ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る
グラナダ(NHK)版ホームズの鑑賞日記とホームズ役ジェレミー・ブレットに関する情報を発信していきます
 



今日も、本「Dancing in the Moonlight」のご紹介です。
今回は、24ページを中心にご紹介します♪


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ホームズというキャラクターで、自分だけが出来る何かがあると確信できたので、ジェレミーはグラナダスタジオがあるマンチェスターに赴いた。振り返ってみると、ジェレミーはホームズ役にうってつけだった。しかし、彼がシリーズに参加したのは、40代のハンサムな頃で、マイケル・コックスが言ったようにハリウッド黄金時代の二枚目俳優の典型的な魅力とスタイルを兼ね備えていた。ジェレミーは、ホームズの映像化に際し、二つの重要な要素を持っていた。一つは、エキセントリックでエッジの効いた演技が魅力的なこと。二つ目にホームズにぴったりな中性的な魅力を持っていたこと。男性は、胸に抱いた不確かな感情にかき乱されながら、ジェレミーのホームズに魅了されるだろう。女性は、もっと簡単で、ジェレミーを賞賛し、切望するのだ。

ホームズシリーズが出版されて、今や100年以上が経ち、キャラクター達は今後も舞台に映画、パロディーと活躍をつづけるだろう。そして、未解決の事件を終結されるかもしれない。捜査より真犯人より視聴者の興味が向かう先は、彼自身だ。「最後の事件」で、読者は「僕が知る、最も知性に溢れ最高の男性だった。」とワトソンが書いたことに嘆き、「空き家の冒険」で復活をとげたホームズに微笑む。読者は、ただの想像上の人物を超えた存在として、ホームズをとらえている。ホームズは、男性にも女性にも人気がある。おそらくジェレミーが言っていた、こういうことなのだろう。「女性は、ホームズを所有したいんだ。一方、男性は、ホームズになりたがる。」これはある意味、的を得ているが、正確ではない。私の意見だが、男性読者はホームズを同一視するだけでなく、愛情に似た精神的な繋がりを感じている。ジェレミーは、ホームズという個性溢れるキャラクターを演じきれる魅力が持っており、男女両方の視聴者から支持を得て愛された。

ジェレミーは、この挑戦的な役を演じることにした。ジェレミーは、ジョン・ラスボーンやレイモンド・マッシー、ロバート・スティーブンスにチャールトン・ヘストンのような有名なホームズ役者の後に続いた。他のホームズ役者と違ったことは、シャーロック・ホームズ自身の謎を解明したことだ。演技の中で、全ては明らかにしないのだが、その謎を解明するヒントを残していった。では、謎とはなんだ?もちろん、ホームズ自身についてだ。多くの役者は、脚本に書かれた台詞をその通りに単に演じただけだったが、少数ではあるがその謎を明らかにしようと掘り下げた俳優もいる。ジェレミーは、ドイルがホームズを生み出す際、エキセントリックで独特な性格になっていく動機や理由といった、役作りの周辺部分をも敏感に感じ取っていた。女性嫌い、コカインへの依存、人間嫌い…といったドイルが付け加えた変わっているが興味深い性格が形成されていった。

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今回、概略が手こずりました・・
単に、事実だけを訳していけば良いというのは、辞書引けば良いだけで簡単なんですが、もう○○論ってなると、精神世界で、どうやって日本語に直そうかともう必死です・・。
仕事で翻訳をしている方に聞いたことがあるのですが、英語も大事だけど、日本語を沢山知っておくことが大事だと。
日本語に変換するときに、いくつかある意味の中からすぐにベストなものを見つけられること、これが重要だそうです。
まぁ、私には出来ないことなので、すんごい時間かかっちゃうし、間違えてるところも多いと思うのですが(でも、一生懸命はやってるつもりなんですが!)。
そういうわけで、今回のところは、ふわっと読んで頂けると嬉しいです(笑)

今回、ジェレミーにホームズが決まってホームズ論、ってとこですね。
ちょっと補足したいな、と思うのですが、
ジェレミーのホームズが女性はもちろん、男性にもほぼ恋愛感情に近い目で見られている、というようなことを書いてあったと思うんですね。
男性はジェレミーを見て、この感情なんだ?というような胸を乱される思いに駆られる的なことを。
女性はわかりますよ、そりゃ。みんなジェレミーに恋しちゃうでしょう。
でも、男性から見ても、恋愛感情に近い形で、ジェレミーがセクシーだと思えるんですね。
それともそう感じてるのは、この本の作者様だけ?
私は男性としてジェレミーを見れないので、わからないのですが・・。
いや、それにしても魅惑的なジェレミー・ホームズです!

まぁ、ジェレミーホームズ、とにかくべた褒めって感じです。
最後も、ジェレミーならでは、ホームズの性格を掘り下げられた。作者の意図することを感じるのが聡い、みたいに賛美でした。
ちなみにこの本の作者は、有名なホームズファンというか作家さんなので、ホームズファンから見てもジェレミーがベストホームズという感じなのでしょう。
嬉しい限りです♪

ええと、こちらで注意なのですが、私は本をご紹介していってるのですが、全訳は目指してないです。
あくまでも概略として抜かし抜かしご紹介してます。
著者様へのリスペクトとして、日本語版が出たらすぐ削除する、本の引用箇所をわかりやすく表示する、全文は訳さない、をモットーにしています。
本当は日本語版が出れば良いのですがそれが叶わず・・・・
そんな状態で、皆様にジェレミーをちょっとでもご紹介したくて、こういう方法でお伝えしています。
よろしくご理解頂けたらと思います♪


ようやく、娘が入園しました。
まだ、慣らし保育なので2時間程度で帰ってきますが、午後まで預けれたら、「Mr.ホームズ」見に行きたい(笑)
どなたかご覧になりましたか?ぜひ感想を~。

そういえば、ツイッターで、「ジェレミー」で検索いれたら、以前コメント欄でお話ししていた、Yuseumさんを見つけました!
早速お友達になって頂いて、グラナダホームズの情報ゲットしてきました☆
ディアゴスティーニから出ていたホームズのDVD付き本、休刊したらしいです。
こうして色々ホームズ情報も流れてくるので、ツイッターして良かったな、と思ったり♪
私はあんまりつぶやきませんけど、お暇なときにでもまたみてやってく下さい。


次の更新情報はこちらで出しますね-。
ではでは。

りえ


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