「りんぷうの会」 公式ブログ

能楽の素晴らしさをお伝えするために
能楽関連情報を楽しく発信中
能楽写真家・神田佳明が会長です

5/12(木)能楽撮影会 『殺生石』の舞台写真です

2016年05月16日 | 能楽舞台撮影会のご案内

先週の木曜日、5/12に今年度最初の能楽撮影会を横浜能楽堂で開催させていただきました

今回の撮影曲は、能『殺生石』
シテはいつも本当にお世話になっております、出雲康雅先生(シテ方喜多流能楽師)でした

能『殺生石』は有名な妖狐「九尾の狐」の伝説をモチーフとしています

冒頭写真は神田佳明会長撮影

ブログだと画像が小さくなってしまうので、その点が非常に残念ですが
封じ込められた殺生石をかち割っての妖狐出現―躍動するシテの迫力あふれる姿が
見事に活写されていると思います

スローシャッターで捉えた翻る袖と中啓が効いていますね

ちなみに管理人は撮影前には途中でスローシャッターに変える
心積もりでいたのですが、
いざ撮影が始まると無我夢中で、そんな余裕は無く
結局、最初から最後まで高速シャッターで通してしまいました

修行が足りません。。。

参加された皆様は、いかがだったでしょうか

少し先のことになりますが、10月に銀座で能楽写真展を開催予定ですので
今からとても楽しみであります

詳細につきましては、また後日お知らせいたしますので
よろしくお願い致します




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佐原の雛祭り2016

2016年03月24日 | 会員写真ギャラリー

久しぶりの更新になってしまいました
申し訳ありません
皆様いかがお過ごしでしょうか

東京では桜の花が開花しました
いよいよ春ですね

さて
神田会長から春らしい写真が届きましたのでアップさせていただきます
佐原の雛祭りのスナップです

以下、神田会長からのコメントになります


3月12日、千葉県佐原の水郷で有名な「さわら雛めぐり」に出かけてきました

江戸の商都として栄えその面影を残す千葉県佐原は雛祭りで有名、商家の店先に
各々自慢の雛飾りが惜しげもなく飾り付けられ、それを求めて多くの観光客が訪れ





町を貫く小野川に流れる舟に、
煌びやかな雛装束の官女と愛らしいお雛様が手に手に
美しく咲いた桃の花を持っての雛飾り





蔵屋敷の続く商家の屋並みを背景に、多くの観光客の目を楽しませながら、
雅楽の美しい音色を醸し出しながら、優雅な水上雛祭りだった



佐原は、あやめ祭りが有名ですが雛祭りのイベントもあったんですね
知りませんでした


「さわら雛めぐり」イベントは例年1月末から3月の春分の日くらいまで開催されるようですが
上記の「雛舟」が出るのは1日だけのようです

特に2枚目のカットは子どもたちが天下無敵に愛らしくて
これは是非、来年は「さわら雛舟」を実際に見てみたいと思いました

詳しい情報は佐原の観光協会のホームページで確認できるようです
要チェックですね



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2016年2月6日(土) 「出雲康雅の会」の舞台写真 能『絵馬』

2016年02月14日 | 能楽ニュース

大変お待たせ致しました

2/6(土)喜多能楽堂で行われました「出雲康雅の会」の舞台写真を
アップさせていただきます

冒頭写真は能『絵馬』より出雲先生が舞われた後シテの天照大神
撮影は神田佳明会長です

お能の現行曲はだいたい二百数十曲くらいあるそうですが
その中で恐れ多くも皇祖神であり日本神道の頂点に君臨する天照大神が
シテとして登場するのはこの『絵馬』だけではないでしょうか(←違ったらゴメンなさい)

喜多流では本来、小書(こがき)の付かない通常の演出では
天照大神を男神として登場させるそうで
今回の「出雲康雅の会」のように「女体」の小書が付くと
一般的な天照大神のイメージ通り女神の姿で舞われるとのこと

小書のない通常の演出=男神での『絵馬』のほうが上演は稀だそうで
本来は特殊演出である小書付きのほうが主流というのは面白いですね

観客の立場からすると、やっぱり天照大神は美しい女神の姿
登場してくれるほうが嬉しいし有り難いと思います

後場で出雲先生の舞われた「神舞」
天照大神にふさわしく荘厳で貫禄があり素晴らしかったです



こちらは前シテ 出雲先生が手に持っているのが白馬の描かれた絵馬

前場では実は伊勢神宮の二柱の神の化身である老夫婦が登場します

老人(=シテ:出雲先生)が晴天の印である白馬の絵柄の絵馬を持ち
老女(=ツレ:内田成信師)が雨天の印である黒馬の絵馬を持ち
どちらの絵馬を奉納するか夫婦で争いますが
結局は天下万民が喜ぶよう五穀豊穣を願って両方の絵馬を掛けるというのが
前場=前半のストーリーです

ちょっと脱線しますが、たまたまNHKで昨日(2/13)に放送されていた番組で
長崎県・壱岐の船競漕が取り上げられていました
「NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち」

二艘の船が紅白に別れて競漕し
一の船(紅)が勝てば大漁で、二の船が勝てば豊作と占ったとか

大漁と豊作、どちらが勝っても有り難いことで面白い習俗だと思いました

『絵馬』では白馬と黒馬=白と黒で、壱岐の船競漕は紅白ですが
二手に別れて吉凶を占うという点は共通していますね


老夫婦が退場した後はアイ=狂言方=蓬莱島の3人の鬼が登場
(山本泰太郎師・山本則孝師・山本凜太郎師)
宝の槌で打ち出した宝物を伊勢神宮に捧げると立ち去り
後シテ=天照大神が天鈿女神(あめのうずめのみこと=ツレ:佐々木多門師)と
手力雄命(たちからおのみこと=ツレ:大島輝久師)を従えて登場

最初に後シテ=天照大神が「神舞」を舞うと
舞台上の観音開きの作り物(写真でシテの背後に写っています)の中に本当に隠れてしまい
いよいよ天岩戸神話が再現されます

天鈿女神(佐々木多門師)が「神楽」を舞い岩戸隠れした天照大神の関心を引き
ついで天岩戸を怪力でこじ開ける手力雄命(大島輝久師)が「急舞」を舞い
最後は天照大神が作り物=天岩戸から姿を現し大団円で幕を下ろします



…以上が能『絵馬』の舞台概略です

登場人物が多くて賑やかで派手なお舞台でとても見応えがありましたが
当日の大島輝久師の解説によると
後場は特に天照大神の「神舞」、天鈿女神の「神楽」、手力雄命の「急舞」と
舞尽くしになっていて、それぞれの舞手にとっても大変重い曲であるが
囃子方にとってもその技量が試される難曲ということでした
(大鼓:國川 純師 小鼓:鵜澤洋太郎師 太鼓:観世元伯師 笛:杉 市和師)

個人的なことで恐縮ですが、今回はじめて京都の杉 市和師の笛を拝聴できました
ありがとうございました



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若松 隆師の「三番三」披きの舞台写真(2016年1月11日 梅若能楽学院会館)

2016年01月17日 | 能楽ニュース

本日もスペシャル・バージョンです
大蔵流狂言・山本東次郎家の若松 隆師の「三番三(さんばそう)」披キの
舞台写真を特別にお届けいたします

「三番三」(和泉流では漢字表記が異なり「三番叟」)は能『翁』の中で狂言方が務めるもので
間狂言(あいきょうげん)ですが、お祝いや公演などで単独で舞われることもあります

能楽では初演のことを「披キ(ひらき)」という独特の言葉で表現しますが
単なる初演という以上の意味を持つもので
修行の成果を認められ宗家の許しを得て、初めて舞うことが許された
特定の難曲や大曲についてのみ「披キ」という言葉が用いられます

能『翁』自体がお能の中で特に神聖で特別な曲です

シテ方が演じる「白式尉」(はくしきじょう)という白い面(おもて)をかけた翁の神と
狂言方の舞う「三番三」で「黒式尉」(こくしきじょう)=黒い面をかけた翁の神が登場し、
天下泰平・五穀豊穣を祈念する舞が展開されます
特にこれといったスト―リーはなく、儀式性の高いお舞台です

能楽の仕来たりでは、お正月の月の公演は大概、能『翁』からの開演となっていて
今回アップさせていただいた写真のようにお舞台には注連縄が張られ白い幣が目に清々しく映ります




それでは神田佳明会長からのコメントをどうぞ

「平成28年の年頭を寿ぐ天下泰平、国土安穏を祈る『翁』の舞台が
東京・東中野にある梅若能楽堂で1月11日開演された。

翁のシテは人間国宝の梅若玄祥師。

白い翁に対する黒い翁の三番三は、お披きで演じる大蔵流狂言の若松隆師が
満を持して正月を示す注連縄が張られた舞台に颯爽と登場した。

躍動感に溢れた三番三は直面(ひためん)の揉ノ段(もみのだん)から
黒式尉の面を掛ける鈴ノ段へ、右手には金色の鈴を四方に響かせ、
五穀豊穣の祈念に通じる見事な栄えある舞台を見せた。」


若松 隆師は「縁の下の力持ち」という言葉そのままに
長年にわたり山本家のお舞台を支えて来られた功労者の中のお一人です

「三番三」の披き、おめでとうございます



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2016年1/2(土) 阿佐ヶ谷神明宮の奉納能楽 工藤寛師の能『羽衣』

2016年01月03日 | 能楽ニュース

あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

昨日1/2(土)に東京・阿佐ヶ谷神明宮で行われた奉納能楽を
今年も撮影と会長の神田佳明からメールが届いております

阿佐ヶ谷神明宮で毎年、金剛流の工藤 寛師が
お正月二日に奉納されていて、今回で15回目

昨年も神田会長は、お舞台を撮影させていただいていて
当ブログでもご紹介済みでした

◆昨年の舞台写真はこちらからどうぞ↓
http://blog.goo.ne.jp/rinpoonokai/e/374136bcbede4dea4f64795c6d995f80

今回は特別にご許可いただき、りんぷうの会の有志も
舞台撮影させていただきました

ありがとうございました


以下、神田会長のレポートをどうぞ

神明宮の撮影は朝10時に阿佐ヶ谷に集合、
りんぷうの会の有志が三脚持参に消音ケースをセットして
能楽堂前に整列。

神明宮を行きかう方々が皆さん立ち止り、舞台の開演を待ちわびました。





11時きっかりに白装束の神官三人が
舞台中央に進み清祓の式が始まった。

弓矢をつがへ鬼門に弓を引く所作など
年明けに相応しい儀式を見守った。





続いて金剛流能楽師・工藤 寛師の「羽衣」が始まった。

美しい天人が朱の羽衣を翻し、静かに橋掛りを渡ると、
頭上に戴く天冠が朝日に輝き
「東遊びの数々に その名も月の色人は 参拾伍夜中の空にまた」と
奉納能を目出度く舞い収めた。



あいにく管理人・オガタは今回も拝見できなかったのですが
新年の朝日を受けて輝く工藤先生の「羽衣」の舞姿は
本当にお正月にふさわしく晴れやかで
素晴らしいと思いました

屋外の舞台ならではの強い外光も
ライティングとして魅力的ですね


◆阿佐ヶ谷神明宮のFacebookはこちらからどうぞ↓
https://ja-jp.facebook.com/shinmeiguu

◆金剛流能楽師・工藤 寛師のホームページはこちら↓
http://kudoh-kan.com/


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2016年2月6日(土) 出雲康雅の会のご案内

2015年12月27日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

しばらく更新しないうちに、もう年末ですね
年々時間が経つのが加速度的に早いように思います

遅くなりましたが11月29日(日)にアステールプラザ広島で
行われました「出雲康雅の世界」の舞台写真をアップしました

能『山姥』より 撮影は神田佳明会長です

以前、りんぷうの会の能楽撮影会で舞っていただいた時とは
面も装束も違っていて、だいぶ趣が異なりますが
同じ曲でも、その時々の演出でバリエーションがあるのが
能のお舞台の醍醐味のひとつだと思います

「今日はどんな面なのか」「装束はどんな風か」と
幕が開くまで、期待と想像を色々に膨らませて
見所(けんしょ)で待つのは楽しいものです


さて
タイトルにも明記しましたが毎年2月に
東京・目黒の喜多能楽堂で開催されます「出雲康雅の会」

今回は能『絵馬』で「女体」の小書(こがき)がつくので
後シテの天照大神は女性の姿とのこと
(小書がつかない通常の演出では後シテの天照大神は男神)

春らしく華やかなお舞台が期待できます

…能『絵馬』のストーリーについて…
前場は節分の伊勢神宮が舞台となり白い絵馬と黒い絵馬を
それぞれ持つ老夫婦(実は伊勢神宮の二柱の神の化身)が登場し
のどかに絵馬奉納の神事が展開されます

後場では打って変って天照大神が天鈿女神(あめのうずめのみこと)と
手力雄命(たちからおのみこと)を従えて登場

天岩戸神話が眼前に再現されるという、おめでたくも
派手で明るいお舞台です



後シテ(=主役のこと)の使用面は「小面(こおもて)」でしょうか
個人的には「増女(ぞうおんな)」で拝見したいように思いますが
いずれにせよ、今からとても楽しみです

お狂言が山本東次郎先生(人間国宝)の『箕被(みかずき)』なのも
非常に嬉しいところ

よろしければ是非お運びください



◆「出雲康雅の会」

2016年2月6日(土)
開場13時  開演14時 喜多能楽堂
おはなし 大島輝久
狂言 『箕被』 山本東次郎 山本則孝
能 『絵馬・女体』 出雲康雅
内田成信 大島輝久 佐々木多門 森常好 舘田善博 森常太郎
山本泰太郎 山本則孝 山本凜太郎
地謡 友枝昭世 ほか

正面指定席 10,000円 一階自由席 6,000円 二階自由席 3,000円 学生 2,000円

喜多能楽堂 03-3491-8813 http://kita-noh.com/



《参考情報》
能『絵馬』についてはネット上で検索しましたが
コンパクトに解説がまとまっているページがあまりないようでした

流儀が違って恐縮ですが、夜桜能のホームページに
あらすじが分かりやすく掲載されています↓
http://www.yozakura-noh.com/Pages/ema.aspx

能面については以前にもご紹介したように思いますが
NHKの『美の壷』のバックナンバーの解説が
分かりやすいようです↓
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060901.html


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神田佳明撮影 京都の紅葉写真2015です

2015年12月08日 | 会員写真ギャラリー

広島での出雲先生の公演「出雲康雅の世界」(11/29)の舞台撮影に先立ち
神田先生は京都で紅葉の名所撮影をされたそうです

冒頭写真は11/27(金)撮影
北野天満宮の「御土居(おどい)」で有名な真っ赤なアーチを見せる
鶯橋の川沿いの紅葉を狙ったカット

以下、神田先生のコメントです

写真の様に美しい紅の色が真っ赤に染まり紅葉のトンネルのが続きます。
水面の白く輝く瀬音が静寂を感じさせながら流れています。

そこから永観堂の先にある三重の塔で有名な真如堂
ここも紅葉の並木が朝のまぶしい太陽に
輝き桃色に染まった錦繍の世界が見事に広がっています。





今年は紅葉が遅れ「よくない」と嘆く声を聞きましたが、
真如堂の伽藍の裏にはこれから色づき始める
やさしい木の葉が伽藍の日陰に出番を待っているようでした。






確かに今年は今のところ暖冬で紅葉にもその影響が出ているようですが
今回ご紹介の神田先生撮影のカットのように
いくぶん淡い感じのやさしい紅葉写真も趣があって
魅力的かと思われますが、いかがでしょうか

ご参考まで去年の京都の紅葉写真は
こちらのページに掲載されています↓

◆「神田佳明撮影の京都紅葉写真2014」http://blog.goo.ne.jp/rinpoonokai/e/b9c840b714ceba1a48b32ae8d80d2a4b

よかったら併せてご覧下さい




神田佳明も出展! 明後日から開催です

◆能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

会期:2015年12月10日(木)〜12月16日(水)

開館時間:10:00〜18:00 ※最終日は14:00閉館

会場:ポートレートギャラリー  

〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
日本写真会館 5階
03-3351-3002
http://www.sha-bunkyo.or.jp/

JR四ツ谷駅 徒歩3分
東京メトロ 丸ノ内線 四ツ谷駅 徒歩5分
東京メトロ 南北線 四ツ谷駅 徒歩3分

入場無料


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能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

2015年12月05日 | 写真展のご案内

来る12月10日(木)から能楽写真家協会の創立10周年記念写真展が
四谷ポートレートギャラリーで16日(水)までの会期で開催されます

能楽写真家協会の写真展には毎回、神田佳明会長が出展されていますが
今回の写真展のテーマは「神 鬼 出現」とのこと

神田先生は能『龍虎』と狂言『神鳴』の舞台写真2点を出展致します

冒頭写真が『龍虎』の舞台写真です
シテ(=主役のこと)はシテ方喜多流能楽師の出雲康雅師

タイトルは「豪快な虎」
「岩穴から虎が現れると、空から龍が下りてきて龍虎相打つ争い
勇壮にして豪快な舞台が展開する」

能『龍虎』については流儀が異なって恐縮ですが
下記の銕仙会のホームページの記載が分かりやすいようです
http://www.tessen.org/dictionary/explain/ryouko




こちらは狂言『神鳴』の舞台写真 「神鳴が落ちる」
シテは大蔵流狂言・山本東次郎家の山本則秀師

「雲を踏み外して落ちた雷は色鮮やかな赤頭に神鳴の面をかけ、
腰には羯鼓(かっこ)、ピッカリ、ガラリガラリと舞台を賑わします」

『龍虎』『神鳴』いずれも舞台の最高の瞬間を活写した見応えある作品となっております
お時間がございましたら是非、会場展示の大きな美麗プリントでご覧ください



◆能楽写真家協会創立10周年記念写真展 「神 鬼 出現」

会期:2015年12月10日(木)〜12月16日(水)

開館時間:10:00〜18:00 ※最終日は14:00閉館

会場:ポートレートギャラリー  

〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目7番地
日本写真会館 5階
03-3351-3002
http://www.sha-bunkyo.or.jp/

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11/29(日)「出雲康雅の世界」(広島アステールプラザ能楽堂)のご案内

2015年11月23日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

ご案内が遅くなってしまいましたが
来週の日曜日、広島アステールプラザ能楽堂にて
出雲康雅先生の能楽公演が開催されます

今回の演目は能『山姥』

先日は今野利男さん制作の『山姥』の絵画作品を当ブログでご紹介したばかりでしたが
本日の冒頭画像は2014年3月に、りんぷうの会の能楽写真展で金賞を受賞された
若林雅子さんの『山姥』の舞台写真作品でタイトルは「深き谷、鬼女の怪異現る」です

若林さんの作品も以前、りんぷうの会の能楽撮影会で
出雲先生に舞っていただいた時の舞台写真になります

撮影会ではダイナミックで力強い舞と
いつもながらの出雲先生の朗々とした美声の謡に圧倒されました

来週の公演でも素晴らしいお舞台が期待され、今からとても楽しみです


◆2015年11月29日(日)  「出雲康雅の世界」

午後1時開演(正午開場) 
広島アステールプラザ能楽堂

お話 金子直樹
仕舞 『大江山』 粟谷能夫
   『柏崎 (道行)』  大島政允
狂言 『伊文字』 山本東次郎 山本凜太郎 山本泰太郎
舞囃子『敦盛』  友枝昭世  出雲敏弘 横山幸彦 三王清
能  『山姥』 出雲康雅 大島輝久 宝生欣哉 則久英志 御厨誠吾 山本則孝
    出雲敏弘 横山清明 國川純 梶谷義男

午後4時過ぎ終了予定

●入場料
正面 10000円  脇正面 8000円  中正面 6000円
2階席 2000円(自由席)

http://kita-noh.com/schedule/2085/


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今野利男さん制作の絵画『山姥』が上野の東京都美術館で展示されています

2015年11月18日 | 能楽ニュース

例年、上野の東京都美術館で開催されるJAG(ジャグ)展

今回も、りんぷうの会で活躍されていた今野利男さんが
能『山姥』を主題とした絵画作品を出展されています

以前のりんぷうの会「能楽撮影会」で撮影された題材をテーマに、
橋掛り際で拍子を踏む所作と山また山を巡る山姥の二つの姿を
克明に描いた傑作

モデルは喜多流能楽師の出雲康雅師です

JAG展の会期は11月24日(火)まで
※最終日は午後2時30分で閉会

まだ間に合います
この週末の連休にでも是非ご高覧ください


◆JAG(ジャグ)展
会期:2015年11月17日(火)〜11月24日(火)
   9:30〜17:30(入館は17:00まで)※最終日は14:30まで
会場:東京都美術館(上野)〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
   http://www.tobikan.jp/guide/
主催:NPO法人日本芸術家協会



こちらは作品の前で記念撮影 作者の今野利男さんご本人です
ご覧の通り120号の大作で会場を圧倒する迫力の能画となっています

↓よろしければ今野さんのこれまでの作品もご覧ください
能画『在原寺幻想』(能『井筒』より)
能画『鵺(ぬえ)』


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山口鷺流狂言保存会 定期公演のご案内

2015年11月03日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

以前、当ブログでもご紹介させていただきました
山口鷺流狂言保存会
の定期公演が
今週末の土曜日、11/7に山口県教育会館ホールで開催されます


◆平成27年 山口鷺流狂言保存会の定期公演
日時:11/7(土) 13:30開場 14:00開演
会場:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
曲名:『墨塗り』『しびり』『舎弟』『鬼瓦』『千鳥』 
入場無料 先着500名


鷺流というのは狂言の流儀の一つで
残念ながら明治維新前後の大動乱、時代の大変革期に
急激に衰退し、プロの流儀としては滅亡してしまったのですが
今でも山口県と新潟県の佐渡、佐賀県の高志(たかし)で
奇跡的に伝承され残っております

山口鷺流狂言保存会は山口県指定無形文化財となっており
昨年は保存会結成60周年の記念の節目を迎えたということで
60周年記念公演が大々的に開催され
今年の2月にはアメリカケンタッキー州センター大学
(ノートン芸術センター)で初の海外公演も行ったそうです

今回の定期公演では本公演に先立って午前10時から
そのアメリカ公演の報告会も予定されているとのこと


◆山口鷺流狂言保存会 アメリカ公演報告会
日時:11/7(土)10:00開演
会場:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
内容:「海を渡った鷺流狂言〜アメリカ公演について〜」
報告者:樹下明紀氏(保存会会長) 稲田秀雄氏(顧問) 米本文明師(技術保持者)
入場無料 先着120名


アメリカ公演は厳寒の2月で現地では50年ぶりの大寒波で
早朝の気温はマイナス20℃にもなったそうですが
学生対象の着付け体験のあるワークショップも
本公演も非常に盛況で大成功だったとか

アメリカ公演の中心となって活躍された米本文明師
公演に同行された樹下明紀会長から
ホットな公演秘話・エピソードなどが伺えるのではないかと
今からとても楽しみです

お近くの方、あるいは週末に山口市観光を予定されている方は
お時間がございましたら是非お運びください


冒頭写真は昨年の60周年記念公演の舞台写真です
狂言『末広がり』より 
シテ(果報者):米本文明師 太郎冠者(アド):米本太郎師
撮影:寺田良子


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古谷久夫さんの白鷺写真作品集その2

2015年10月29日 | 会員写真ギャラリー

大変お待たせ致しました
古谷久夫さんの白鷺写真特集の第二弾をお届けします

第一弾の作品も名作揃いでしたが
第二弾も更に見応えのある作品を厳選してアップ致しました

冒頭写真、こちらは若い白鷺なのでしょうか
まるで産毛のような羽毛が半逆光の中、繊細な印象を残している作品

背景の川面の水しぶきもきれいですね

触ることはできないと分かりつつ、
思わずこの羽毛に触れてみたいと感じてしまいます



こちらはまた1枚目とは対照的なカット
何だか同じ鳥とは思えないほど趣が異なっています

澄んだ水鏡に映るのは白鷺なのか
それとも白鷺以上の何か別のものなのか

白鷺が見つめているのは
もしかしたら水底の別の世界か

様々なイメージが広がるようです



3枚目は躍動感あふれる写実的な作品
「名ハンター登場!」とでもタイトルを付けたくなります

飛び跳ねる魚もいいですが
白鷺の翼もいいですね

第一弾でご紹介させていただいた2羽の白鷺が
戯れているカットと並んで個人的には大好きな作品です

この作品を拝見すると先の水鏡の白鷺も
もしかして単に水中を泳ぐ獲物の魚を狙っていただけなのかもと思えてしまいます
(真相は果たしていかに??)



今回2度に分けて古谷久夫さんの白鷺写真作品を掲載させていただきましたが
最後のカットは「オオトリはこれしかない!」と当初から決めていた作品です

落花の中に静かに佇む白鷺が一羽

哲学者のように沈思黙考しているようにも見えますし
行く春の哀惜のようなものも画面から感じ取ることができるように思います

「諸行無常」
「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」





こちらはスペシャル・カット
特別に古谷さん撮影の能楽写真をご紹介させていただきます

能『楊貴妃』(シテ方喜多流能楽師 出雲康雅師)の舞台写真です

前回掲載の白鷺写真をご覧いただいた読者の方から
「これだけ見事な白鷺写真を撮影される古谷さんが
どんな能楽写真を撮っておられるのか是非、拝見したい」という熱いご要望を
頂戴しましたので、初公開のとっておき作品をお届けします

能楽写真とネイチャーフォトなので、まったくジャンルは異なりますが、
どちらも、やはり古谷さん独自の絵として成立していて
たぶん初めてご覧になる方も違和感を感じることはないのでは〜と思います

一言すれば、上品で奥ゆかしくて繊細な作品世界だと管理人は考えております

第二弾のブログ記事作成のため編集作業を行っていて
古谷さんの白鷺写真を改めて拝見して
本当に心洗われるような感じでした

以上、2回にわたりお送りした古谷久夫さんの白鷺写真作品の巻、
いかがでしたでしょうか

これにて完結です



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古谷久夫さんの白鷺写真作品集その1

2015年10月17日 | 会員写真ギャラリー

10月も半ばを過ぎ、いよいよ秋が深まって参りました
皆様お変わりないでしょうか

大変お待たせいたしましたが古谷久夫さん撮影の白鷺写真を
アップさせていただきました 

冒頭写真、眼光鋭く、一見すると白鷺ではないように見えて
意外性があります

これまでにも古谷さんからは美しい白鳥の写真桜の写真などお送りいただき、
白鷺の写真も以前、1枚だけでしたが当ブログで掲載させていただいており
どの作品もすべてクオリティーが高く素晴らしかったのですが
今回の白鷺写真も本当に素敵な作品ばかりで管理人イチオシです



古谷さんは今年の夏に神奈川県大和市で「白鷺-引地川にて-」と題して写真展を開催され
「ある日、一本の木に沢山の白鷺たちが飛来し、仲間と川で魚をとったり、ダンスをしたり、
喧嘩をしたりしながら過ごし、春になって桜が散るのを見送りながら、どこかへ去っていく」

というストーリーで白鷺の写真を絵本風に展示されたそうです

今回アップさせていただいたのは、その一部となります



この2羽は、ふざけているのか、はたまた喧嘩しているのか
いずれにせよ、何だか見ていて心温まる楽しい作品です

白鷺って、こんなに表情豊かな姿を見せる鳥なのかと感心しました

引地川の白鷺のユーモラスな日常風景が見事に活写されていますね




こちらはまた打って変わって静かな迫力に満ちたカット
白鷺の羽の白から淡いグレー、濃色のグレーに変わるグレデーションが印象的です

胸元の濡れた羽の質感と下側の細かい羽の精緻な描写が
日の光を受けて好対照になっているのも秀逸かと思います

この写真も従来の白鷺のイメージをいい意味で裏切るインパクトのある作品ですね



この写真を拝見して、白鷺という鳥の美しさを再認識しました

白鳥や鶴がきれいなのは、ある意味、当然として
白鷺もこんなにも美しい鳥なのかと思いました

広げられた白い翼と水面に映る影の織りなす自然の造形美に目を奪われる作品です

おそらく古谷さんの白鷺に対する憧憬や尊崇の思いが
写真に強く投影されているので
よくあるネイチャーフォトとは一線を画す、
深い味わいのある作品に仕上がっているのではないかと思われます

しかも作品が叙情的でありながらセンチメンタルではない、
冷静な撮影者の眼差しも同時に感じられるところが古谷さんらしいと
勝手な感想ながら管理人はいつも感心しております


古谷久夫さんの白鷺写真、いかがでしたでしょうか

次回は第二弾をアップ予定です
お楽しみにどうぞ〜



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出雲康雅先生の『海人』の舞台写真をもう1枚アップしました

2015年10月05日 | 能楽ニュース

続編記事を早くアップせねば〜と思っているうちに
はや10月になってしまいました

皆様いかがお過ごしでしょうか

冒頭写真は先月の能楽舞台撮影会の能『海人』より
撮影は神田佳明会長 シテは喜多流能楽師の出雲康雅師です

能『海人』というのは現代人の感覚からすると、ちょっと不思議なお話で
要は我が子の立身出世のため母親が、はかなくも落命するというのが大筋なんですが
決して可哀想なお話ではなく、シテ(=主役)の母親は
成長して自らの悲願通り大臣の地位を得た我が子と再会し(と言っても母親は既にこの世のものではなく
亡霊になっちゃっています)法華経の功徳で成仏できると喜ぶんですね

撮影会当日、三浦裕子先生(武蔵野大学能楽資料センター長・特任教授)の解説を伺って、なるほどと思いました
この曲は讃岐国の志度の浦にある志度寺の縁起物という宗教的な側面を持ち
後場(=お能の舞台の後半部分)で母親が法華経の功徳を讃えて舞う早舞は
宗教的な法悦の舞でもあるそうです

三浦先生の解説で初めて知ったことですが、
昔の仏教思想では女性はそのままでは成仏できないと考えられていたとか

仏陀=お釈迦様が生きた当時のインドでは、ひどい男尊女卑だったようで
それを反映して、女性は輪廻転生の中で男性か竜に生まれ変わらない限り成仏できないと
されていて、『海人』でも後シテは龍女となって舞台に再登場するわけです

三浦先生の解説を伺うまで、元々、母親は海人=海女さんだったから
海にゆかりがないとも言えない(?)龍に後シテで変化(へんげ)するのかなと誤解していました

なるほど、そういった背景を踏まえた上で冒頭写真を再度、拝見すると
出雲先生の舞の迫力や迫真性の所以が分かるように思います

自らの究極の自己犠牲=落命の結果、我が子は位、人臣を極め
自身は卑しい海人で、しかも通常であれば成仏できない女性の身で
龍に生まれ変わって成仏まで出来る
こんなに喜ばしいことはないですよね

…しかし、女性は先天的にダメな存在で男か龍に生まれ変わって
はじめて成仏するって、ずいぶんな話ではあります


来月11月22日(日)に武蔵野大学の千代田サテライト教室にて
三浦裕子先生が櫻間金記師(金春流)と対談をされます
定員30名と少ない募集枠のようですが
ご案内させていただきます

◆能楽おもしろ対談
― シテ方金春流能楽師・櫻間金記氏をお迎えして ―

開催日:11月22日(日)
時間:15:00〜17:00
会場:武蔵野大学 千代田サテライト教室(東京都千代田区四番町11番地)
受講料:3,500円
定員:30名
講師:三浦裕子(武蔵野大学能楽資料センター長・特任教授)
主催:武蔵野大学 社会連携センター
問合せ先:社会連携センター学術事業事務室 TEL:042-468-3222



さて
今後の当ブログの掲載予定ですが、先日の能楽撮影会で古谷久夫さんから
とても素敵な白鷺の写真作品をお預かりしましたので
近日中にアップさせて頂く予定です

また、以前ご紹介させていただいた山口鷺流狂言保存会の11月7日(土)の公演情報
(山口県教育会館、14時開演)も届いております
詳細につきましては後日ご案内致しますので
もう少々お待ち下さい


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9/9(水)の能楽撮影会の『海人』の舞台写真

2015年09月28日 | 能楽舞台撮影会のご案内

大変お待たせいたしました
先日9/9の能楽撮影会(会場:横浜能楽堂)の舞台写真をアップさせていただきます

能『海人(あま)』より
シテ:出雲康雅師(喜多流) 撮影:神田佳明

9/9(水)というと台風の影響で大雨だった日ですが
悪天候にも関わらず申込者全員出席でした

神田先生からは
「二年振りの撮影会、あの台風なので
欠席が出ると思いましたが全員の揃い踏み。
こちらも感激しましたが、みなさんのシャッター音が
能楽堂に響くのは嬉しいことでした。」
というコメントが届いております

さて
ここで能『海人』について、ちょこっと解説〜と思いましたが
長くなるので次回に譲ります(←すみません

冒頭写真の簡単な説明としては
シテ(=主役)は龍女で前回の記事に掲載した「龍載(りゅうたい)」=龍の作り物を
頭上にいただいております

手にしているのは文=手紙の類いではなく
お経となります

このカットは『海人』の一番の撮りどころで
お能が好きな方であれば、すぐに『海人』の舞台写真と分かるはずの定番写真です

しかも『海人』の舞台写真として完璧なカットだと思います

青白く憂いを帯びた能面「泥眼(でいがん)」の表情が
いかにもこの世のものならぬ龍女そのものという感じで
まさにイメージ通りでした

経巻を持つ手元が華奢で女性の手にしか見えないところもいいですよね

いささかミーハーな物言いで恐縮ですが
撮影しながら「出雲先生、最高〜」と心の中で何度も
つぶやいておりました

参加者全員を代表して、出雲先生、神田先生、
当日、能楽解説をしていただいた三浦裕子先生、
能楽写真クラブAZの代表幹事のあずまさん、その他、関係者の方々に
深く感謝申し上げます

本当にありがとうございました



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