「りんぷうの会」 公式ブログ

会長:神田佳明(能楽写真家)
能楽撮影教室・能楽舞台撮影会は現在、休止中です

神田佳明撮影の祇園祭の宵宵山写真です

2015年07月19日 | 会員写真ギャラリー

予想通り本日、関東地方に梅雨明け宣言が出ました。
いよいよ夏本番です。
これから10月くらいまで暑さの厳しい日々が続くのでしょうか。
皆様、体調管理には十分ご注意ください。

さて。
神田佳明会長より京都祇園祭の宵宵山の写真が届きましたので
アップさせていただきます。

神田先生は台風来襲の京都祗園祭の「宵宵山」へ15日行って来られたそうです。
「宵山」は16日なのですが、その前日15日は「宵宵山」と呼ばれ「宵山」の前夜祭。
以下、神田先生からの祇園祭レポートです。

昼間も人出が多く鉾が立ち並ぶ室町通り界隈は
雨天対策のビニールに覆われた鉾が林立。

霰天神山(あられてんじんやま)の細い路地を入った「会所飾り」では
本物の舞妓さんが「粽(ちまき)どうどすえー」と呼びかけが。





綾小路通りでは組上がった「綾傘鉾」を撮影。(冒頭画像参照。)

傘周囲を飾るたらし布には蓮の花を持った天女が舞い遊び
傘の中からは黒骨を透かし「綾」の文字が写真の様に朱色のスクリーンに映りだされ、
疫病を追い出す伝統のからくりデザインが道行く人々の目を奪っていた。


↑綾傘鉾の外側のカット。日差しが強く肝心の天女の文様がはっきりしなくて少し残念。


西の空が赤い夕景に染まり、提灯に灯が入ると
コンコン チキチン コンチキチン と四条通りにそびえたつ
長刀鉾から祇園囃子が聞こえ、豪華絢爛の祇園祭が始まった。



台風の直撃が心配で
16日の昼に京都を離れてしまったので鉾巡幸が心残りだった。

↓こちらの京行燈は許可を得て撮影。





申し遅れましたが、神田先生は京都・宇治市出身。
長く東京でカメラマンとして活躍されていますが
やはり地元なので当然ながら京都通です。

祇園祭のベスト撮影ポイントもご存知のようで
羨ましい限りです。
(初めて行くお祭や観光イベントでは、なかなか事情が分からず
いい撮影場所を確保するのは結構大変なんです

ちなみに管理人のお気に入りカットは
霰天神山(あられてんじんやま)の舞妓さんのカット。
厄除けの粽(ちまき)、ぜひ欲しいと思いました。



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7/23(木)開講!武蔵野大学能楽資料センター公開講座のお知らせ

2015年07月06日 | 能楽公演・能楽関連イベントのご案内

雨の日が続いております
皆様いかがお過ごしでしょうか


本日は7/23(木)からスタートの武蔵野大学能楽資料センター
公開講座のお知らせです

武蔵野大学の能楽資料センターでは
能楽ファン必見・必聴のユニークな公開講座を定期的に
開講していて、今回もなかなか見過ごせない充実の内容のようです

題して「けものイロイロ―― 能・狂言に見る鳥獣・霊獣」
   

タイトルからして非常に魅力的ですし
冒頭画像は案内ポスターですがデザインが秀逸で目を引きますね

10月に予定の第4回・第5回講座では
スペシャルゲストに観世喜正師野村萬斎師もご登壇とのこと

今からとても楽しみです


◆平成27年度公開講座 けものイロイロ―― 能・狂言に見る鳥獣・霊獣

会場 : 武蔵野大学 武蔵野キャンパス(〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20)
    6号館 雪頂講堂    
時間 : 14:40~16:10(開場 : 13:40)

第1回 「能・狂言の動物誌」
日程 : 平成27年7月23日(木)
講師 : 三浦 裕子(武蔵野大学文学部教授・能楽資料センター長)

第2回 「能はどのように動物を描いているか」
日程 : 平成27年7月30日(木)
講師 : 高桑 いづみ(東京文化財研究所無形文化遺産部室長)

第3回 「龍と蛇 ―― 仏教からの贈り物」
日程 : 平成27年10月6日(火)
講師 : 観世 喜正(シテ方観世流能楽師)
     石上 和敬(武蔵野大学法学部教授・仏教文化研究所研究員)
    
第4回 「猿に始まり狐に終わる」
日程 : 平成27年10月8日(木)
講師 : 野村 萬斎(狂言師)
     羽田 昶(武蔵野大学客員教授・能楽資料センター研究員)


お問い合わせ
武蔵野大学 能楽資料センター(月~木)/TEL:042-468-9742

http://www.musashino-u.ac.jp/learning/extension_lecture04.html

※事前お申し込み不要・聴講無料です。
※満員の際はご入場できない場合があります。ご了承ください。
※お車でのご来場はご遠慮ください。



初回の7/23(木)の講座「能・狂言の動物誌」は
りんぷうの会でも能楽解説でいつもお世話になっている三浦裕子先生が
担当されます

皆様にご案内するのがすっかり遅くなりましたが(←申し訳ありません
三浦先生は武蔵野大学の能楽資料センターのセンター長として現在ご活躍中です

先日、お目にかかった際には
上野の東京国立博物館で開催されていた「鳥獣戯画展」を
三浦先生はしっかり、じっくりご覧になったと伺いました

もしかすると今回の公開講座でも関連して鳥獣戯画のお話が出るかもしれませんね

個人的な要望ですが平日開催で日程の都合がつかない人のために
ネットで動画配信とか何か後からでも見られるように
していただけたら非常に嬉しいところです

それとこういった公開講座の内容に合わせて
実際の能楽舞台鑑賞とかセットで楽しめたら
本当に言うことなしと思います

勝手な要望で恐縮ですが
可能でしたら是非ご検討のほどをよろしくお願い致します



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