルーしてのお知らせで本当に
申し訳ありません

神田佳明会長から早速、11/2撮影の舞台写真が届きました

能『八島』より
シテは喜多流能楽師の出雲康雅師です

『八島』は旅の僧の前に現れた源義経の亡霊が主人公(シテ)のお能で
義経は死後に修羅道に堕ちた武将として登場します

能『八島』の詳細につきましては、よろしければ以下の解説ページなどご参照ください↓
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_019.html
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc9/play/program/gobandate/niban02.html


残念ながら今回管理人は撮影会に出席できず
神田会長によると、源平の戦を演じている出雲先生の迫力の舞姿に
地謡の重低音の大きい謡が舞台に響き渡り
参加者一同、息を呑みつつ夢中でシャッターを切ったとのこと
今回もおかげさまで熱気溢れる充実した撮影会になったそうです

ありがとうございました




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11/3(木・祝)山口鷺流狂言 伝承130周年記念公演のご案内

2016年10月23日 | 能楽ニュース

本日は芸術の秋にふさわしい狂言公演情報をお届けします。

当ブログでも何度かご紹介させていただいております山口鷺流狂言保存会で
伝承130周年の節目の記念公演を11/3(木・祝)に野田神社能楽堂で開催されるとのこと。
おめでとうございます

《山口鷺流狂言について》
現代では狂言の流儀としては大蔵流と和泉流の二流儀が知られておりますが
江戸時代には、もう一つ、鷺流という狂言の流儀が存在し
大蔵流とともに幕府直属の流儀として隆盛だったそうです。
残念ながら明治維新をきっかけに急速に衰退しプロの流儀としては
存続し得なくなってしまったのですが、
山口県と新潟県の佐渡、佐賀県の高志(たかし)で
奇跡的に伝承され、地域の大切な伝統芸能として継承されております。


今年は長州藩お抱え鷺流狂言方であった春日庄作が
明治19年(1886年)に野田神社の神事能で狂言を奉納して、
ちょうど130年に当たるという記念の年とのこと。
同じ頃、山口で春日庄作が町衆に狂言を教え始めたことが
現在の山口鷺流狂言につながったことから
伝承130周年記念公演開催の運びとなったそうです。




↑こちらの写真と冒頭写真は去年11/7に行われた定期公演から
狂言『墨塗り』の舞台写真です
(撮影:寺田良子)


◆山口鷺流狂言 伝承130周年記念公演

2016年11月3日(木・祝)
13時開場 13時30分開演 16時時終演予定
野田神社能楽堂(山口市天花一丁目1-2)
狂言 『二人大名』
狂言 『文荷』(ふみにない)
狂言 『因幡堂』
狂言 『引括』(ひっくくり)
新作狂言 『狸騙』

無料 事前申し込み不要 先着800人まで

https://www.facebook.com/sagiryukyougen
http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-sypher/www/event/detail.jsp?id=22273



また、10/28(金)から11/3(木・祝)まで
今回の記念公演の関連行事として山口市の菜香亭にて
「山口鷺流狂言130年の歩み展」が開催されるそうです。

11/2(水)の午後2時からは山口鷺流狂言保存会の
若手として活躍中の米本太郎師が講師として
ギャラリートークに登壇予定とのことです。
    
◆「山口鷺流狂言130年の歩み展」

2016年10/28(金)〜11/3(木・祝) ※休館日・火曜日
観覧時間:午前9時~午後5時
会  場 : 山口市 菜香亭 2階会議室
入 館 料 :無料


https://www.c-able.ne.jp/~saikou/news/news-sagi.html




↑狂言『末広がり』(2014年10/12の公演より) 
撮影:寺田良子

左側の太郎冠者が山口鷺流の若手のホープ、米本太郎師。
シテ(主役)で果報者を演じておられるのが、太郎師の父親で
山口鷺流狂言の「技術保持者」として会の中心となり主導されている米本文明師。
今回公演の演目の一つ、新作狂言『狸騙』の作者でもあります。

ちなみに山口鷺流狂言の「技術保持者」は米本文明師のほかは
長年、山口鷺流狂言保存会を牽引されてきた重鎮で長老の小林栄治師のみだそうです。



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2016年10月7日より銀座にて開催! 能楽写真展「秘すれば花」のご案内

2016年09月19日 | 写真展のご案内

暑い、暑いと言っているうちに
厳しい残暑が何とか終り、秋になりましたね


皆様いかがお過ごしでしょうか

さて
本日は以前もちょこっとご案内しましたが
能楽写真展「秘すれば花」についてお知らせです

今回から、りんぷうの会と能楽写真クラブAZと共催での開催になり、
会場も数寄屋橋のフレームマン ギンザサロンに
変わりました

有楽町の駅からすぐの便利な立地で
以前、富士フイルムの銀座フォトサロンがあった
同じ銀座ファイブの2Fになります

冒頭画像は写真展の案内ハガキを
一部アレンジしました

今回の最優秀賞は有泉義行さんの作品で
能『殺生石』より
シテは喜多流能楽師の出雲康雅師です

有泉さんは、これまでも上位入賞されており
先日、六本木の新国立美術館で開催された二科展でも
迫力ある富士山の出展作品を
拝見しました

今回の受賞作は能『殺生石』のクライマックスで
さっと翻る白い袖が印象的な作品
おシテの妖艶で迫力溢れる舞姿を見事、活写された傑作だと思います

ぜひ会場で実際の展示作品をご高覧いただければと思います

有泉さん以外の受賞作品は会場で発表予定で
管理人オガタも実はまだ知らないです

蓋を開けてのお楽しみですね

写真展には会長の神田佳明も出展しております
神田以下、総勢26名の能楽に魅せられたカメラマンの
力作・傑作をどうぞお見逃しなく



◆りんぷうの会&能楽写真クラブAZ 
第十回能楽写真展 「秘すれば花」

会期:2016年10/7(金)〜10/13(木) 10時から19時まで 会期中無休
※初日は12時開館
※最終日は17時閉館

会場:銀座 数寄屋橋 フレームマン・ギンザサロン

東京都中央区銀座5-1銀座ファイブ2F
http://frameman.co.jp/ginza_salon.html



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神田会長から迎賓館赤坂離宮の写真が届きました

2016年08月22日 | 会員写真ギャラリー

本日は清涼感あふれる作品をご紹介させていただきます

神田佳明会長から迎賓館赤坂離宮の写真が届きました

神田先生からの説明をよく読まずに写真を拝見して
てっきりどこかヨーロッパの宮殿の写真かと勘違いしてしまいました

とても日本国内で撮影された写真とは思えないですよね


以下、神田先生からのコメントです


先日、ベルサイユ宮殿にも勝るとも劣らない国宝・赤坂離宮の迎賓館へ行ってきました。

元は東宮御所、その後は国会図書館に改められたりの変遷が記録されておりますが
現在は外国の元首などをお迎えする国宝の「迎賓館赤坂離宮」となっています。

夏休みの間特別に一般開放され、事前申し込みがなくても朝10時に受付に並べば
入場料1000円で宮殿や主庭噴水池が創建当時の姿で見ることが出来ます。

建物内部の四つに分かれている迎賓の間は目を疑うばかりの美しさが
特大のシャンデリアとともに豪華絢爛に視界に展開してくれます。
残念ながら撮影禁止となっております。

建物の南に面する主庭噴水池はやはり国宝になっていて、
その規模は大きくヨーロッパのどの国にも引けを取らない
写真の通り見事な水流を天に向かって放っています。




円形のその四隅には伝説のグリフォン。
鋭い視線を向け、弧を描いて迸る噴水を浴び
くちばしの相肩には両翼を引き上げこちらを睨んでいます。




また、正面玄関から見た迎賓館の大屋根には鎧兜に身を固めた武者が
左右に一対の形で離宮を守る姿が見られ、
武士団から発展した近代日本の姿を象徴しているようです。



注:迎賓館赤坂離宮の一般公開についてですが、
本日(8/22)は台風の影響により一時中止となり、
また8月26日から30日については、外国からの賓客への接遇のため、一般公開は中止だそうです

↓最新情報は下記の内閣府のホームページをご参照ください


http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html



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荒井玲子さんの能楽写真展、ご来場ありがとうございました

2016年08月21日 | 写真展のご案内

本日、管理人オガタは荒井玲子さんの能楽写真展(個展)を拝見してきました

今日が最終日でギリギリだったのですが
ちゃんと拝見できて良かったです

想像以上にインパクトの強い、
荒井さんならではのユニークな舞台写真の数々でした

しかも約10年近くにわたり、出雲康雅先生(シテ方喜多流能楽師)のお舞台を
荒井さんが撮影し続けた貴重な作品群でしたので
出展作品の多彩さとボリュームにも圧倒されました

『翁』『三輪』『猩々』『花筐』『巴』『殺生石』『山姥』
『頼政』『鵺』『小鍛冶』『竹生島』『鞍馬天狗』『土蜘蛛』
『葵上』『楊貴妃』『羽衣』等々…
(順不同です)

当ブログ記事をご覧頂きご来場下さったお客様も
多数いらっしゃったとのこと
ありがとうございました


オガタは個人的には『頼政』と『鞍馬天狗』の舞台写真が
非常に魅力的だと思いました

それと厳島神社の桃花祭の『翁』の舞台写真も
面(おもて)の表情が素晴らしく感銘を受けました

また機会がございましたら荒井さんの作品は
今後も当ブログにてご紹介させていただければと思います

「残念ながら見逃してしまった…」という方には朗報です
来る10月に銀座でりんぷうの会の能楽写真展を開催することになり
荒井さんも出展されるそうです


◆りんぷうの会 能楽写真展

会期:2016年10/7(金)〜10/13(木)
会場:銀座 数寄屋橋 フレームマン・ギンザサロン

東京都中央区銀座5-1銀座ファイブ2F
http://frameman.co.jp/ginza_salon.html





能『花筐』より シテ:出雲康雅師 荒井玲子撮影



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荒井玲子写真展 「命には をはりあり、能には はてあるべからず」のご案内

2016年07月20日 | 写真展のご案内

本日は写真展のご案内です

毎年、夏に継続して個展を開催されている荒井玲子さん
今年は能楽写真展を開催されるというお知らせが届きました

写真展のタイトルは「命には をはりあり、能には はてあるべからず」
『花鏡(かきょう)』の世阿弥の言葉だそうです

冒頭写真は荒井さんが撮影された今回の出展作品より
能『花筐(はながたみ)』
シテは喜多流能楽師の出雲康雅先生

荒井さんは最近はデジタルでも撮影されているとのことですが
こちらはフィルム撮影の作品

フィルムならではの柔らかい描写と温かみが魅力的な作品です

背景の落ち方が自然で雰囲気があって、そのへんも作品に深みを
増していると思います

デジタルだとパキっとクリアに写り過ぎて
ローキーで撮影するか、もしくは後から画像処理しないと
なかなか、いい塩梅に背景が落ちません

勝手な要望ですが、出来れば荒井さんにはこれまで同様、
フィルムメインで今後も能楽撮影を継続していただきたい
などと思っております

おそらく荒井さんが写真で表現したい世界観は
アナログのほうが向いているようにも思われますので。。。

ちなみに、冒頭写真はコダックの銀塩プリントをスキャンした画像です
コダックならではの上品で優しいプリントの色合いが
出雲先生の美しい舞姿にしっくり来ていて
素晴らしいとも思いました


荒井さんが能楽写真展を開かれるのは
今回が2回目となります

前回は大胆で独創的なカットが数多く出展され
非常に見応えのある能楽写真展でした
ので
今回は更にパワーアップされているのではと
今から期待大です

開催は来月、8/16(火)〜8/21(日)と
少し先になりますが、是非、皆様ご高覧ください



◆荒井玲子写真展 
「命には をはりあり、能には はてあるべからず」

会期:2016年8/16(火)〜8/21(日) 10時〜19時 
   ※最終日は18時まで
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1A
   〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
   アートフォーラムあざみ野内
   東急田園都市線「あざみ野駅」東口 徒歩5分
   横浜市営地下鉄「あざみ野駅」1・2番出口 徒歩5分

   http://artazamino.jp/



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懐かしの『半蔀』の舞台写真

2016年06月12日 | 会員写真ギャラリー

気が付けば6月
梅雨になりました

明日は関東地方は雨のようですが
どうも今年は空梅雨のようで
水不足が心配です

しかも記録的な猛暑だった2010年の夏より
更に暑さがひどくなるかもしれないとの報道があり
今から戦々恐々。。。

ということで本日は涼し気な
能『半蔀』(読み方は、はしとみ・はじとみ)の舞台写真を
アップさせていただきました

実は以前にも当ブログでアップさせていただいた写真で
2009年の能楽撮影会の時の舞台写真なので
りんぷうの会の会員の方々は
非常に懐かしいと思われるかも

シテはいつも大変お世話になっております、出雲康雅先生(喜多流)です
撮影は神田佳明会長


今回、あらためてネットで確認したところ
『半蔀』は季節でいうと夏の終わり、もしくは秋なんですね

夕顔の花の季節=夏だと思って
てっきり初夏くらいの季節感でいました

能『半蔀』は源氏物語の「夕顔」をテーマにしたお能で
シテ(=主役のこと)は夕顔の女の亡霊とも夕顔の花の精とも
解釈できるようです

いずれにせよ、可憐で優美な出雲先生の舞姿に魅了されます
袖から、ほんの少しだけ覗く指先が奥ゆかしくて
いいですね


以上、ジメジメして、うっとおしい梅雨時に贈る
管理人からのプレゼント画像でした



*流儀が異なって恐縮ですが
能『半蔀』については下記の銕仙会の解説が分かりやすいようです

http://www.tessen.org/dictionary/explain/hajitomi



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5/12(木)能楽撮影会 『殺生石』の舞台写真です

2016年05月16日 | 能楽舞台撮影会のご案内

先週の木曜日、5/12に今年度最初の能楽撮影会を横浜能楽堂で開催させていただきました

今回の撮影曲は、能『殺生石』
シテはいつも本当にお世話になっております、出雲康雅先生(シテ方喜多流能楽師)でした

能『殺生石』は有名な妖狐「九尾の狐」の伝説をモチーフとしています

冒頭写真は神田佳明会長撮影

ブログだと画像が小さくなってしまうので、その点が非常に残念ですが
封じ込められた殺生石をかち割っての妖狐出現―躍動するシテの迫力あふれる姿が
見事に活写されていると思います

スローシャッターで捉えた翻る袖と中啓が効いていますね

ちなみに管理人は撮影前には途中でスローシャッターに変える
心積もりでいたのですが、
いざ撮影が始まると無我夢中で、そんな余裕は無く
結局、最初から最後まで高速シャッターで通してしまいました

修行が足りません。。。

参加された皆様は、いかがだったでしょうか

少し先のことになりますが、10月に銀座で能楽写真展を開催予定ですので
今からとても楽しみであります

詳細につきましては、また後日お知らせいたしますので
よろしくお願い致します




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佐原の雛祭り2016

2016年03月24日 | 会員写真ギャラリー

久しぶりの更新になってしまいました
申し訳ありません
皆様いかがお過ごしでしょうか

東京では桜の花が開花しました
いよいよ春ですね

さて
神田会長から春らしい写真が届きましたのでアップさせていただきます
佐原の雛祭りのスナップです

以下、神田会長からのコメントになります


3月12日、千葉県佐原の水郷で有名な「さわら雛めぐり」に出かけてきました

江戸の商都として栄えその面影を残す千葉県佐原は雛祭りで有名、商家の店先に
各々自慢の雛飾りが惜しげもなく飾り付けられ、それを求めて多くの観光客が訪れ





町を貫く小野川に流れる舟に、
煌びやかな雛装束の官女と愛らしいお雛様が手に手に
美しく咲いた桃の花を持っての雛飾り





蔵屋敷の続く商家の屋並みを背景に、多くの観光客の目を楽しませながら、
雅楽の美しい音色を醸し出しながら、優雅な水上雛祭りだった



佐原は、あやめ祭りが有名ですが雛祭りのイベントもあったんですね
知りませんでした


「さわら雛めぐり」イベントは例年1月末から3月の春分の日くらいまで開催されるようですが
上記の「雛舟」が出るのは1日だけのようです

特に2枚目のカットは子どもたちが天下無敵に愛らしくて
これは是非、来年は「さわら雛舟」を実際に見てみたいと思いました

詳しい情報は佐原の観光協会のホームページで確認できるようです
要チェックですね



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2016年2月6日(土) 「出雲康雅の会」の舞台写真 能『絵馬』

2016年02月14日 | 能楽ニュース

大変お待たせ致しました

2/6(土)喜多能楽堂で行われました「出雲康雅の会」の舞台写真を
アップさせていただきます

冒頭写真は能『絵馬』より出雲先生が舞われた後シテの天照大神
撮影は神田佳明会長です

お能の現行曲はだいたい二百数十曲くらいあるそうですが
その中で恐れ多くも皇祖神であり日本神道の頂点に君臨する天照大神が
シテとして登場するのはこの『絵馬』だけではないでしょうか(←違ったらゴメンなさい)

喜多流では本来、小書(こがき)の付かない通常の演出では
天照大神を男神として登場させるそうで
今回の「出雲康雅の会」のように「女体」の小書が付くと
一般的な天照大神のイメージ通り女神の姿で舞われるとのこと

小書のない通常の演出=男神での『絵馬』のほうが上演は稀だそうで
本来は特殊演出である小書付きのほうが主流というのは面白いですね

観客の立場からすると、やっぱり天照大神は美しい女神の姿
登場してくれるほうが嬉しいし有り難いと思います

後場で出雲先生の舞われた「神舞」
天照大神にふさわしく荘厳で貫禄があり素晴らしかったです



こちらは前シテ 出雲先生が手に持っているのが白馬の描かれた絵馬

前場では実は伊勢神宮の二柱の神の化身である老夫婦が登場します

老人(=シテ:出雲先生)が晴天の印である白馬の絵柄の絵馬を持ち
老女(=ツレ:内田成信師)が雨天の印である黒馬の絵馬を持ち
どちらの絵馬を奉納するか夫婦で争いますが
結局は天下万民が喜ぶよう五穀豊穣を願って両方の絵馬を掛けるというのが
前場=前半のストーリーです

ちょっと脱線しますが、たまたまNHKで昨日(2/13)に放送されていた番組で
長崎県・壱岐の船競漕が取り上げられていました
「NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち」

二艘の船が紅白に別れて競漕し
一の船(紅)が勝てば大漁で、二の船が勝てば豊作と占ったとか

大漁と豊作、どちらが勝っても有り難いことで面白い習俗だと思いました

『絵馬』では白馬と黒馬=白と黒で、壱岐の船競漕は紅白ですが
二手に別れて吉凶を占うという点は共通していますね


老夫婦が退場した後はアイ=狂言方=蓬莱島の3人の鬼が登場
(山本泰太郎師・山本則孝師・山本凜太郎師)
宝の槌で打ち出した宝物を伊勢神宮に捧げると立ち去り
後シテ=天照大神が天鈿女神(あめのうずめのみこと=ツレ:佐々木多門師)と
手力雄命(たちからおのみこと=ツレ:大島輝久師)を従えて登場

最初に後シテ=天照大神が「神舞」を舞うと
舞台上の観音開きの作り物(写真でシテの背後に写っています)の中に本当に隠れてしまい
いよいよ天岩戸神話が再現されます

天鈿女神(佐々木多門師)が「神楽」を舞い岩戸隠れした天照大神の関心を引き
ついで天岩戸を怪力でこじ開ける手力雄命(大島輝久師)が「急舞」を舞い
最後は天照大神が作り物=天岩戸から姿を現し大団円で幕を下ろします



…以上が能『絵馬』の舞台概略です

登場人物が多くて賑やかで派手なお舞台でとても見応えがありましたが
当日の大島輝久師の解説によると
後場は特に天照大神の「神舞」、天鈿女神の「神楽」、手力雄命の「急舞」と
舞尽くしになっていて、それぞれの舞手にとっても大変重い曲であるが
囃子方にとってもその技量が試される難曲ということでした
(大鼓:國川 純師 小鼓:鵜澤洋太郎師 太鼓:観世元伯師 笛:杉 市和師)

個人的なことで恐縮ですが、今回はじめて京都の杉 市和師の笛を拝聴できました
ありがとうございました



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若松 隆師の「三番三」披きの舞台写真(2016年1月11日 梅若能楽学院会館)

2016年01月17日 | 能楽ニュース

本日もスペシャル・バージョンです
大蔵流狂言・山本東次郎家の若松 隆師の「三番三(さんばそう)」披キの
舞台写真を特別にお届けいたします

「三番三」(和泉流では漢字表記が異なり「三番叟」)は能『翁』の中で狂言方が務めるもので
間狂言(あいきょうげん)ですが、お祝いや公演などで単独で舞われることもあります

能楽では初演のことを「披キ(ひらき)」という独特の言葉で表現しますが
単なる初演という以上の意味を持つもので
修行の成果を認められ宗家の許しを得て、初めて舞うことが許された
特定の難曲や大曲についてのみ「披キ」という言葉が用いられます

能『翁』自体がお能の中で特に神聖で特別な曲です

シテ方が演じる「白式尉」(はくしきじょう)という白い面(おもて)をかけた翁の神と
狂言方の舞う「三番三」で「黒式尉」(こくしきじょう)=黒い面をかけた翁の神が登場し、
天下泰平・五穀豊穣を祈念する舞が展開されます
特にこれといったスト―リーはなく、儀式性の高いお舞台です

能楽の仕来たりでは、お正月の月の公演は大概、能『翁』からの開演となっていて
今回アップさせていただいた写真のようにお舞台には注連縄が張られ白い幣が目に清々しく映ります




それでは神田佳明会長からのコメントをどうぞ

「平成28年の年頭を寿ぐ天下泰平、国土安穏を祈る『翁』の舞台が
東京・東中野にある梅若能楽堂で1月11日開演された。

翁のシテは人間国宝の梅若玄祥師。

白い翁に対する黒い翁の三番三は、お披きで演じる大蔵流狂言の若松隆師が
満を持して正月を示す注連縄が張られた舞台に颯爽と登場した。

躍動感に溢れた三番三は直面(ひためん)の揉ノ段(もみのだん)から
黒式尉の面を掛ける鈴ノ段へ、右手には金色の鈴を四方に響かせ、
五穀豊穣の祈念に通じる見事な栄えある舞台を見せた。」


若松 隆師は「縁の下の力持ち」という言葉そのままに
長年にわたり山本家のお舞台を支えて来られた功労者の中のお一人です

「三番三」の披き、おめでとうございます



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2016年1/2(土) 阿佐ヶ谷神明宮の奉納能楽 工藤寛師の能『羽衣』

2016年01月03日 | 能楽ニュース

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

昨日1/2(土)に東京・阿佐ヶ谷神明宮で行われた奉納能楽を
今年も撮影と会長の神田佳明からメールが届いております

阿佐ヶ谷神明宮で毎年、金剛流の工藤 寛師が
お正月二日に奉納されていて、今回で15回目

昨年も神田会長は、お舞台を撮影させていただいていて
当ブログでもご紹介済みでした

◆昨年の舞台写真はこちらからどうぞ↓
http://blog.goo.ne.jp/rinpoonokai/e/374136bcbede4dea4f64795c6d995f80

今回は特別にご許可いただき、りんぷうの会の有志も
舞台撮影させていただきました

ありがとうございました


以下、神田会長のレポートをどうぞ

神明宮の撮影は朝10時に阿佐ヶ谷に集合、
りんぷうの会の有志が三脚持参に消音ケースをセットして
能楽堂前に整列。

神明宮を行きかう方々が皆さん立ち止り、舞台の開演を待ちわびました。





11時きっかりに白装束の神官三人が
舞台中央に進み清祓の式が始まった。

弓矢をつがへ鬼門に弓を引く所作など
年明けに相応しい儀式を見守った。





続いて金剛流能楽師・工藤 寛師の「羽衣」が始まった。

美しい天人が朱の羽衣を翻し、静かに橋掛りを渡ると、
頭上に戴く天冠が朝日に輝き
「東遊びの数々に その名も月の色人は 参拾伍夜中の空にまた」と
奉納能を目出度く舞い収めた。



あいにく管理人・オガタは今回も拝見できなかったのですが
新年の朝日を受けて輝く工藤先生の「羽衣」の舞姿は
本当にお正月にふさわしく晴れやかで
素晴らしいと思いました

屋外の舞台ならではの強い外光も
ライティングとして魅力的ですね


◆阿佐ヶ谷神明宮のFacebookはこちらからどうぞ↓
https://ja-jp.facebook.com/shinmeiguu

◆金剛流能楽師・工藤 寛師のホームページはこちら↓
http://kudoh-kan.com/


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