ジェレミーの最後の住まい（現在の写真です）

先月、念願のイギリスに9年ぶりに行ってきましたー＼(^O^)／
ロンドンに6泊しか出来ないし、大英博物館のお仕事メインだったのですが、それでももちろんクラパムコモンには行きましたよー！！
やはり、ロンドンに来たら、ここは私にとっての聖地巡礼。行かなくてはならない場所です。









青い空と白い雲。そして緑溢れるClapham Commonの前にジェレミーが住んでいたフラットはあります。
左右対になる美しいフラットの、右側の建物です。








建物の左最上階のフラットがジェレミーの住まいでした。







ジェレミーが、この尖塔というか煙突のような部分に上っている写真がありますよね。









堂々とした建ち方に、建築美を感じますね。









何度見ても美しい、そしてイギリスらしい建築に、ほっと安心したような気持ちになります。











ジェレミーは、このフラットを見上げながら、出入りしていたんでしょうね。
青い丸いプレートは、ブループラークと言って、住んでいた有名人を讃えてあります。









何度も言いますが、そろそろこのフラットには、ジェレミーブレットが住んでいたブループラークを取り付けても良い頃では・・・？
それにしても、100年は建っているこちらのフラット。
イギリスでは、こうした古い建物に住むのは普通のことです。私が住んでいた学生寮も建造はジョージアンの頃でした。









出入口がこちらしかなかったので、おそらくこちらの玄関からジェレミーも出入りしていたのでしょうか。
荷物を抱えながら、軽快にドアを開けるジェレミーが想像できます(*^_^*)









裏に回り込んでみます。フラットの後ろ側にもたっぷりと庭があり、芝生と木々に癒やされます。
前面には、クラパムコモンの広大な公園が、後ろにもこうして緑が見え、ロンドンに居ながら地方のような自然に囲まれるフラット。
故郷のバークスウェルを思い出し、仕事の緊張を癒やしてくれたと思います。

バス停も見え、ロンドン市内からのアクセスも良いです。
ジェレミーも乗ったのかな？
（このバス停が、ジェレミーが住んで居た頃からあったのか確かではないのですが、9年前には既にありました）










さて、フラットのあとは、もちろん前のクラパムコモンへ。
なんて気持ち良い並木道。
ジェレミーもこの並木道を何度も通って、散歩をしたんでしょうね♪









これがロンドン市内なんですよ！









テムズ側の北側なら、公園にももっと観光客がいて、騒々しいところもありますが・・・









この静けさ！！
ジェレミーはテムズ川の北側に住んでいた事が多いですが、最後に南側を選んだのは、この落ち着きが気に入ったのかな、と来る度に思います。









そうして歩いているうちに、「！！？？」
あれ、前に来た時には、こちらの椅子はなかったような！！









近寄ってみたら、ジェレミーのファンからの寄贈でした！！！









「このベンチと近くの木は、伝説的な俳優、ジェレミー・ブレット(1933年〜1995年）に敬意を表するものです。
彼の愛、笑い声、そして大いなる勇気は、困難を前にした私たちみんなを激励してくれる」

・・・・なんてジェレミーを褒め称えるに、素晴らしい表現・・・！！
短いながらも、ジェレミーその人を思い起こさせて、ジェレミーの深い愛情と仕事に対する強い精神力を賛美せずにはいられません。
ちょうど20年前にもここにまた佇んで、ジェレミーを想っていました。
それからの年月を振り返り、何度もジェレミーに励まされてきたことを思い出していました・・・・
ジェレミーと歩んだ日々が走馬灯のように流れて・・・・優しい涙がこぼれます・・・

ジェレミーのファンは、皆さん本当に優しい心の持ち主ですよね。
素晴らしいメッセージとベンチの寄贈を有難うございます。
ここを訪れる全ての人が、ジェレミーの愛に思いを馳せ、彼を偲び、賛美して欲しい。
ここにこのように彼を愛した人々と心を通わせるメモリアルがあることに、心から感謝します。寄贈した方、有難うございます・・・涙・・・









寄贈されたベンチの前には、小さめの木が。
ジェレミーが亡くなった後に植樹された木には、特にプレートなど付いてなかったように思うのですが、多分こちらの木だったと思います。
9年前にはひょろっとした細い小さな木でしたが、太く大きくなりました。
この木は、クラパムコモンを訪れる人を静かに見つめてるんですね。
いつか、もっと大きくなったこの木の下で座って、ジェレミーを想うことが出来ますように。









ジェレミーの家からクラパムコモンを真っ直ぐ歩くと、こちらの東屋に辿り着きます。
ジェレミーのお家を探される方は、これが目印になります。
そして、寄贈されたベンチも、このすぐ近くにあります。









さて、クラパム訪問は以上です。

ここを最初に訪れてから、何度目の訪問になるでしょう。
最初に訪れた時は、まだ大学生の時で、ジェレミーファンのお友達と雨の中、ジェレミーの家を探し回りました。
その時は見つからず、ジェレミーが通っていた「Tea Time」というカフェで（現在は閉店）、ジェレミーを知る店員さんから直接話を聞くことが出来ました。
それからジェレミーの自宅が分かり、一人で訪れたり、このブログで知り合った方と一緒に訪れて感動を分かち合ったり・・・。

今回は6歳と13歳の子供を連れて、この地に立ちました。
ジェレミーの同人誌で知り合った旦那とロンドンに住んだり、大英博物館の仕事で来たり、
これからもまたジェレミーに導かれて、どんな人生を歩むのか楽しみです。

また、近いうちに、この地を訪れることが出来ますように。




りえ